- 2010/12/31
- 中庭通信
- コミックマーケット79配布ペーパー
こんにちは。夏はお休みで1年ぶりの旅行記サークル中庭通信局です。申し込み書を見た時から一応覚悟していましたが、本当に大晦日参加です。
今回の新刊は、夏にヨケコ夫婦と一緒に参加した半断食合宿の体当たりレポート「半断食修行@伊東」です。ヨケコも同人友なので、レポを描いてくれました。記録的猛暑という今年の夏でしたが、私は普通の生活なら、あんまり暑さがこたえない方なので、数年前の猛暑も、今年の猛暑も、アセモができるわ〜などと言いながらすら〜っと過ごしていましたが、さすがに修行となるとひと味違います(笑)。我々の修行の成果がどうなったのかは、新刊をご一読下さい。
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半断食修行@伊東

半断食ヨガ合宿レポ 2010.8.7-9 byヨケコ&ユー
コピー P16 ¥200 (送料¥120)
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- 2010/12/27
- 篠山早春譜 高瀬川女船歌4/澤田ふじ子
- 船頭の弥助と長屋仲間の藤蔵は、わけありの武士であることを見抜いた尾張屋の宗因の紹介で、高瀬川の曳き人足として働き始めた。しかし腕が立つことから、時折、宗因や角倉会所の頭取たちに用心棒的な仕事も頼まれるようになる。
今巻は藤蔵さんの巻。やたら腕がたつけど、わりと人が良い藤蔵さんの登場から出奔の事情まで。名前しか出てこないけど、やんちゃくれだった平太がどんどん出世してるわ。
文庫連続発売はひとまず終わり。新刊予告されてる続巻単行本のタイトル「あんでらすの鐘」、初見ではとりあえず「あでらんす」って読んじゃうよね〜。
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- 2010/12/21
- 風信子(ヒアシンス)の家 神代教授の日常と謎/篠田真由美
- 神代の自宅に届けられた密室殺人の模型。高校時代の友人からのメッセージか?(風信子の家)同じアングルながら違う絵が写っている2枚の写真。結婚したかつての教え子の夫が亡くなったという。神代は深春を連れて、その家を訪れる。(夢魔の目覚める夜)
建築探偵桜井京介の名脇役というか、ちょい悪オヤジ、神代教授が主人公の話。でも京介と蒼と深春がけっこ出る。特に蒼。っていうか蒼を見る神代教授がもー、息子を見る父親っていうより、プリチーな愛娘を見る父親か、ひょっとすると孫を見る祖父?ってくらい、にやけてるよ。
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- 2010/12/19
- イシュタルの娘 小野於通伝2/大和和紀
- 東宮女御の晴子に書を認められ、屋敷に呼ばれた於通は、踊りで評判をとる阿国という女の子に出会う。ある時、母方の親族と共に於通の許嫁だという男が現れた。
いまや日の出の勢いの羽柴秀吉は、庇護している浅井三姉妹の長女・茶々の気を引こうとしていた。
えーと、於通の話はマイナーなので目新しく面白く。それ以外は何がどうと言うこともないんだけど……。あ、来年のNHK大河ドラマで注目の浅井三姉妹が出てきた。今、この名を見ると、上野樹里じゃなく、戦国鍋TVのメロディーが脳内に流れ。あと三女の名前はお江与にしてあるね。
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- 2010/12/16
- 天使×密造 EX2/佐久間智代
- 本業・アイドル、バラエティ担当で、映画の現場になじめず、相棒の八雲にも相談できず、落ち込んでいた凜は、類から夕食を誘われ、自宅に行ってみると……。凜が司会をするクイズ番組で親しくなった芸人の水原と歌舞伎役者の帰蝶だが、最近水原の様子がおかしい?
