31.御嫁入
ホースの修理も終わり、完調のFZR400RR SP ですが、いろいろ悩んだ結果、
FZR400RR SPが、本日お嫁入り。
丁稚 虎 が来年大学へ進んでも、虎 がこのオートバイを維持するのは無理。
調子の悪いFZR400RR SPなんてどうしようもなく、危険です。
また地方大学を志望している虎には、荷物が積めないFZRは、使いにくい。
虎とその話をして、虎も納得し、FZRは売却することにしました。
レストアして感じたのはこのオートバイに賭けたメーカーの意気込みでした。
日本の4st、400cc、直4オートバイ史上、最高・最速で最後のレプリカ。
関東の峠道だとスーパースポーツが相手でも充分走れ、ほぼ最速のオートバイだと
思います。
そのオートバイをレストア出来たのは、本当にラッキーでした。
残念ながら、本来のオーナー(虎)に乗ってもらうことはできませんでしたが、
いい経験をさせてもらいました。
2014/ 10/ 8
30.パン!#2
破裂したホースが届いたので、交換しました。
リザーブタンク(ヤマハはリカバリタンクと言うようですが)、ホースの詰まりも確認しました。
ラジエター液を注入し、修理完了。
エンジンを始動し、水漏れがないことを確認し、2時間ほど渋滞を含め試走してみましたが、
水温は安定していて、絶好調です。
あとは今後必要になると思われる長いラジエターホース探しですね。
2014/ 6/ 8
30.パン!
やってしまいました。
冷却ホースのパンクです。
本日、天気もまあまあだったので、宮ヶ瀬に行こうと日本製Super7のU氏といつもの
コンビニで9時に約束。
しかーし。 本日起きたのが9時。
U氏から電話をもらい、慌ててコンビニへ。
40分遅れで到着し、すぐに出発したのはいいのですが、渋滞を走行していた時に、水温が
急にレッドゾーン近くにまで上がりました。
ファンも回りだしたので、レッドゾーンにちょっと入ったところで温度上昇は止まりました。
じきに下がるかなと思いながら渋滞を進んでいると、ちょっと行った所のT自動車の
ディーラーがある交差点で突然 「パンッ!」と結構な音がしました。
「またU氏の車のアフターファイアーは派手だなぁ」と思っていたら、FZRから煙が。
「冷却水パンクした−−−−」と判りましたが、交差点にいた小学生やT社のディーラーにいた
お客さんたちはびっくりまなこ。
すぐにエンジンを切り、交差点を曲がってディーラーの入り口で停車。
ラジエター液が殆ど出てしまいました。(火傷しなくてよかった)
まずはU氏に状況を電話。U氏は有難いことに戻ってきてくれました。
オーナーは、とにかく広いところに移るべく、すぐ近くのコンビニへFZRを押して行きました。
そこにU氏も到着。
さてどうするか。
冷却液が出てしまいましたが、少し走ってエンジンを冷やす−−を繰り返せば、15キロ先の
ちゃきちゃき堂には帰れます。
でも、冷却水の無い水冷エンジンを回すこと自体、何が起こるか賭けです。
下手してエンジンを壊したら、500台限定のSPがお釈迦です。
なので、レッカーで運ぶことに。
まずはJAFに確認。
するとちゃきちゃき堂女将は会員でしたが、オーナーは会員ではありませんでした。
その場合、10kmで2万円とのこと。 高っ。
で任意保険で、レッカーの特約をつけていることを思い出し、保険会社に電話。
150kmまで保障とのことで、すぐに来てもらうことにしました。
ここで、迷惑を掛けたU氏とお別れ。
朝から遅刻するし、オートバイは壊れるしで迷惑掛けっぱなし。
あとはレッカーを待つだけなので、これ以上U氏に迷惑を掛けるわけにも行きません。
1時間ほどでレッカー車(と言っても荷台が滑り落ちてくる自動車用のやつが到着。
FZRを運んでもらいました。
帰って見てみると、パンクしたのはエンジンから出てきた冷却水パイプとサーモスタットユニットを
繋ぐ100mm足らずのホースでした。
補強の糸も切れまくり。
まずは回路の圧力を調整しているラジエターキャップを確認。
見てみるとこんな感じ。
表面、可動部分は錆び錆でパッキンゴムが硬くなって裂けてました。どうもこれが主犯のようです。
レストア中に交換するために新品を準備していたのですが、交換を怠っていました。
また、可能性として共犯になりうるサーモスタットを見ると、ごみの噛み込みやバイパス穴のふさがりは無く、
手で動かすとちゃんと動きますが、軸には縦傷が。
回路内の掃除(ラジエター洗浄剤)をやってみたところ、非常に細かいゴミが少し出てきました。
おそらくこの縦傷は、ゴミによるものではなくサーモスタットそのものの動きでできたものだと思います。
このサーモスタットのバルブを動かす軸がかじって塞いだままになっていても、バイパス穴を通って蒸気は
抜けるはずで、共犯の可能性は低いようです。
また、今回を除いてオーバーヒート気味になることはありませんでした。
ちなみにNinjaの水冷エンジンは、サーモスタットの軸が垂直になるようにセットされています。
軸ものですから、当然横置きより縦置きのほうが、ごみの付着や軸への摩擦は減ります。
それでも結構かじりますが。
ところがFZR400RRSPの冷却水のサーモスタットは、軸が横向き。
−−−−スペースの問題でしょうが−−−−−−−−
またホースをよく観察すると、補強の糸は前から切れている部分もあるようです。
この部分は、エンジンからの一番熱い冷却水が通る部分で、熱による劣化は早いはずです。
その劣化で、規定内の圧力にもかかわらずパンクした?
