ハワイ島の格安航空券相場
「ハワイ島コナの格安航空券、約11万円。」
ハワイ島コナに行く格安航空券を調べると、 航空券65000円、燃料サーチャージ諸々5万円程度掛かります。 4泊6日で下記シミュレーションしてみました。 シーズンで相場が変わってくると思いますが、調べる手順、サイト等は参考になるかと思います。
いきなり買える? 難しい航空券用語
まずざっくりとした相場を掴みます。 多くの旅行サイトを一括検索できるABロードがおすすめです。 格安航空券というとHISが浮かびますが、最近はそれほど安いくなく、 一括検索サイトで調べたほうが安い航空券が見つかります。 HISは個別に別途あとで調べてみてください。
旅行予定月、行き先を入力すると料金順に出てきます。 詳細をクリックすると出発日カレンダーに応じた料金が表示。 シーズナリティの影響で「ガクン」と料金が上がったりしますが、 日付の調整ができる方は安い時期を選ぶのがおすすめです。
ただここでいきなり注文できるかというと難しいです。 というのは、FIX/OPEN、訪問可能都市など気になる航空券用語が並んでいると思います。 航空券慣れしている方は問題ないかと思いますが、 よくわからないまま買ってしまうのは気持ち悪いです。
しかもハワイ島に行く場合、ホノルルを経由/乗り換えして行くことになります。 ハワイ島には空港も2つありますし…このへんを確認してから実際に予約を入れることになります。
コナ空港とヒロ空港、どっち使う?
航空券を買う前に確認/決定しておきたい項目です。
- ハワイ島へは直行便なし
- コナ空港とヒロ空港がある
- 飛行時間約8時間、時差はマイナス19時間
- 検索時復路は現地の日付で入れる
- 航空券用語FIX、OPEN、PEXとは?
- 燃料サーチャージ、空港税はいくら?
まずハワイ島までは直行便がありません。以前はJALが直行便を乗り入れてましたが 廃止されてしまいました。また最近ではハワイアン航空が羽田からの直行便を申請したようですが、 どうやら許可が下りなかったようです。そもそもハワイアン航空って日本で飛んでいたのか… Webサイトを見ると幾便か飛んでいるようでビックリです。 ハワイに行くゾという雰囲気が出るので値段が最安値とそれほど変わらないなら良いかもしれません。
そしてハワイ島にはコナ空港とヒロ空港があります。 ホノルルのある島がオアフ島で、ハワイ諸島が連なる一番右下にハワイ島があります。 ビッグアイランドと呼ばれる一番大きな島で、千葉県よりひとふた回り大きいくらいです。
そしてハワイ島の左岸にあるのがコナ空港、右岸にあるのがヒロ空港になります。 キラウェアに近いのがヒロで、溶岩ツアーや有名なクッキー工場などがあるのもヒロなのですが、 コナのほうが栄えてます。ツアーなどではコナ空港を利用しますし、 実際利用するのもコナ空港のほうが多く、便数も多くなっています。コナを拠点にしてレンタカーで廻る、 もしくはヒロに1泊だけするというのがバランスの取れたプランなのではと思います。
というわけで。コナ空港がおすすめです。私もずいぶん悩みましたが結局コナ空港/コナ宿泊にしました。 空港が2つありますので旅程をしっかり組まないと飛行機を予約するのも難しいですが、 まずはコナ前提で考えてみてください。
出発と到着予定イメージ
成田からハワイまでの飛行時間約8時間、そして時差は19時間です。 ホノルルまで8時間で着いて、乗り換えの待ち時間少々、 そして1時間ほどでホノルル−コナに到着します。
ここでもう少し時間イメージを詰めておきましょう。
日本からハワイに行くには夜出発が多いです。夜出発なら機内で寝やすいですし、 時差の関係でハワイに着くのは現地時間朝になります。 着いた日が時差ボケ気味ですが…
そして4泊6日で楽しんで日本に帰る場合、復路の航空券はいつの日付になるでしょか。 これを間違えるとタイヘンです。 実際には学校や仕事の関係で「帰らなければいけない日」は決まっていると思いますので、 その日にあわせて復路航空券を予約する必要があります。
わかりづらいので具体例でいきます。
アメリカの独立記念日は7/4でハワイでも花火イベントなどがあります。 これをメインに予定を立てるとして、
- 7/4:メイン
- 7/5:のんびり買い物、最後のディナー満喫
- 7/6:ハワイ出発
こんなプランを立てます。ハワイ旅行は4泊6日が多いのでそれに出発日をあわせると、
- 7/2:成田夜出発、時差の関係で同日朝にハワイ着
- 7/3:自由に散策
- 7/4:メイン
- 7/5:のんびり買い物、最後のディナー満喫
- 7/6:ハワイ出発
逆算していくと7/2出発の航空券だとちょうど良いです。 少しややこしいですが、日本時間7/2夜に出発するとハワイ時間7/2朝に着きます。
- 成田2日2120出発−(飛行時間8時間)−到着3日29時20分(時差15時間なのでハワイホノルル2日1005
- ホノルルで待ち4時間ほど。コナ到着2日1510
そしてコナを6日早朝発/ホノルル1200発すると、 成田にはハワイ時間で6日20時着7日着(時差15時間進めて日本時間8日11時到着)となります。 これで4泊6日です。ややこしい。
- 7/2:成田夜出発、時差の関係で同日朝にハワイ着
- 7/3:自由に散策
- 7/4:メイン
- 7/5:のんびり買い物、最後のディナー満喫
- 7/6:ハワイ出発
- 7/7:(移動、時差もろもろ)
- 7/8:成田到着
自分の求める帰着日にしっかり帰ってこれるかどうか確認してみてください。 4泊6日なので復路を予約する際迷うかと思います。そしてもうひとつ迷う要因があります。
最終日はコナ宿泊? それともホノルル?
