2008/10/31
冬コミ当選
当落速報メールが届きました。
12月28日(日)東Q26b
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2008/10/30
されど罪人は竜と踊る4 Soul Bet's Gamblers/浅井ラボ
有隣堂の平積みで最初わかんなくて、店頭端末で検索したら赤い表紙だったので、「赤い表紙赤い表紙赤い表紙」とさがしてやっと見つけました。ウォルロットなのね。
厚い上に戦闘シーンが多く、化学と武闘がわかんない私は電車でネムネムに。わかんないと思ってた政治経済の話の方がまだしも寝ずに読めた。状況と思惑で敵や味方がひっくりかえる、ってゆーか、どんどん敵が増えるので、そこんとこはドキドキ。個人的には、すごいぞモルディーン、がんばれモルディーン。あと腹ぺこになってガユスが山ほどご飯つくるシーンが良い。ゲヒンナム・ムのとこでかなりえげつないネタを含むので、まったく人にはおおすすめしない。
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2008/10/28
ねこあきない3/夢路行
漫画家の猫日記。人間1人猫2匹(時々人間増加)の家に犬がやってきた!毎日散歩に連れていってもらったり病気のこと気にかけてもらったりする新参者に対して古株の猫達の反応は!?犬も猫も性格はそれぞれなんだろうけど、やっぱり対比すると違うらしい。
子どもの頃は生き物を飼ったこともあるけど、植物でさえ持て余し気味な今となっては自分で飼おうとはまったく思えないだけに、たまーに他所で見たり、こういうペット・エッセーを読むのは、気楽にペット体験したみたいで面白い。
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2008/10/27
今回の旅の行き先は
実は沖縄なんです。来月行きます。
いやぁ、沖縄とかハワイとかって、私の旅経歴にはひっかかってこない場所だと思ってました。リゾートでのんびりとか、ちょっとリッチ気分でグルメとかっていう目的の旅はしないので。のんびりは自宅で昼寝読書!しかし、夏に友達と話してた時、美ら海水族館の話題になり、行きたくなってしまったのでした。ついでに首里城公園とか(琉球王国のグスク及び関連遺産群)も行って世界遺産踏破数を積むぞ〜。
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2008/10/26
1/2ニブンノイチ3/木々
アマゾンのショッピングカートに3ヶ月くらい……。
不思議な双子と愉快な仲間達、のナゾが解ける完結編!って、そのナゾの発想がそもそもナゾだぁ!この方もけっこ不思議ちゃんだよなぁ。設定がそもそも強引(笑)。まぁ、科学に疎そうだから、それゆえの憧れや無根拠な万能感があるんだろうなぁ。パソコンわかんない人が「ぱそこんってなんでもできちゃうんでしょ?」みたいな。
絵はスッキリサッパリできれいです。それでいて、きゃいきゃいやかましいどっしり饅頭系ひよこロボットがマスコット的な人気らしい。男どもは頭いいけどヘタレ、女の子は元気強引前向き能天気。暗い話でも暗くなり切れないところがなんとなく良い。寂しい人たちが気の置けない友達を作る話、な気がする。
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2008/10/24
黒竜潭異聞/田中芳樹
あー、やっぱりダブった。ちゃんと確かめてから買えばよかった。新書判を持ってるのにさー。書名は知ってたので目次チェックして、「チャイナ・ドリーム」に載った「寒泉亭の殺人」「猫鬼」「黒道凶日の女」が既読なのはわかってたけど、それ以外は全然覚えがなくて……。っていうか、本文読んでも覚えがないぞ。一読でも、たいていちょろっとは覚えてるものなんだが。
中国題材の短篇を時代順に並べた短編集。中国の説話や歴史挿話で日本で知られてるのは偏ってるので、へぇ、そんなことが、そんな人がという驚きがいつもある。最初の「宛城の少女」は花木蘭を描いた「風よ、万里を翔けよ」を思い出すような列女伝。「風よ〜」といえば、「猫鬼」では沈光が主人公になってるので、関連づけて読んでもよし。
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2008/10/23
おおきく振りかぶって1〜8/ひぐちアサ
友達が貸してくれたので今頃初読み。とりあえず8巻まで。あ〜、なるほど。こりゃ確かに腐女子を誘ってるわ。しかも彼女のいかにもなコメント付箋つき(笑)。他にも「ありそうだけど実際にはないビミョ〜な校名の数々」という埼玉県民らしい解説も有り。友よ、この後もよろしくねっ!