第二の主犯格は、劣化したホースのようです。
とにかく破裂したホースとラジエターキャップを取り替えてみて様子を見ます。
でも早期にホース全ての交換が必要でしょう。
長いホース2本の純正部品のうち、1本はもう在庫無しなのでホースとジョイントで組み立てですが。
あっ、ということはNinjaも危ないっちゅうことですね。
交換しよ。
2014/ 5/25
29.どうしたポンプ! #4
フュエルポンプを交換しました。(2013年の10月)
修理して、動いてはいましたが、やっぱり新品の部品は安心です。
(でも、古い部品を外して保管しているオーナーは、やっぱり隠居に似ている)
これで、400cc世界最強の FZR400RR SP(最終型)となりました。
丁稚 虎 の浪人中のメンテナンス、がんばらねば。
2014/ 4/ 5
28. 気になってたこと
フロントブレーキを調整しているとき、ディスクボルトがさびていることに気がつきました。
ディスクボルトは、錆び止め加工がされていますが、その皮膜が剥げると錆び錆び。
見た目だけの話ですが、気になります。
ほんで、本日新しいピカピカのボルトに交換。
手順は以下のとおり。
@ ホイールを外す。(キャリパー外さないとタイヤは取れません。)
A ブレーキディスクボルトを外す。(ま、問題なし)
B タップでねじ穴をさらう。(塵がいっぱい出ます)
C 新しいボルトでディスクを締め付け。(規定トルクで対角線で)
以上で終わり。
神経は使いますが、まあ出来ます。
そして見た目もよくなりました。
2013/ 7/ 7
27. フロントディスクの異音
少し前に交換したフロントブレーキのディスクパッド。
メーカーは、Project × のシンタードパッド。 大安売りで6割引の1500円也。
最近そのブレーキから、低速域でブレーキをかけると、「キーッ」。
まあ、普通に走行しているスピードでは、音はしないのですが、渋滞を低速ですり抜けながら
ブレーキをかけると 「キーッ」。
結構響きます。
そこでオーバーホール実施。
と言っても、
@ ブレーキキャリパーを外す。
A ピンを外してパッドを外す。
B ピン、パッドを洗う。
C パッドの面取り(鑢で実施)
D パッドグリスを少量パッド背面とピンに塗る
E 元通りに組み付け。
以上。
「キーッ」音は、パッドの隅に角が出来て、ローターと擦れる時に振動が発生しその結果、
音が出ます。
なので、新品で買ったパッドは、勿体無くても角を大きめに面取りします。
今回は、少し面取りが少なく、結構角が立ってました。
オーバーホール実施後の試乗では全く音なし。
Goodです。
ちなみに、良く鳴くブレーキは良く効くと言う人が居ますが、違います。
ブレーキは、運動エネルギーを熱エネルギーに変えるもの。
音が出るのは、どこかが振動しているわけで、熱エネルギーになっていないわけです。
当然ブレーキにとって良くない事です。
あくまでも静かで効くブレーキが一番。
2013/ 6/24
26.どうしたポンプ! #3
またまた休日。
ショップにキャブレターとフューエルポンプを繋ぐホースを引き取りに行きました。
帰宅後、タンクの取り外しを行い、ホースを取替え。
特に問題なく作業は終了。
ただ、前回間違えて発注されたタンクのブリーザーパイプは、車体内のとり回しが難しく、
結構時間かかりました。
んで、エンジン始動。
キーONで、ポンプがペコペコ。
2〜3回キーのON、OFFを繰り返し、ガソリンをキャブまで送ります。
そしてセルON。
数回のクランキングが必要でしたが、あっけなく始動。
吹け上がりも上々。
明日が楽しみです。
2013/ 3/ 9
25.どうしたポンプ! #2
やっとこさの休日。
ポンプを取り付けようと、FZRのメンテナンス開始。
タンクを外し、まずはポンプをコネクターに繋ぎ、稼動確認。
安定化電源で確認したときはちゃんと動いてました。
しかーし。
コネクターに繋いでキーをONにしても「カチッ」 だけ。
コポコポ動きません。
何回やっても同じ。
−−−−−−−− 何で??????? −−−−−−
やっぱり新品購入か?
半分覚悟を決め、どうせなら出来るだけ分解して確認してみました。
と言っても、ポンプの後ろ側の接点部分のみ。
カバーを外してよく見ると、どうもポンプ(と言っても心臓みたいに脈動タイプ)
の動きで接点のON・OFFをやっている(写真忘れました)のですが、そこに使われている
スプリングの向きが少しずつ変化してON・OFFが出来なくなってるようです。
悪戦苦闘の結果、ラジオペンチで適当にスプリングを固定している薄い金属のプレートの向きを
変えてみたところ、見事復活。
車載状態でもキーのONで「コポコポコポコポ-------。」
しばらくすると停止。
吐出側を押さえると、ちゃんと止まります。
問題なしです。修理完了。
FZR系のフュエルポンプが、結構早く逝ってしまう情報が多いですが、これって今回オーナーが
経験したような、スプリング固定のプレートがほんの少し変形して動かなくなっているいるだけ
かもしれませんね。
脈動のポンプに使っているゴムが裂けていればNGですが。
オーナーの方は悪あがきしたほうが、良いかもです。
これ修理するだけで2時間かかりました。
またガソリンの減り(多分漏れ)を確認するためにメンテナンス用のフューエルタンクからガソリンを供給
すると、ポンプとキャブを繋ぐホースのポンプ側でガソリンが滲んでました。
その他のキャブレター等からの漏れはありません。
このホースは、ゴムの外側を繊維で編んだもので、強化タイプになっていますが、やはり20年の
歳月は、ゴムを劣化させてしまうようです。
交換のため、ショップに発注 −−−−。
ところが届いたのは、外側に繊維の編み込みが無いホース。
最近変わったのかなと思い、家に持ち帰ると、それはサイズ違いのタンクのエア抜きパイプ。
受付のお姉ちゃん!。 ちっとは勉強しろ。
まあ、エア抜き用のパイプも劣化していたので、交換すれば無駄は無しですが。
しょうがないので手持ちのゴムパイプでキャブとポンプを繋ぎました。
(ポンプとキャブの連結パイプは再度発注です)
アイドリングは全く問題無しです。 OK。
しかし、動いたとはいえ、20年前のフューエルポンプです。
再発する可能性は高く、止まれば大変です
なので、今年中にスペアを購入することにします。
まあでも良かった良かった。
最後に2つ目の問題、ラジエター液の減りですが、リザーブタンクを見ると殆ど減っておらず、
車体を見ても漏れは無いようです。(なんだったんでしょうか)
ラジエター液については、このまま様子見とします。
2013/ 3/ 3
25.どうしたポンプ!
仕事が忙しくてやっと2週間繰りにエンジンをかけることができました。
でも、なんか不調。どうもガス欠状態。
メインスイッチをONにした時のフューエルポンプの音が 「また」 していません。
今回は、ポンプをコンコン叩いても動く様子はなし。
参った。ポンプご臨終???
今回はさくっとポンプを外し、ラジコンで購入した安定化電源を使ってポンプの単体での状態を
確認します。
−−−−− 3TJのポンプは、1万3千円−−−−−−−。
ダメなら −−−−−−−−−− 涙。 −−−−−−−−−−−−
さてその確認結果です。
ポンプの中にガソリンが残っていないか確認し、コネクターに安定化電源からのコードを接続。
祈るように電圧を上げていくと、8Vから「コポコポコポ-----」と稼動しました。
ラッキー!!
吸引側にホースを取り付け、バケツの水を吸わせましたが、ちゃんと吸い上げています。
電圧を13.8Vまで上げると、連続的に吐出します。 元気元気。
多分ポンプの機能としては問題なし−−−−のはず。
でも、そうなるとなんでガス欠になるのか。
考えられるのは
@ ポンプのコネクターの接触不良。(コネクターは今回取替え予定)
A フューエルポンプのコントローラー側の異常?(どうやって調べよか)
B 燃料パイプの詰まり。
フュエルタンクからフィルターまでは確認して問題無かったので、フィルターとポンプ、
ポンプからフロート室まで?
