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[東京町田でジャズライブハウス貸切:カレーのモコモコ]ジャズライブ履歴リスト2


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[東京町田でジャズライブハウス貸切:カレーのモコモコ]モコモコジャズライブ日記


竹とピアノが織りなすインプロビゼーション 第40回 (05/01/21)
アーティスト 土井啓輔(尺八) 谷川賢作(ピアノ)

 日本の伝統楽器である尺八と、西洋楽器の権化ともいえる、ピアノという楽器の組み合わせ。矛盾と新しい可能性が、同時に存在することのスリリング。

 普段は独自の活動を続けている二人。二人の手練れの演奏家が、自分達の奏でたい音を、心から楽しんで演奏します。静かに目を閉じて聴いていると、心に暖かなあかりが灯されます。

土井啓輔(尺八) 尺八演奏家の村岡実師に師事。琴古流尺八を小野正童師に、古典本曲を横山勝也師に学ぶ。NYカーネギーホールなど海外でも演奏。ジャンルを越えて今までにない尺八演奏家として活動。

谷川賢作(ピアノ) 86年、市川映画監督『鹿鳴館』に音楽担当として起用され、ほとんどの市川作品を担当。95年『四十七人の刺客』、NHK「その時歴史が動いた」テーマ音楽等、作曲も数多く手がけている。父である谷川俊太郎と共に、朗読とピアノのCD、『クレーの天使』もリリース。

 谷川賢作さんと土井啓輔さんは、今回で2回目のライブです。遠くは大阪から、お二人のライブを聴きに、おいでいただいたお客様もいらっしゃいました。

 普段は別々にライブをやっているお二人です。二人がライブを組むのは本当に少なく、それだけ貴重なライブです。

 土井さんの奏でる尺八は大変爽やかです。尺八の音色はもっと重いイメージがありますが、軽やかで軽快です。その尺八でジャズを奏でる。ジャンルにとらわれない、お二人の意気込みが伝わります。

 谷川さんのピアノも凄い。鍵盤をこれでもかと叩くインプロビゼーションは圧巻です。谷川さんはノってくると“ハモリ”がはいります。これがピアノの音と見事に調和して、ピアノが“ハモって”いるように感じられます。このあたりが“谷川ワールド”です。

 もうひとつ、尺八をマイクを通さず生音で聴けるのも、モコモコライブならではです。大変、贅沢なライブです。

 お二人の素晴らしきライブ、ありがとうございました。又、ぜひ、お願い致します。

19:30開演 (18:00開場) 1ドリンク付2500円

リンク(別ウインドウで開きます)
土井啓輔オフィシャルサイト
谷川賢作 web site

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二胡とピアノのXmasライブ 第39回 (04/12/23)
アーティスト 進藤陽悟 YangYang(ヤンヤン)

進藤陽悟(ピアノ) チックコリアのようなラテンフィーリングと流麗なタッチ。メロディックなプレイで魅了する進藤陽悟。そのキャッチーなメロディーメーカーとしてのセンスは高く評価されています。NY・北京・香港でアルバムをリリース。重厚さと繊細さが、共存した透き通ったピアノの音色に吸い込まれます。

YangYang ヤンヤン(二胡) 父親が二胡奏者、母親がオペラ歌手という音楽一家に育ち、幼少の頃より二胡を演奏。99年初来日。01年、ファンキー末吉に出会い、二胡奏者として活躍。伝統音楽とロックを聞いて育った、新しい感性を持つ彼女のリズム感は、新鮮な驚きです。

 今回は大人の為のしっとりとした、ジャズフィーリングと美しき空気感に溢れた、ロマンティックな、2004年フィナーレにふさわしいクリスマスライブです。


 当日は少し風が強く寒い日でしたが、祭日ということもあり、進藤陽悟さんのファンの方や、前回おいでいただいたリピーターの方、又、二胡をぜひ聴いてみたいというお客様で超満員です。

