- 2009/01/31
- 天を支える者 空に響く緑の鈴音/前田珠子
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緑の6冊目で第2部完。発想の転換で大団円。次の色は未定。ナルレイシアとガスカールの口げんかも本文中に出ない程度で表立たず、もしかしてガスカールがだいぶ歩み寄ってる?
アシュアイードがようやくブラックモード発揮、ネイスリーズとアシュアイードの笑顔で腹芸合戦、楽しいなぁ。……ライ?あれ、そんなの前巻から出てたっけ?……思い出せない。イーリンがナルレイシアに無理矢理ご飯食べさせられてたのは覚えてるけど〜。まー、ライがあれなら前巻から出ててもおかしくないけど〜。
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- 2009/01/28
- 四ッ谷渋谷入谷雑司ヶ谷!!/あとり硅子
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あ、文庫になってたんだ。A5判の2巻が出たのと前後して亡くなったあとり硅子の遺作。文庫はまとめて1冊。
日常的に毒を盛ったり迷宮を作ったり怪しげな物を召喚したり得体のしれない生物を作り出したりする恐怖の高校生・四ッ谷と生贄の友人達のショートギャグ。
沖縄の美ら海水族館でテヅルモヅルを見て騒いだのは、この本で読んだから。でも読み返すと相模湾以西の太平洋岸、東シナ海に生息って書いてあるから、手近な新江ノ島水族館にもいるかなぁ。オトヒメノハナガサも。キモいんだけど、気になるのよ。
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- 2009/01/27
- 薬師寺涼子の怪奇事件簿11 夜光曲 後編/田中芳樹,垣野内成美
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人食い蛍はもう終わって、ムカデとミミーとヤマガラシの後編。泉田がミミーの大群にぶっ飛ぶ、の巻ともいう。
とりあえず、マリアンヌとリュシエンヌは楽しそう。原作全部はマンガに盛り込めないので、エピソードをこまごま削った上、垣野内流のアレンジが入るので、軽やか〜。
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- 2009/01/26
- 虚空の旅人/上橋菜穂子
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サンガル王国の島で起こる不思議と陰謀。新王即位式に参列するためサンガル王国にやって来たチャグムは思わぬ事件に巻き込まれ。
シュガの苦労がしのばれます(ホロリ)。チャグムはだいぶ立派になりました。もう坊やじゃないんだね。シュガがすっかり振り回されてる。ところで、だいぶ慣れたけど、今でも時々チャグムの名前を見るとチャングムって思ってしまう。ドラマとかそんなに見たわけじゃないんだけどなー。
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- 2009/01/23
- 悪魔のソネット2 男子校で秘密の召喚/栗原ちひろ
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<虚空の旅人があとちょっとなんだけどなー。通勤と昼休みだけでは読み終わってないので、別のやつを先に。
前巻で自分チの城を取り返したはいいけど、既に開業しちゃってる男子校は急に閉められないし、潜入捜査でこないだまでメイドだったのに急に学校長になるのもやりにくいので、昼間はメイド、夜は影の学校長の二足わらじ生活のミイラ好き好き
少女ジャスティン。美形嫌いなのに超美形悪魔になつかれてちょっとお疲れ。変な転校生が来てもっとお疲れ。筆頭美形悪魔レクスを狙う悪魔もやって来てズタボロ。
豪快な女王陛下が良い。イギリスに実在の固有名詞をもじる苦労がうかがえます。
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- 2009/01/22
- 夢の守り人/上橋菜穂子
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引き続き借りてる本で通勤読書。
精霊の守り人メンバーがほぼみんな登場するので、あの話のその後が読みたいならお勧め。アニメの「花酒をタンダに」の挿話はここから来てるんだな。内容はだいぶ違うけど。アニメは一連のストーリーに組み込むために色々変えてあるから。
トロガイの過去が明かされる話であり、タンダが頑張る話、というか世話焼きタンダが世話を焼かせる話(笑)。普通の暮らしと異端の暮らしの対比が繰り返される。どちらにも辛さがあり、どちらにも幸せがある。
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- 2009/01/21
- 闇の守り人/上橋菜穂子