できたて高校野球部が強くなる話。友情あり、涙あり、蘊蓄あり、根性あり、根性なしあり。最近のスポーツは頭脳×根性だからなぁ。
夏の高校野球といえば、我らが神奈川県は去年まで最激戦区だったけど、今年から2分割したので、いまや「おお振り」の舞台の埼玉県の方が激戦区かもなぁ。
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2008/10/22
御家人風来抄 日月の花/六道慧
「じつげつのはな」です。念のため。シリーズ2作目。続くなら通し番号を〜!うーむ、時代物多いな(笑)。
ただでさえ切米だけじゃやってけない貧乏御家人なので、風来屋と称して用心棒などのアルバイトに精を出すも、食い道楽にして書道具道楽な母上様にスカッと巻き上げられる人のいい緒方弥十郎が、事件を解決に導く話。最初は一見無関係に思える話をだんだん絡ませて一挙にまとめる。弥十郎が、金があれば旨い物食って、吉原行って、という俗っぽいキャラクターなのと、まぁ、ちょっとご都合主義な感じで高尚にならずエンターテインメントに徹している。ツワモノの母上様のやりたい放題は、ちょっぴりお涼様@薬師寺涼子の怪奇事件簿を思い出す。
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2008/10/21
公事宿事件書留帳十四 世間の辻/澤田ふじ子
梅雨明けごろから年末までの6話。表題作の「世間の辻」は、現代の世相を反映した題材として痴呆老母の介護を扱っている。このシリーズは主人公・菊太郎の人情味があって粋なはからいが不幸を救ったりする話だけど、それとは別に各々の話で、例えば「親子絆騙世噺」のお福や、「町式目九条」のお栄のような女性は、気概があるというか腹が据わっているというか地に足がついた感じがして格好いい。
話のついでに触れられる京都の町の習慣や由緒、江戸時代の風俗など、蘊蓄も楽しい。
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2008/10/20
グイン・サーガ123 風雲への序章/栗本薫
前巻「豹頭王の苦悩」から引き続きシルヴィア騒動の最後と、療養中のイシュトヴァーンがカメロンに野望を語る、の巻。ようやくカメロンがイシュトヴァーンにスーティのことを第一報。
最近は巻数がガッツガッツ進むけど、内容は少なくなってるよなぁ。お得意の周辺描写や同じ内容の繰り返しが多くて、枚数いくらかけても許されるギネス小説のグイン・サーガだからできる贅沢。普通の小説だったらもっと巻きが入るもんなぁ。
ところでオビに2009年春TVアニメ化って書いてあるけど、キャラ原案:皇なつき、ってあの漫画家の皇なつきだよねぇ。だいぶ、そのう、ほっそりした絵柄なのですがー、筋肉男なグインまでほっそりしてたらどーしよー?
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2008/10/19
ちんぷんかん/畠中恵
これも市立図書館で。「しゃばけシリーズ」の6冊目で短編集。全体として、風が吹いたら熱を出す病弱な若旦那の一太郎と愉快なあやかしたちの話なんだけど、この巻を通じて異母兄・松之助の縁談が七転び八起き。
最初の「鬼と小鬼」で若旦那がガツッと死にかけたり、最後の「はるがいくよ」でいつでも死にそうな若旦那より命が短いものを見つめることで、生きること、死ぬこと、死を見つめること、を描いている。
ところでこの若旦那、頭はいいけど気持ちが子供。縁談は降るほどあるだろうけど、この先結婚できたりすんのかねぇ?
