ツールドニッポン2002準備編
〜準備日記 INDEX〜
(日付をクリックすると該当部まで飛びます)
はじめに・・・ | エントリーのきっかけ |
1月19日 | マップホルダーとICOの取り付け検討 |
1月26日 | 取り付けステーの採寸 |
1月27日 | 取り付けステー製作 |
2月16日 | ステー振動対策、センサー配線、LED照明取り付け |
2月17日 | リアタイヤ交換 |
3月16日 | マップホルダー着脱可能化、HI/LO同時点灯SW取付け |
3月17日 | フロントホイールベアリング交換 |
3月23日 | フロントタイヤ交換 |
3月24日 | フロントタイヤ交換リベンジ |
3月30日 | 相模川河川敷にて、練習走行 |
3月31日 | アンダーガード、高効率バルブ、防弾フィルム取付け |
4月6日 | バカミー走行会、公式通知到着 |
4月14日 | タイヤ交換、最終整備 |
4月21日 | シッピング |
4月23日 | 装備品発送 |
2001年春、ロシアンラリーが終わり、次はどうしようか?
と考えていた頃、ちょっと変わったイベントに出会った。
ツールドニッポンと名づけられたそれは、北海道の宗谷岬から、
鹿児島県の佐多岬までの3500kmを、7日間かけて走るという。
その頃の僕は、すっかり外国かぶれしており、
「いまさら日本なんて」とすら思っていた。
けれど、不思議な事に、エントリー締め切りが近づくにつれ、
どうしても出たくなり、気が付いたときには、
エントリー用紙に、名前を書き込んでいる自分がいた。
§
かつて、6年の歳月をかけて、実現させた日本一周(ダイジェスト版とでも言うべきか)。
その、記憶の断片を紡ぐように、また、きっと出会うであろう新たな発見に
心躍らせながら、激動の7日間を駆け抜けたいと切に思う。
僕は、ツールドニッポンをスケールの大きな旅と捕らえているが、
クロスカントリーラリーであるという一面も忘れてはいない。
ラリーは、メンタルなスポーツだと思う。
いくら、技術があっても、それを過信したり、自制心を失って周りに
流されたりしているようでは、完走は望めない。
§
はたして、残雪の北海道から、桜散る九州まで
走りきることが出来ることができるのだろうか?
でも、走り切ることが出来たなら、
何か、かけがえのないものを、得ることが出来る気がする・・・
§
ガストンライエミーティングで(正確には、行く途中で)壊れたGSが
2ヶ月半ぶりに帰って来た。ようやく、TDNの準備が始められる!
懸案事項は、やはりマップホルダーの取付でしょうね。
レギュレーションで、ハンドルのブリッジ部に取り付け不可
となるらしいので、ステーを製作予定。
とりあえずは、F650GSのハンドル取り付けボルトを手に入れてしまった。
このボルトは、六角ボルトの頭にM5のネジが切ってあるもので、
ステーの台座には、もってこいの形状なのです。
ここに、アルミ板折り曲げ式のマップホルダー&ICOの
取り付けステーをネジ止めします。
あとは、発光ダイオードで、照明を製作する予定。
車用のLEDウェッジランプ(その名の通りウェッジランプ型のLED、抵抗入り)
を入手したので、スピードメーター球の配線を持ってくれば、
照明は簡単に完成するはず。
ICOのリモコンも、もう少し操作しやすい位置にする予定。
§
某所(なんてことはない会社の工場内)にて、作業開始。
今日の課題は、マップホルダー&ICOのリモコン取り付けのための
ステーの採寸と材料の買出し。
ドイトにて、アルミ板3t、2t、ボルト等を購入。
明日は、材料の切断、孔明け、曲げを予定。
§
朝からの雨も昼には上がり、快晴となったので、昨日の続きで会社へ向かいます。
3mm厚のアルミ板を電気金のこで切り出し、ボール盤で孔明け後、ベンダーで曲げ加工。
マップホルダーの取り付けステー完成。
続いて、2mmのアルミ板を、シャーリング(2mmまでならシャーリング出来るのです)で
切断し、孔明け後、曲げ加工。
ICO取り付けステー完成。これは、マップホルダーの構造部材を利用するもの。
さらに、マップホルダー(ストレート製、手巻き)の巻き取りノブを、ワンサイズ大き目の