 1曲目は「蘇州夜曲」、そしてスタンダードナンバー「グリーンスリーブス」と流れます。

 二胡の調べがとても、たおやかに流れます.1曲1曲が胸に刺さり、やがて時の流れが止まったように感じられます。二胡と言うとても小さな楽器にすい込まれる一瞬です。

 「草原情歌」では、二弦しか持たない楽器が、馬の嘶きや、走り去る馬のひずめの音、草原を渡る風の漣までも表現します。

 中国曲だけでなく、沖縄の「島唄」など、色々な感情までも作り上げる多彩な楽器です。

 二胡奏者YangYangさんの実力があってこその表現力です。“ノリ”の良い中国曲「彩雲追月」などはYangYangさんが力強く奏でます。どちらかというと小柄な方ですが、どこにそんな力があるかと思うほどです。

 サポートにまわった進藤陽悟さんのピアノも抜群の切れ味です。

 最後は進藤さんのオリジナル曲「ドリームエキスプレス」、素晴らしい演奏に拍手が鳴り止みません。アンコール曲は、ファンキー末吉さんのオリジナル「ろう君の初恋」、二胡で奏でると又、違う一面を見せます。

 充実のライブでした。本年も多数のお客様、そして素晴らしいアーティストの方々においでいただきありがとうございました。来春も宜しくお願い致します。

19:30開演 (18:00開場) 1ドリンク付2500円

リンク(別ウインドウで開きます)
進藤陽悟トリオ

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赤坂由香利 ブルージージャズナイト 第38回 (04/11/26)
アーティスト 赤坂由香利(ピアノ・ボーカル) 加藤真一(ベース)

 米ジャズ界の大御所、レイ・ブライアントの耳にとまり、その才能を称賛されたヴォーカリストでピアニストの赤坂由香利。ヴォイスコントロールの巧みさと、低音で少しかすれ気味の独特の声質が、彼女の個性を遺憾なく発揮しています。

 ジャズ専門誌『スイングジャーナル』で今年の5月に発表した人気アルバム部門で堂々の13位。又、スインガー部門でも8位にランキング。続く今年8月には、名古屋ブルーノートにも出演。多くの熱烈なジャズファンが彼女を支持しています。

 赤坂由香利の多彩なレパートリー。ジャズスタンダードからアップテンポなメロディー、そして彼女の得意とするブルース調の雰囲気を漂わせた世界。これらを聴くとまたファンが増えるに違いない。

 今回は、ベースに、加藤真一が、強力サポートして演奏しました。

 11月26日のライブ、濃密な赤坂由香利さんの世界をタップリと堪能しました。

 Every Breath You Take、When The Meadow Was Bloominなどしっとりと歌い上げます。あの低音で少しハスキーな声に魅了されます。トークも大変楽しく、HPに記載されているカレー作りのお話とか、実は今お住まいのお隣が工事中で、やや睡眠不足とか・・・。でもライブでは、そんなかけらも見せずに、タップリと個性的に仕上げます。低音で、ハスキーでブルージー、そして内から出てくる自然さ、1曲終わっても、すぐ、今の曲もう一回聴きたいなー、と思うほどです。これは赤坂さんが、空気感をつかみ、熱いものを内に秘め、1曲1曲大切に歌い上げ、私達に語りかけてきているからだと思います。

 これからも心に沁みるライブを続けて下さい。アンコール曲はStreet Life!

 みんな好きな曲ばかりでした。又、ライブお願いします。

19:30開演 (18:00開場) 1ドリンク付2500円

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赤坂由香利 Yukari Akasaka Official Web Site

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土濃塚隆一郎カルテット燃えるフリューゲルホルン 第37回 (04/11/05)
アーティスト 土濃塚隆一郎 板垣光弘 吉木稔 宇山満隆

 今年5月、ジャズ専門誌『スイングジャーナル』誌で毎年発表される人気ランキングで、土濃塚隆一郎は堂々の16位。アルバムチャートでも11位を獲得。名実共に、Jazz界で高い評価を得ています。

 豊かな詩情を感じさせる天性のメロディーメーカーとしての才能、鋭く力強い、ブロウヒッターとしての才能。そんな二つの個性が温かくヒューマンな音色と共に、スケール感豊かに奏でます。