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2008/10/18
トリニティ・ブラッド11/作画:九条キヨ、原作:吉田直
トリ・ブラに戻るたび、漠とした寂しさと共に思い起こさずにいられない。どんなに期待しても、完結の日が来ることがないのを。原作者・吉田さんが亡くなってもう4年になるのかぁ。
原作「トリニティ・ブラッド Reborn on the Mars 4 聖女の烙印」に相当。漫画化ももう11冊目かぁ。エステル、故郷イシュトバーンに錦、の話の2冊目かな。あるいはシスター・モニカの巻。九条さんは正直それほど絵がうまいわけじゃないけど、シェラが可愛い。
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2008/10/16
赤まんま 慶次郎縁側日記/北原亞以子
タイトルの赤まんまって単純に赤飯のことかと思ったら、おままごとの赤飯に見たてる犬蓼のことらしい。って、犬蓼ってどんなの〜?と、思わず検索してしまった。あー、なんかそこらに生えてるな。名前知らなかったよ。
桜から年末までの8話。蝮の吉次が富籤の富突をやってる湯島天神に行ったら、いつもの調子で鼻を利かせたつもりが、柄にもなく親切をしてやる格好になるのに、なんとなくうまく行かない、という「敵」の話が面白い。吉次はまぁ、一番タチの悪い十手持ちなんだけど、時々うっかり親切してやる羽目になるところがどこかおかしい。最後の「酔いどれ」も導入で名前だけ出てくる。
全体はいつも通りの人情世話物。解説がNHKでやったドラマ化の時のプロデューサーなので、ドラマ化のいきさつなども触れている。
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2008/10/14
精霊の守り人/上橋菜穂子
市立図書館で借りた。BSを入れてないので、ようやく地上波に落ちてきたアニメを見られるようになり、そうだ、原作借りよー、と予約してから1ヶ月半でやっと借りられた。ネットで予約、確保のお知らせがメールで来るから、借りる時だけ図書館行けばよくてすっごく便利。
アニメの前半、バルサとチャグムが町や水車小屋で暮らす話がざっくり原作にはないのだが、あれってアニメのオリジナル?それとも続編にこーゆー話があんの?あの時の「宮」のやり方が理不尽で異様な感じがしたのだが、原作ではそこが無いので話がすんなり理にかなっている。あと、アニメは美術が大変美しく、人間関係も丁寧だったが、原作で読むともっとストーリーが卵の話に一直線だし、土の臭いがする感じ。私は元々原作偏向だし、アニメの消化不良が解消されたので、読んで良かった。既に4冊くらい文庫化してるけど、これだったら買ってもいーかなー、ブックオフで(笑)。
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2008/10/12
扉をあける風/波津彬子
「うるわしの英国シリーズ」、またの名を「結婚できない男コーネリアス・エヴァディーン・シリーズ」の5巻で完結編。各巻ともイギリス同時代を描いた不思議話短編集。幽霊・妖精・付喪神などがてんこ盛り。とくにシノワズリ・ジャポニズムな骨董品がよく出る。このへんは波津さんの自家薬籠中の話ってことだよなぁ。時々説明不足で「え?」と前に戻って読み返すことがあるけど、話はすっごく面白いしハッピーエンド。
コーネリアス・エヴァディーンが出てこない話もあるけど、ほとんどの話に出てる。そんでもってだんだん親から結婚しろ圧力が強くなり、意気投合したと思ったら相手の興味は猫、とか、お見合いするけど相手には別の本命がっ、みたいな結末が多かったコーネリアスもとうとう結婚!
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2008/10/10
海馬が耳から駆けてゆく5/菅野彰
通勤読書のベテランで、ホラーだろうがエロだろうがグロだろうがホモだろうが誰もが泣ける感動物だって、電車の中ではほとんど無表情で読める私だけど、菅野さんのエッセイだけはどうしても笑ってしまい、声を出さずに鼻息吹くだけにとどめるのが精一杯。同世代なのでツボが同じだってのもあるんだろうなぁ。1巻か2巻の「競走馬と馬主」の話なんかは、友達内では語り草になってる。どこでどうやって拾ってくるんだろう、そんなネタ?あと、以前写真を見た感じでは普通の女性なのに、どうしてこんなにビックリドッカンなんだろう?
