- 2009/09/30
- ちゃんと待ってる2/可南さらさ
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顔良し家柄良し性格無愛想協調性なしの貴一とお人好しの智幸がつきあい始めて半年ほど。ところが最近貴一の行動が不審。しかも智幸に嘘をついたり女の影も?貴一の過去にまつわるトラブルで智幸は心配。
内気くんと大型犬。イラスト似てるけど変わった?と思ったら、前巻からの長いインターバルのため、絵柄が少しとペンネームが変わったらしい。にゃおんたつね改め西河樹菜。
えー、感想……、えー……。京一郎先輩ってニコニコしてる気配りの人だし、善良な智幸相手にはいい人だけど、さりげな〜くSの気配がっ。
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- 2009/09/28
- 令嬢たちの世にも恐ろしい物語/藤本ひとみ
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太陽王ルイ14世時代の「寵姫モンテスパン夫人の黒ミサ」、同じくルイ14世ながら少し前の「詐欺師マドレーヌの復讐」、シャルル6世と母后カトリーヌ・ド・メディシスの時代の「公爵令嬢アユーラのたくらみ」、フランス革命期の「王妃マリー・アントワネットの首」、の4短編。
ハードカバー「殺人の四重奏」の改題文庫化。良かった、図書館で借りてはいるから既読だけど、文庫の2度買いじゃなかった。
アオリではミステリーとなってるけど、謎解きじゃなく、殺したり殺されたりがテーマってことかな。1、4章は歴史的事実をかなり盛り込んでるけど、2、3は単純に時代設定にしてるだけ。でもこの2編は史実のしばりが少ない分、小説としては面白いかな。処刑人サンソンと人形師のマリーの4章は、最後の方でへぇ、と思う仕掛けを入れてある。
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- 2009/09/27
- 洗濯用洗剤 海へ…, 食器洗い用洗剤 森と…
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地球に優しい生分解性洗剤をもらったので使用レポート。地球に優し度はメーカーの主張を信じるしかないので何ともいえない。
「海へ…」
洗濯機から出した時は淡くほんのりラベンダーの香りがする。乾いたら匂いがしない。そこが良い。すすぎ1回で良いと書いてあるけど、そういえば洗濯機にお任せなので2回すすいじゃってるな。夏以外はすすぎ1回目に風呂の残り湯を使うしなー。抗菌とか強い洗浄力とかは無いと思うけど、今のところ泥だらけになる子供がいたりするわけではないので、特に不自由は感じない。ドラム式にも使用可らしい。詰め替えもある。これで値段が……。
「森と…」
スプレーした時は木造住宅建築中か鉛筆の削りかすみたいな木の匂い(えーと、青森ヒバ)がするけど、洗い上がりは匂いがしない。そこが良い。食洗機での使用適量の目安が書いてないのでどんくらい減らしても大丈夫か試行錯誤中。パイレックスの小鉢はちょっと曇ってるかなー。でも合成洗剤でも曇りは時々あるしなー。泡立たないので手洗いの洗い具合の見極めは手触りで。油っぽいフライパンは紙で拭いた後、2回洗えば。こちらは詰め替えの原液が濃縮なので、水増しすればそんなに高くはない、はず。
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- 2009/09/26
- COMBINATION1〜3/聖りいざ
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おちゃらけ刑事の羽柴、寡黙な佐々木。正反対の二人が最強のコンビを組んだ。過去のいきさつから政治家の澤田に迫ろうとする羽柴は、ある夜、一人の少年を拾った。少年の願いを叶えるため、佐々木の縁で妹之山家を巻き込んでの大騒動が始まった!
続と羽柴のそらぞらしい会話が楽しい。終子ちゃんが秋子になったり、妹之山兄弟の設定がCLAMP時代とは微妙に変わってて違和感が(笑)。や、CLAMP同人誌の妹之山家シリーズ(?)にはそんなに詳しいわけじゃないけど。
ところで、いったい何べん出し直す気だ、このシリーズ。期待するからつきあってるけど、既に3回目なんですけどー。ケータイコミックスで連載始めたらしいんで、今度こそ完結までいってくれよぉ!