上の前提ではコナから最終日帰ることになってますが、 実はコナを早朝に出ないとすんなり日本に帰れません。 ホノルルとの乗り継ぎが悪いと「待ち時間18時間」となってしまい、 帰るのはその翌日となってしまいます。
帰着日が伸びるのはチョト困る…
というわけで、無理矢理にでも早朝にコナ出発をしなくてはなりませんが、 別の方法として「前日はホノルルに泊まってしまう」というのがあります。 上の予定の「のんびり買い物、最後のディナー満喫」をホノルルにしてしまい、 最終日はそのままホノルルから帰るというプランです。
ハワイ島で少し買い物してから移動すればいいですし、 ホノルルでも買い物できるので一石二鳥かと思います。 実際そのようにする方が多いようです。
- 7/2:成田夜出発、時差の関係で同日朝にハワイ着
- 7/3:自由に散策
- 7/4:メイン
- 7/5:のんびり買い物、最後のディナー満喫(ホノルル宿泊)
- 7/6:ハワイ出発
- 7/7:(移動、時差もろもろ)
- 7/8:成田到着
ここで役に立つのが「ストップオーバー」という航空券です。 ストップオーバーとは乗り継ぎ場所で外に出られる&宿泊できる航空券で、 追加料金も掛かりません…通常。ハワイ島行きの航空券は 「2都市訪問可能」となってることが多いので、 こういうことを見越してこのような設定になっているのだと思います。
ストップオーバーを狙う方は是非このような航空券を。 比較するときはストップオーバー分も見越して比較してみてください。 無料でない場合はプラス5000円ほど掛かります。
他に気になる航空券用語として「FIX/OPEN」の記載があります。 これは「買うときに帰着日を決めるか否か」の航空券で、 通常の航空券はFIXとなります。 世の中には「帰る日フリーのOPEN」というチケットもありますが、 通常の使い道ではほぼ必要ないでしょう。
PEXは早割航空券です。
と、ここまできて。実際に比較しやすくなると思います。 帰着日や旅程、利用空港をカッチリ決めて下記航空券比較してみてください。
ハワイ島の格安航空券の具体的検討
というわけで7/2発、7/6復路発の格安航空券を探します。 行きは日本時間、復路は現地時間での航空券です。7/2発、4泊6日だと上のような日程になります。 ハワイ島の格安航空券は「FIX4〜○6日」の航空券が多いですので、最低でも4泊が必要となります。
さて…検索すると次のように出ました。
- 63000円夜便、米系航空会社、マイル100%加算
- 64000円夜便羽田発、未定航空会社、子供10%割引
- 64000円夜便、チャイナエアライン、週末追加料金なし、キャンセル規定厳しめ
- 66500円夜便、UA便、ストップオーバー無料
ここで悩ましいのが航空会社未定の格安航空券ですが… プランによって取扱手数料に違いがあり、3000円か5000円となっています。 これらは表示料金に含まれませんので、安いプランを選んだつもりでもひっくり返ってしまうことがあるので 注意が必要です。
そしてもうひとつが燃料サーチャージ。燃料サーチャージは航空会社によって一律ではなく、 例えばチャイナエアラインは全地域ともなぜか設定が安いです。 ハワイ島の場合も他が往復30000円なのに対し、チャイナエアラインは25000円となっています。 この差は微妙に大きいです(13年7月の場合)。なので航空会社未定だと少し予約しづらい面があります。
ストップオーバーについては記載がないものがほとんどでした。 訪問可能都市2都市とはありますが、ストップオーバーが無料でできるのか否か… このへんは予約時確認が必要となります。もしかしたら有料かもしれませんが、 1社だけ含まれてる会社がありました。多少最安値より上乗せされた料金ですが、 このように記載があると選ぶ側も選びやすいです。
表示される料金にプラスされるものとして下記のようなものがあります。 約4万円がプラスされると思ってください。結構大きな額です。
- 取扱手数料2100円or 3000円 or 5000円
- 週末追加料金プラス5000円
- 成田空港税2540円 or 羽田2100円
- 現地空港税7680円
- 航空保険料1000円
- 燃料サーチャージ30000円 or 25000円
- キャンセルした場合の料金(要規定確認)
今回は4番目のストップオーバープランを選んでみます。 航空会社はUAです。
- 7/2発、66500円
- UA 880便 成田19:25⇒ホノルル08:05