 彼のフリューゲルホルンから、解き放なたれる熱い音の塊は、熱い音の、魂です。


 関東に今年は、例年になく、数多くのタイフーンがやって来たのですが、町田モコモコに最後にやって来たタイフーンは土濃塚隆一郎カルテットでした。

 彼と彼のカルテットの作り上げる音の塊は、タイフーンの如く、パワー全開で我々に迫ります。

 フリューゲルホルンの野太い音が、低音から高音域まで会場に響き渡ります。

 今回、ひときわ目立ったのはフリューゲルホルンにエフェクトをかけての演奏です。

 前の音が消える前に、次の音がスタートしている奏法は、数秒間、音が被さりとても新鮮で、はまります。土濃塚隆一郎は凄い!タップリ堪能の3時間でした。

19:30開演 (18:00開場) 1ドリンク付2800円

リンク(別ウインドウで開きます)
土濃塚隆一郎 公式ホームページ
板垣光弘のページ

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吉川よしひろジャパンツアー・チェロとピアノライブ 第36回 (04/10/15)
アーティスト 吉川よしひろ(チェロ) 関根敏行(ピアノ)

 NY在住の待望のジャズチェリスト吉川よしひろ。ジャズとヒーリング音楽を融合させた、幅広い音作りに即興を交ぜていく、斬新でオリジナリティーのとても高い、多才なジャズチェリストです。彼のエネルギッシュな奏法は、聴衆の想像を遥かにこえています。

 チェロの持つ多彩な表現のひとつ「ピッチカート」、クラシック奏者で、これが出来る人はまずいない。吉川よしひろのピッキングから醸し出される独特のドライブ感、そして弧を描いて「はかなく」消えていく余韻。哀愁とイマジネイティブな響き、彼の音楽性はジャンルを越えて、心に染みわたってくる「愛の音」で溢れています。

 今回は熟練のワザ師、名ピアニスト、関根敏行とのデュオです。滅多に聴けない期待のライブです。

吉川よしひろ(チェロ) 関根敏行(ピアノ)

 今回で4回目の吉川よしひろさんのライブです。前2回は吉川よしひろさんの一人ライブでしたが、今回は名ピアニスト関根敏行さんとのデュオです。

 お二人の創り出すメロディーラインは柔らかく包み込むような音色で圧巻です。

 吉川さんのソロでは、ベースやパーカッションの音色まで再現して、まさにトリオの世界をチェロ一本で聴かせます。吉川さんはチェロ弾きの魔法使いです。

 チェロの多彩な表現(吉川さんしか出来ないテクニックなのですが)に改めて感動します。

 ライブの中で、映画『追憶』の主題曲、「The Way We Were」を奏でました。バーブラ・ストライサンドとロバート・レッドフォード主演の1973年の作品です。白のフィッシャーマンセーターを着たレッドフォードがバーカウンターに寄りかかっている。そこに哀愁タップリに主題歌が流れてくる設定だったと思うのですが、映画の1シーンを鮮明に思い出してしまいました。素晴らしい弾き手に異次元に誘い込まれました。

 そう言えば、吉川さんの演奏スタイルが変わりました。今までは椅子に座って演奏していたのですが、今回はベーシストのように立った姿勢でチェロを演奏しました。又、話題のチェリストです。

19:30開演 (18:00開場) 1ドリンク付3000円

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ザ チェロアコースティックス celloaco.com
ジャズピアニスト関根敏行のホームページ

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ジャズドラムの世界 第35回 (04/09/24)
アーティスト 坂田稔 斎藤力 板垣光弘 柳原達夫

 坂田稔氏をリーダーとしたカルテット。町田市在住17年の坂田氏。1968年プロとして活動。ドラマー歴35年。日野皓正やハリー・エディソン、ヘレン・メリル等、多くの海外アーティストとも共演。ハイテクで感動的なドラムを叩きつづけ、ドラマーの世界では「炎のドラマー」の異名のある凄腕ドラマーです。

