- 2011/01/31
- プリーズ、ジーヴス2/勝田文,森村たまき,P.G.Wodehouse
- 前の執事を解雇し、新しく雇った執事はジーヴス。バーティーは、金主の伯父が書いた回顧録の出版を止めてほしいと、美しい婚約者のフローレンスに頼まれた。実力行使に出たバーティーのピンチにジーヴスの意外な行動が、バーティーを救う?
本屋に行ったら、買おうと思った本が翌日発売ってことが分かって、がっくりしながらうろうろしてたら見かけたのでつい。1巻も今度買おうかな。原作1巻しか読んでないので、未読の「それゆけジーヴス」のコミック化。女性やら友だちやら親族やらについつい乗せられてドツボにはまるバーティーが、執事ジーヴスのちょっぴり出過ぎた助力を得るコメディ。最初の話はバーティーとジーヴスの出会い編。原作訳者によるイギリスの慣習や時代背景についてのコラムも有り。
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- 2011/01/29
- 鉄壱智8/なるしまゆり
- 都に入ろうと別行動する鉄壱智たちの一行だが、百合子と禎厚と蝶子は目玉の闇に囲まれ、鉄壱智や昴となんとか合流した朔ら彦は羽ばたきの音に呼ばれていた。
うーん、過去と現在の組み合わせが複雑になって、私の単純な頭ではわけがわからなくなってきたなぁ(笑)。もっかい1巻から通しで読み直さないと。百合子が超がんばってます。鉄ちゃんと昴がものすごく問題解決力のあるコンビになってきたなぁ。朔ら彦は自分自身が問題の中心なので、体当たりドッカン。粉屋の父ちゃんも訳知り顔でちょっぴり登場。
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- 2011/01/26
- 妻敵にあらず 足引き寺閻魔帳/澤田ふじ子
- 犬の豪が三日ほど帰らず、飼い主の宗徳はふてくされていたが、豪は密かにある人物の後をつけていた。(思案の仇討ち)羅宇屋の与惣次が行きつけの居酒屋で、訳ありな忘れ物があった。忘れ主を捜してみると、子細がある様子。(妻敵にあらず)檀家もない地蔵寺に、太物問屋の葛城屋のご隠居が、腹立ちもあらわに亡夫の位牌を預けていった。(四十九日の客)
頑張れ、豪!どんなに人が良く物堅い男性でも、女の影がさすと、途端に信用を無くす(笑)。「四十九日の客」は、ちょっと「百鬼夜行抄」を思い出す。時代の前後はわからないけど、ちょっぴり高瀬川の角倉会所が話の端に登場するので、高瀬川シリーズを思い出す。
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- 2011/01/24
- 琅邪の虎/丸山天寿
- 行方不明になった患者の女の子を捜していた求盗の希仁たちの前に現れた女の妖怪が、人虎の災いを警告する。兵まで動員して人虎を捕らえようとする琅邪の町に、不思議な事件が次々起こる。混乱する琅邪の町に、再び無心が現れた。
シリーズ2作目。古代の人権無し時代だから仕方がないけど、始皇帝時代の厳罰をもって処す厳しさが、影のテーマかもしんない。あと、人虎探しの余波で嫁を訴える姑の構図がありきたりだけど笑える。無心、後半しか出ないけど、今回も格好いいぞ!
