幻想のトルコ〜イスタンブール(新市街)
 
Istanbul(New City)
 
 
イスタンブール(新市街)
 

 
アジア・サイド
 


   
世界の車窓から
アンカラからイスタンブールへはトルコ国鉄の特急寝台列車「アンカラ・エクスプレス」に乗ってみました。アンカラ発22:30→イスタンブール着8:00。朝が明けると、もうイスタンブール近郊のマルテペ駅。通勤の人々が目立ち始めます。やがて高層ビルが車窓を覆い、列車の旅も終わりに近づきます。
   

   
車内にて
イスタンブール〜アンカラの450kmあまりを約9時間で結ぶ「走るホテル」。コンパートメントには車掌さんによるメイキング付き二段ベッド、机、ハンガー付きロッカー、なんと洗面台までついています。食堂車も三つ星レストラン並み。気分はもうオリエント急行。
   
朝の風景
トルコの寝台列車はインドよりも(当然か)日本よりも豪華。こうしたところはヨーロッパの文化を感じます。駅に着いて改札を出てみると、パン屋のおじさんとばったり。お互いニッコリ笑って「メルハバ」。朝食用のサンドイッチにするんだろうなあ。
   

   
ハイダルパシャ駅
アジアの西の果て、そしてイスタンブールの東の玄関口、ハイダルパシャ駅。歴史を感じさせる重厚な建物が終着駅に相応しい哀愁を漂わせていました。一晩お世話になった列車を改めて眺めてみました。古ぼけた外観が何とも言えない暖かみを醸し出していて、しばらくその場を離れられませんでした。
   

 
ボスフォラス海峡
 


       
 
工業地帯
ハイダルパシャは意外に工業地帯。造船所のクレーンが朝陽に照らされています。通勤客に混じって、エミノニュ行きの小さな船に乗り込みました。
 
絶景
ボスフォラス海峡から見るブルーモスク(左)、アヤソフィア(中)、トプカプ宮殿(右)。構図は最高なんだけど靄がかかって残念。わかるかな?
 
市民の足
三方を海に囲まれたトルコは思いのほか海上交通が発達しています。イスタンブールではボスフォラス海峡を往来する市民の足として、頻繁に利用されています。片道40円。
 

 
ドルマバフチェ宮殿
 


  これだけは言っておきます。トプカプ宮殿はしょせん宝物だけ。宮殿の暮らしがどれほど豪華なものか知りたかったら、ここに来るべきです。フランスのヴェルサイユ宮殿さえ足元にも及びません。  

   
人数制限
宮殿の見学ツアーは英語、フランス語、トルコ語の3種類のみ。それぞれのツアーで人数制限をしているため順番が来るまでひたすら待つ。仕方がないのでその間に向かいのモスクや時計台を見学してました。半日はつぶれることを覚悟で行きましょう。
   
写真撮影は高い
英語ツアーは待ち時間が長そうだったので、係員に鼻で笑われながらもフランス語ツアーに参加。宮殿内は撮影代が高すぎたのでカメラを持ち込みませんでしたが、とにかく華麗で豪華。これが宮殿というものなのか。庶民の想像を遥かに絶しています。
   

 
タクシム広場
 


       
 
イスティクラル通り
イスタンブールの銀座、イスティクラル通り。ブティックのショーウインドーも行き交う人のファッションも、まるっきりヨーロッパの街角。旧市街とは全く雰囲気が違います。
 
トラム(路面電車)
イスティクラル通りを走る路面電車。レトロな車体が一両だけ、わずか1.5kmの全路線を行き来しています。実用性は?ですが、旅の記念に乗ってみました。
 
チュネル(地下鉄)
一駅だけ。所要時間わずか2分はもちろん世界最短。地下鉄と言うよりトンネルを走るケーブルカーです。必然性は全くなかったけど、せっかくだから往復乗ってみました。
 

 
ガラタ塔
 


       
 
ランドマーク
左にボスフォラス海峡、右に金角湾、正面には旧市街とマルマラ海。イスタンブールを一望する丸い石造りの塔は、新市街のシンボルとして親しまれています。
 
パノラマ
14世紀、ジェノバ人によって建てられた塔は高さ62m。今はエレベーターで登ります。最上階はぐるりと一周することができ、文字通り360°のパノラマです。
 
二大陸の接点
ボスフォラス海峡を挟んで左がアジア、金角湾を挟んで右が旧市街。イスタンブールの全てがあなたのものです。夜にはベリーダンスディナーショーも。
 


   

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