 斎藤力さんのサックスはスリリングで臨場感に溢れています。近年の進境は素晴らしくまさに進化するサックス奏者です。

 板垣光弘さんはストリートライブで叩き上げた力強さと、多くのライブシーンで培われた、熱いものを内に秘めた2つの顔を見せる、目下、引っ張りだこの売れっ子ピアニストです。

 柳原達夫さん。ギターからベースに転向。ベースを池田芳夫氏に師事した感動のベーシストです。

 今回は坂田稔氏をリーダーとする、スペシャルカルテットです。モコモコでは初ライブです。

坂田稔(ドラムス) 斎藤力(サックス) 板垣光弘(ピアノ) 柳原達夫(ベース)

 スパイシージャズ、こんな言葉はないんでしょうが、坂田稔さんのカルテットはこんな表現にピタリとはまるジャズでした。色々なスパイスがピリリと効いて辛口のホットなジャズです。

 中でも、とてもスパイシーだったのは斎藤力さんのサックスです。骨太の力強さと、高みに昇って行くサックスの美しさが豊かに表現されて、ベリーホットでした。

 「炎のドラマー」の異名をとる、カルテットのリーダーの坂田稔さん。坂田さんのドラムの音に、室内に飾っている額が全て共鳴して、傾く程のパワーです。

 今回はトラディショナルな魅力とベーシックなジャズに酔いしれたライブでした。多くのお客さまと、大変楽しい時間をいただきました。ありがとうございました。

19:30開演 (18:00開場) 1ドリンク付2500円

リンク(別ウインドウで開きます)
坂田稔のジャズドラムの世界へ
板垣光弘のページ

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進藤陽悟トリオ 初ライブ 第34回 (04/09/03)
アーティスト 進藤陽悟 長谷川泰弘 重村政臣

 2004年5月。モーションブルーヨコハマのライブを果たした進藤陽悟トリオ。ただ今メジャー街道をばく進中。

 ただ、ひたすらに美しさを追求していく進藤陽悟のピアノライン、透明感溢れる音色と、時おり繰り出される激しいまでのリズム。そして、研ぎ澄まされた繊細感。彼にしか作り出せない世界観。才能の豊かな美しいピアノの旋律が胸に染みます。

 進藤陽悟が率いるベーシスト、長谷川泰弘の奏でる美しきベースソロと、ドラマーである重村政臣の華麗なるドラムプレイが、溶け込むような音世界を作ります。新しいジャズの音域と魅力が、いつまでも心に残る心奪われるライブです。

進藤陽悟(ピアノ) 長谷川泰弘(ベース) 重村政臣(ドラムス)

 久々のトリオでのライブです。進藤陽悟さんはヴァイオリンとか二胡とのデュオでは、何度も来ていただいたのですが、トリオでは初ライブです。

 やはりトリオはジャズの基本ということを改めて感じさせるライブでした。

 それぞれの音が凝縮され、ピアノが、ドラムが、ベースが、波状攻撃をかけてきます。鋭いタッチのピアノ、重たくドライブするベース、炸裂するドラム。さすがに横浜のモーションブルーを制覇した、実力派の進藤陽悟トリオです。

 進藤さんのオリジナルナンバーも素晴らしい。「ドリームエクスプレス」「フォーエヴァーライフ」「ゲーム」その他。彼の才能と人柄が1曲1曲込められています。

 アップテンポからバラード、繊細にして大胆、とても元気をいただいたライブでした。これは、又、ライブをお願いしたいトリオです。宜しくお願い致します。

19:30開演 (18:00開場) 1ドリンク付2500円

リンク(別ウインドウで開きます)
進藤陽悟トリオ

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沖縄三線ライブ 第33回 (04/08/06)
アーティスト 松竹けんしろう

 沖縄三線ライブ 松竹けんしろう

松竹けんしろう(沖縄三線) 愛称「小浜の水牛」八重山列島小浜島出身。「芸能の島沖縄」のなかにあっても、特に数多い名曲を今に残す小浜島で“音楽の家”と言われる「松竹家」の八代目。父祖父、ひいじいさんも、皆三線の名手であった。生まれた時から小浜の音楽にかこまれて育ち、島太鼓、三線、島唄、笛の指導をごく自然なかたちで受けた。

