7月1日 「カメの遭難?」 

 今日、3度もカメの遭難?に遭遇した。

 1度目は午後4時半頃、河川敷の調査地内の草地で発見。でっかい石ころだと思っていたのが動いたので、びっくりしてよく見たら、泥まみれのカメだった。発見地点は河川からは20mぐらい離れたところで、段差もあり、カメが自力ではい上がってくるとは思えない。たぶんおとといの大雨の増水で流されて来たんだろう。このままでは干上がってしまう、と思い、岸辺まで持っていって放してやった。

 2度目は午後7時半頃で、河川の堤防上の道路で発見した。車にひかれたと見え、胸部の堅い部分が割れて血がにじんでいた。たまたま居合わせた人と「産卵のために上がってきたのだろうか(ウミガメじゃあるまいし(^^;)、それとも、増水で避難してきたのだろうか。」と話したが、このままにしておくことも出来ないので、堤防の草地に放してやった。

 3度目はこのすぐあと、河川から200mほど離れた道路脇で泥まみれのカメを発見した。これは無傷だったが、車にひかれるのも時間の問題なので、近くの田んぼ脇の草地に放してやった。

 この調査地では5月から調査をしているが、今日のような事は初めてだった。私はカメのことは殆ど知らないので、種名はわからないが、3匹とも同じ種類に見えた。黒っぽい甲羅で、甲羅の長径が20数cmのものが1匹と、15センチ程度のものが2匹だった。子どもの頃に飼った、イシガメにちょっと似ていた。

 その場で思いつく最良の方法をとったが、カメのために本当に良かったのか、わからない。正しい救助方法をご存じの方は教えて下さい。