と、ここで最近FZRのガソリンの減りが早いことを思い出しました。
満タン放置なので、天気になってタンク温度が上がると、それなりに減っていくのですが、
最近ちょっと量が多い。
FZRは、フュエルポンプ装着車ですが、フュエルコックはキャブレターの給油口より上にあります。
その結果、少しずつは重力でガソリンがキャブレターに流れます。
それでガソリンの減りが早いとなれば、ホース、ホース取り付け部、キャブからの漏れ?
(フロート室のオーバーフローであれば少なくともガス欠状態にはならないはず??。)
どうも次の休みには、このフューエルラインと、前回のツーリングでの懸念事項であるラジエター液の
漏れ確認で楽しい1日になりそうです。
2013/ 2/24
24.ありゃりゃぁ〜。
やってしまいました。
ツーリングの時の電源(特にスマホ)を考え、Ninjaから充電用の防水コネクターを移植しようと
してタンクを少し持ち上げた時、いきなりフュエルホースがタンク側のコックの取付部からバックリ割れて
ガソリンが「ドボドボドボ〜」。
慌ててガソリンコックに細いマイナスドライバーを突っ込み、「Off」に。
フュエルホースが裂けるなんて、初めての経験でしたが、外して見てみるとフュエルホースは硬化
してました。
どうも数年間乗らなかった時にガソリンが劣化し、そのガソリンのせいでホースが硬化していた
ようです。
早速、ネットでYAMAHA純正部品のページで探しましたが----------------、
なんと生産打ち切り。
こんなに特殊な形状をしたフュエルホースが打ち切りなんて、YAMAHAさん勘弁してよ。
とは言え、さてどうするか。
FZRのフュエルホースは、90度そして180度の曲げを持つホースです。
純正部品が無いとなれば、オーナーに出来る事は、ストレートホースとジョイント用のL型エルボーで
タンクまで繋ぐこと。
L型エルボーは、振動などパッキリ行きそうで怖いのですが振動を吸収するために他の部位に
インシュロックで固定すれば大丈夫−−−−のはず。
結局、内径φ8の耐油ホースとエルボーを2つ使って、タンクまで繋ぎました。
なんとか大丈夫そうです。
←コネクターはつきました。
ホースのエルボーがパッキリ逝かないように暫く様子を見ます。
(パッキリ逝ったら火達磨ですな。)
2013/ 1/28
23.危なくなくなりました。
磨り減っていたディスクパッド、なんとショップの大安売りでGetしました
メーカーは、Project × のシンタードパッド。 6割引の1500円。
その場で2セット購入しました。
帰宅後すぐに交換。
今回は、揉み出し含め実施ですが、そこは手馴れた作業(のはず)
手順は
@ キャリパー外し。
A ディスクパッド外し。
B キャリパー洗浄(台所洗剤が一番です)
C ピストン揉み出し。
ピストンを一個だけ押し出してピストンを回す工具で回しながら洗浄。
洗浄が終わったら、グリスを塗ってピストンを出し入れ+回転で終了。
これを片側4個 計8個のピストンに行います。
D ディスクパッド取り付け。
パッドの接触面の角は1C位の面取り(鳴き防止)
パッドの裏側に鳴き防止グリース塗布。
パッドピン錆取りとグリース塗布
組み付け。
左側は約20分で完了。
右側へ−−−−。
ところが揉み出し中に、手が滑ってキャリパーのシリンダーが1個出すぎてオイルがたらー。
うっ。 失敗です。
気を取り直して取り付け後、エア抜きを行いました。
しかし、エアは吸い込まなかったらしく、いくらやっても気泡が出てきません。
50cc分やって出て来なかったので、まあいいかと終了。
そしてブレーキ作業の最後の一番重要な作業。
ブレーキレバーのポンピング!
他のところでも書きましたが、これ、意外に忘れます。
キャリパーを外すとき、通常の状態よりパッドを開き、ピストンを戻しています。
このため、キャリパー内のオイルは減った状態。(リザーブタンクに戻っている)
この減り量は、ブレーキを一回握った時のオイル量以上。
なのでこのままにしておくと、ブレーキがまったく利かず、取り回しすら危ない状態です。
4回のポンピングで通常圧になりました。
(賢い人はすぐ気が付いてポンピングをするのかもしれませんが、4回の高速ポンピングは
オーナーにゃ無理)
そしてめでたく危なくなくなりました。
2013/ 1/12
22. ごきげんななめ。
年末の飲み会が続く中、なかなかパッドを新しく出来ずに本当に年の暮れになりました。
しばらくぶりなので、少し近所でもとエンジンをかけ、暖気しているとエンジンがストール。
ガソリンがキャブに行っていないということです。
エンジンをかける前のフュエルポンプの音を聞いてみると、回る音がしてません。
げっ。
ぐにカウリング、シート、タンクをはずし、フュエルポンプにアクセス。
メインキーを回して ON にしても、やはりポンプは回っていません。
フュエルポンプのご臨終 ------ フュエルポンプは結構高い−−−−−−。
うーん、悩んだ挙句、やったのはカプラーへのWD40吹きつけとおまじない程度ですが
スパナでポンプを 「コンコン------」
結果、イグニッションONと共に回り始めました。
電気製品ですから、まずは接触不良が不動時の疑うべきところ。
あとは電子部品ではない電気機械は、振動・ショックを与えると、動き出すことがあります。
ほんと、単なるおまじないレベルですが。
ついでにフュエルフィルターを見るとタンクから細かい錆の粉が出ているようです。
(花さかじいのタンククリーナーを使う前のもののようです。)
ガソリンの流れと逆方向にパーツクリーナーをスプレーし、細かい錆をフィルターから取り除き、フィルターも
綺麗になりました。
そして、全て元に戻し、エンジンをかけるといつもの 「ヒュイーン!」
しばらくBenlyばっかり面倒見てたので、ご機嫌斜めになったようです。
−−900SSと Ninja FZR の面倒も見なくては−−こいつらの部品は高い−−−−。
2012/12/16
21. そろそろ危ない。
丁稚 虎 の心変わりによってオーナーが面倒を見ている FZR400RRSP。
7月に車検取得してから月に1度か2度、100km程度のツーリングに行ってます。
調子を行けば行った出で、やっぱり頑張ってしまいます。
今日も道志の近くを知り合いの方々とウロウロ。
ところが、フロントブレーキを軽く掛けると、「キー」。
パッドの角が尖ったかなと思い、帰宅後キャリパーをはずして点検。
その結果、角も立っていましたが、パッドが残り2mm程度。
リアもついでに見てみると、こちらはまだOK。
さて、どこのパッド付けよかな。
2012/11/18
20. またまたツーリング。
九州に一緒に行った SV1000SのY氏とTDM900のT氏と一緒にツーリングへ行きました。
更に今回は 和製Super7(エンジンは、SR2.0)に乗るU氏も一緒です。
オートバイはFZR。
果たして、御三方についていけるのか?
