よこすかとは別のOBOGコンサート
小金高校吹奏楽部が20回目の定期演奏会を迎えるにあたり「OBで記念コンサートがやりたいです」と、ある卒業生が提案してきました。
それを受けて、純粋なOBバンドを編成して、1998年2月に「小金高校吹奏楽部定期演奏会開催20回記念OBコンサート」(名前が長い・・・)を開催しました。
現役の第19回定期演奏会に集まったOBスタッフからも「よこすか」で無い「小金のOBだけの演奏会をやりたい」という声が多く、一気に企画が始まりました。
こういう事は、切っ掛けと勢いが大事です。しかも結構大きな行事になります。
まず発起人が幹事となり実行委員会が結成され、会場確保、参加者集めなどが始まりました。
演奏会をやるなら、同じ日に「レセプションをやろう」「記念誌を作ろう」、ロビーで展示もやろう・・・など、夢と希望は広がるばかりです。
だた、これだけ大きな夢を実現するには、莫大な労力と費用がかかります。夢を描く力はあっても実現に結びつける力は別物です。実行力とその時間を作れる人材は意外と少なく、苦労も多くありましたが力を合わせて来た約10ヶ月の壮大な思い出が、今では宝物のひとつになっています。
企画・広報・会計などの部門が置かれ、それぞれが活動を開始しましたが、当時は委員の多くが大学生であり、試験シーズンやサークル行事が多い時期は遅々として作業が進みません。
更には、若い人たちゆえに社会経験の少なさもあって、夢と現実のバランスがとれずに、焦り・不信・挫折なども味わいながら目標の日を迎えました。
コンサート当日は早朝から準備に追われ、ロビー展示、ロビーコンサート、メインコンサート、記念レセプションと進行し、すべてを終えたときの達成感はなかなか感動的でした。
いろいろな事はありましたが、当時としては精一杯の力を出し切り、それ相応の手応えのあった大事業でした。
まもなく、あれから10年が経ち、次の節目の事業を立ち上げる話が出ています。
ちょうど折りよく、初期OB(1期~16期)の飲み会が開かれるので、そんな話もしてみようかと思っています。
コンサートを開いた経験の無い12期生以前の仲間も含めて、「創部40周年記念」を実現したいと密かに考えているところです。
(2005.10 記)