ノブ(M8用ノブスター)に交換、ゴムチューブで駆動軸を延長。
手をハンドルから離さなくても、マップが巻けるようになりました。
手巻き(改)完成。
本当は、電動の絵巻がいいんだけれど、高くて買えません・・・。
ICOのリモコンは、長尺のステーを曲げて、無理やりネジ止め。
これは、苦労した割に、剛性感がまるでなく、再検討の必要あり。
これらの部品を、使って、マップホルダーとICOをバイクに取り付け。
センサー等の配線は未接続。とりあえずは形になったのでした。
こうやって書くと簡単そうですが、これで約5〜6時間を要しています。
全てが終了した頃、辺りはすっかり暗くなっていました。
でも、こうやって、あれこれ準備している時間が、楽しいんですよね。
今日の成果は、下記写真にて。(クリックすると大きく表示されます)
マップホルダーの延長ゴムチューブが異様です。
次回は、電装系(センサーの配線、照明の製作)の予定です。
§
今日のメインテーマは、ICO、サイクルメーター、LED照明の配線でしたが、
前回製作したマップホルダーのステーに、エンジン振動との共振点(1500rpm)が
見付かったため、剛性アップのための筋交いを追加します。
ステーは、ハンドル取り付け部に、片持ち梁状態で固定されており、
マップホルダーとICOの重さを支えていますので、ここに振動が加わると、
アルミ素材のバネ性による共振が生じ、最悪の場合、疲労破壊してしまいます。
ステーは、2箇所の折り曲げ部を有する構造となっているため、ここに筋交いを
追加し、トラスのような構造とすることで、剛性は格段に高まるはずです。
結果は、期待通り。グラグラ感がなくなり、かっちりしました。
今のところ、共振も認められないようです。
続いて、センサーの配線関係に取り掛かります。
ICOの配線は勝手知ったるもので、去年あれだけ苦労したのが嘘のようです。
キャッツアイのサイクルメーターのセンサー部も、ICOと同様に、シリコンで埋めて、
ホースバンドで固定。磁石は、ICOとキャッツアイで共用。
リード線は、ブレーキラインに沿って、タイラップで固定。
さらに、作業は続き、LED照明の製作、配線。
電源は、車体のスピードメーター球の配線から二股として、確保。
LEDは、リード線を半田付けし、200Ωの抵抗と共に、エポキシに埋め込んで、固定。
(ウェッジバルブ型だと使いにくいので、結局ばらしてしまいました。)
これを、2個製作し、リード線にギボシ端子をつけて、直列につなぐ。
1つは、ICOのステーに、タイラップで固定し、
もう1つはマップホルダーのバックライトとして使用。
これで、艤装関連はひとまず終了です。
今日の成果は、下の写真にて。(クリックすると大きくなったりします)
§
今日は、普段お世話になっているコクボモータースさんにて、
タイヤ交換のレクチャーを受けるため、事前にGT商会で買ってきた
ミシュランT63(リア)を持って、お店に向かいました。
忙しい中、時間を割いて頂いたK藤メカに感謝します!
普段はチューブレスのコンチネンタルTKC80を履いているため、
チューブタイヤは、初めてです。
でも、TDNでは、最低1回のタイヤ交換が必要で、
主催者側で用意されるタイヤで使えそうなのは、T63しかない。
と言うわけで、最初に履いていくTKCから、T63への換装を模擬した
タイヤ交換を、体験しておく必要があるのです。
コクボさんに着き、メカニックK藤氏のレクチャーを受けつつ、タイヤの取外しが始まります。
リアタイヤの取外しは、4本のボルトを外すだけなので、超楽ちん。
問題は、それからでした。
TKCのビードは、リムに張り付いているようで、踏んづけたくらいではびくともしない。
でっかいタイヤレバーが登場し、プラスチックハンマーなどでガンガンやり、
やっとこさで、ビードが落ちました。
本番で、TKCが外せる自信がなくなったので、始めにTKCを履いていくことを断念。
注文していたTKC(リア)も、注文を取消し・・・。根性なし!
でも、フロントだけは、TKC無交換計画で行くか、思案中です。
仮に交換するにしても、フロントのビードは、リアほど頑固ではないようなので大丈夫?
