修学旅行専用列車
1967年(S42)
1967年の修学旅行専用列車「わかくさ」です。新幹線はもう開通しているのですが、今のように普通の特急ではなく、特別な乗り物で学生の団体旅行で利用されるものではありませんでした。当時は「こだま」と「ひかり」の料金も違っていた時代です。超特急なんて言葉が使われたのもこの頃です。修学旅行といえば、京都奈良が定番で、修学旅行列車を使い、東京からだと7〜8時間かかる行程でした。車両は6人がけのボックスシートが特徴で、まんなかに長いテーブルがあり、トランプなどもでき、今のようにゲーム機やウォークマンのように一人の世界に入る光景はなく、みんなで楽しそうです。60年代のなかばは、まだまだ、貧しい時代で、家族旅行ができる家庭がそんなにないなか、修学旅行は意義のあるものでした。のんびりと目的地まで、わいわいできるそんな情緒があったような気がします。今は京都まで、新幹線だとあっという間でちょっと居眠りしてたら着いてしまう感じであっけない行程です。もちろんエアコンはありませんからその地域地域の風を感じることもできるのです。今となっては贅沢なことだと思います。左の写真の高校生はもう50才くらいになっているのでしょうか。この頃、日本テレビの青春ドラマが始まりました。「青春とはなんだ!」を見て、高校っていいなあと憧れを抱いて見てました。
CREATED BY EXCITIN' MIKAMI