8月6日 小さな小さな落とし物
午前中の調査で、思いがけない落とし物を拾った。
ここのところ、暑さのせいで作業効率が落ちてきたので、何人かの方にボランティアで応援に来て貰っている。
今朝もいつもと同様、ボランティアで来て貰った大学生のKさん、Hさんと汗だくになりながら手分けして巣を探していたところ、どこからか「ピィッ、ピィッ」という鳴き声が。
最初は鳥かな?と思ったが、どうも足元から聞こえてくる様子。
K:「カヤネズミですかね?」
作:「まさかぁ、でも、もしかしたらそうかも」
と冗談ぽく言っていた矢先、「あっ、いる!」というKさんの声。
「ええっ!?」作業を中断して戻ってきたHさんと、彼女の指さす方を見ると、オギの根元の下草に、子カヤがしがみついて、必死に鳴き声を上げている。
ピィピィ泣いている小さい体をそっと手のひらに移してよく見ると、まだ目が開きかけの、生後9、10日くらいの赤ちゃんで、どうやら誤って巣から落ちたらしい。
「お母さんは?きょうだいは?」
Kさんに子カヤを預けて、慌てて近くの巣を調べる・・・と、子カヤが落ちていたすぐそばの巣の巣穴から、別の子カヤが鼻先をつきだしていた(笑)
「なんだ、すぐそばにいたんだ、よかったよ〜」
チビを巣穴に押し込んでやって、何とか合流。一同ひと安心。
・・・というのが、「今週のかやちゅ。」の最新画像(8/8)のいきさつです(笑)
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あのまま気がつかなければ、あの子カヤはまず助からなかっただろう。よくよく幸運だったと思うが、もしかしたら私たちがちょっとうるさくしすぎて、びっくりして巣から落っこちた可能性もある。だとしたら、子カヤたちにはとんだお騒がせだったなぁ、と少し反省。