単行本の文庫化なので、ちょっと古くて2002年の年末くらいから2005年前半くらいまでの話。酒飲んでたり飲んでなかったりするのにご乱行、ご近所と恥をさらしたりさらされたり、花粉症やら皮膚病やらで薮医者についかかってしまった話など、いつもの日常エッセイの他、ちょくちょく登場するご友人のコメント、ついに大往生してしまった愛猫・ニャン太のお話。
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2008/10/09
つかぬことをうかがいますが…科学者も思わず苦笑した102の質問,また、つかぬことをうかがいますが…科学者も居留守を使う98の質問/ニューサイエンティスト編集部
続編で出た「また、〜」の初版が2001年だから、だいぶ前だな。土曜の夜に探してたのはこの2冊。目的の記事が載ってる「また、〜」は見つかったので良かったが、「つかぬことを〜」の方が無い。どこに埋もれてんだろ?
イギリスの科学雑誌「ニュー・サイエンティスト」のQ&Aコーナーをまとめた本で、質問する方も回答する方も読者。時々は編集部調査による回答も付記。「つかぬことを〜」に載ってる、なぜ空は青いの?から、「また、〜」に載ってる、銀紙を噛むと詰物がなぜあんなに痛いの?トチの実遊びで勝てるトチの実を作る方法、どうして水は透明なの?など、素朴な質問に専門家から科学的に、時には哲学的に答えが返る。
我が母は銀紙を噛んで痛い思いをしたことが無いとか。なんて上品なっ!こうしてイギリス雑誌でも話題になるくらいだから、飴の包み紙や栗きんとんが入ってたアルミカップや溶けたチョコレートのついた銀紙を舐め損なって痛い思いをした経験が誰にだっていっぺんやにへんは有るだろうに。
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2008/10/08
新Petshop of Horrors 6/秋乃茉莉
普通の犬猫小鳥からワシントン条約スレスレ、どころか絶滅危惧種から伝説の獣まで、ありとあらゆる動物を扱うペットショップのD伯爵は超甘党。時々有名店のスイーツに釣られちゃうけど、本業のペットを扱えば超シビア。つか、動物側の好みで飼い主を選ぶ仲人さん。このシリーズの特徴は動物を擬人化すること。ペットを大事にしないと怖〜い結末が待ってるじょー。今は「新〜」シリーズだけど、その前の旧「Petshop of Horrors」の最後の方で、父との確執(?)と代々のD伯爵の秘密がけっこすごかった。いっつもちょっとしたネタからびっくりする話を作るよなぁ。
6巻は、ブログに載ってる鳥、ヤクザの姐さん、チャイニーズマフィアな大家さんの禁煙、冴えない男と美人モデル、の4本。
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2008/10/07
悪魔のソネット 美形悪魔は契約しない!?/栗原ちひろ
無敵であくせくしないマイペースな美形が良し。前作は白い人。今回は(今のところ)黒い人。
お嬢様が旅から帰国したら自分チの城が乗っ取られてた!メイドとしてこき使われつつも希望を忘れないけなげな……って小公女?そして、ひょんなことから超絶美形な悪魔を召喚してしまい!少女漫画っぽい話を目指したというだけのことはあります。架空の世界になってますが、どう見てもモデルはビクトリア朝。
前作「オペラ・シリーズ」はデビュー作だったので、最初「トリ・ブラ」の絵を描いてたTHORES柴本の挿し絵につられて買ったけど、けっこ良かったのでしばらくお付き合いしてみることにした。それはともかくサブ・タイトルよりも巻数を〜。
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2008/10/06
されど罪人は竜と踊る2 Ash to Wish/浅井ラボ
移籍再刊行中の3巻に新作を持ってきたなーと読了したところで、2巻を読んでないことに気づいた。大幅改訂だった(らしい)1巻の後、買うつもりだったのにどーしたんだっけ?と思ったら、Amazonのショッピングカートに入れっぱなしだったのを発見した。他にも買う物ができた時に一緒に注文するつもりだったのをすっかり忘れてた。
移籍前のスニーカー版タイトルは「灰よ、竜に告げよ」だった。個人的には前のが好きなんだけどな。今回の加筆修正で3〜4割厚みが増えてる。サブタイトルも一部変わってる。表紙、口絵、挿絵は総取っ換え。
