音楽監督を退任するにあたり
2018年度末を以て、音楽監督を退任しました。
但し今後も協力する前向きな意思を残し、団員としての身分を残した内部顧問という役を作りました。名前だけの顧問でなくアドヴァイザーという役割です。
たまたま同時に前団長も辞任するとの意向があり、彼は一団員として今までの裏方事務はそのまま継続してくれるとの申し出もあり、2019年度からは新体制で活動が始まりました。
但し、演奏会というのは半年以上前から準備をするので、2019年度の第60回演奏会は前年度の役員との引継ぎを兼ねて、新旧役員の共同で開催準備を行いました。
今後は音楽上の事は新音楽監督が、運営上の事は新団長が引き継いでくれるので、私個人としては体力的な面の負担を減らし、自分のペースで音楽に向き合える筈なので新たな楽しみが増えました。
音楽監督を辞任しようと考えていたのはかなり前からの事した。
一番の理由は年齢的な体力の衰えや体調の不良が多くなったことです。
眩暈、腰痛、最後には腰の手術、腎臓と肝機能障害などが発症しています。
酒を飲まない人間の肝機能障害は結構厄介なものです。
これまで、よこすかに対しては「強引に事を運ばず、団員発信の希望・要望を重点した音楽活動」の実現を心がけてきました。「楽団に必要な事であってもベストな時期を待つ」「個人の価値観だけでの行動はしない」という、小金1期生として得た教訓を元に団員と接してきました。
最近は、団員が個人の感覚を押し通して人の話を聞こうとしない者や、根拠も理由も知らずに一方的に非難する者を見受ける様な団体になりつつある事が残念です。
団体には様々な意見の人が集まっています。所属する以上は、他人の考え・心象・環境・立場など、様々な事を理解して発言や行動をする必要があります。
熱く語っている時には気付かない事でも、視点を変えたり、何かの拍子に気付くこともあります。
その時は一人静かに自己反省してください。
次に同じような事があった時にきっと役に立つと思うし、ゆとりのある優しい人になれると思います。
そういう人が増えれば楽団の危機も乗り越えられます。