7月20日 くさい話

くさい話、小ネタ集3連発!いってみよ〜!

小ネタ1:フィールド・サイン
 調査地を歩いていると、人間のフィールド・サイン(*)によく出くわす。目にもまぶしい白いティッシュ、その下にはウ○コの固まり・・・。人間が用を足したい場所って不思議と同じというか、はたまた1人がしていたら安心するのか、きまったように、道からちょっと入った草むらの陰に、点々とティッシュが散乱している。

 自然界で白はかなり目立つので、とても見苦しい。その上、巣探しに気を取られていると、うっかり踏んづけそうになり、非常に迷惑。自分がくさいだけじゃなく(いや、くさいのも十分いやなのだが)、人間の排泄物の臭いは野生動物が嫌がるので、ブツ(笑)をくっつけて歩くと、カヤが巣を放棄してしまう可能性があり、始末に負えない。

 みなさん、あなたが残すフィールド・サインは足跡だけ、持ち帰るのはゴミと思い出だけにしましょう。そして、どうしても自然の中で用を足さなければいけない時には、トイレット・ペーパーを使用しましょう。ティッシュは繊維が強いので、自然界ではなかなか分解せず、いつまでもゴミとして残ります。

小ネタ2:畑のゴミ
 調査地のある河川敷は、河川敷内を二分するように農道が通っていて、農道を挟んで河川側が調査地、陸側に畑が広がっている。ネギ・キャベツを作っているところが殆どだが、出荷調整の為か、調査地側の農道脇に大量に野菜が投棄されていることが良くある。これが、とてつもなくくさい。

 表面は乾燥しているのでそれほど臭わないのだが、内部は腐敗して、うっかり踏んづけようものなら、肥溜めに落ちたのかと思うくらい絶望的なくささが立ち上ってくる。調査地から農道に出ようとして、この生ゴミの山に足を突っ込むと悲劇だ。一度、足が抜けなくなるほどずぶずぶっと沈んでしまったことがある。何とか脱出したものの、あまりの悪臭に、調査どころでは無くなってしまった。車の窓を全開にして帰ったが、数日間は車内がくさかった。もう、やってらんない。

小ネタ3:一番くさいのは・・・
 最近、アシナガバチ対策で雨具を着用している。腰から膝下までがアシナガバチの危険ゾーンなので、雨具のズボンだけ履くことにしたのだ。効果は絶大で、昨年は散々刺されたが、今年はまだ一回も刺されていない。

 欠点は、汗がこもって脱ぐとくさいこと。なんというか、「犬くさい」(笑)。雨具を長時間着用するので、汗のにおいの成分が強くなるようだ。これまで自分の体臭をくさいと思ったことはなかったが、ほんと、くさい。人間もけものの仲間なんだなぁって、つくづく実感する。で、やっぱり車の窓は全開(爆)。

 結局、一番くさいのは、自分かな?って話でした。おあとがよろしいようで。

(*)「フィールド・サイン」・・・野生生物の痕跡のこと。フン・足跡・毛・巣など、その生物が生息している証拠となるもの。