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- 2009/09/24
- 事象の地平/川原泉
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又借り、というより手違いで。貸した本の返却に混ざってた。
どこらへんが哲学なんだかよくわからない哲学エッセイとか目つきが独特なイラスト付の哲人紹介コーナーとかファウル方面に返ってくるインタビューとか。
いろんな川原マンガのコマが挿絵がわりに入ってる部分あり。昔は友達に借りたりしたんだが。なもんで、美貌の果実くらいまではいくらか知ってるけど、それ以降のは知らないんだよな。
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- 2009/09/21
- 横浜
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連休なのに旅行の予定を立てられなかったので、せめてもと思い横浜洋館めぐりをしてきた。近場で地元感覚なだけに、わざわざ行ったりしないとか、たまに行っても写真撮ったりはしなかった場所だけど、ここらでちょっと取り上げてみようかと。ただし、中華街は中庭組で食い倒れツアーしたいので、今回は中華まん買うだけにしといた。
横浜港開港150周年の記念行事の開国博Y150には目もくれず、外からとかタダ見できるようなところばっかり行ってきたけど、150周年をめざして修復・整備されたものも多いので、恩恵は受けてる。
で、山手歩きにちょっと頑張ったら、エネルギー切れ(?)でゾンビになった。補給と休息を十分に。写真はいっぱい撮ったから、ネタはできたぞ、と。
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- 2009/09/17
- ポケットの中の奇跡2/大和和紀
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男運の悪さから仕事に生きる決心をした冴子。幼い頃に親を亡くして踊りの師匠に引き取られたお雪。共働き両親に塾通いと中学受験を押しつけられてうんざりのワタル。結婚式直前に婚約者が亡くなった遙。
そもそも、この2巻が出てるのを見て、1巻があったことを知ったんで。
いーなー、ガラクタ骨董屋。見てると飽きない。
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- 2009/09/14
- 竜の夢見る街で2/縞田理理
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コリンを訪ねてアシュトン・テラスにやってきた超絶美形のキャスパーだが、コリンと会えないまま寝入ってしまう。それを見かけた引きこもり少女エレンと作家のトッドは、コリンを見張る共同戦線を張ることに。
食べ物を見るとそれしか考えられなくなるキャスパーに、妙に親近感が。それにしてもアーウィンの料理、羊肉にチョコミントってところから既に受け付けないよ(笑)。どうやって考えつくんだ、こんな珍妙な食材の取り合わせ……。キャスパーの思い出のケヴィンって読む分にはすっごく楽しい人物なので、もっと語ってほしいわ。
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- 2009/09/13
- 護国の剣 御算用日記/六道慧
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今日も長屋の数之進の元には大家の仕切りで知恵借り希望者が列をなし、2人の姉は恋の進展を張りあって不穏な気配。一方、幕府御算用者の潜入任務は、若い藩主が死亡した人見藩の殉死疑惑。一世を風靡する変わり咲きの朝顔の背後に陰謀が動く。
今回の千両知恵は朝顔でした。あと竹林の開墾に天水桶のボウフラとか。プライベートは全く進展なしだけど、仕事はザクザクこなす数之進。今風に言うと経理とか会計士とかだけど、帳簿読んだだけであんなに色々分かればすごいよなぁ。確かになまくらな剣よりよっぽど使える。
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- 2009/09/12
- ドクター・メフィスト 若き魔道士/菊地秀行
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かつでドクター・メフィストも学んだファウスト魔術校の先輩、すなわち兄弟子たちが<新宿>にやってきた。ドクトル・ファウストが獄に下した第三牢獄囚を追うために。6人の兄弟子たちとは別に、若き見習い魔導師もまた脱獄囚を追う任を得て<新宿>にやってきた。
ホグワーツの同類ですか!?ドクトル・ファウストの弟子って個人的な弟子だと思ってたのに、学校だったなんて!態度は上から目線なわりに、現実、働き者だよね、ドクター。前からなんとなく思ってたんだけど、メフィストの女嫌いって単に女運悪すぎじゃね?前のシビルとか今回のミーシャとかあーゆー強烈なお姉様方にいぢめられた過去があって、今のドクターがあるよーな気がしてならない。あと、あと、人形娘が…(このへんは語り出すとキリがないので以下略)
