「鉄砲による戦術の変化で山城がすたれた」というふうに思っている人は、一度この坂戸城を訪れてみれば、山城に関する評価が変わってくるのではないかと感じます。 この坂戸城は本丸らしきものが(実城(”むじょう”)とよばれています。)きわめて高い場所にあります。その高さは、比高473m。(図説 中世城郭事典によると比高600m!?)473mと聞くと大したことがないと判断する人がいるかもしれませんが、東京タワーの高さがが333mですから、坂戸城の高さは、東京タワーの約1.4倍になります。それを徒歩で登っていくのですから、ただ登るだけで大変疲れます。私はこの山を登るのに、なんだかんだで2時間はかかったようです。登山途中、2〜3回は休憩をとらないととても登れません。水筒も用意した方がいいでしょう。さらに日頃運動不足の人は登山前にある程度の基礎体力をつける運動をするなど前もって訓練を積んだほうがよいのではないかと思います。(こぼれ話 (クリック!!)) さて、今回のバーチャル?城郭見学会は、見学対象の城が、普通の人(城郭観察入門者または初心者?(゚_。)?(。_゚))がいだくような天守閣がある城郭というイメージとはほど遠いし、石塁の数も少ないので、普通の人にとっては、あまりおもしろくないかもしれません。そこで普通の人でもある程度楽しめるように、山登り気分を楽しめる構成も少し取り入れたつもりですので、とりあえず普通の人ものぞいてみて下さい。(竪堀、堀切等個々の防御箇所を観察することが出来る城郭観察中級者以上?(゚_。)?(。_゚)の方には非常におもしろい城ですよ。!!) また、画像数が多いし、ページリンクの構造がピラミット的ではなく、直線的になってしまったので、このままだと巡回ソフトでダウンロードするのが大変だと思いましたので、循環ソフトによる一括ダウンロード用のページも設けましたので必要ならご利用下さい。 それでは、どうぞご見学くだ..... あっ、そうだ、まだ、「それぞれの城郭 坂戸城」のページは作っていなかったんだから、この城がどの場所にあるかもわかりませんよね。(^_^;) とりあえず、「ぞれぞれの城郭 坂戸城」のページができるまで、ここで坂戸城の概況を臨時にご説明しておきます。(^_^;)
城郭図のダウンロード(伊藤正一氏作)(新人物往来社編 図説 中世城郭事典より抜粋) 約180KB それでは、どうぞご見学下さい。 (参考文献は、日本城郭大系および図説 中世城郭事典(いずれも、新人物往来社 編)がほとんど。) |