小金高校吹奏楽部創部40周年
創部年度記念としてはこれまでで一番大規模な行事です。
2005年の年末から入念な構想を練り始め、2007年7月に実際の準備を開始しました。
実際には1年半前に「コンサート会場の申し込み」を行い、連絡が取れる範囲の部長と代表者を集めて初の「部長会(説明会)」や実行委員会の立上げなどの準備を行ってきたのですが、こうして演奏メンバーが集まるのを見ると実感が増します。
10年前に「小金高校吹奏楽部定期演奏会開催20回記念・OBコンサート」というのを開いたのですが、定期演奏会を初めて開いたのが13期生なので、全OBを対象としての同窓会は今回が初めてです。
今回開かれる同窓会は10年前と比較してかなり広い世代が参加し、現在の申し込み数でも200名を超えています。
この行事の呼びかけを開始してから、私のところには懐かしい卒業生からのメールや電話がたくさんありました。
嬉しいことに、何年経っても瞬時に昔のままの関係に戻り、電話で話していても昔の話し方や呼び方になります。
高校生のときの「○○ちゃん」という呼び方が、何十年も経った今でも自然に口から出て、お互いにオバサン・オジサンになっても呼び方は同じです。
今回のOBバンドのために、7月末に第1回目の練習があり、久しぶりのOB・OGから卒業間もないOB・OGまでが森のホールに集合しました。
日ごろ「よこすか」で活動している卒業生もほとんどが加わり、よこすか結成のころの雰囲気を思い出します。
「よこすか」がOBバンドから市民バンド変貌した今、この40周年記念OBバンドは純粋に同窓生で演奏を楽しめる貴重な機会ですから、ふるさとに帰って来たような懐かしさに溢れています。
今日で5回目の練習が終わったところです。毎回、早い時間に来て、自主的に椅子を並べたり準備を手伝ってくれるのは若い世代(社会人初心者ぐらいの年代)が多く、とても助かっています。
練習自体は、毎回30~40人ぐらいの参加ですが、他で演奏する機会の少ないメンバーは流石に一生懸命練習に参加しています。
悪戦苦闘しながら取り組んでいるメンバー達と一緒に合奏するのはとても楽しく、充実感があります。
現時点では、まだ全てのメンバーとは顔を合わせていません。
社会人で多忙な人や、他の音楽活動をしている人はなかなか日程調整が難しいです。
今回のイベントは、日ごろは会うことなく過ごしていた同窓生たちが年代を超えて同じステージに乗るという目的があるので、「演奏技術」よりも「高校時代の部活愛」が大きな力となります。
残念なことに(10年前の行事のときもそうでしたが)OBバンドから始まった「よこすかウインドアンサンブル」である事実にも拘わらず、団長の独断(役員会すら開かれず)で、この記念行事に非協力的であったことです。他の役員は全員が協力的であった事は参加者の皆さんにお伝えしておきたいと思います。
OBバンドだった時代から長年ご来場いただいている皆様に充分なご案内を出来なかった事情はここにあります。
40周年記念行事の直前は静かな夜を迎えています。
明日と明後日は、最終リハーサルや最後の準備で慌しく過ごすので、多分今が一番静かな時だと思います。
よこすかの夏の演奏会以来、毎週末は大勢のOBたちと時を共に過ごしてきました。
まるで若い頃の様な感覚が懐かしく蘇りました。
この様な大きな行事を実行するには、多くのスタッフが必要になります。
心強い後輩たちは、自主的に各自の得意分野で役割をこなしてくれています。
毎回、私の予想を上回る見事な仕掛けを用意して会を盛り上げてくれます。
本番の日は朝からみんな良い顔をしていました。
慣れ親しんでいる会場なのですが、この日はメンバーが違うので、どこか勝手も違います。
コアラテレビの取材カメラが2台入り、3日後くらいのニュースの特集と、翌月あたりの特番の2つの番組で紹介されました。
※両番組とも映像が残っていますので、希望する関係者にはお分けします。出演者に配布する記念DVDにはニュースの方(12分ぐらい)の映像は入っています。
特番の方は1時間番組です。
2ヶ月前には初対面だったOB同士も今では仲良しの仲間になっています。
同窓生ゆえの繋がりや暖かな関係が演奏にも顕れます。
演奏を終えての皆さんの感想は、殆どが「楽しかった」「また、やりたい」でしたから、その言葉が聞けただけでも、この行事は成功と言えるのではないでしょうか。
そして、お客様のアンケートでも、「楽しさ・情熱が伝わってくる」といった意味合いの内容が多かったのも嬉しい限りです。
そういえば、mixiの方でもこの会の直後は盛り上がっていましたね。
この日の舞台裏の様子も、本番の演奏と共に編集して、参加者の皆さんに届きますから楽しみにしていてください。
記念演奏会終了後にレセプションホールで開催された同窓会には、吹奏楽部OBが230名ほど集まり、同期・世代ごと・楽器ごとなど様々な交流が行われました。
私が高校で吹奏楽部を立ち上げる際に目指した、上下関係のない世代間交流の集大成が目の前に出来ています。これほど嬉ことはありません。
みんなと過ごした2ヶ月間は忘れない思い出です。
もし私が元気なら、10年後にまたお会いしましょう。