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- 2009/09/11
- 夜に君を想う/可南さらさ
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住み込み家政婦の祖母と暮らしていた千実は、弟のように可愛がっていた屋敷の息子の洋と気まずくなって、大学進学を機に家を出て寮生活をしている。千実には、執着をみせる洋を突き放すことも受け入れることもできない秘密があった。
自家薬籠中の(笑)引け目君と俺様(べたべた型)。我慢をやめたらがっつり、な話。千実は「ゆきみ」と読む。何度か見た気がするから、この作者は「ゆき」という音の名前が好きなんだろうな、多分。背後で(?)見え隠れする瀬名がいらぬ茶々を入れる前に話が終わってるので、洋の空回りで終わってるけど、本格的に瀬名が意味なく乱入したら、それはそれで面白いのになぁ。
ふう、これで可南さらさフェアは終わりかな。あ、今月また新刊出る。
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- 2009/09/10
- 刹那の恋人/可南さらさ
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良い夢から覚めたら隣にいたのは片思いの相手……の弟!?それをきっかけに家庭教師のかたわら、お互い恋人代理の関係を続けていた真島と琳。琳が遠方の大学に入ると亨から聞かされた真島。そして琳の本当の気持ちは。
あー、ほぼ最初かららぶらぶみたいなもんで。要約すると、別れをつきつけられて自覚が、って話ですが。話はベタだけど、特にこの話では「幸せ」って言葉をたくさん使うところが良い気がする。幸せになろうという前向きな気持ちが幸せを作るとゆーか。ポジティブシンキングですよ!
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- 2009/09/09
- ラブレター/可南さらさ
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広海が大学入学準備で3日間泊めてもらうため良平の部屋を訪ねると、どうやら連絡が行っていない様子。なんとか泊めてもらえることになったものの、2年前振られた間柄でぎこちないし、良平には既に彼女がいるみたい。3日を待たず帰って行った広海が姿を消した!
自家薬籠中(笑)の不幸な生い立ち君と寸止め転じてがっつり君。続編というか、良平の弟の康平の話も収録だけど、似たもの兄弟!定番の風邪引き看病ネタもあって、ベタでベタベタです。
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- 2009/09/08
- 微熱の引力/可南さらさ
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秘密を見られて黙っててもらう代わりに奴隷になる、という譲を学食に並ばせたり代返させたりしていた有村だが、バイトのためダサダサ眼鏡を外した譲といつしか……。
自家薬籠中(笑)の引け目君と俺様。お互い好きな相手ってわけじゃないのにーという主人公2人ともちょっとイラッとする表題作より、精神的立場が逆転した感のある「キスの温度」の方が話としては面白いかも。
新刊購入ついでに、入手し損ねてた旧作をまとめ買いしたので、ザクザク消化しないと!
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- 2009/09/07
- 緋色の花嫁/毛利志生子
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考古学者の母が諒の誕生日に送ってきた翡翠らしきネックレスから仙人が出てきた!親友の小枝が学校に来なくなったと思って追って行ったら、小枝は生け贄にされることになってるって。助けなきゃ!
「カナリア・ファイル」シリーズを軽くしたような感じがすると思ったら、その頃の旧作の改稿だったのね。
何の心得も無くいきなり巫女になっちゃった女子高生と仙人のジェネレーション・ギャップが目玉らしいです。あと張果老に対する思い入れ?それにしても眠ってたはずの張果老が、今時の世情に明るすぎるのはどーかなー、とかいうのは言ってはいけないことかしら?本筋ネタの暗さのわりにオドロオドロしいところがほとんど無く、それなりに面白いけど、軽〜く読めてしまって、ちょっと拍子抜けかな。
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- 2009/09/06
- SANYO ホームベーカリー SPM-KP1(W)
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私のホームベーカリーが動かなくなったらしい。らしい、ってのは、母のとこにあるから。私が母に買ってあげたんだけど、毎週毎週、朝食用のパンを焼いてもらってて、食べる比率でいうと母:私=1:2で断然私の方が多いから、ほとんど私の、と言っていいと思う。市販のと違って、最低限の材料で焼くので非常にシンプルな味が気に入ってる。最近調子が悪くて母が「買いかえようかなぁ」と言ってるのを2週くらい聞き流していたが、いよいよ本当に動かなくなって、いざいつもの食パンが無くなるとなると、危機感を覚えるのは私。買い替えます、私が。4年間、たぶん650〜700斤くらい、よくがんばって焼いてくれたね。
