よこすか結成30周年
よこすかウインドアンサンブルが結成30周年を迎えました。
このOBバンドは「吹奏楽部の卒業生が再び楽器を演奏したくなったら戻ってこられる場所を作ること」「それを定着したバンドにしたい」というポリシーで結成した、小金高校吹奏楽部OBによるOBのためのバンドです。
同時に、出身校の吹奏楽部を様々な形で支援するという内容も含まれていました。
小金高校吹奏楽部の卒業生は母校に足繁く訪問する者が多く、これほど集まるのなら一緒に楽器を吹きたいね、という切っ掛けから始まりました。
現在のよこすかウインドが始まる更に5年以上前の話です。
やがて、卒業生自身に楽器への思いが蘇り、楽器を演奏し続ける欲が出るのを見計らい、折良く「コンクールに出たい」という話が切っ掛けで第2期OBバンドが再開しました。
よこすかウインドアンサンブルという通称名での活動を始めて3年が過ぎ、更に上を目指す意識が見えてきた様子を見て、よこすか初のコンサートの開催を決めました。
継続させる意思は無かったので「第1回」という文字はポスターにもチケット、プログラムにもありません。
30周年記念コンサートの打上げの席上で団長が「この楽団は何のポリシーも無く生まれた楽団です」と発言していましたが、それは丁度この頃の「よこすかウインドアンサンブル」を指しています。
そのころには当初のOBバンドのポリシーは、演奏会のスタッフチームが担い、毎回の定期演奏会に裏方として働いてくれていました。
よこすかウインドアンサンブルのコンサートが定着して暫くすると、初期の勢いを失い、毎週の練習日に4~5人しか集まらない日々が何年も続いた時期がありました。
それでも、諦めずに守ってきたのは、いつの日かまた集まり始める日が来ることを信じていたからでもあります。
長年辛抱強く待ち続けた甲斐があり、少しづつ、本当にゆっくりと復活したよこすか。
重い病が少しづつ快方に向かうよな時期を経て、安定化して勢いのある市民バンドへと移行しました。
ここ数年は安定しているように見える楽団ですが、今こそ足元を見直して、細部を見据えた運営を期待したいと思っています。
私たちは、出演者が自己の資金を出し合って演奏会を開き、気に入ってもらえたお客様に来ていただくというアマチュアの楽団です。
驕ることなく真摯に決して無理をせず前向きに活動をする楽団になって欲しいと思います。