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通勤読書の本がないわ、と思ったら、借りてまだ読んでない本があったのを思い出した。
チャグムとの旅を終えた後、養い親ジグロとの辛かった思い出にケリをつけようと、バルサが故郷カンバルに戻ってみたら、ジグロへの悪評が想像以上だった。あまりにも事実と違う話に戸惑うバルサ。ジグロの甥たちも奇妙なできごとに次第に巻き込まれ……。という話。
恐ろしいことに、カンバルに戻ってもバルサの強さはとびっきり。女の身でどんだけ強いんだ!チャグムに続き、バルサはここでもジグロの甥の少年が成長するのを助けている。そんな立場になったら、もう立派なおじさんおばさんなんだよね。
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- 2009/01/20
- 山姥の夜 足引き寺閻魔帳/澤田ふじ子
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必殺物。足引きは足を引っ張ることなので、悪い奴に報復するなら、まぁ、殺すとは限らなくて、民事的に解決したり、社会的に地位を失わせたりすることもある。舞台の中心は京都の堺町綾小路にある地蔵寺。TVの必殺シリーズにしてもその他時代劇や小説の世話物にしても江戸時代を扱うと資料の絶対量からして江戸が多いので、京都を中心に描く澤田さんは独特。
表題作他、6話掲載。表題作は、地蔵寺の飼い犬が拾ってきた物の出所と、その頃頻発している子ども誘拐の真相とは。紀州犬の豪は地蔵寺の住職・宗徳の飼い犬だけども、人の言葉がだいたいわかって、状況判断が的確で無駄に吠えず、事件嗅覚もあって、その活躍にいつも注目!
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- 2009/01/19
- からくり切り絵 切り紙をとことん楽しむ本/小宮山逢邦
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去年の誕生日プレゼントに、と、ついこのあいだ(レイトン教授とは別の)友達がくれた。こう、付きあい長いと趣味とツボをだいたい把握されてるよな。私は物品の好みがはっきりしてわかりやすい方だけども。
似たような本が本屋にいっぱい並んでて、いつかどれか買おうと思いつつ、なんとなく買えないでいた本が。きれい、なんだけど、なんだかもったいなくて切れないよぅ。そのまま切って使える色紙の裏に型紙印刷済みのページだけじゃなく、巻末にコピーできる型紙が付いてるんだから、切ってもいいんだけど。雪の結晶が3つも!あと雲立涌が!<-どーしょーもなく模様好き。
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- 2009/01/18
- 黒影の館 建築探偵桜井京介の事件簿/篠田真由美
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今明かされる桜井京介の生い立ちと神代教授との出会い!(ってことで、まずは読め、前作以前。前作以前のネタバレがあるので)若かりし神代教授がちょっぴりやけっぱちな時、門野に半ば騙されて旅立った先で出会った美少年。
やー、昔から桜井京介は桜井京介の性格で(笑)。でも、とうがたってないぶん、いささか甘いところにまだまだ可愛げが。次巻も京介の過去編で、ついにシリーズ(本編?)完結みたいです。楽しみなような惜しいような。
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- 2009/01/17
- レイトン教授と最後の時間旅行
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レイトン教授の過去が!っていうか、帽子の秘密が!
とにかくナゾが多くて良い。各種パズル、なぞなぞ、言葉遊び。ストーリーは、小説&マンガ読みからすると、まぁ、こんなもんでしょ。悪者には実は悲しい過去が〜っていういつものパターン。
去年の誕生日プレゼントに、と、ついこのあいだ友達がくれた。いちおうエンディングまで行った。おまけも含めてまだ謎コンプリートしてないし、週間ナゾ通信も配信中なので、まだまだ遊べます。あとちょっと、と思いながらついつい時間を忘れてやりすぎてホットカーペット上で何度うたた寝したことか。
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- 2009/01/13
- ジャンク×ジャングル7,8/中貫えり
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7巻は香港でフェイに会う話と、ララの新しい恋と、神父の昔話。8巻はブードゥーのアントニーが三度登場で麦子が死ぬ!?というか、この新装版描き下ろし漫画でいつも微妙に苦労してる輝が面白い。
中学生編はこれで終わり〜。次は「最強の天使ニシテ最愛の悪魔」かぁ。1巻をまったく書店で見かけないんすけど。やっぱアマゾン買い?
