独言 2010/02

2010/03

2010/01

2010/02/26
ボクを包む月の光8「ぼく地球」次世代編/日渡早紀: かつて父・輪が立てた計画を実行しようとする蓮を止めようと、紫苑が蓮に語りかける。小林家で暮らすカチコの隠されていた出生の秘密が、今、父親の未来路から明かされる。
なっつかしの「記憶鮮明」時分は、ＥＰＩＡなんてわりとのどかな組織だったんだけどな。まー、時代の変遷と共に。未来路は深刻なんだけど、この話はディープにしすぎないっていう方針が輪の態度に表れてるのかも。「ぼく地球」時代から、ありすは悩みつつも最後はいつも、どんと来ーい！な懐の深さがありますな。
「記憶鮮明」「ぼくの地球を守って　記憶鮮明東京編」「偶然が残すもの　記憶鮮明II」「ボクを包む月の光　ぼく地球次世代編」がそれぞれ独立しつつ、一連の超能力物になってるので、久々に通読するのもいーかもしんない。絵柄とテーマの変遷が激しくてギャップに驚くこと間違いなし（笑）。
2010/02/24
日本人の知らない日本語2/蛇蔵,海野凪子: 出てるよ、と教えてもらったので早速。今現在、１巻は回覧に出しているので、友人宅を歴訪中。皆に好評。
外国人向け日本語学校教師のマンガエッセイ第２弾。アニメ・マンガオタクや、時代劇で日本にひかれた人たちとの「それは日常会話では使わない」バトルと、日本での生活で若者言葉やバイト用語などを覚えてくる人たちとの「それ一部の人にしか通じない俗語」バトルが面白い。あと、日本人なら由来を知らなくても使えちゃう各種日本語など。新たにルパン三世好きコスプレ・アメリカ人など登場。今回の一コマシリーズも面白い。「自分が日本化したと感じる瞬間」特集。
2010/02/23
セルグレイブの魔女/高瀬美恵: ゲームに登場する「セルグレイブの魔女をたずねよ」というメッセージが残された連続殺人事件は、９年前、同じ言葉のメモが残された小学生失踪事件を思い出させた。９年前の事件の関係者は、それぞれに犯人探しを始めた。殺人を重ねる犯人の目的とは。そして勇者になろうとした少年の失踪の真実は。
ミステリー、かなぁ？いうなれば「Why done it?」だけど。時間軸上では現在の殺人事件なんだけど、９年前に行方不明になった智紀少年に何が起こったかが主題。新刊帯に「お子さんをお持ちの方にはオススメできません」って書いてあるのは、子どもは何でも知っている的な話だからかな。
2010/02/15
五月闇御家人風来抄4/六道慧: いきなりの闇討ちを逃れた弥十郎が帰宅してみれば、長兄から大店の娘との縁談が持ち込まれた。婿取りがだめなら押しかけ女房、と強引な縁談に辟易する弥十郎。四兄の京四郎の紹介で鷹匠から逃げた鷹を探してくれと、風来屋の手に余る依頼。周囲で起こる失踪や殺人を追ううちに、すべてが一つの方向を指し始めた。
押しの強い嫁志願に出番を取られて、贅沢好きの母上様が最初だけっきゃ目立たないわ。この母上、霊感書道家なんで、前にTVで劇場版見た「TRICK」の母（野際陽子がやった役）に感じが似てるかも？初出の京四郎兄上が格好いい。やもめらしい。
2010/02/14
闇の末裔12/松下容子: 巽と亘理が潜入した密の実家では、密の父が、黒崎家に代々続く祟りに苦しんでいた。調査のため、亘理が提案したハッキングに協力した巽だが。一方、密は倶利伽羅を説得に失敗したことで、傷を負ったばかりでなく、天狗たちに責任を問われる。
……ヤミマツ？今頃!?本屋で目が点になった。新刊帯には「８年ぶりの最新刊」って書いてあるし。平成13(2001)年まで連載分を収録。新刊を出してきたってことは、連載も再開するんかね。
