幻想のトルコ〜イスタンブール(旧市街)
 
Istanbul(Old City)
 
 
イスタンブール(旧市街)
 

 
モスク・コレクション
 


  イスタンブールはモスクの街。特に旧市街には大小さまざまなモスクがあちこちに建っていて、しかもそれぞれに独特の美しさがあります。時間があればモスク巡りに丸一日費やしたいくらいです。  

     
ベヤズィット・ジャミィ(左)
カパル・チャルシュの入口にあり、市電が走るイェニチェルリ通りに面しているので、見つけやすいのが良いところ。イスタンブールに現存する最古のオスマン様式のモスクと言われています。
シュレイマニエ・ジャミィ(右)
イスタンブールで最も壮麗なモスク。16世紀に当時の著名な建築家スィナンの設計によりスレイマン大帝に捧げられました。高台にあるため街のどこからでも見ることができます。通はブルーモスクよりこちらを見ると言われています。次に行く機会があればぜひ。
     

   
イェニ・ジャミィ(左)
この裏にあるのがムスル・チャルシュ(エジプト・バザール)です。お茶や香辛料が欲しい人はカパル・チャルシュよりもこちらがお勧め。値段も安いよ。
ホテルの窓から(右)
マルマラ海を望む街並の中にも、小さなモスクのドームとミナレットが見えます。
   

 
カパル・チャルシュ(グランド・バザール)
 


  トルコ語で「屋根のある市場」を意味するカパル・チャルシュ。迷路のように入り組む通りに5000もの店がひしめき、おみやげの物色には事欠きません。銀や銅を使ったチャイセットなど、一度は手に入れてみたいですね。  

   
交渉を買う
ここで買うなら金属製品や皮革製品かな。宝石や絨毯は価値の見極めが難しそうでした。私たちが目を付けた綺麗な絵皿は、店側の言い値8$から始まり、あの手この手の交渉を経て2$+おまけつきにまで値切りました。「品物を買う」というより「交渉を買う」と考えてじっくり楽しんでみては?
   

 
ラーレリ地区
 


   
メリット・アンティーク
新市街のペラパレスと並び称される豪華ホテル。四つの古い豪邸をアーケードでつないだ外観は歴史を感じさせる重厚さ。でも中に入ると吹き抜けのロビーなど近代的なシティホテルといった感じで料金も手頃です。スルタナメットまで歩けるのも魅力的ですね。宿泊客のふりをしてソファでひと休み。
   

     
セクシーショップ
旧市街の西に位置するラーレリ地区。到着初日はこの界隈にあるローヤルホテルに泊まりました。清潔でホスピタリティも良く、朝ご飯も美味しい。なかなかいいところです。トルコの都市生活の日常を垣間見ようと、周辺の坂道をちょっと散歩してみました。すると途中で、イスラム世界にあるまじき雰囲気の店を発見。公の場にこんなものを展示していいのか? 実はラーレリ地区はロシア人娼婦の溜まり場になっていて、夜になると美しくも怪しげなお姉さんが路上に立つそうです。好きな人はyour own riskでね。
     

 
トルコ料理
 


       
 
マスター
ラーレリのレストランにて。真ん中に小さく写る店のおじさんは、写真を撮ろうとしばらく準備に手間取っている間、ずっとこのポーズで待っていてくれました。
 
マクドナルド
世界の言葉マクドナルド。店構えは万国共通です。ビッグマックセット400円も万国共通のレベル。しかし、トルコの物価水準を考えると高すぎるんじゃないかな。
 
店頭にて
イスタンブールのレストラン街は各店の客引き合戦が熾烈を極めています。店頭に食材を展示してアピールする店も。羊の頭やら不気味な魚やら。逆効果な気もするけど。
 

       
 
シシカバブとラク
トルコ料理の基本中の基本がシシカバブ。やわらかく臭みもない羊肉の串焼きに、大盛りの野菜とピラフがついて400円程度。飲み物はアニスの香りの蒸留酒ラクもどうぞ。
 
クンカプの魚料理
旧市街のクンカプ地区はレストランがひしめく魚料理銀座。客引きのあまりのすごさに10mと進めません。好みの魚を自分の目で選んでから調理法を指定します。
 
最後の晩餐
ムール貝にピラフを詰めたミディエとサバサンドを屋台で、エフェスビールを酒屋で、デザートのスイカを八百屋で買ってきて、最終日のディナー。庶民のグルメで締めました。
 

 
街角の風景から
 


       
 
イスタンブールは猫の街。野良なのか飼われているのか、散歩している姿をいたるところで見かけます。街の一員として、すっかり人間と共存しているようです。
 
船上屋台
ガラタ橋のたもとのエミノニュでは、名物のサバサンドを屋台で売っています。船上で鯖を焼いてフランスパンに玉ねぎと一緒に挟み、塩とレモン汁を振るとできあがり。
 
マルマラ海
黒海とエーゲ海をつなぐマルマラ海は船の銀座。ちょっと見渡しただけでも大小さまざまな船がうじゃうじゃしています。これじゃ衝突や沈没も日常茶飯事だよな。
 


   

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