ルートは、
R246座間のマック → 宮ヶ瀬 → 道志道 → 山中湖 → 足柄峠 → 自宅。
道志道、足柄峠では、T氏とU氏は気持ちよくスピードを上げます。
突っ込みやコーナリングは、FZRの本領発揮で、ガンガンいけますが、問題は立ち上がり。
やっぱり400cc、TDMについていくのは結構辛いものがあります。
何とかついていくためには、FZRは、8割方 1速ホールドです。
いつもは気にならないのですが、DucatiやNinjaのトルクに助けられていることを実感します。
また ------ この歳にはレーサーポジションは無理があり、帰って来た途端、首の後ろが
筋肉激痛。
しばらくNinjaかな。
2012/ 9/ 9
19. ショートツーリング。
最近、オリンピックのせいもあって、朝5時頃起きてます。
でも今日は土曜日、ひとつオイル交換でもと思い、その前にエンジン内部の洗浄?のため、
ツーリングに行きました。
ルートは、
西湘BP → 箱根新道 → 乙女峠 → 御殿場 → 山中湖 → 道志 → 宮ヶ瀬
→ 自宅
まあ、ポジションがポジションだけに、1時間以上の連続運転は無理ですが、それでも昼には
帰宅できました。
エンジンは、快調そのものですが、やはり400ccです。
出だしは 4000rpm位回さないと出だしで気持ちよく前に出れませんが、それから走り
始めると3000rpmも回していればちゃんとスロットルについてきます。
ただ、水温が上がってくると、流石にオーバーヒート気味になり、アイドリングが安定しません。
スロットルを戻すと、1500rpmで一旦落ち着くものの、その後又下がります。
キャブレターのスロットルワイヤーかスロットルバルブがなんか引っかかっている感じです。
ツーリングから帰り、オイル交換。
(オイル交換できるぎりぎりの温度に冷えるまで待ちます)
これまで、スズキの10W-40(JASO:MBで一番安かったので)を入れていましたが、今回は
奮発して 指定オイルのYAMALUBE FX 10W-40。(MOTUL5100より高い)
ついでにオイルフィルターも交換。
昨年の9月に交換し、その後の走行は7月に車検を取ってから300km。
車検を取るまでの間、2週間に1回程度20分エンジンは掛けてました。
そのオイルが−−−−−− 結構汚れてました。 びっくりするくらい。
そして火傷しながらオイル交換を完了させ、少し試走。
やはり新しいオイルは良いですね。
音も静かになり、よく回るようになったイメージ。
気をよくして、DUCATI と Ninja のオイルとフィルターも交換しました。
合計 3台、9Lのオイル交換でした。
2012/ 7/28
18. で、箱根。
朝6時半に起きて、テスト勉強中の虎を尻目に、箱根へ行ってきました。
途中、西湘バイパスのパーキングに寄りましたが、色んなツーリングチームが沢山いました。
そこでタバコを1本吸って、さて箱根です。
西湘バイパスから箱根新道に入り、遅い車の後ろで我慢しながら登っていきます。
終着点は大観山のパーキング。
霧(雲?)の中、7:30に大観山パーキングに着くと、朝早よから、リーズナブル外車のクラブ(?)
の方々がいっぱい。
FIAT500、ロータス(エリーゼ、ヨーロッパ) 色々-----。
どうもフェラーリやその他の高級車クラブは朝が遅く、9時以降にならないと来ないようです。
その外車を後にして、芦ノ湖へ向かい、その後いつもの箱根旧道→西湘バイパスで帰宅。
それにしてもこのFZR,エンジンはきっちり14000rpmまで回り、ブレーキ、サスペンションも抜群。
タイヤもあるでしょうが、コーナリングは、リアに駆動を掛けさえすれば、ほんとに安定しています。
100km/hでの手放しも問題なし。
流石に1995年に89万円したオートバイです。
今の400ccは街乗り重視で、低速トルクを重要視したセッティングで、間違っても14000rpmは
回りません。
それはそれで、正しい方向で開発されているのでしょうが、やはり小排気量は回してナンボ。
回して乗らなきゃいけないから、回さなくていい大型に乗りたくなる訳で。
がんがん回すFZR, 虎が乗るまでの間、−−回します−−−−。
2012/ 7/ 8
17. さすが、Last of レーサーレプリカ。
車検も取れたので、それではと初乗り。
まずは、エンジン「始動。」
FCRの難しさ?なのかNinjaや900SSのように「キュルッ ズドドドドド」とはいきません。
でも、セル2回では掛かり、1500rpm程度で安定。
発進は、やはり900CCと比べるのは酷なのですが、トルクが細い。
クラッチミートの回転が低いと、すぐにストンとエンジン停止。
3000rpm位でミートすると元気に発進します。
発進した後はその3000rpm回していれば、街乗りで問題ないくらいトルクが出ています。
ただ、ただですよ。
どんなもんかいなと、1速でレブの14000rpmまで回すと、なーんと×00km/h超えます。
また、7000rpmを越えたあたりからの加速は、殆どNinjaレベル。
(Ninjaは国内仕様ですが。)
インテーク側を狭められているFCRですが、やはり車重の差?
