第12回
写真集:クメールの宇宙〜アンコール遺跡群〜 - 後編 -

(3rd Day) The dawn of Angkor Wat
夜明け前のアンコール・ワット。まだ日が出る前、空は青紫色に染まる。(2002年11月11日)
ようやく日の光がアンコール・ワットの裏から空を照らし始める。空は徐々に白くなり、アンコールワットの美しい形を引き立てる。(2002年11月11日)
空は明るくなるが、逆光のためアンコール・ワットは真っ黒になる。この、まるでモノクロのような映像が非常に神秘的だ。(2002年11月11日)
入口の門を通して見たアンコール・ワット。まるで計ったかのように中央塔がちょうどすっぽり収まる。(2002年11月11日)
ようやく姿を現した太陽。厚い雲に隠れて完全にその姿を見ることはできなかった。それでも遺跡の裏から射す光は幻想的だ。(2002年11月11日)
夜明けを写すアンコール・ワットの周りの堀。まるで鏡のように穏やかな朝を写し出す。(2002年11月11日)



(3rd Day) Suburb Area
Banteay Srei
シェム・アップから北に14kmに位置するバンテアイ・スレイ。いくつもの集落を越えてたどり着く。(2002年11月11日)
他の遺跡とは原料が違うのか、色合いが異なるバンテアイ・スレイ。形は奇麗だが規模は小さい。(2002年11月11日)
「女の砦」を意味するバンテアイ・スレイ。そのせいか他では見られない曲線美を利用した彫刻が目立つ。(2002年11月11日)
非常に繊細な門の彫刻。ただ建物を作るだけではなく、こういったアーティスティックな感性も素晴らしい。(2002年11月11日)
規模が小さいせいか遺跡の中はまるで迷路のようになっている。同じような建物が多く、ついつい迷ってしまう。(2002年11月11日)
放置されている美しい彫刻の残骸。そのひとつひとつが違った意味を持つらしい。(2002年11月11日)

Bamteay Samre
マイナーなのか貸し切り状態だったバンテアイ・サムレ。マイペースでゆっくりと見学できた。(2002年11月11日)
非常に良い状態で残るバンテアイ・サムレ。アンコール・ワットではほとんど崩壊していた窓枠の柱もほぼ残っている。(2002年11月11日)
バンテアイ・スレイほどの規模はないが、門の枠などには美しい彫刻が残る。サムレには入れ墨という意味もあるらしい。(2002年11月11日)

『写真集:クメールの宇宙〜アンコール遺跡群〜』完

2005/12/06(Tue)掲載