- UA 879便 ホノルル09:51⇒成田13:25+1(翌日着)
- 取扱手数料2100円
- 成田空港税2540円
- 現地空港税7680円
- 航空保険料1000円
- 燃料サーチャージ30000円
- ■合計111,920円
う〜ん、、、11万円オーバーでした。 チャイナエアラインを選べば燃料サーチャージ分が5000円ほど下がると思います。 もしくはホテル代込みのフリープランを選ぶと旅費全体を抑えられるので比較検討がおすすめです。
ホノルルからハワイ島コナまでの飛行機
料金は上に含まれますが、ホノルルからコナ空港までの時間を調べておきます。
- 7/2、UA 880便 成田19:25⇒ホノルル08:05
- 7/6、UA 879便 ホノルル09:51⇒成田13:25+1(翌日着)
行きは8時にホノルルに着くので、入国手続きなどの時間を考慮し10時すぎの コナ行きに乗られるとありがたいです。時刻表はどんな感じになってるでしょうか。 以前はなかったこんなサイトがありました。
どの便になるかわかりませんが、1時間に2本くらいのペースで飛んでいます。 飛行時間は40分ですので昼過ぎにはコナに入れそうです。
一方帰りは…ホノルルに前泊するなら問題なさそうですが、 当日コナ早朝に出る場合、何時の飛行機があるのでしょうか? ホノルル951発ですから8時にはチェックイン手続きをしておかないと… コナ7時発の飛行機に乗ればなんとかなりそうです。
- HA107、ハワイアン航空、614発
- YV1011、メサ・エアラインズ、700発
- HA217、ハワイアン航空、704発
あるにはありますが7時の飛行機に乗るとして6時にはコナ空港に着いときたい… それにはコナホテルを5時に出て30分ほどで空港に着いてレンタカー返却… こんな感じのプランとなります。
…やっぱりホノルル前泊が無難かな。
ハワイ島の格安航空券相場
まず相場を把握するには HISの最安値カレンダーが一番わかりやすいと思います。
- 09年
- 2月:44000円+燃料サーチャージ等で往復約3万円
- 3月:44000円+燃料サーチャージ等で往復約3万円
- 4月:49000円+燃料サーチャージ等で往復約?万円
- 5月:55000円+燃料サーチャージ等で往復約?万円
- 6月:60000円+燃料サーチャージ等で往復約?万円
- (08年)
- 8月:94000円+燃料サーチャージ等で往復約4万円
- 9月:85000円+燃料サーチャージ等で往復約4万円
- 10月:62000円+燃料サーチャージ等で往復約4万円
- 11月:62000円+燃料サーチャージ等で往復約4万円
- 12月:62000円+燃料サーチャージ等で往復約4万円
時期が調整できる方は安い時期に行くのがオススメです。
続いて航空券が安くなる方法を検討してみてます。参考にしたのはこちらです。
最近はHISが最安値ということはほとんどなく
ABロードで探したほうが最安値が見つかることが多いです。
- 09年
- 2月:40000円+燃料サーチャージ等で往復約3万円
- 3月:40000円+燃料サーチャージ等で往復約3万円
- 4月:40000円+燃料サーチャージ等で往復約?万円
- 5月:55000円+燃料サーチャージ等で往復約?万円
- 6月:60000円+燃料サーチャージ等で往復約?万円
- 08年
- 8月:85000円+燃料サーチャージ等で往復約4万円
- 9月:56000円+燃料サーチャージ等で往復約4万円
- 10月:43700円+燃料サーチャージ等で往復約4万円
- 11月:43700円+燃料サーチャージ等で往復約4万円
- 12月:43700円+燃料サーチャージ等で往復約4万円
ABロード以外で安いサイトはこちらで確認してみてください。 また航空券は早割というシステムがあるので、早メに予約したほうが安いです。
ハワイ島のフリープラン
航空券だけで下げる場合はだいたいこのへんが限界になります。 ここから更に下げたい場合は“宿、レンタカー付きのフリープラン”などを検討するのがおすすめです。
ホテルが決まってしまう&時間の自由度が多少落ちるなどデメリットがありますが、
トータルの旅費を考えると明らかな違いが出てきまので…数字だけでも抑えてみてください。
また“ハワイ島だけでなく、ホノルルも観光したい”という方は、“ハワイ島2日+ホノルル2日”というフリープランもあります。 ハワイ島だけでなくホノルルにも行きたいという方がほとんどだと思いますので… 個別に手配するよりもフリープランを手配したほうがかなり安く済むと思います。