最近の牙も何もかんも抜かれたなまくら400CCとは比べることすら無意味な位のパワー。
これで本当に53PS??(非常に疑問)
バケモノのように走ります。
調子に乗って、カチャカチャシフトしながら6000rpm以上で走ると、軽いことに加えてハンドリングが
ヤマハ的に粘って落ち着いているため、不安感は無く快飛べます。
又ブレーキも、しっかりしています。
コーナリングはやっぱりヤマハで、リアに駆動を掛けないと曲がりません。
ここら辺は、昔乗っていたRZ350Rにも似た雰囲気があります。
個人的な感想ですが、ヤマハのは昔から乗り手にセオリー通りの操作を求める気がします。
初心者でも何とか走ってしまうホンダのオートバイより難しく、かと言ってDUCATIのように、
「DUCATI乗り」から少しでも外れると、言うことを聞かなくなるほどは気難しく無い。
セオリー通りに操作が出来た時のコーナリングは、乗っているライダーがおっと思うほどスピードが
高くて、でも安定していて本当に気持ちが良くて、楽しいのです。
それがヤマハだと思っています。
さて、今度の箱根が楽しみです。(虎のオートバイですが---えへへへへへ。)
2012/ 7/ 6
16. 初老オーナー 車検がんばる。
昨年の7月にFZRを入手し、やっとのことで車検を通せました。
車検では、やはりヘッドライトが問題で、FZRは元々光量が少ないとのこと。
テスターのところでは、5000rpmくらい回し、なんとか合格。
次回までにヘッドライトの対策をしなければ。
車検場の往復では、レーサーレプリカといえどやはり400。
出だしや、加速はやっぱりDUCATIやNinjaには遠く及びませんが、
スピードが乗った後の加速はそれなりで、まあ楽しめそうです。
ただ、前傾がこの年にはきつく、やはり若いもんの乗り物ですかね。
2012/ 7/ 6
15. 花咲かGがんばる。#2
24時間放置後です。
タンククリーナーの漏れも殆どありませんでした。
まずは、タンククリーナーの排出。
パーツ用のバットに出しては液体を灯油タンクに移し変えること数回。
排出が完了したタンクを見てみると、まあ綺麗なもんです。
錆びの粉も結構出ました。
その後、再度水でタンクを洗い、残り200ccを1Lにしたトリートメント用のクリーナーをタンクに入れ、
振り回します。
そしてその液も取り出し、後は乾燥。
3日後、乾燥後のタンクを見てみると中の錆びは殆ど見えません。
流石、評判の高い花咲かGです。
高いだけあります。
これで、予定のレストア完了です。
2012/ 4/ 15
14. 花咲かGがんばる。
レストアも殆ど終わり、週に1回エンジンをかける日々ですが、なんかタンクキャップのところが
薄っすら錆びています。
一応錆びないようにハイオクガソリンを満タンにしているのですが、中が錆びているようです。
以前、ラストリムーバーで落としたつもりでしたがだめみたいです。
タンク内のガソリンを抜いて見ます。
タンクのフュエルコックを外してみると、ストレーナーに細かい粘土のような錆が付いていました。
錆をパーツクリーナーで洗い落とし、タンク内を水荒いすると、細かい錆が。
ライトで照らしてみると、見れる部分は、やはり錆びていました。
覚悟を決めて、錆びとりでは一番有名な花咲かGタンク・クリーナー大枚叩いて購入。
まずタンクを裏返し、フュエルコック、フュエルセンサーを外します。
取り付け口は、錆び色です。
まずは中性洗剤でタンク内を洗います。
そして、フュエルコック・フュエルセンサーに蓋をします。
蓋には、固定用の汎用ステーを切断し、ステーとタンクの間にゴム板をかませました。
(見えにくいですが、ステーの下にゴム板があります。)
そして、取り付けた状態がこれ
水を入れて確認すると、一箇所からポタッーーーーーーーポタッーーーーー
位は漏れますが、24時間で100ccも漏れない程度になりました。
続いてタンクキャップへの栓です。
入り口の径はテーパーの下側(小さい側)で40+αmm。
ホームセンターで色々探して、外形40mmの塩ビパイプを使うことにしました。
パイプの端面をテープで塞ぎ、突っ込む外周にもテープを巻き、あとは力任せに突っ込むのみ。
水漏れ検査の結果、これは殆ど漏れませんでした。(偶然)
さて、いよいよ錆取り作業の開始です。
まずタンクに花咲かGを1Lのうち800CCを入れ、水を2L注入して約3Lの溶液を作ります。
(花咲かG残り200CCは、処理最後のトリートメント用)
タンクキャップに栓をして全体に溶液が行き渡るように振り回します。
その後、逆さまにした状態で1時間放置します。
途中20分毎にタンクを振り回しました。
1時間後、タンクキャップを上にして栓を開けてみると、薄っすら残っていた錆びは見事に
無くなり、ぴかぴか状態です。
気をよくして、今度は全体の錆び取りです。
タンクを車載状態に固定し、タンク内に満タンになるまで水を注入。
このとき、タンクキャップの部分よりタンクの高い部分に空気が溜まるので、針金を入れたホースの
先をUの字に曲げてタンク内に入れ、空気の溜まる部分から空気を抜きながら更に注水。
(ホースがタンク内でUの字に曲がってます。)
これでタンク内にはほぼ空気の隙間は無くなります。
あとは、24時間放置です。
さてさて、どうなりますことやら。
2012/ 4/ 8
13. カバー
小さなことですが、FZRはオートバイの小屋に入らないため、カバーをかけて置いています。
そのカバーは、5年近く購入したもので、防水性も殆どなくなった状況でした。
ガムテープで修理しながら使っていましたが、先日の雪の重さでリアカウル付近がぼろぼろに
破れてしまいました。
そこで新しいカバーを購入。ちょうど同じシリーズのものがありました。
↑新しいカバー。光ってます。 古いカバー。ただの布。 ↑
比べてみると、これまで使っていたものは表面のコーティングが完全になくなっています。
やっぱり、カバーは3年が限度でしょうか。
2012/ 2/ 5
12. 名義変更
レストアも終わり、車検を取るだけですが、名義だけでも変更しておこうと、先日の900SS
の車検のときに一緒に申請しました。
現在はナンバーを返納している状態ですので、その状態のまま名義を変更します。
変更には、申請書に加え住民票も必要なので役所で取得。
代書屋さんで書類を作ってもらい、陸自の受付に提出すれば、新しい返納証明書を受け
取るだけ。
これで、やっとちゃきちゃき堂のオートバイになりました。
2011/ 11/ 5
11. ひとまず完成!!
先日、東洋硬化さんからインナーチューブが帰ってきました。
いつもながらきちっとした包装で、検査成績書付です。
もちろんインナーチューブはぴかぴかで、新品状態です。
しかし、オーナーはと言えば、持病の腰痛が悪化し、重労働は出来ません。
インナーチューブを見ながら来週かなと思っていたところ、やっぱり我慢できず作業開始。
ただ、やはり重労働は無理なので、洗車用の上面が平らな脚立のテーブルとビールケースの
椅子を準備し、殆ど電気・エアーツールのみで作業。
アウターとインナーの締結は、ボトムから締めるボルトにゆるみ止めを塗り、インパクトレンチで締め。
分解するときは大変ですが、締める時は殆ど普通のボルト締めの要領で可。
その後、アウタートップのスライダーを打ち込み、オイルシールリングを通し、オイルシールを打ち込みます。
これもオイルシールハンマーを使うと何事もなく完了。
そのあとクリップリングでオイルシールを押さえ、最後にダストカバー取り付けで完了。
左右の作業が終わったら、オイル注入です。
メスシリンダーがなかったので、500mlの計量カップとシリンジ(注射器)で、オイルを注入しました。
(絶対量より、左右同じが最も大事???)