急な話でネット情報収集や現物下見する時間が無いので、一気に決めようと母と共に買いに行った。
そんなわけで量販店に行ったらば、なぜかパナソニックの後継機が置いてなくて、1斤タイプで安くなってるのは象印のBB-HB10とサンヨーのSPM-KP1(W)。ジュース飲みながらもらってきた各社調理家電カタログを熟読し、パナにはあったイーストと具材の自動後投入機能が無いのと、他社に時々ある餅つき機能はなくてもかまわないという母の言を入れ、でも麺生地コースがあるので、サンヨーの方を買った。ふー、これで来週にはまた朝食の食パンが安泰だ……。
2009/09/28追記:どうも窯伸びが悪く焼き上がり高さにむらがあるらしい。前と同じパナソニックにするべきだった。3年くらい頑張ってもらって、この次はパナで。
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- 2009/09/04
- ローマ人の物語35〜37 最後の努力 上中下/塩野七生
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国境が脅かされ、皇帝が入れ替わり立ち替わりした3世紀の危機を収拾する仕事を託されたディオクレティアヌスは、広い帝国の分割統治を実施した。ディオクレティアヌス引退後の権力闘争に勝ち残ったのはコンスタンティヌス。二人の皇帝が実施した現実的な施策は帝国の崩壊を一旦は防いだが、結果、ローマ的な精神を奪い、国の活力をさらに疲弊させた。また、キリスト教を振興したコンスタンティヌス「大帝」の業績として知られるミラノ勅令、ニケーア公会議、コンスタンティノープル建設の狙いと効果は。
今年もまたローマ人の季節がやって参りました。ハードカバーはだいぶ前に図書館で借りたんで、文庫買って再読。
領土は全盛期とほぼ変わらないけど、その国境を安全に保つことができなくなったガタガタの帝国でも無政府状態よりは良いからと、沈みかかったローマ帝国の水漏れを懸命にふさぐ「最後の努力」の巻。1章、37巻の半分以上を費やしてコンスタンティヌスのキリスト教振興策を解説してる。歴史の教科書で単に言葉や年代として一応覚えただけのミラノ勅令とかが、なんでそれほど重要視される事件なのか、当時を生きた人たちにとってどんな意味があったのか、ってことが、これを読んでようやく分かるようになった。キリスト教に批判的にもとれる書き方なので、クリスチャンの人には反発をおぼえるところがあるかもしんないけど、塩野さんがカトリックのお膝元のローマに住んでる日本人であることや、ルネッサンス時代のイタリアを書いた著作が多いこと、あとどうしてもカエサル贔屓なことを思えば、そこからの視点として考えた方が良いと思う。
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- 2009/09/03
- ブログ1周年
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去年のこの日、9月3日から始めて、1年続いた。
カウントを見ると読書が215。上下巻はまとめて1記事だったりするけど、読んだ本はたぶん8割方書いてるので、1年でマンガ込み250冊超くらい?これって多いのかな。そうでもないのかな。
ここのブログ、今んとこバックアップ機能は無いので、書き散らした記事をどうするか思案中。
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- 2009/09/03
- no reason 恋に堕ちる/可南さらさ
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子供のころにからかわれて以来、ずっと苦手な水泳部ホープの一成に泳ぎを習うことになってしまった柚木。無視と嫌みと拒絶で応対し続けてもからんでくるお調子者と思いきや……。
男子のいじめは好きと一緒、という話。いじめの後でだーいどんでん返しができるのは小説だからと思うが、まあいい。この手の話は障害がないと始まらん。それはともかく、2話目、見栄より話し合いが大事。なんだろー、自分的にいまいち盛り上がらないのは。視界の端にでも好みのキャラが登場しないせいかな(笑)。
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- 2009/09/02
- やさしい竜の殺し方memorial/津守時生
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陰界のドラゴン最長老たる地の長老・マゼランは死に瀕していた。ドラゴンの王たるウルは、アークを伴って陰界に戻る。(つらなる竜の愛し方)
外伝短編集。でもほとんど書き下ろし新作で。今、漫画化してる人のカラー口絵てんこもり。ウルの父も登場。あと過去の三竜王がどっさり出る。凍麗王アウロラはダンタリオン関係を外れるとお茶目というか……。キャラだとフェンが好きなんだけど、ちょぴっとしか出なかったな。
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