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- 2011/01/20
- 雨柳堂夢咄 其ノ十三/波津彬子
- 若い骨董仲間3人組は、ちょっと張りあう気持ちから雨柳堂に行くと、ちょうど欲しいと思っていたものが手に入るのだが。(三人の客)表具師の通夜では、嫁いで半年の若妻が弔問客を迎えていた。夜更けの弔問客はなんだか変な様子。(夜伽の客)
ここんとこ出てないなと思ったら休載してたらしい。でも読み切りだからいつ始まってもいつ止まっても(笑)。店主の孫の蓮があんまり活躍せず、最後にちょっと出てきて解説するくらいの話が多いけど、そのくらいの方が話がバリエーションあって短編シリーズには良いよなぁ。いつもながら物の怪がキモカワ
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- 2011/01/19
- 仮面教師SJ 1/麻城ゆう
- 詐欺師の父に反発して教職を選んだ笹蔵十蔵だが、内定していた基礎教育学校(古称・小学校)に内定を取り消され、教育機構監察局に拾われたものの、任された仕事は悪質専門学校査定のスパイ。父譲りの詐欺師の才能を活かし、専門学校の教師として潜入した。
時代設定は、前の「新・特捜司法官S−A」の最終巻で、長寿番組だったのに終了してしまったドラマ「特捜司法官S−A」が始まった翌年の過去に戻ってます。ってことは、十蔵はジョーカー・シリーズの六道リィンと同年代かなー。普通の小学校教師を目指してるので、アクションは(基本的には)なしで、どちらかというと頭脳戦。いちおう別の新シリーズなので、特捜司法官はちょっぴり覆面でしか出ないことにしてるらしい。けど、そのうちなし崩しそうな伏線張り(笑)。
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- 2011/01/18
- やじきた学園道中記II 1/市東亮子
- 今度のお助け転入は軽井沢の社交ダンス部がある数少ない高校。調査のためダンス部に入部してみた矢島は、売り言葉に買い言葉で競技会に出場するはめになり、イケメンとコンビを組んで猛特訓!生徒達はそれぞれ事情を抱えている様子。密かに調査する篠北は、屋根裏部屋の秘密に迫る。
ちょっと前に、やじきた過去篇みたいなのが出たと思ったら、第2シリーズに改変。(笑)
ド素人から始めて社交ダンスの競技会っていうと、世間では「Shall we ダンス?」かもしんないけど、私なら「有閑倶楽部」を思い出す…って1巻だったんだ、古っ!
お決まりの、怪しい黒服とかが現れて、やじきたがぶちのめす展開も有りーの、普通の生徒かと思いきや、実はお坊ちゃまが有りーの。
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- 2011/01/15
- 電動ちりとり スイーコム/(有)マーフィー
- TVで見て、速攻、楽天で調べて衝動買いを。ざっくり言うと、フローリングワイパーを補助する置き型掃除機。
フローリングワイパーの替えシートを、たとえ百均ものでも毎回捨てるのはナンだと思って、マイクロファイバーの「もけもけ」なやつを使い始めたら、拭いた床自体はとってもきれいになるんだけども、ホコリが吸着せず床を移動するだけなもんだから、結局最後は掃除機で吸わなきゃならない。クイックルワイパーのたっかい純正のドライシートだと、砂状のごみまでシートにからめ取ってくれるんだけどなー。せめてもう少し使いやすい掃除機に買い替えるかなぁ、と考えてる時にTVで見たのでつい。でも掃除頻度の少なさから計算してみると、吸着力の高いクイックルワイパーの純正替えシートの方が手間無しで安上がり?
それはともかく。スイッチをAUTO(自動)にして、本体下部の吸い込み口にゴミを掃き込むと、フローリングワイパーを赤外線センサーが感知して5秒間吸引。たぶん箒でもOK。スイッチがMAN(手動)だと、吸い込み口上の手動ボタンを押した時に吸引。ゴミは中央の黒い所にたまる。
自分には合ってると思う。短所は、センサーがやや鈍いのと、ネットのクチコミ読んで覚悟してたけど、確かに大音量のギュイーン音。でも1回5秒だし、掃除機にあまり静音性を求めないし。機能上、どうしても出しっぱなしになり、インテリア的に美しくはないので、気にならない人か、廊下の片隅の目立たない場所に置けるなら便利かも。コードは1.4mって書いてあるけど、形状からして角に置く用なので、置き場所を選ぶことを考えると、やや短いかな。省エネ家電な現代に500Wって、けっこう大電力かと思ったら、今ある古い紙パック掃除機は690Wだった(笑)。
追記:ゴミ捨てがちょいと面倒。中のフィルターにホコリがはり付いてるし、ゴミ箱内のでっぱりに髪の毛が引っかかるし。紙パックは偉大だ。
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- 2011/01/13
- 燔祭の丘 建築探偵桜井京介の事件簿/篠田真由美
- 失踪した京介を捜す蒼と深春だが、その探索に進展はなかった。深春が東京に戻っている間、蒼は函館でニキと知り合う。生家に戻った京介は、別の場所に監禁され、20年前の罪と向き合わされていた。13歳の京介の過去が明かされ、陰謀の糸を引く父親が姿を現す。
ついに、桜井京介シリーズ(本編)完結!でも神代教授のシリーズは続く、みたいな?神代教授と京介の出会い篇「黒影の館」で、京介の生家と本名が出て、今巻はその後始末なので、京介が2つの名前で語られるし、過去の人物・事件を引用するので、当然シリーズ通読でないと意味不明。ともあれ、京介の謎の過去が明かされ、実家の始末もだいたいついてすっきり!