フォークを伸縮させ、中のエアーを抜いたら取り付けです。
タイヤは、奮発して Pilot Power。 (Ducatiとおそろいです)
で、こんな感じになりました。
ホイールが黒なので少し落ち着いていますが、やはり最後のレプリカ。迫力あります。
あとは、丁稚 虎の免許取得を待って、車検取得です。
まずはひと段落です。
2011/ 10/ 9
10. 足まわり リアホイール。
フロントホイールに続き、リアホイールの塗装です。
色は黒で決まりましたので、一気に塗装。
こんな感じです。
ほんで、最後の修理となりますフロントフォーク。
まずは、これから約1ヶ月のインナーチューブの再めっきの間、移動できないことを考えて駐車。
そして、リアにレーシングスタンドをかまし、フロントもフロントスタンドで持ち上げます。
フロントフォークは、ステムから結構簡単に外れました。
フォークの分解には、
@ エアーインパクトレンチ
A ヘキサゴン
B 車の洗車用の上が平坦になっている脚立(作業台替わり)
で、フォークをまずこの脚立の上に固定します。
アウターチューブのボトムボルトをインパクトレンチを使って外しますので、固定は頑丈に。
オーナーは、インシュロックで強引に締めてます。
回る方向と、脚立に掛かる力の方向を考えてないと、脚立が暴れて大変。
固定が終わったら、インパクトレンチでボトムボルトを回します。
数回で、何とか外せました。
緩んだ後に中のチューブと共回りしましたが、更にインパクトレンチで回すとボルトは外れました。
その後、ダストカバーとオイルシールリングを外し、インナーとアウターチューブを外します。
その分解後がこれ。
インナーチューブのボトム(写真右側)にあるテフロン加工のスライダーとオイルシールワッシャーは再利用
できそうですが、ダストカバー、オイルシールワッシャ-、オイルシール、アウターチューブスライダーは交換。
部品注文済みです。
さて、外したインナーチューブは、またまた東洋硬化さんにお願いして再めっきです。
めっきが仕上がるまで、ちょこまかした塗装をしておきます。
2011/ 9/ 24
9. 足まわり フロント。
フロント周りは色々やることあります。
まずは、ブレーキキャリパー。
キャリパーを外す前に、動きを確認。
なんとか固着は少なそうなので、リアのように最初から分解せず、揉み出しです。
(今でもそう言うのでしょうか??)
まずはキャリパーを外し、キャリパーからパッドピン、パッド、パッド押さえを外し、洗浄。
その後、ピストンを一つずつオイルシールから抜けないぎりぎりまで押し出します。
FZRは対向の4ピストンですが、通常であれば、出て来て欲しくない他の3つのピストンに何かを
挟み一つだけ押し出しますが、オーナーは出て来て欲しくないピストンをタイラップで1個ずつ
縛ります。
これで、ピストンは出てこなくなるし、結構簡単で楽。
出てきたピストンのパッド側を見ると、多少錆や汚れはありますが、特に問題ない状態。
そのため、シールとピストンは交換せず、錆、汚れをブラシやペーパーで落とし、最後に潤滑油を
塗布して終わり。
これを4個×左右 計8個に行います。(殆ど一日仕事)
終わったあとは、手で軽くピストンを押し込めるほど、スムースになりました。
次は、ホイール関係です。
ホイールを外し、ディスクローターも外します。
ディスクローターのボルトは、ねじロック剤で固めてあるので、ショックドライバーなどで外したほうが
無難です。(下手すると、6角穴をなめます)
ディスクの汚れ、錆を取り、インナープレートを黒に塗装。これを左右。
さてホイール本体です
SPの象徴(?)とも言えるバイオレットカラーのホイールですが、塗装も剥げ、また丁稚 虎も
この色には少し抵抗があるとのこと。
そこで1週間悩みましたが、現在のMoto GPのマシンのホイールが殆ど黒であることから、
黒にしてみました。
↑ なんとなく今っぽくなりました ↑現在の状態
単純に、ホイールを真鍮ブラシで磨き、その後サンドペーパーで研磨。(結構気合入れました。)
その後一気にホイール塗装用のツヤあり黒スプレーで塗装。
しかしながら焼き付け塗装ではないので、多分タイヤ交換や飛び石で、少しずつ塗装が
剥げて来るでしょうが、まあその時にタッチアップすれば、どうにかなります。
またホイールを黒に塗るのなら、ディスクローターのインナープレートをゴールドにするのも手では
ありましたが、あんまり派手にしたくないので、さらっとこんなもんです。
さて次はリアのホイールを塗装し、最後のフロントフォークのレストアです。
2011/ 9/ 15
8. さーて足まわりに着手。
足回りに移ります。
本来なら、フロントからがしがし修理していくのですが、リアから。
実はちゃきちゃき堂の2二輪用ガレージ(ただの手作り2×4倉庫)は、DucatiとNinjaで
いっぱいで、現在FZRは車庫の前でカバーを被った状態。
この状態で動けなくなるレストアを行うと、中の2台が出せなくなります。
このため、動かせない期間が長くなるフロント周り、ホイール塗装などのレストアは、最後。
と言うことで、まずはホイール塗装を除いたリア周りですが、修理するのはブレーキ関係。
Bremboのマスターシリンダー、Sumitomoのキャリパーを外して分解です。
キャリパーは、分解すると、オイルシールとパッドピンが怪しく、シムキャリパーはご臨終。
その他は使える状態。ということで、この3部品を注文し、交換。
部品が届いた今日、キャリパー、ホースのスプリング、マスターシリンダーの錆取り、塗装剥離(適当)
を行い、キャリパーはゴールド、ホースのスプリングと、マスターシリンダーは黒に塗装。
(Bremboの文字は塗装落とし)
その結果が、これです。(夕方撮影したので見えにくいかも)
キャリパーは、Brembo純正より少し薄く明るいシャンパンゴールド系ですが、まあまあ。
(どうせ、Sumitomoだし)
でもマスターシリンダーは文句なしの本物 Brembo ロゴ。
続いて、フルード入れ、エア抜き。
キャリパーもホースも空の状態でのフルード入れは、ホース内のエアが出切るまでに時間がかかり、
なかなか進みません。
そこで、荒業でホース内のエア抜き。(真似すると危ないので、想像にお任せします。)
途中、学校から帰ってきた 丁稚 虎 も手伝い、エア抜き完了です。
さて、次はメインイベントのホイール塗装、フロントブレーキ、フォークです。
2011/ 9/ 9
7. で、エンジン始動!!!。
注文した、
@ エアフィルター、
A フロントフォークのシール関係
B タンクのコック、フュエルストレーナー
C バッテリー
D エンジンオイル(JASO:MB 10W-40)
E ラジエター液
が、揃ったので各部品を交換。
注意点は、ガソリンポンプ内の劣化したガソリン。
これは、アストロプロ×××で購入したガソリン点滴タンクにガソリンを入れてポンプと繋ぎ、ポンプ
からキャブレターに繋ぐホースを外します。
この状態でメインスイッチをONにして、ガソリンポンプ内の汚れたガソリンを洗い出します。
(ポンプからガソリンが出るので、ガソリン受け必要)
綺麗なガソリンが出てくるまで、回し続けます。
そして、エンジン始動。
と・こ・ろ・が、2000rpm以上はご機嫌なのですが、それ以下でのアイドリングが出来ず、
すぐにエンスト。
何回やっても同じ。
んー どうして???????????
