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との関係−  

 音楽的なつながりはなさそう・・・・。そのかわり、ロッドがピンボールの魔術師をカバーしたことでも知られるザ・フーのロックオペラ「トミー」にロッド、スティーヴとも出演している。
 ちゃんとした共演ということでは1997年8月のロンドン、ウェンブリースタジアムで行われたサウンド&ビジョンライブがある。ロッドやスティーヴ、ジョン・ボン・ジョビ、ロバート・パーマー、矢沢永吉、チャカ・カーンなどがそれぞれの持ち歌やカバー曲で共演するイベントで、ステヒーヴとロッドはテンプテーションズの「パパ・ワズ・ア・ローリングストーン」などで他の共演らとともに共演している。フィナーレではビートルズの「ヘイ・ジュード」をともに歌うがスティーヴが出だしを間違え時に隣りにいたロッドがつかさず彼を肘でこずくという微笑ましいシーンもあった。これを見る限り両者の関係は「緩やかな友人」といったところでしょうか。


との関係  

 やっぱり音楽的なつながりは・・・・・あるのか? で、ロッド同様で共演が確認できるのがエリック・クラプトンの復活ライヴとして有名な1973年1月のレイボーシアターでのライヴぐらいかな。ピート・タウンゼントらとともにクラプトンをサポートする立場で共演しています。またこの1カ月前に同劇場で行われたザ・フーのオペラ「トミー」にスティーブが出演したさいにロンはステージバンドとして参加。
 と、いわばロンとスティーヴの関係は間接的で、「友達の友達」といったところに落ち着くのでしょうか?
との関係
 多発性脳脊髄硬化症に悩んでいたロニー・レインが同病の研究機関への援助のために1983年9月に英米で行ったARMSコンサートにウィンウッドはエリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック、チャーリー・ワッツらとともに参加している。


 Best of Traffic

 ウィンウッドを初めて見たのは、英国映画「POP GEAR」をTVでやったとき。スペンサー・デイビス・グループ時代の彼のその少年の容貌に似つかわしくないような張り上げるシャウトが印象的だった。それにつられてスペンサー・デイヴィスのベストを買ってみると結構良かった。ウィンウッドのボーカル曲だけ聴いてましたが。  お気に入りはB面にあたる6曲目の「メディケイテッド・グー」から始まるグルーブ感が強いナンバー群だ。これはパーカショニストとしても名のあるジミー・ミラーとウィンウッドの共作。この2人にしてこの名曲。納得の1曲。「フィーリン・オール・ライト」もいい。ポール・ウェラーも来日ライヴでとりあげたそう。「ディア・ミスター・ファンタジー」。アルバムの最後に相応しい大作。クリームにも通じるインプロビゼーションの応酬はウィンウッドとデイブ・メイスンだ。スティーヴのボーカルは全篇通して素晴らしい。 
(2001.05.06)
Welcome to the canteen

 1971年、ロンドンで行なわれたライブ。アルバム正式クレジットは各参加メンバーの名前を連ねただけだが、全員紛れもなくトラッフィクのメンバーだ。トラフィクは60年代末にいったん解散してしばしの別活動を経て70年代に入り再結成している。これは後期トラフィクのライブ。
 幕開けはファンキーなロック「メディケイテッド・グー」。選曲は前期からのナンバーとデイブ・メイスンのソロナンバー、そしてスペンサーデイヴィス時代からのみ。ディア・ミスター・ファンタジーは11分もの熱演でウィンウッドとメイスンのギターバトルが楽しめる。恐らく最初の方がウィンウッドで後ろがメイスン。「ギム・サム・ラヴィン」はビートルズのゲット・バックのようなリズム。
Live at santa monica '72

 1972年夏、アメリカはサンタモニカ。全盛期を迎えた彼らが残した唯一のライブ映像ソフト。凝った編集もないがじっくりと見られる好映像だ。見物のひとつはウィンウッドの多様な楽器パート演奏。最初の「ロウ・スパークド・ハイヒール・ド・ボーイズ」ではピアノ&リードボーカル、2曲目の「ライト・アップ・リーヴ・ミー・アローン」ではボーカルはジムに譲りギブソンギターをさりげなく弾きこなし(ボーカルはキャパルディ)、3曲目「ジョン・バーレーンコーン」はアコギでキャパルディとのツインボーカル。続く「レインメーカー」は同じくアコギ。5曲目「グラッド〜フリーダムファイター」ではサックスやリズム隊と競うかのようにオルガン演奏にを。6曲目「40000マン」で再びアコギにもちかえ、最後の「ディア・ミスター・ファンタジー」ではリードボーカルとすさまじいギターソロを弾きまくる。いずれかのパート専任でも高度な光る才能を感じるのにこの人はいったい幾つの才能が・・・・ ・。                               (2001.05.12)
About time

 2003年7月に発表された6年ぶりの新作アルバムは彼のハモンドプレイを全体にフィーチャリングし、ラテン風の味付けがされています。これまで彼のキャリアを所々に感じさせつつ暖かみのある作品です。トラフィックをほうふつさせる曲もあり。


                  (2003.7.19)



Blind faith

  スティーヴの最高傑作はこのアルバム収録の「キャント・ファイド・マイ・ウェイ・ホーム」だと信じています。紡ぎ出されるようなアコースティックギターのきらめくような調べ、叙情的で繊細なハイトーンなスティーブのボーカルは最高です。
 ただあっけないぐらいに短い曲なので、アルバム中で最も印象的な曲だということになると、ジンジャー・ベイカー作の「君の好きなように」を押します。スティーヴのはりあげるようなボーカルで唐突に始まり次第にグルーヴを高まらせながらオルガンソロ、クラプトンのギターソロと続いていくあたりが素晴らしい!そして(ここからはちょっと退屈な)リック・グレッチのベースソロ、ジンジャ・ベイカーのドラムソロと続く。そして最後に再びうなるオルガンプレイとスティーヴのボーカルで最高潮に・・・・なるかと思いきやフニャフニャとしたエンディング(笑)。
 しかし総じて本作のスティーヴはどれをとっても最高です。僕が彼を聴きつける理由は本作にあるんでしょうね。
                      (2003.7.19)