今回は、タイヤ交換マスターへの第1歩を踏み出したに過ぎません。
もっともっと練習する必要がありそうです。
次回は、シェイクダウン(できるか?)の予定です。
§
3月2日、GSバカミーの走行会で某河川敷を走り、シェイクダウンは完了。
ステーの強度、ICO/キャッツアイの動作に問題なし。
ただ、やはり手巻きのマップホルダーなので、
雨天のことも考慮して、取外し可能にする事に決めました。
(80BASICでのモンゴル完走者T中さんの助言です)
現状では、ICOがマップホルダーにくっ付いているので、
マップホルダーのステーに、ICOのステーを増設し、ICOを独立させます。
3tのアルミ板に、孔明け、折り曲げして、ねじ止め。
一見して、頼りない感じですが、マップホルダーをセットすると、
間に挟んだ衝撃吸収ゴム(ソルボンセイン)が効いて、振動を抑えます。
マップホルダーは、2本の蝶ナットで止める構造。
マジックテープという手もあるのですが、これでも十分簡単です。
マップのLED照明は、2極のカプラーで、接続。
ついでに(?)、ヘッドライトのHI/LO同時点灯スイッチもつけました。
今度こそ、最終形となるか(?)
今日の成果は、下の写真にて(クリックすると、別画面で大きく表示されます)
§
コクボモータースさんにて、フロントホイールベアリングを交換して来ました。
以前から、フロントホイールの回転が渋いことが分かっていたので、
ベアリングの注文をお願いしていたのです。
純正のベアリングはとても高価なので、国産の安いベアリング(1個480円)にしました。
安いとは言っても、精度は国産の方が上(?)
外した純正ベアリングは、内部が砕けているせいか、ゴリゴリしていました。
O/H時に、国産ベアリングに換えることは、常套手段のようです。
僕の場合も、ミッション系のベアリングは既に国産化されています。
これで、不安要素が1つ減りました。
不安要素といえば、フロントカウルの問題が残っています。
GSのフロントカウル(俗にお面と呼ばれている)は、
スピードメーターケース(プラスチック)にねじ止めされているので、
転倒等の衝撃を受けた時、カウル自体が壊れるだけならまだいいのですが、
カウルに引っ張られて、メーターケースが壊れる場合があります。
(僕は、ロシアでやりました・・・、初期型80/100GSに乗っていれば、誰もが一度は経験する?)
メーターケースが壊れると、中にある電装系も引きちぎられ、走行不能となる
ことが考えられるので、フロントカウルは、やはり外した方が無難でしょうね。
外す事で、0.8kgという大幅な軽量化も得られますが、
ゼッケンスペースがなくなるので、何か作らないといけません。
メーターケースにゼッケン板をねじ止めするのが早いのですが、
某竹下さん(ロシアでお世話になりました)仕様の80GSに似てしまう恐れがあるので、
別の手を考えます。人と同じでは面白くないですもんね。
まだまだ、やる事はたくさんありそうです。
§
コクボモータースさんにて、注文していたTKC80(フロント用、チューブレス仕様)を
引き取って来たので、チューブ仕様にすることも含め、自分で交換してみました。
タイヤを持って会社へ。休日出勤で、午前中は仕事。
午後から、タイヤ交換に取りかかりました。
GSバカミーにて、T中さんに教わったやり方で、ビードを落とし、古いTKCを取り外し。
そのやり方とは・・・
1本目のタイヤレバーをリムに引っ掛けるように差込み、タイヤを押し下げて隙間を作り、
2本目をすぐ脇に、タイヤのビードをこそぎ落とす方向に差し込み、ビードを落とします。
1本目と、2本目はタイヤレバーの向きと、力を入れる方向が逆と言う事ですね。
サイドやセンタースタンドを使う危険な方法よりも確実、簡単に落とせます。
フロントはもとより、リアを外す時に有効なはずです。
外したTKCは、新品と比べると、偏平率が違うみたいに見えます。
それだけへたっているのでしょうか?それとも、保管状況のせいで、潰れているのか?