スロー系の不具合? 二次エアー吸い込み?。
諦めて、再度キャブレターを外しましたが、二次エアーの吸い込みはなさそう。
しょうがなく、フロートチャンバーを分解、清掃。
全ての穴にクリーナーを通しても問題なし。
で、最後にスローのエアスクリューを回した時、「やっちゃった!」
エアスクリューが、締めこみっぱなし。 4つとも。
2回転戻しでセットしたはずなのに!
それ以外アイドリング不良の原因が掴めなかったので、エンジンに取り付け、再度エンジン始動。
するとエンジンは何事もなかったかのように1100rpmで安定したアイドリング。
情けない。 やっぱボケが入って来てますかね。
そこからアクセルを開けると
「ひゅいーん」
とあっけないほど簡単にレッドゾーンまで回ります。
ただ、FJの時と同じだと思いますが、タンクに振りまいた潤滑剤が燃え、マフラーからは、白い煙が。
これは、ガソリンをフルに入れて乗っていれば消えるでしょう。(消えて欲しい−−−)
まずは、エンジンが生きていることが確認でき、修理に気合を入れます ! 。
2011/ 9/ 4
6. 部品注文と工具。
さてエンジンの出入り口の修理が終了しました。
エンジンの確認に移りますが、まずは交換部品の洗い出し。
カワサキとヤマハは、インターネットで部品の在庫確認が出来るので、助かります。
交換品は
@ エアフィルター、
A フロントフォークのシール関係
B タンクのコック、フュエルストレーナー
C バッテリー(ユアサ(多分台湾製)のものをネットで5000円弱で入手。)
D その他
また今回、工具にエアインパクト(フロントフォーク分解用)と、エアグラインダー、ガソリン点滴タンクも揃え、
気合だけは充分です。
猛暑にもめげず、やるぞー!!。
2011/8/21
5.ラジエター、エキゾースト----。
カウルを外すと、やはりというかラジエターの塗装が剥げ、エキゾースト系がサビサビ。
まずはラジエタートップにあるキャップを外し、次にエンジン左側のウォーターポンプにあるドレンプラグ
を外し、ラジエター液を抜きます。
ラジエター液が出終わったら、水道水を流し、中の汚れを取ります。
茶色の汚れた水が少し出てきた後、綺麗な水になり、数分後洗浄完了。
また、リアカウル右側にあるラジエターリザーブタンクや、ホース類も外して中と外を洗浄します。
ラジエター本体を外してみると、塗装落ちを少ししているのみで、綺麗です。
ラジエターは、フィン以外を黒の塗装として、つぶれたフィンは、千枚通しで復元。
再度取り付け、ドレンプラグの銅ワッシャを交換して締め込み、ラジエター液を補充します。
次はエキゾースト。
エンジン側、フレーム固定ボルト、サイレンサーを外しますが、忘れてはいけないのはEXUPの
コントロールワイヤー。
マフラー集合部からこのワイヤープーリーを外し無事取り外し完了。
まずエンジンについているエキゾースト。
これは、昔はやったタイプで、エンジンから少し直線、少し曲がってまた直線みたいに
カクカクしながら集合部に繋がっています。
このエキゾースト部にポツポツの錆が発生しています。
結構な凸凹になっており、#150のペーパーでなんとか錆落とし。
その後、耐熱塗料のつや消し黒をスプレー1本使って塗装。
EXUPのコントロールワイヤーにもインジェクターで潤滑剤を塗布し、組み上げて完了です。
もひとつ、どうせ塗るならとメーター・カウルと、リアのシートステーも取り外し。
この部分は外からはあまり見えませんが、気になる部分。綺麗にしたいところです。
多少の錆はありましたが、塗装で綺麗になりました。
少しずつ、綺麗になっております。
ちなみに、右下の写真のリアブレーキマスターは、なんと 「Brembo」 どぇした。
と思って、何気に中古屋さんにあったFZR250を見ると、それもBrembo。
少しがっかり。
ちなみにフロントブレーキマスターはNISSINです。
↑ エキゾーストはカクカクしながら集合部へ。 ↑ リアマスターは ブレンボ
またまたプラグも交換。
交換する時は、
@まずプラグコードを外してプラグはそのままでエア吹き。
A次にプラグを緩めて外す前にまたエア吹き。
Bそして交換。
こうしないと、古いオートバイはプラグ周りに錆やごみが固まっていて、プラグを緩めた時に
その錆やごみが落ちて、エンジン内に入ってしまいます。
案の定、Aの時のエア吹きでもゴミ(錆?)が出ました。
外したプラグも2本はサビサビでご臨終です。
交換したプラグは、NGKのCR8Eですが、一本800円くらい。
まー部品代の高いこと。 小遣い続くか心配です。
2011/8/4
4. まずはお決まりのキャブレター。
キャブレターのOHです。
このFZRは、市販車用のFCR付き。
2番+4番にチョークはついてるし、インテークの断面は一般のものの半分だし-----。
よく判りません。
でもまあ、やることは一般のものと同じで、ヘッドとフロート室を分解した後に、穴という穴に
キャブレタークリーナーを通し、詰まっていないかを確認するだけです。
掃除完了。
さて次は、タンク。
タンクリッドとフュエルコック、フュエルセンサーを外して中身の確認です。
ライトで中を見ると 「さびさび」−−−
錆取り剤を入れて数時間放置後、腕がちぎれるほどタンクを振り回します。
その後水をタンクに入れて錆を流すと見事に細かい錆がいっぱい出てきました。
ライトでもう一度見ると、まあ使えるレベルのようです。
乾燥するまで、放置して錆止めの潤滑剤を中に吹き付けて完了。
そして、フュエルタンクのキャップです。
頂いた時から、キーの回りが悪く、とにかく分解。
−−−− でました。
殆ど白い粉にまみれ、天ぷらの衣をつけたまま乾かしたような状態。
これでは、キーは回りません。
ワイヤーブラシで白い粉を落とし、錆取り・潤滑。
キーの回りはスムースになり、スプリングによるキーの半自動での戻りも復活しました。
さてさて、次は-------。
2011/7/29
3.レストア開始!