 都内を中心にライブ活動を行い、年齢を問わず幅広いファンを持ち、八重島や沖縄の民謡を演奏している。

プログラム 島唄、花、十九の春、エイサーメロディ他

 松竹けんしろうさんは、今回で2回目のライブです。沖縄の三線ライブでいつものジャズライブとは一味、変化したライブとなりました。今年の夏の暑さも加わって思い切り真夏のライブとなりました。

 終始、沖縄民謡中心のライブですが、大胆なフリと、大変ノリのよい唄で「熱い」沖縄を感じさせます。反面、とても切ない民謡もあります。

「赤い珊瑚はこの世の色よ、白い珊瑚は涙色、もえる炎も涙色、みんなはかない恋の色」

 松竹さんの、ふりしぼるような独特な声質が、心を捕らえます。

 松竹さん、汗びっしょりの熱唱、ありがとうございました。たくさんのお客さまも唄にあわせて踊っていただき、汗びっしょりでありがとうございました。暑い夏に負けない程、熱く、楽しいライブでした。

19:30開演 (18:00開場) 1ドリンク付2500円

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松竹けんしろう

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ハートフル・ジャズバイオリン 第32回 (04/07/16)
アーティスト maiko(バイオリン) 進藤陽悟(ピアノ)

 ハートフル・ジャズバイオリン

 ハートに響く好ライブ

 好評をいただいているモコモコライブも32回目になりました。今回のライブは、フュージョン系を代表するお二人で、とてもシックでジャジーなライブです。お二人のライブはモコモコでは今回で3回目のライブです。

maiko(バイオリン) 神戸出身。確かなテクニックと、優しく心に響いてくる、温かくて、美しい音色。疲れた心を癒してくれる、日本では数少ないジャズバイオリニストです。1999年12月、浅草ジャズコンテストで、ベストプレイヤー賞を受賞。2001年10月ジャズプロムナード2001ライブコンペディションで、向井滋春賞を受賞。

進藤陽悟(ピアノ) 京都出身。現在ジャズフュージョン系で活躍している。進藤陽悟さんのピアノ、重厚さと繊細さが共存した透き通ったピアノの音色に吸い込まれます。21才でジャズピアノの仕事をはじめ、映画音楽やゲーム音楽などに参加。日本、NY、香港、北京などでアルバムをリリース。

 今回で進藤さんmaikoさんのライブは3回目です。1曲目は進藤さんのオリジナル「フォーエヴァーライフ」とても艶やかに聴かせます。2曲目は名曲「リベルタンゴ」軽やかにノラせます。3曲目はmaikoさんのオリジナルでまだ曲名はついていないとの事、新鮮な息吹です。ライブ出だしからグイグイ引き付ける選曲です。

 進藤さんmaikoさんのライブはいつ出会っても、とても新鮮でとても3回目とは思えない魅力に溢れています。回を重ねる度に味が増して実力が増しています。

 お二人の息もピタリと合って、これでもかという気迫が感じられます。

 今回も多くのファンの方においでいただきました。ファンのかたが多いのも頷けるライブです。

 お二人の次回ライブがどのように「進化」しているのか楽しみです。ありがとうございました。

19:30開演 (18:00開場) 1ドリンク付2500円

リンク(別ウインドウで開きます)
ジャズバイオリンプレイヤーmaikoオフィシャルサイト「まっすぐ」
進藤陽悟トリオ

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ブルースハーモニカとピアノライブ 第31回 (04/06/18)
アーティスト 谷川賢作(ピアノ) 続木力(ハーモニカ)

 ブルースハーモニカとピアノライブ  パリャーソ

 ユニット名「パリャーソ」とはポルトガル語でピエロ、道化師の意味。作曲家として活躍中のピアニスト・谷川賢作とヨーロッパで修行を積んだハーモニカプレイヤー・続木力のデュオがジャズにしっかりと軸足をおき、ポップスからラテン、童謡まで古今東西の名曲を演奏。心にジワッと染みる心地よい「なごみ」の音楽にあふれています。