前巻まで、えーと、密の実家が出てきたのは何となく覚えてる。あと、都筑に対抗して（？）密が式神を手に入れようとしてたのもおぼろげに。主役のはずなのに都筑がもー、ほんのちょろっとしか。
2010/02/13
悪魔のソネット永遠の扉は二人のために/栗原ちひろ: レクスがキュリオスに捕らえられ、城に戻ったジャスティン。女王の名でベネットがしかけた魔界との戦いは、二重三重構えになっていた。満身創痍のレクスがジャスティンの呼びかけに答えた。ジャスティンが目指す魔界との共存の道は。
完結した。状況の厳しさとは裏腹に、ひきつづきラブラブ〜。しかも一応ハッピーエンド。さすが少女マンガチックを目指すだけのことがある。どっちかつーと女王陛下の巻かな。レクスがかーなーりー前向きになって、人（？）としては良くなってるんだけど、ひいき筋としては、ちょっぴり寂しいかな〜。
2010/02/11
古建築の基礎知識/前久夫: 日本古建築の縦割り通史的に解説。寺、神社、宮殿、城郭、邸宅、茶室、民家のそれぞれについて時代変遷の概略を解説。
図書館の返却棚にあったのでフラッと。基礎知識にしては、図や写真がとっても少ないので、それぞれの用語をイメージできる基礎知識か、別途の図版資料を持ってないと読むのはきついかと。発行が昭和61年なんで、特に古代についての最近の発掘とかが反映されてないことと、大嘗宮正殿の解説で、天皇即位最初の新嘗祭である大嘗祭は、昭和3年が最新なのがご愛敬。今なら最新はもちろん平成2年。
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2010/02/09
っポイ！28/やまざき貴子: 中学卒業を機に天野からも卒業、と心に決めた鷹丘は、最後のバスケ勝負に望む。東一中と燕中のバスケ対決の勝敗は!?３Ｄの二下先生と３Ａのかよ子先生は、教え子たちの卒業を待っていよいよ結婚式。問題児たちが騒ぎを起こさないかと心配する二下の心配をよそに、結束力抜群３Ｄ一同の心づくしは執事とメイド。
中３の一年間を連載すること20年目突入！ってすごすぎるよ……。人数増加中の表紙、へーちゃん、ちっちゃ！ペチコートの謎を追究する３Ｄ男子を足蹴にする３Ｄ女子、強いぞ。最後に明かされる金一封のショボさがなかなか（笑）。それにしても、こんだけ目一杯つめこんだら、春休みでもぐれてる暇ないね。楽しいこといっぱいあるんだから、子どもたちよ、気力体力の限界まで動いとけ。
2010/02/08
ももいろ倶楽部にようこそ/二宮悦巳: お年頃な宗明が、中古の18禁ゲームをこっそり楽しもうと思ったのに、スタートしてみたら「ＢＬの」18禁だった！しかもキャラが実体化しちゃった！４人のキャラと同居で部屋は狭いし、高校でも挙動不審になっちゃうし。
たまには超軽い話もいーかー、と思ったら、タイトルと設定見るだけでアホはアホだけど、ちょっとしんみりさせるところもないではない。宗明は、ブラコンで兄ちゃんに心配かけないようにとか思いつつ、夜中までゲームをし、同居中のキャラにほだされるわ、同級生にもフラフラするわ、ダメダメです。周りの方がなんか寂しくなってる。留守がちの兄が登場したら、ドロッてきていい感じ〜（笑）。
2010/02/06
戦う司書と世界の力/山形石雄: かつて世界を救った英雄にして、今は世界を滅ぼすために長い眠りから目覚めたルルタ。ルルタは、絶望した恋人の願いを叶えるために世界を滅ぼそうとしていた。ルルタを止めようと、数多くの武装司書たちが命を落とし、あるいは戦闘不能に陥る中、ルルタに語りかけるものが現れた。そして最後の総力戦が始まる！