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- 2009/01/07
- クリセニアン夢語り6 輝ける魔都の恋歌/ひかわ玲子
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昔ホワイトハートで書いてたクリセニアンの続編、子供世代。フェランとリキュアの息子フェザンの冒険。でも親世代けっこ出てるよ。出過ぎないようにすっごく気を配ってるんだな、これは。ラジャールの三羽烏とか。長かった親世代を読んでただけに、10代の子供たちがまだまだ考えなしなのを見て、こっちまで親世代気分でハラハラするよ(笑)。
いよいよ古の都エル・デオに突入!というか落とされてる?前のクリセニアンも滅びた都が出てくるし、ひかわさんの好きなモチーフなんだな、これは。これで完結編。ひかわさんらしくハッピーエンドです。ただの子供だったフェザンも将来の為政者としての自覚を持ち始めるほど成長しました。
ヨコシマな読み方としては〜、フェザンの妹ミルデと伯父ジークの禁断(笑)?あとロリ巨乳でコケティッシュな色気をウザいくらい垂れ流しまくりーなミライ皇女が実は意外と…。
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- 2009/01/06
- 前はマのつく鉄格子! (マ)16/喬林知
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NHKアニメ「今日からマ王!」の原作シリーズ。でも(マ)ニメより原作の方がずっと面白いです。私と同世代の人は、更に。ボケとツッコミの微妙な古さがね。
聖砂国からの帰りに海に落ちた高校生魔王ユーリの次の冒険は、ヴェネツィアみたいな水上都市ダルコ。なぜか牢屋行き。あと、今まで端役だった人たちが重要人物に?みたいな展開で。沖縄の記憶新しい私にはタイムリーな海葡萄が出てびっくり。まぁ、しょせん(マ)界の海葡萄だが。CDかなんかのオマケに書いたっぽい超短篇2本も収録。
ギーゼラはほぼ優しいナースモードだし、ちょっぴり一言出てる毒女アニシナも優しい才女モードだし、ヨザックは仮死状態でピンクだし、ギュンターも汁吹くほどじゃないし、村田のわざとボケがせめてもの慰め。今後の展開に期待。
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- 2009/01/05
- 径に由らず 御算用日記8/六道慧
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表紙絵は村上豊。最近村上表紙にはよく当たる。宮部みゆきとかにも描いてるし。表紙の一言は本文から採ってるはずなのに、村上絵になると独特のユーモアが醸し出される。
貧乏性の知恵者、生田数之進が陰謀渦巻く藩邸に潜入捜査するシリーズ。タイトル読みは「こみちによらず」出典は論語らしい。
今回は出だしの数之進がどっぷり落ち込んでいたせいか、わがまま爆発の2人の姉たちがやや大人しめ。ついでに数之進のおばあちゃんの知恵袋的千両知恵も少なめ。ネタ尽きか?裏表紙のあおり文には数之進の恋の予感とか書いてるけど、三紗の方がよっぽど恋の予感に見えますぅ。
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- 2009/01/04
- 拝み屋横丁顛末記十一/宮本福助
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東子さんの過去とエンジェルさんの生前が明かされる!という秘密大暴露編。いつからあった設定かしんないけど、へぇ、へぇ、へぇの連続ですよ。あと、珍しく大家の文世ちゃんが幽霊に憑かれてえらい目にあってます。三爺はいつも通り図に乗ってえらい目にあってます。
なんのかんの言って、エンジェルさんの生前が明かされる第六十五話が結局一番面白いかなぁ。先代大家はちょっぴりしか出てこないし。
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- 2009/01/02
- ラヴミーテンダー5/木々
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展開がゆるーい話だけど、これは新展開!?のニュー・キャラ翔くんと、ついでに田宮登場。今までのレギュラー差し置いて、翔くんの巻。紗英は地道に子ども番組の仕事で頑張ってる。
ほんっっっとーに女装好きです、この作者。見た目がきれいなので、その辺はバッチグー!
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- 2009/01/01
- 鉄壱智5/なるしまゆり
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机に読了が筍状になってきたので、正月とかゆってる場合じゃなく。
ぐれぐれ朔ら彦の八つ当たり「駄目な僕でも好き?」(笑)青春の一段階前の悩みですね。あと、綺麗で優しくちょっぴり強引な叔母の昴と、その娘で可愛く賢くちょっぴりお転婆な昴とが登場。この母娘は名前が一緒なとこにも秘密がある感じ〜。
時間と空間が重層的に行ったり来たりするので、ややこしや。鉄壱智は一番変な存在なのに、案外一番普通っぽい感覚を持って根がしっかりどっしりしているので、今んとこ安心。
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