レストアの始まりです。 まずは本気で洗車。
とにかく手が入るところは全て洗浄。
洗車する事で錆びているところ、塗装の剥げ、またまたクラックなどもみつけられます。
また塗装の剥げ、浮きば、ワイヤーブラシで地が出るまで磨きます。
洗車で気が済んだら、乾くまで待って、外装の着脱に入ります。
外すのは
@ フロント、アンダー、リアカウル。
A シート、タンク
B バッテリーとケース
C エアクリーナー
以上。
この状態で更に洗車。
と言っても、今度はパーツクリーナーのみの洗浄。
タンクなどを外した状態で水を強くかけると、いろんなところに水が進入し、トラブルの元に
ます。
なので、中身は出来るだけ揮発するパーツクリーナーで拭き上げます。
さてまずは、エンジンの修理です。
エンジン駄目だと、このオートバイはお釈迦。足回りや、車体には手が出せません。
2011/7/28
2. 現状把握
さて引き取ったFZRですが、早速本日現状確認です。
↑ ラジエター、エキゾーストがゾンビです。 ↑ タンクは外側綺麗、中はサビサビ。
↑ マフラーは、所々錆あり。
外装関係は、まあ15年落ちとは思えない綺麗なもんです。
しかし、中はやはりそれなり。 当然ですが。
現状把握の結果、
@ フレームにポツポツ錆あり。
A Fサスのインナーパイプは、ご臨終(またまた東洋硬化さんお願いします!!)
B タンクは錆あり。 フューエルストレーナー、フュエルフィルターは、ご臨終。
C キャブレターは、ばらしてみないと判りません。
D ホイール、キャリパーは、ヤマハの例に漏れず、塗装剥げてます。
E スロットルは軽い。(キャブレターの固着なし)
F エキゾーストは、ゾンビのように錆だらけ。
G マフラーは綺麗。(錆落とし前提)
H タイヤのサイドウォールにはひびなし。
以上を確認し、大問題を抱えていないか確認するために、Ninjaのバッテリーを繋ぎ、プラグを
抜いて オイルをプラグ穴から入れた後、強引にクランキング!
燃料ポンプとセルは回りました。(多分大丈夫でしょう。)
その後ライト、ウインカー、ブレーキランプ前後を確認。 プロジェクターランプも問題ありません。
さて、レストアを始めますか。
2011/7/22
1. 車台番号は 3KT-154×××
いやー、嬉しいことに、またまた乗らないオートバイの引き取り話があり、本日引き取り。
400CC。 走行距離は5,701km。
丁稚 虎のオートバイにするつもりです。(まだ免許取ってませんが。)
これまで、虎にはオートバイの凄さや怖さを教えてきたつもりだし、オーナー自身乗ってるので
乗るなという理由がありません。言えません。
確かに心配ですが、隠れて乗ったりするよりはましだし、ちゃんと教えようと思ってます。
(お遊戯しているめだかの学校ではなく、鞭を持ったすずめの学校の先生)
で、オートバイは FZR400RR SP の最終型の いわゆる3TJ7です。
1995年登録の車両。(900SSと同じで、丁稚 虎と同い年)
ただし、車両は保管10年近く。FCRを標準装備し、EXUP付き。
(ただしインシュレーターは半分埋められているし、スロットルは全開にならないし)
70ps台と言われていたフルパワー化は可能か?
丁稚 虎のオートバイになりますので、まずはそのままレストアを行う予定。
その後、虎が慣れて来たら、フルパワー化ですな。
(オーナーもサーキットで遊べそうだし。)
またまた格闘の日々が始まる−−−−−−。
(それにしても、Ninja乗りにすると、いいホイールサイズで--- )
注意
下記は全てオーナー用のメモとして色々な所から集めたデータです。
間違いが多分にあると思いますので、もし自分で整備される方は、
オーナーズマニュアル等で正しい値を確認してください。
FZR400RR SP諸元
車名 | FZR400RR SP |
機種コード | 3TJ7 |
原動機形式 | 1WG |
全長(mm) | 1975mm |
全幅(mm) | 705mm |
全高(mm) | 1090mm |
軸間距離(mm) | 1365mm |
シート高(mm) | 760mm |
最低地上高(mm) | 125mm |
乾燥重量(kg) | 185kg |
フレーム | アルミデルタボックス |
キャスター | 24°00 |
トレール | 92mm |
Fサスペンション | 正立 インナーチューブφ43 |
Fサスペンションオイル | 433cc 106mm YAMAHAサスペンションオイルG5 |
Rサスペンション | リンク式モノクロス リザーバータンク付き |
Fブレーキ | ダブルディスク対向4ポッド |
Rブレーキ | シングルディスク対向2ポッド |
Fタイヤサイズ (空気圧) |
120/60ZR17 (2.25kg/cm2) |
Rタイヤサイズ (空気圧) |
160/60ZR17 (2.50kg/cm2) |
Fホイール | J17xMT3.50 |
Rホイール | J17xMT4.50 |
エンジン形式 | 4サイクル水冷 DOHC 4バルブ並列4気筒 |
排気量 | 399cc |
ボア×ストローク | 56.0mm×40.5mm |
圧縮比 | 12.2:1 |
キャブレター | FCR(FZR専用) φ32(のはず) |
最高出力 | 53ps/12000rpm |
最大トルク | 3.7kg-m/9500rpm |
エンジンオイル | JASO:MB 10W−40指定YAMALUBE FX(10W -40)半合成 ULTRA S9(10W-40)半合成 WAKO’S PRO−S(10W-30) |
エンジンオイル容量 | 通常 2.6L(2.5),フィルター交換 2.9L |
ラジエタ-容量 | 全容量 2085cc |
プラグ | CR8E |
ドレンプラグ | M14 |
クラッチ | 湿式多板 ワイヤーリレーズ |
変速機 | リターン式6段 |
1次減速比 | 2.170(89/41) |
2次減速比 | 2.736(52/19) |
1速変速比 | 2.461 |
2速変速比 | 1.941 |
3速変速比 | 1.631 |
4速変速比 | 1.500 |
5速変速比 | 1.368 |
6速変速比 | 1.250 |
燃料タンク | 15L 予備約3L |
選維 | 428 128L |
バッテリー | ?X9-BS, ?Z9-BS |
燃費 | 50km/l |
FZR400RR SP セッティング
設定方法 | 基準 | |
Fサスペンション
|
スプリング 1段:ハード〜7段:ソフト |
6段 |
伸側減衰力(トップ側) 右一杯:0、左1クリック目:1段 1段:ハード〜10段:ソフト |
8段 | |
圧側減衰力(ボトム側) 右一杯:0、左1クリック目:1段 1段:ハード〜10段:ソフト |
8段 | |
Rサスペンション | プリロード 1段:ソフト〜7段:ハード |
3段 |
伸側減衰力(ボトム側) 右一杯:0、左1クリック目:1段 1段:ハード〜24段:ソフト |
10段 | |
圧側減衰力(サブタンク側) 左一杯:0、右1クリック目:1段 1段:ソフト〜20段:ハード |
5段 | |
2011/7/21