10巻にしてようやく完結。あー、パンドラの箱的なおとぎ話。最初からずーっと、裏切ったり欺いたり裏があったりする話だっただけに、最後だけやけに真っ直ぐでちょっと意外。ところでちょろっと出てくるイレイア、シリーズ中ではハミュッツにおばちゃんと呼ばれ、みんなの母ちゃん的存在だったけど、若かりし頃は女王様で格好いいぞ。ハミュッツと違って迷いも裏もなく、自分を信じてまっしぐら。ちょっとお涼サマっぽい？
それにしても挿絵のハミュッツのダイナマイト・ボンバーな胸元は、もちょっとこー……。覚えてる限り、そこまですごい形容は本文に無かった気がすんだけど。
2010/02/04
薬師寺涼子の怪奇事件簿霧の訪問者下/垣野内成美,田中芳樹: 薬師寺家の別荘を囲む不法侵入者を、お涼サマは喜々として排除に乗り出した。女装愛好家の全国大会でゴスロリ派とウエディングドレス派の対立を横目に、涼子たち一行は敵地に乗り込む。軽井沢の霧に隠された中で惨劇が起こる！
お気に入りの取り巻きを引き連れ、秘密兵器を次々繰り出して、休暇を満喫するお涼サマが楽しそう。……いつもか。ストーリーに追われ、女装大会が控えめだったわ。残念。巻末の対談で、田中さんが色々隠し設定（？）を語っているので、そのうち新作のネタになるかも。
2010/02/03
比類なきジーヴス/P.G.ウッドハウス: 脈絡なく恋をする親友のビンゴに、身分違いの結婚を伯父に認めさせる策を求められたバーティ。執事のジーヴスに授けられた助言をしてみたら、余計ややこしいこと巻き込まれた！
イギリス上流社会を中心に風刺的なドタバタ。イギリスではシャーロック・ホームズ並みに有名なシリーズらしくて、ドラマになってる。ハリ・ポタの双子がいたずら好きなのは、もしや意識してる？日本でも最近漫画化されたらしい。
バーティーは貴族の息子だけど、軽薄で意思が弱くてお人好し。執事(従者)のジーヴスが居ないと生活が成り立たないし、ビンゴや親戚たちが持ち込む厄介事を断固として拒絶することができず、トラブル解決までジーヴスの知恵に頼る。たまに主人の威厳を示そうと無駄な意地をはるけど、二人の主従関係は良好。ジーヴスも保守的なようでいて、真面目ばっかりでないところが面白い。引用が多くて、訳者でもフォローしきれていない。
そもそもは、音がマンネリでない目覚まし時計を探してたら引っ掛かったのが面白そうで、原作読んでみることにした。時計はGood Morning, Sir版とGood Morning, Madam版があり、ドラマのジーヴス役の声で「Good Morning, Sir」とか起こしてくれるらしい。
2010/02/02
投函: 申込書を今朝投函しました。正月休みに振り込みだけはしといたんだけど、そのまま放置すること半月、半分だけ書いて更に半月。
夏コミ受かるかな。その前にどっか行きたいな。暖かくなったら。今はまだ冬眠中zzz……。
2010/02/01
少年怪奇劇場上巻,下巻/なるしまゆり: 突然の幸運を使い切って突然死んだ一登は、幽霊になってしまった。人と会話もできない退屈な中、幽霊と話ができる天才バイオリニスト少年と出会った。（上巻、終電時刻）賞金が出ると噂になったネットゲームで、ただ一人ゲームオーバーまでたどり着いたユキヤは、一億円という賞金を受け取りに行くが、現れたのは超変人。（下巻、ディープフリーズ）
「隣の町で死んだひと」「終電時刻」のリニューアル版ってわかってて買いました。不思議な話の短編集。
「ディープフリーズ」の手白沢って、最初、長髪がキモイと思ってたんだけど、「近似死1/2」だといっそさわやかに見えて……。行動は変でも、心根がふつう？