シリーズ中、京介の一人称がほとんど無いので、今巻の内心述懐は強烈。つまり、蒼はもちろん、神代教授が大好き!と赤裸々に語っちゃってるよ。レギュラーの後日談もあってサービス満載。京介の母は印象的な女性で、名前が頻出するわりに、人物像が断片的すぎるのがちょっと不足な印象だけど、まー、今を生きる世代には、そこまで必要ないってことかな。
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- 2011/01/11
- 三国志ジョーカー1/青木朋
- 時は漢末、曹操が丞相として天下に名をとどろかせていた頃、役所の用事で宮廷に来ていた司馬懿、字は仲達、スーツ姿で手にはシガレット。仲達は、自分を誘拐した天人(?)孔明を捜していた。修道服を着た孔明の目的は?曹操の息子達の兄弟喧嘩の行方は?
もー、こんくらいカッ飛んでると、スーツがどうのって言ってる場合じゃない気がする。一応、史実は最低限踏まえてるし。話はきわめて単純に、孔明、何者!?
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- 2011/01/10
- 〈呪肉〉の徴 グウィノール年代記1/縞田理理
- 人に言えない悩みがあるメルが、夏至の日に一日参りのために走っていると、〈呪肉〉を摘発する畸端検査官にぶつかり、連れて行かれそうになった。そこに通りがかった大公家のアラストリナ姫に助けられ、姫君に仕えようと決意する。そしてある日、大公宮殿で惨劇が起こった!
なんというか、上記あらすじのまんま、な話で、読んでる間はそれなりに面白いんだけど、特筆すべきところがない?単に、王道で、私好みのひねくれたキャラがいないせいかもしれない。〈呪肉〉とかの世界観は良いので、今後の展開に期待。
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- 2011/01/06
- レッド・アドミラル 英雄は夜明けを招く/栗原ちひろ
- アルモニア神への信仰が支配するアスファル帝国との停戦が破れ、戦争が始まる。艦隊の一員として出撃した幽霊船レーン号は、先の極秘任務を続行するため、密かに艦列を離れ、アスファルに向かうが、魔の海域を通過中に、幽霊が現れた!ロディアがランセにプロポーズした!
最後、海軍らしく海戦になった。レーン号のメンバーが旧神の力をバシバシ使う。ロディアとランセが微妙になったりならなかったり。最終的にはどっちにたおすのか、興味がなくもないけど、それよかまともな海軍話のおかげで脇のカザルス提督がけっこう出張って、ちょい悪な内心だだ漏れてるので、満足。
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- 2011/01/02
- こばと。5/CLAMP
- 小鳩は、藤本への気持ちに気づき始めた。いおりょぎさんが縫いぐるみになった天界との因縁が明かされる。
アニメ(私が見てるのは地デジ)放送終了後に出るコミックスなので、ストーリー展開と小鳩ちゃんの秘密がアニメのまんまだったら、あんまりだわ、がっかりだわ、と心配してたけど、ちゃんと違えて、もう少し複雑にしてあったので良かった。ってゆーか、原作先行→アニメ化だと、原作に忠実でないアニメ化が嫌なのに、アニメ追い越し→原作後出し継続だと、アニメ通りの原作になったらがっかりなのはなぜなんだろう?原作重視派だからかな。
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