ロシアも含めた8000km、一度もパンクせず、よく働いてくれました。
続いて、新TKCの取り付け。同じくT中さん直伝の方法です。
チューブに少しだけ空気を入れて、あらかじめタイヤの中に入れておきます。
チューブ/タイヤを、ホイールに装着するときは、チューブをタイヤのビードに挟む
ようにして、タイヤレバーをかけると、チューブを傷つける心配もありません。
ここまでは、調子良く進んできたのですが・・・
ビードをホイールに入れて行くときに、チューブを切ってしまいました。
タイヤが、ホイールにはまって、いざ、空気を入れようとした時に、
「シュー・・・」という音が聞こえた時の脱力感といったら・・・
結局、その後もうまくいかず、チューブ2本を無駄にした後、やむを得ず
チューブレス仕様とする事に決定。スタンドでビードを出してもらいました。
が、しかし・・・
帰り道、2〜3km走ったところで、空気が漏れて走行不能に陥りました。
ちゃんとビードが出ていなかったのですね。再びスタンドで空気を入れてもらい
今度は、無事に家までたどり着きました。嫌な疲れが残る1日でした。
明日は、タイヤ交換のリベンジです。
§
朝から、ラフアンドロードにチューブを買いに行き、
午後からタイヤ交換(チューブ仕様)に取り掛かりました。
まずは、チューブなしの状態で脱着を5回ほど練習し、
いざチューブを入れてのタイヤ装着。
今度は、チューブをあらかじめタイヤに入れておくやり方ではなく、
タイヤをはめてから、チューブを入れる普通のやり方です。
ビードを半周ほど踏んづけて入れた後、タイヤレバーの登場。
これでもかと言うほど慎重に、ビードを入れていきます。
が、しかし・・・・
タイヤの回転方向が逆で、仕切りなおし。
そして、ようやく装着完了!
所要時間は、恥ずかしくて言えません。
買い物ついでに、試しに近所を走ってみることにしました。
が、しかし・・・・・
ハンドルがぶれてどうしようもない状態。
たまらずスタンドに立ち寄り、空気圧を見てみましたが、問題なし。
センタースタンドを掛けて、タイヤを回してみると・・・
タイヤが波打っているように見える!
またもや、ビードがちゃんと出ていなかったのです。
そのまま、家に戻り、タイヤを取外し、空気を抜き、ビードを落とした状態から、
再び、空気を入れていきますが、ビードはうまく出て来ません。
ここで、日没時間切れ。
タイヤを部屋に持ち込み、作業続行。
ここでも、T中さん直伝の「ビードを出す方法」が活躍します。
空気をある程度入れた後、タイヤレバーで、タイヤのサイドウォールを引っ掻く
ようにすると、ビードがリムに張り付いている力が弱まり、ビードが出やすくなります。
そして、ようやくビードが均等になり、作業終了。
疲れましたが、この2日間、延べ20回にも及ぶタイヤ脱着作業は、
本当にいい経験でした。これで本番は、安心?
後は、4月20日のシッピング直前に、スライム(パンク防止剤)、ミリテック−1と、
ナイトランに備えたハイワッテージバルブ(130W相当を物色中)を仕込めば、
車体の方は完全に終了。
懸案事項のフロントカウルは、残り時間の関係もあり、
あっさり諦めました。ノーマルで行きます。
次は、コマ図走行練習の予定です。
§
朝から、相模川河川敷(座架依橋付近)に走りに行ってきました。
約30分をかけて、10時に到着。
降り続いた雨のせいで、水溜りだらけです。
水溜りをさけて、迂回路を行こうとしたら、登りの途中でスタック。
登らないので、地面を掘って、下まで降ろしました。
早々と体力を消耗してしまいました。あー、しんど・・・
仕方なく、10mほどの水溜り(意外と浅かった)を突っ切り、コースへ。
誰も走ってないコース(広い方)は、とても寂しげ・・・
でも、いつもは、モトクロッサーに混じっての迷惑走行なので、
気兼ねなく、走れる!と思ったのも、つかの間。
雨でぬかるんだ路面で、まともに走れるはずもなく、
かと言って、空気圧を落として走るのでは練習にならない。
ちょろっと走ったら、ガソリンがリザーブになってしまったので、
別のコース(狭い方)へ。
§
そして、狭い方のコース。
路面状況は、同じというか、こっちの方がひどい。
わずかにある乾いたフラットダートで、八の字走行を延々と繰り返すのでした。
調子に乗って、アクセルターンなど試してみても、転倒の連続。
でも、なんとなく滑り出しの感覚は掴んだと思うのですが・・・
お昼時になり、おにぎりをパクつきながら、バイクを眺める。
やっぱり、オフロードバイクは、土の上が似合います。
パニアケースのステーに付いているのは、自称 超下手っPライダー
竹下さんに提供して頂いたゼッケン板。
ロシアンラリー99の時に製作し、日の目を見ることなく押し入れに眠っていたそうです。
少しだけ追加工して、ステーの内側に付くようにしています。
自制心を失いそうになったら、このゼッケン板を見て、
ロシアンラリー2001の悔しさを思い出し、自分を律する事にします。
狭い方のコースを2時間ほど走って、座架依橋下流の方へ行ってみることに。
§
そして、座架依橋の下流域。
ここは、初めて来たのですが、玉砂利(といってもこぶし大くらい)の上を走るのは面白い!
