5月27日 祝!ラジオ取材

 取材前日(5/21)、今年初めての巣が見つかった。できたてのほやほや。緑色のきれいな巣だ。これで一番の懸案はクリアした。

 当日は、まず駅前の喫茶店でインタビュー。取材に来てくださったのは、パーソナリティーの馬場さん、ディレクターのコモダさん、スタッフのラッキョマンさんの3人。みなさん、笑顔の素敵なオジサン方だった。

 「カヤネズミについて殆ど知りませんので、はじめから教えて下さい」とのことで、
3人とも、こちらが恐縮してしまうくらい、とても熱心にノートを取られていた。私が資料として持っていった写真、トラップなどを見て貰いながら、生い立ちから、大学院に入ったきっかけ、なぜカヤネズミを研究テーマに選んだのか等々、かなり詳しく聞かれた。言われるままに答えていって、1時間程度で聞き取り取材終了。

 次に、実際に調査地を見てみよう、ということで、タクシーで現地に移動。これに、ウチのダンナも同行した。(実は、取材を受けることが決まったとき、「ボクも行く!!」と張り切って、わざわざ有休を取ってたのだ(笑))<補足:えーと、ボクは中学校の時、ラジオオタクやったし、取材を見たかったの!!実はそのとき放送部やったし。 byダンナ>その旨伝えたら、馬場さんは快くOKしてくれた。いやー、いい人だ。

 調査地は、前日までの雨で、腰の辺りまで草が伸びている。私にはとっても気持ちのいい環境なのだが、馬場さんには結構こたえたようで、ちょっとメゲ気味だったみたい。(^^;

 ワサワサと草をかき分けて、昨日見つけたばかりの巣に案内。馬場さんは、 「感激だー。これが巣ですか。近づいてもいいですか、写真取らせて貰っていいですか。」と興奮気味で、バシバシ写真を撮っていた。後れて到着したコモダさんとラッキョマンさんも、「これ、ぱっと見ただけじゃ、全然分かりませんねー。うまくカモフラージュしてますねー。」と、しきりに感心していた。

 馬場さんがあんまり嬉しそうなので、落下していた古い巣を1つ進呈したら、非常に喜んで下さって、
「ほら、枯れ草のにおいがする。あぁ、いいねー。ほら、嗅いでみて。」としきりにコモダさんに薦めていた。過去いろんな人にカヤの巣を見せたけど、においをかいだ人は初めて(笑)

 ラッキョマンさんは、ウチのダンナと一緒に、ちょっと離れたところのオギの茂みをワサワサかき分けていた。後でダンナに聞いたところ、「昼間巣の中で寝ていることもあるから、ひょっとしたらこの辺にいるかも知れない」と、真剣に探していたらしい。
ダンナはすっかりとけ込んで、完全にスタッフ化していた(笑)

 なんだかんだで、あっという間に2時間の取材が終わった。十分話し尽くしたので、4時間くらい経ったかな、と思ったが、時間ぴったりで驚いた。やはりこの道30年のプロだ。最後に、馬場さんと記念写真を撮ってもらった。とても気持ちのいい取材だった。

 本番当日(5/23)、どきどきしながら新聞を開くと、「親指大のカヤネズミを守ろう」というタイトルが載っていてびっくりした。同時に嬉しかった。10時から12時まで2時間、間に別コーナーを挟みつつ、まるまるカヤネズミスペシャルだった。カヤネズミの生態の他、私の研究内容、保護活動の動機、意義わかりやすく話していただき、とてもすばらしい内容だった。ついでにアンチ・ケナフ活動についても触れてもらって言うことない。馬場さんをはじめ、スタッフの方々に、感謝の念でいっぱいだ。みなさん、本当に、ありがとうございました。