天才博士レメディウスの話と、他国の反政府組織や異貌のものども(化け物系)が跋扈する今のエリダナの話とをより合わせて進むので、重量級。すさんだ気持ちが不和を、悪意が悲劇を、正義が虚無を呼ぶ救いの無い話なので、ちょっぴり刹那的な気分になっていけない。けど、なんかパワーあんだよなー、このシリーズ。文章も達者だし。そーいやカルプルニアっていうと、ユリウス・カエサルの3番目の妻の名前だなぁ。
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2008/10/06
純愛ロマンチカ6/藤崎都、原案:中村春菊
たしかにボーイズラブ物は小説もマンガも色々読むけど、タイミングの問題とはいえ、ブログに最初に出すBLがよりにもよってこれか……。かといって他の本を物色するにも眠い。一応、原作のマンガの方が好きなんで、主にトップとラストに出てくる原作者によるショートマンガが楽しみで買うんだが。
解説を入れとくと、原作マンガの登場人物の小説家が妄想と実益を兼ねて書いてるBL小説、という、劇中劇ならぬマンガ中小説です。なので、ちょっと暴れん坊な原作にはありえねー、甘ったるい恋愛物です。BLでもラブラブ〜とかシンデレラストーリーとかが好きな人にはこの小説だけ読むのが良いかも。あと藤崎ファンは。中村ファンはまともに読むと砂吐きます。
この6巻は秋彦と美咲のイギリス編。秋彦が幼い頃に育ったロンドン近郊のお屋敷を訪問します。そしてついに美咲の決断は!
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2008/10/05
毒草の誘惑—美しいスズランにも毒がある/植松黎
昨夜、本を探して本部屋に入ったら、目的の本と同じ段にあったこの本をつい手に取ってしまい、読みふけってしまった。
超有名麻薬の原料、ケシ(阿片)、アサ(マリファナ)、コカ(コカイン)をはじめ、トリカブトやタバコ、表題のスズランなど、タブーな話がてんこもり。日本では取材できない上記3麻薬原料植物も、普通に、あるいは認可をえて栽培している外国で取材してる。物によってはかじったりしているので、ちょっと心配になる。清水晶子のボタニカルアートも良い。
以前TVドラマの「大奥」で、ライバルの側室が産んだ子供を殺すのに、確かキョウチクトウの枝に餅かなんかを刺してだまして焼かせるという話があったよなぁ。
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2008/10/02
風の王国 星の宿る湖/毛利志生子
中国が唐の太宗・李世民の時代の吐蕃(チベットあたり)が舞台。吐蕃王に嫁いだ唐の公主の翠蘭が主人公で、あーんなことやこーんなことが色々あって、かわいい娘も生まれたけど、翠蘭の人生はまだまだ波乱万丈!コバルト文庫だけど、内容は壮大な大河ドラマですわ。
前巻までの事件は一応おさまって、ここから再スタートなのかな。今回も嫌なヤツが新たに登場。一方で味のあるじーさんも登場。敵地に等しいシャンシュンに使節として乗り込んだ翠蘭の運命や如何に!?ってなとこで終わってて、先の展開が楽しみです。
そういえば犬のウーモとヤブリムは表紙初登場?サブタイトルもいーけど、番号〜(泣)。
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2008/10/01
タイタニア1 疾風篇/田中芳樹
今回文庫を買ったわけじゃなく、単にアニメ化記念にコメントをば。でもBS入ってない私が見るのは地上波に落ちる、たぶん半年後。本屋で立ち読みしたら、巻末に確か「EXノベルズから刊行されました」みたいなこと書いてあったけど、それより前のトクマ・ノベルズ初版を持ってる私たちの立場は!?「銀河英雄伝説」の次のスペ・オペだったのだけど、3巻で未完のまま待つことはや幾年。今度こそケツに火がついて続編書くんだろうか?
ほとんどタイタニア一族が支配する宇宙世界で、なりゆきで敵にまわってしまったファン・ヒューリックと愉快な仲間たち。章タイトルも、タイタニア中心の時はマジメで、反タイタニア側中心の時は軽くふざけ気味。個人的にはジュスラン・タイタニアの屈折した感じが好きだけども、ドクター・リーも捨て難い。それとは別に、小さな豪傑リディア姫の活躍に期待してる。
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