続木力(ブルースハーモニカ) 58年東京生まれ。ブルースハーモニカを独学し97年渡仏。パリを中心にヨーロッパの路上で演奏活動を続け、ジャンルを問わず吹き分ける。97年CD「ディライト」をリリース。

谷川賢作(ピアノ) 60年東京生まれ。ジャズをベースにピアニストとしてのみならず、作曲家として多くの映画音楽を手がける。市川映画監督作品『鹿鳴館』に音楽担当として起用され、NHK「その時歴史は動いた」のテーマ音楽。近年は父である谷川俊太郎との詩の朗読とピアノのコンサートも行う。

 とにかく谷川さん、続木さんのファンの方が遠くからおいでいただくのにはビックリします。遠くは静岡の三島、又埼玉の川越あたりからもおいでいただきました。

 谷川さん、続木さんのデュオは今回で2度目のライブです。

 谷川さんのハードなピアノプレーは映画『海の上のピアニスト』の1シーンを思わせるほど早いタッチで指さばきが見えないほどです。続木さんのハーモニカはゆったりとおおらかに流れ、谷川さんのピアノの旋律に流れ込みます。お二人のデュオはいつも、ジャンルをとわず、お二人のやりたいように演奏しているのですが、底辺にはいつも心地良さが前面に打ち出されており、お二人の人柄が滲みでています。

 ユニット名「パリャーソ」とは道化師という意味だそうですが、「楽しくも芯には一本あるんだよ・・・」というのが伝わるライブでした。

19:30開演 (18:00開場) 1ドリンク付2500円

リンク(別ウインドウで開きます)
谷川賢作 web site

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山本竹勇津軽三味線 第30回 (04/05/21)
アーティスト 山本竹勇(津軽三味線)

 山本竹勇 津軽

 津軽三味線の魅力 津軽の厳しい風土と風雪に耐えながらボサマと蔑まれ差別された盲目の旅芸人達がその日の糧を得るためまさに生きる為に弾いた津軽三味線。名匠高橋竹山の流れを汲む山本竹勇が津軽三味線の真髄と魅力に迫る感動のライブ!

山本竹勇(津軽三味線) 学生の頃、初代高橋竹山のレコードを聞いて感性を刺激され、独習を始める。その後東京にて高弟の高橋栄山と故竹田雲竹の愛弟子である須藤雲栄に手ほどきを受け、竹勇の名を許され、竹山流津軽三味線と津軽民謡、国風雲竹流の師範となる。モスクワ公演では絶賛をあび、1999ケープタウン、ヨハネスブルグで初の津軽三味線公演を成功に導いている。クラシックとモダンダンス、アフリカ太鼓、異種ジャンルとの融合を試みたり、多才な活動を展開。いま忘れ去られようとしている津軽三味線の魂と魅力を伝え歩いている。

 当日、台風の影響も心配されましたが、午前中には陽がさす天気となりライブ会場には多くのお客様においでいただきました。

 津軽三味線の生い立ちから始まり、穏やかな雰囲気でのライブスタートです。第一部、十三の砂山物語や第二部では津軽方言詩、四季の詩など本来のしっとりとした津軽三味線のあり方が、ひしひしと感じられます。三味線を抱え、生きんが為に弾き、そして謡い、東北、北海道を廻る当時の旅芸人の厳しさ、生活感が表現され、悲しくも切ない状況を山本竹勇さんが切々と謡い弾きます。山本竹勇さんは現代の津軽の語り部です。

 名匠高橋竹山さんは、ご自分の幼き時を回想しこのような事を話されています。

 各地を巡り、各地の夏祭りで三味線を弾いているといつも“ふるさと”の夏祭りを思い出す。そこにはいつもふるさとに帰れない幼き私がいる・・・

19:30開演 (18:00開場) 1ドリンク付2800円

リンク(別ウインドウで開きます)
山本竹勇津軽三味線の世界

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赤坂由香利・ジャズ・バー・ラウンジ 第29回 (04/04/23)
アーティスト 赤坂由香利 永塚博之