あー、これも心配な作品が。出版社移ったのはしょうがないとして、2巻目にして本編半分描き下ろしが中途終わり、本の4割くらい同人誌の使い回し。きちんと連載しないとなかなかねー。
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- 2010/12/14
- 東京国際アニメフェア2011ボイコット状況
- 東京都の青少年健全育成条例改正案に反発して、出版業界が来年の東京国際アニメフェアをボイコット表明しているとか。そのボイコット状況を端的にあらわした下の画像がアップされてる。
私も(腐)のハシクレだし、漫画・ライノベも色々読むけど、確かに書店で、過激な絵が小中学生の目につきやすい場所に並んでいるのを見ると、ちょっと……と思う一方で、条例で規制っていうのは、それはそれでどうか、とも思うし。
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- 2010/12/13
- 新 風の大陸/竹河聖
- 傭兵のローエとカヴィンタが道に迷ってたどり着いた隠れ里。大巫女に託された少年ルティを連れた旅が始まる。旅の途中、同道した旅芸人の一座が襲撃され、その縁から大陸東北部の小国、ザイツ公国の騒動に巻き込まれる。
前の「風の大陸」から数百年後の時代設定らしい。暮らし向きに特に違いは無い。風大でも騒動の元になってたソグドム教とか出てくる。3人組ってあたりも、風大と雰囲気もそんなに変わらないので、同じ気分で読める。
9月も10月も新刊リストに載ってたので、本屋で探したりアマゾンで検索したりしちゃいました。あとがきが8月なのに、発売が11月。新シリーズで、さー、これから物語は本番だぞー、ってとこで終わってるのに、タイトルに1って付いてないし、あとがきからも作者の様子が落ち着かない感じなので、先がちゃんと出るのか心配。
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- 2010/12/11
- 洞天茶房菜単 中華奇譚品書き 美男の供す佳き仙茶/真堂樹
- 幽霊通りと名高い鬼市巷で文人客相手に茶を供する洞天茶房の主人は、怪奇が大好きな李家の坊ちゃんの子春。近所のマンプク坊ちゃんが、しょっちゅう嫌がらせを仕掛けてくるけど、のれんに腕押し。洞天茶房で居候ついでに給仕もする2人は、天界の住人の花仙だった。
不思議ちゃん少年の子春と、2人の花仙と、マンプク坊ちゃんたちが繰り広げる中華風ホラーコメディ?香港映画・幽幻道士みたいな感じを想像すると、まー。登場人物が無駄に美少年だったり美青年だったりするのは、作者の好みなので、まー。1冊に2話の短編なので、毎週1話完結のTVドラマかアニメみたいな感覚で。
話は軽くてそれなりに楽しめるけど、書名がダラッと盛り込みすぎ。
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- 2010/12/08
- 銭とり橋 高瀬川女船歌3/澤田ふじ子
- 不幸な目にあったお蕗が帰ってきた。角倉会所で働き始めたお蕗が、休みのたびに人知れず出かけた先は?界隈を托鉢してまわる貧しそうな若い僧侶を宗因は気にかけいた。その僧・普照は勧進のために京に出て托鉢しているのだが、思わぬ不運に見舞われる。
真面目で人の良い普照さん。これも修行と京都で勧進してるのに、次々難儀がふりかかる!それぞれ別の事件が起きる短編集だけど、京のこす辛い都会の荒波にもまれてきりきり舞いの普照さんを、宗因たちがみんなで見守ったり助けたりする巻。
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- 2010/12/07
- プリンセスハーツ これが最後の恋の巻/高殿円
- パルメニアが誇るシングレオ騎士団の内密の招きを受け、ルシードはヒクソスにやってきた。入団試験のどさくさに紛れて砦に乗り込むための策とは。世界会議のためヴィスタンシアに来ているジルは、後宮に居るらしい姉のキキに会おうとするが。ジルたち三姉妹出生の秘密が次第に明かされる。
子育てに余裕ができたか、執筆が進んでるご様子。今巻はヴィスタンシアの変態王がグレた原因の過去と、ジルたち三姉妹の母クラレンシースの知られざる過去、かな。ジルってば仲良しになったハクランにサラッと勧めてるけど、キキの件もセティの件も、かーなーりーヤバいですからー。でも、あとがきに書いてた、ハクラン王の介抱の番外短編、ぜひとも書いてほしいものです。
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- 2010/12/06
- 祝もものき事務所/茅田砂胡
- 自分が食べていくくらいなら親の遺産があるから、仕事したくない百之喜太朗。しかし幼馴染みの雉名からまわされた、殺人罪で起訴された弟の無実の証拠を求める椿江利の依頼を受け(させられ)た。犬も歩けば棒に当たる、百之喜歩けば真実に当たる。偶然か必然か、とっても奇妙な調査の行方はどこへ行く?
