市川市堀之内 北国分駅(整形外科・内科・外科・小児科)

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院長挨拶
開業の経緯
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クリニックのマーク(藤の花) 整形外科 内科 外科 小児

少女時代
 始めまして、福田(旧性:枝)美絵子と申します。
市川育ちです。市川のどんな細い裏道もよく知っております。

 
 小学校は国府台小学校に通いました。まだ整備されていない頃のじゅんさい池で長靴を履き、ザリガニ釣りしていました。実家が齋藤先生(前院長)のお宅の斜め向かいで、小さい頃はよく先生のお宅に伺い、先生の息子さんとよく遊びました。
医師を目指して
 高校は津田沼の隣大久保にある東邦大東邦で、真間駅から京成電車に乗り、毎朝津田沼の先の新大久保まで通いました。いつも遅刻ぎりぎりだったので、駅から学校までもうダッシュし、足を鍛えていました。山形大学の医学部に推薦の枠があり推して頂いたのですが、落とされました。

 悔しいので共通一次を受けたら普通に受かりました。1年前に兄が私立の医学部に進学しておりましたので浪人もだめ私立も行けないからと山形大学に進学しました。体力測定の全学の陸上部に長距離でスカウトされ、夏は陸上、そして冬はスキーといった生活でした。高校時代のもうダッシュがためになりました。
医師になってからの新米時代
 平成8年に卒業し、千葉大学の脳神経外科に入局しました。千葉大学脳外科第1号の女医です。大学では長い手術が多く病院から外にほとんど出ることなく大学病病院で2年間の寝起き生活でした。

 それから麻酔科、ICU(集中治療室)、松戸市立病院、千葉県こども病院、川鉄病院の脳外科を研修し、大学病院に戻って脳神経外科認定医を取り、博士号は脳腫瘍で頂いております。その後、成東病院、長生病院の脳外科非常勤医師を務めその鍼灸学校(新宿区新大久保)に通いその間2児を出産し、子育てをしながら鎌ヶ谷総合病院、千葉中央メディカルセンターの脳外科非常勤医師とし勤務しておりました。また、千葉大学医学部付属病院の特別臨床研修医として2年間和漢診療部の寺澤教授のもとで研修を行い同時に精神科(こどものこころ診療部)に研修に参りました。
痛みの治療に対する新たな治療の模索  
 脈絡のない経歴と思われるかもしれませんが、私の中では首尾一貫しておりまして、脳脊椎外科術後の軸性疼痛に対して和漢診療部で学んだ漢方薬を処方し、軸性疼痛にも疼痛性障害が含まれておりますから千葉大学精神科で学んだ認知行動療法を適応し、鍼灸学校で学んだ鍼灸の技術をその痛みに対して用いたいと考えたのです。
いざなぎクリニックとの関係  
 脳外科医としては16年めに入った頃でした。偶然3年前いざなぎクリニックの齋藤先生に電車の中でお会いし、これから私の技術を買ってくれる場所を探すつもりだと申し上げた所、いざなぎクリニックへ来てくれとお話しを頂きました。

その頃は私も忙しく、手術に診療に、研修に、子育てにと全く時間の余裕もありませんでしたので聞き流しておりましたが、齋藤先生は漢方に興味がたいそうおありでしたので、2年程前から月1回私が寺澤教授の下で経験した漢方症例や鍼灸の話をするためにいざなぎクリニックに伺うのが恒例となりました。斎藤先生のお母様が亡くなられた時もお手伝いに行き、斎藤先生ご自身のご病気が見つかった時にはすぐにいざなぎクリニックに呼ばれ、平成22年11月末からはほとんど一人でクリニックを任されておりました。

その頃、斎藤先生はたいそうお元気で、私がお手伝いに上がると、「ああやっと自分の好きなことができる」とうれしそうに外出されるので、そんなにお元気ならご自分で診療されればいいのにと内心思っておりました。私もまだまだやりたい事がありましたので、早く手術して元気に帰ってきてくれないかな、くらいに思っておりました。
 
 しかしその後先生は次第に弱ってしまわれたようで、クリニックにも顔を出されなくなりました。心配していたところ、昨年1212日、築地のカ゛ンセンタ―に来てくれと先生の娘さんから連絡がありました。伺った時はあまりにも壮絶な場面でした。先生が亡くなる1時間ほど前だったそうです。先生は私の手を握られて、息も絶え絶え、「クリニックは、美絵子先生が、いるから、大丈夫、せんせいが、いるから」と、もうそれ以上何も聞きとる事は出来ませんでした。

 開業というのは心の準備に1年程大概は要するのでしょうか?よく分かりませんが、なぜか、今、私は必要とされてここ、いざなぎクリニックにいて、自分のやれることを精一杯やっているとしか言いようがありません。恐らく、様々な足りない面があるのだと思いますが、患者様と共に学び、成長していく事を真剣に考えています。なにとぞよろしく願い致します。 




クリニックのロゴ(お灸をする女性) 
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