ラリーレイドモンゴル2002参戦記
8月11日 行政検査9:00〜 公式車検10:00〜 プロローグSS16:00〜 プロローグランもあるし、いよいよ本番だ。 早々に行政検査をすませ、ゼッケン(No.25)を受け取り、ジャケット、車体に貼った。ゼッケンをはられたGSがまぶしく見えた。そして車検を通し、ここでやっとプロローグからETAP−8までのコマ図を受け取る。取り急ぎ今日のプロローグのコマ図をセットしパルクフェルメにGSを保管。 その時、パリダカ最多出場記録の菅原さんから、「鵜澤さん、絶対完走してよ。GSファンとして応援してるよ」と声をかけられ、何で俺の名前知ってんだ?と感激する。後で冷静になれば、ガソリンタンクの両サイドに自分のネームをいれなければならないので、それを見たのだろう。 それと「トラブル以外では、とまっちゃダメだよ」とアドバイスを受けるが、あとになってこの言葉の大きな意味を知る事になる。ラリー期間中何度か菅原さんから、当たり前のアドバイスをもらうがその当たり前が、結局出来なくて、苦しむ事になる。 菅原さんは、今回HONDAの2サイクル400ccの4輪バギーの様な車両で参加だ。4輪だが、2輪のクラスである。(なぜ、2輪扱いなのか、聞いたが忘れました。スミマセン) FL400R、通称パイロット。 16時のプロローグスタートまで、2時間あったのでETAP−1からETAP−8までのコマ図巻き作業をする。田中隊長より、!マーク(コーションマーク:危険箇所)等走りをイメージしながら、作業するべしとの事だったが、イメージわかず。(イマジネーションのないヤツです) いよいよ16時。プロローグスタート。 コマ図にしたがい、舗装路のリエゾンを一般車両をぬって移動。初めての右側通行とウィンカーの無い車両での交差点進入など、ドギマギしながら、ウランバートル郊外のダートへ。 ところが、この日が日曜日という事と、物珍しさで、モンゴル人の見物車両がコースに多数進入してきてしまい、危険との判断でSSがキャンセルになった。結局この日は、数キロのダート走行だったが、ピストとはどういうものか少し分かったし、わざとピストをはずれて走行してみたら、フラットに見えるところに、大きな穴や、クラックがある事が確認でき、初出場の自分には貴重な時間となった。 (さっきまでイメージが浮かばなかったが、ミスコースしクラックで吹っ飛ぶGSと自分の姿がはっきりイメージできた。マイナス思考な私です・・・泣。) ホテルに戻り、バカミーズ5人での夕食後、エントラント全員での総合ブリーフィング。 その後、田中さんの呼びかけで、明日からの本番に備えてバカミーズだけでミーティング。 モンゴル経験者の田中さん、馬場さんから、川渡りの方法や水没した場合のリカバリーの仕方など、具体的なアドバイスや、注意点を話し合う。チームということも改めて意識し、全員完走を誓う。 興奮して寝れないかと思ったが、深い眠りに就く。 いよいよだ。 |