コパンの音楽会
2006年5月4日に、コパンの自主事業としての音楽会を開いてみました。
訪問演奏を続けていると、コパンならではの音楽会を開いてみたくなりました。
元々小編成なので、ホールも小ホールで充分だし、練習の経費もあまり掛かりません。
私は演奏会開催の過程をすべて経験しているし、応援スタッフもいます。
小金高校吹奏楽部1期生としてOBのまとめ役を何十年もやってきた経験が役に立ち、この演奏会を成功させる確信がありました。
開催日を決めてホールの予約、ゲストとの出演交渉、練習計画、練習会場の確保、ホールの打合せ、印刷物の手配、案内物の発送や情報機関への広報活動、すべて一人でやってみました。人に依頼したのは「印刷物のデザイン」「集金」「打ち上げ用の買出し」あとは当日の撮影と受付ぐらいです。
さすがに本番当日は出演もするので、てんてこ舞いでしたが、何とかやり終えました。
無駄を控えれば、大組織のように役割の分散が必要な事も最小限に抑えました。
コパンの音楽会は「クラシックのコンサート」という堅苦しいイメージでなく、ライブの様な感覚で進行したいという思いがあり、ゲストとお喋りをしながら進行しました。
使い慣れている大ホールと違って客席が近くにあり、お客さんの表情が見渡せる楽しい演奏会でした。
お客様のアンケートでは「すごく楽しかったし面白かった」「肩の凝らないコンサートで楽しかった」と言ってくれていますので、目標は達成できたと思います。
終演後に開かれた打ち上げにも、出演者の大部分(3名のみ事情で欠席)が参加しての大宴会。その後の二次会にも20名ほどがなだれ込み、深夜まで余韻が続きました。
音楽にはたくさんの顔があり、クラシック音楽のように高い芸術性を求める音楽が存在する一方で、余分な知識など必要のない誰でも楽しめる音楽があります。
私は、それらを比較して優劣をつける事に意味を感じません。
今回ゲストで出演してくれたのは、市民バンド時代からの友人であり、小金高校の前顧問と音大時代に同期だったフルート奏者の鈴村栄里子さんと、よこすかを始め何度も共演経験のある、今や世界的に活躍しているバンジョー奏者の青木研さん。
鈴村さんにはついでに、よこすかフルート有志の指導もお願いしました。
私の活動の原点には「音楽を好きになってもらうために、まず音楽の楽しさを知ってもらいたい。その切っ掛けになる機会を作る活動を行いたい」という思いがあります。
今回の音楽会は、私が表現したい形のほんの一部分です。
まだまだ、たくさんのプランが頭の中にあるのですが、実現するには時間も費用もかかります。
これからも、時間の許す範囲で、小さな夢を一つづつ実現できればと思っています。
そのときは、また遊びに来てください。