キャラの名前が桃太郎にちなんだらしく、百之喜太朗、雉名、鬼光、犬槇、芳猿、となってるけど、実際手綱をにぎってる大将は雉名で、百之喜は犬?当人を含め無自覚な百之喜に振り回されるドタバタな話で、展開がドンデンドンデンしていくので意外性があって面白い。
気になるのは、ファンタジーのデルフィニアや、SFのクラッシュブレイズだけでなく、現代劇なのに、また名家・名士の金に飽かせたひどい横車をとっちめる話だったので(まー、昔の桐原家にも最後にあったけど)、何かトラウマとかあんのかな、と心配になった。
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- 2010/12/05
- 戦国鍋TV なんとなく歴史が学べる映像 壱〜
- TVK、テレビ埼玉、千葉テレビ、サンテレビなど地方局で放送中の戦国鍋TV。同人友ヨケコに教わって以来、ハマって見てる。「戦国時代の様々な史実をなんとなく学べそうな映像」と称して、戦国時代の史実や逸話を現代ドラマとかJ−POPな歌とかにしちゃう、歴史バラエティ番組。「史実が学べる」というか、いちおう賤ヶ岳の七本槍の名前は言えるようになりました(笑)。あと黒田勘兵衛と竹中半兵衛のロックユニット・兵衛'zで「ベー・アンベシャス」とか。たいへん笑えるので、真面目な歴史ファンには怒られるかもだけど、いろんなドラマや小説やマンガで楽しんでる人にはひとつの楽しみ方として良いのではなかろーかと。
順次DVDが発売中なんだけど、まだDVD買う気にはなれず……。でももし、同人友ネコが言うように「ミュージック・トゥナイト」だけを集めたCDかDVDが出たら買いたいかも。
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- 2010/12/03
- メンタームU20クリーム/近江兄弟社,アトリックス尿素10%クリーム/花王,薬用ハンドクリーム スーパーさらさら/資生堂
- 肌荒れの季節です。洗剤負けとかで指の皮が乾いてめくれたり、かかとがバリバリしてくると、ハンドクリームに走る。そんなわけでハンドクリームについて。
かかとがあんまりすごくなった時、薬効があるかなーと思って、思い切ってメンタームの尿素20%を買った。まー、よく効くんだけど。風呂上がりに塗って、靴下はいて寝ると、翌朝にはかかとが柔らかくなり、しばらく続けるとめくれもおさまる。しかし、すっごくヌルヌル。翌日風呂に入るとヌルヌルが残ってるのが分かるほど。昼間の手には向かないと思う。
アトリックスは、そんなわけで昼の手用。メンタームもそうだけど、犬と言われる私が、店頭で臭いをかぎまくって最も無臭に近いものを選んでる。アトリックスには種類がいくつかあって、これが一番臭わないので、職場の机に常備。塗った直後は少しヌルつくけど、すぐに普通になって気にならない。効果と使用感のバランスが良くて、今んとこ、これが一番好き。
尿素20%のヌルヌルに困ってた頃、スーパーさらさらをつい買った。確かにさらさらなんだけど、さらさらすぎて粉っぽい気がして納得がいかず、1本使い切ったらやめた。
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- 2010/12/02
- 王子の優雅な生活(仮)3/紫堂恭子
- ピゴット卿の追跡を優雅に(?)かわすアンドレア王子の一行を追うため、アガレス王直属の精鋭部隊が出動した!隠れるように住むセリーナの前に、過去を知る男が現れた。ギルバート森林官に過去を隠すセリーナは次第に追い詰められる。
王子様ってば、なんつー綱渡り作戦!でも人の心を動かす王子の勝利でハッピーエンド。木の上の小屋を宮殿と呼ぶ前向きで自己肯定的な思考が勝利した話。あと、どんなに常識外れな物知らずでも、人民の父たる王族という帝王学だけは持っているところが立派だった。
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- 2010/12/01
- 幕末銃姫伝 京の風 会津の花/藤本ひとみ
- 会津藩砲術指南役の家に生まれた山本八重は、山川大蔵ら同年代の少年には負けない力自慢だが、裁縫やお茶など女らしいことは苦手。江戸遊学から帰った兄・覚馬に教わり、西洋銃にのめり込む。遊学中に黒船を見た覚馬は時代の変化を知り、西洋式の銃砲を導入する軍備の改革を唱えるが、親藩を誇りとし、剣と槍という武士の誇りに固執する会津藩にはなかなか受け入れられない。
歴史物はフランス革命とかヨーロッパばっかりな作者が珍しく日本史物。例によって図書館予約で。黒船来航以後、幕府側についた会津藩の幕末を、国元の会津と、覚馬たちの京都守護職関係者の京都とで二元中継。八重は実在した人物で、ウィキとかで引くと、へぇな経歴も。戦術論でナポレオン伝を多用するのはご愛敬。まー、薩長はイギリス派、幕府はフランス派だし。
2011/06/24追記:再来年(2013)のNHK大河ドラマは、お八重だそうで。これが原作ってわけじゃないけど、去年の新刊だから、時期的にスタッフ読んでそうだよなー。
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