スピードが遅いほど難しいので、極低速で走る練習。
ハンドルが取られまくるのですが、ハンドルを切っての修正ではなく、
極力体重移動での修正を心がけるようにしています。
ガソリンも無くなりそうなので、今日の練習はここまで。
§
コクボモータースさんに注文していた、アンダーガード(リア)が入荷しました。
14年落ちのバイクのオプションが、いまだに手に入るのはすごいこと。
その他の部品も今のところ問題なく手に入る、とは言っても、ドイツ本国バックオーダーに
なることも多々ありますが、まだまだ乗り続けられそうです。
コクボさんにお邪魔したついでに、ハイワッテージのバルブを購入しました。
ノロジーホットワイヤーで有名(?)な、サン自動車工業のもの。
高効率のバルブは球切れしやすいというイメージがありますが、
POWERVIEW-HXというブランドのバルブは、超耐久性が
売りのようで、1年保証というのも、耐久性に自信があるからでしょうね(?)
僕が選んだ色は、キセノンホワイト。超純白光のキセノンホワイトハイパーという
色もありましたが、目が疲れない程度の純白光ということで、この色にしました。
バルブ交換で、カウルを取り外したついでに、ジャパンレーシングマネージメント(JRM)
から購入したヘッドライトプロテクターフィルム「ごっつまもる君」
(このネーミングセンス、如何なものでしょうか・・・)を貼り付けました。
6mの至近距離から発射された散弾にも耐えるという防弾フィルムなのです。
アクリル板や、ストーンガードなどを使うと、どうしても光量が落ちるのですが、
これならライトの機能には何の影響もないでしょう。
逆に、こんなんで大丈夫か?と言うほどの薄さ(0.6mm)。
シッピングの日が迫っています。やり残した事が無いか心配です。
来週の土曜、4月6日は、コマ図走行練習ですが、今になって
バイクを壊したら元も子もないので、慎重に走るつもりです。
§
コマ図走行練習会は、残雪のため中止となってしまったので、
月一定例のバカミー走行会に行ってきました。場所は、某河川敷。
元国際A級モトクロスライダー、吉友さんの開設したコースです。
初心者向けオフロードコースなので、デカイのでも安心。いい練習になります。
(下の写真は、1150GSのI毛さんに頂きました。)
小さいジャンプ台もあり、飛びたい誘惑に駆られます。
GSのドライブシャフトをいたわるためにも、ぐっとこらえる・・・のですが、
誘惑に負けて時々飛んでしまいます。
当日の注目の的は、T中さんのHPN。
これで、ニッポンとモンゴルの両方にエントリーすると言うからすごい。
ところで、公式通知書が届きました。
インターナショナルクラスへのエントリーチェック漏れ、年齢違いはありますが、
車検当日に訂正すればいいらしいです。
早くにエントリーした事もあり、ゼッケンは一桁の6番。
早い順番でSSに入れることって、重たいGSにとっては重要なこと。
荒らされたSSで苦労するのは、嫌ですよね。
と言っても、2つ目のSS以降は、タイム順のスタートになるのですが・・・
§
朝からリアタイヤを外して、GT商会から、本番用のタイヤが届くのを待ちました。
タイヤの外し方は、T中さん方式。タイヤレバー2本を使ってビードを落とします。
1本目をリムに引っ掛けてタイヤを押し下げ、2本目をビードをこそぎ落とす方向に掛けます。
ビード落としは、もう楽勝といった感じ。
タイヤを外してから、時間があったので、サイドスタンドを取り付け。
接地面を拡張し過ぎて、路面と干渉するので、思い切りカットしました。
これだったら、ノーマルと変わらないかも・・・
まだ時間があるので、めったに見ないクラッチワイヤーのチェック。
タイコ部にワイヤーの断線なし。大丈夫でしょう。
でも、予備は持って行きます。
インジェクターで、ワイヤーグリスをひと吹き。
心持ち作動がスムーズになったような気がします。
そうこうしているうちに、タイヤが届きました。
ほとんど減っていないと思っていたタイヤも、新品と比べると、5分山位に減っていてびっくり。
「念のために換えておこう」ぐらいに思っていたのですが、交換する事にして正解でした。
T63は、TKCと比べて、明らかにライフが短いです。
タイヤは、一般的な手順で装着。2kgf/cm2 程入れれば、ビードも出て完了。
このとき、サイドウォールを引っ掻いて、ビードが出やすいようにしています。
リアは、難なく交換できますね。フロントの方が手ごわいと感じているのは僕だけ?
