最新ジャズパレード

1957年(S32)

1957年の平凡の付録のうた本です。芸能月刊誌には、必ず付録がついていて、70年代には、ギター片手にうた本をよく使ったものでした。これは「最新ジャズパレード」というタイトルですが、中をみると音楽ジャンルでいう「ジャズ」ではなく、海外のポップス全般をさしています。主に、合衆国のポップスでパットブーンなんかも入ってて、今使われている「ジャズ」ではありません。尚、このうた本は、右開きは、歌謡曲(島倉千代子表紙)で、左開きがこのジャズという両開きの構成になっています。よくみると、ロシア民謡なども入っていて当時の若者の文化がうかがえます。表紙は、この頃人気絶頂の石原裕次郎、人工彩色(モノクロ写真に色をつけていく手法)で、当時の雰囲気を伝えてくれます。また、ロゴも手作り感が出ていて、暖かみがあります。敗戦後12年、ようやく戦後から、成長期へと日本が動いて、元気のあった時代でもありました。


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