5月17日 閑話休題

 ラジオ毎日放送から、大学の広報を通じて取材の申し込みがあった。「ごめんやす馬場章夫です」という番組で、カヤネズミの生態について紹介したいとのこと。この番組は、パーソナリティーの馬場さんが、直接現地に赴き取材し、それを翌日放送するという、ラジオ番組の元祖というべきスタイルを取っている。もう27年も続く、長寿番組だ。

 思う存分他人にカヤのことが話せて(笑)、しかもそれがラジオで紹介される!!これは、是非とも引き受けねば、カヤニストの名がすたる(笑)。早速担当者のK氏に連絡を取った。

 K氏の話によると、2時間番組の中で40〜50分間、カヤネズミのコーナーにさくらしい。 カヤだけで4、50分ももつかなぁ。ああ心配。わたしだったら、ほっとかれても1時間や2時間しゃべっていられるけど。(^^;

 しかし、かつてTVやラジオで、カヤネズミの話題がこれほどまでに大々的(?)に取り上げられた事があっただろうか、いやない(反語調)。というわけで、調査地を明らかにしないことを条件にOKした。

 ただ、引き受けたのはいいけれど、ちょっとした問題がある。今年は天候がおかしくて、5月に入っても寒い日が続くせいか、巣作りが遅れているのだ。去年ならもう巣が出来ていたんだけど。カヤの生態をきちんと理解して貰うためには、百聞は一見に如かず、やはり実際に巣を見て貰いたい。姿を見る、というのも夜行性なだけに望み薄だし。当日までに巣を作ってくれることを祈るしかない。

 取材についてのご報告は、次回。