タイヤ交換後、最終チェックのために、コクボモータースさんへ。
いつもお世話になっているK藤メカにGSを託しました。
4月21日に引き取りに行き、そのままシッピング会場へ向かう予定です。
§
朝から、コクボモータースさんにお邪魔し、僕のGSを引き取りました。
今回は、いろいろとお世話になりましたK藤さん。ありがとう!
八王子からは、中央道を使って、平和橋自動車教習所に向かいます。
迷路(?)のような首都高速を抜け、四ツ木インター着。
そして、シッピング会場へ。
会場には、ニッポンメンバーの田中さん、八尋さんの姿が。
少し遅れて、今日初対面のF650GSのM田さんが到着。
車両の数は、意外に少ないんですね。全部で10台程度?
とにかく車量搬入が済んで、ほっとしました。
北海道まで、無事に運んでくださいね。
来週は、ついにスタートの地、北海道に降り立ちます。
§
唯一の贅沢品であるSSERのダッフルバックに荷物を詰め込んで、
スペアタイヤと一緒に、車検会場である北日本自動車工学専門学校に発送しました。
クロネコで、ダッフル、タイヤ共に、1590円也。
入りきらない荷物は、4月27日に、飛行機の手荷物として持ち込みます。
〜スペアパーツ類〜
フロントタイヤ(ピレリMT21)
クラッチ/ブレーキレバー
クラッチワイヤー
エンジンオイル(1リットル、携行用)
灯火類一式(ヘッド、テール、ウィンカー、インジケーター)
スパークプラグ(2本)
エアクリーナーエレメント(1個)
ヒューズ一式
ヘッドカバー(角型1個)
ヘッドカバーガスケット(1枚)
〜修理用品 他〜
タイラップ(大・小)
ガムテープ(伸縮タイプ、万能工具ですね)
針金、番線(同じく、万能工具)
エポキシパテ(アルミ用・金属汎用・プラスチック用)
ゴーグル用予備レンズ
テープのり(マップ貼り付け用)
蛍光ペン(マップチェック用)
白色ガムテープ(ブリーフィング用)
油性マジック(ブリーフィング用)
タイヤ交換技術(by モンゴルT中さん)
パンク修理技術(by コクボモータース)
キャブ調整技術(by コクボモータース)
登山用カラビナ
ファーストエイドキット
ツーリングマップル(北海道〜九州まで、全7冊)
〜必須アイテム〜
( )内は、僕が用意したもの。
ヘルメット、平成12年3月20日以降製造のもの(VFX-R)
プロテクター(UFO、インナータイプ)
工具およびパンク修理具(車載+モンキー+タイヤレバー)
タイダウンベルト2本(BMW純正、車両出荷用)
懐中電灯2個、ヘッドランプ、マグライトタイプ
サイリウム2個(LUMICA LIGHT 6インチ、12時間発光タイプ)
ホイッスル(E−CALL、1000Hz帯の音を発生します)
アルミシーツ(レスキューシート)
コンパス(車載1個、予備で携行用を1個)
飲料水1リットル(500mlペット×2本)
ロープ5mm×10m以上(登山用、9mm×10m)
非常食2000kcal以上(クルミ、アーモンド、板チョコでクリア)
食器セット
テント(2人用)
シュラフ(ダウン+ゴアシュラフカバー)
携帯電話(N209i、機能は少なくても待ち受け時間は500時間!)
〜衣類〜
ウィンタージャケット(ラフアンドロード製、ハードウィンター)
ゴアテックスジャケット(MSR ISDEジャケット)
ゴアテックスパンツ(ラフアンドロード製、ツーリング用)
フリース(ゴアウィンドストッパー付き)
アンダーシャツ(厚手1、薄手4着)
アンダータイツ(薄手2着)
化繊Tシャツ、パンツ、靴下(各7着)
ゴアテックスオーバーソックス(1足)
サイクルパンツ(2着)
サンダル(ビバーク地、テントサイト用)
準備編、今度こそ終わり
いよいよ実戦編へ・・・