 赤坂由香利・ジャズ・バー・ラウンジ

 赤坂由香利(ピアノ・ヴォーカル)米、ジャズ界のピアノの大御所、レイ・ブライアントの耳にとまり、その才能を称賛された、ヴォーカリストでピアニストの赤坂由香利。ヴォイスコントロールの巧みさと、低音で少しかすれ気味の独特の声質が、彼女の個性を遺憾なく発揮しています。

 ピアノ演奏も自分自身の内なる気持ちを、自然に表現しているところが聴き手の心を打ちます。赤坂由香利にしか歌えない自分自身の音楽、自分が本当に歌いたいと感じる曲、そんな彼女の姿勢を熱烈に支持するファンが、日本の各地に数多くいます。

 赤坂由香利の多彩なレパートリー。ジャズスタンダードからアップテンポなメロディー、そして彼女の得意とする、ブルース調の雰囲気を漂わせた世界など、これらを聴くと、またファンが増えるに違いない。

 永塚博之の演奏するインプロビゼーションベースも見逃せないのが今回のライブです。

 赤坂由香利(ピアノ・ヴォーカル) 永塚博之(ベース)

 ヴォーカリストでピアニストの赤坂由香利さん、最初に出会ったのが吉祥寺の友人のライブハウス、昨年の12月です。そこで赤坂さんの弾き語りを聴いて一目惚れでしょうか、すぐに友人に紹介してもらいました。

 ライブの休憩時間に「今、サダム・フセインが米兵によって発見されました」など、実況中継する、大変に気さくな方だなと記憶しています。ちょうどイラク戦争のときでした。それから待つこと4ヶ月、今回のモコモコライブの実現になったわけです。

 赤坂さんの醸し出すピアノ・ヴォーカルは出だしの1曲で「ハマって」しまう迫力があります。「Street Life」「Mista」などアップテンポの曲は思わず唸ります。

 「When The Meadow Was Bloomin」バラード調の曲ですがジーンと来るものがあり、全体にブルージーな雰囲気で赤坂さんの世界にグイグイ引き込まれます。

 そこにいれば感じられる世界、心に残る感動の余韻で一杯です。『Swing Journal』誌でジャズヴォーカル部門ランキング8位、CD部門13位、素晴らしいアーティストです。

 渋めで控えめな永塚博之さんのベースも格段の冴えです。ボーイングにその“才”が遺憾なく発揮されています。

 『ピンポン』の作家、松本大洋さんが文中こんな事を書いています。「てっぺんを見た者にしか見えない風景がある。君にも見せてあげたいんだ。」赤坂さんと永塚さんに引きずられて、てっぺんが一寸見えたような気がします。また一緒に見せて下さい。ありがとうございました。

19:30開演 (18:00開場) 1ドリンク付2500円

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赤坂由香利 Yukari Akasaka Official Web Site

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吉川よしひろジャパンツアー・チェロ・ソロライブ 第28回 (04/04/02)
アーティスト 吉川よしひろ(チェロ)

 吉川よしひろジャパンツアー・チェロ・ソロライブ

 吉川よしひろ(チェロ) NY在住の待望のジャズチェリスト吉川よしひろ。ジャズとヒーリング音楽を融合させた、幅広い音作りに即興を交ぜていく、斬新でオリジナリティーのとても高い、多才なジャズチェリストです。彼のエネルギッシュな奏法は、聴衆の想像を遥かにこえています。

 チェロの持つ多彩な表現のひとつ「ピッチカート」、クラシック奏者で、これが出来る人はまずいない。吉川よしひろのピッキングから醸し出される独特のドライブ感、そして弧を描いて「はかなく」消えていく余韻。哀愁とイマジネイティブな響き、彼の音楽性はジャンルを越えて、心に染みわたってくる「愛の音」で溢れています。

 今回は吉川よしひろのソロライブです。1時間半休み無しで演奏します。渾身のライブです。

 プログラム アメージンググレイス・アランフェス協奏曲・他

 「トロイの木馬」というのが有りまして、これはコンピューターの話なのですが、フロッピー等に、コンピューターウィルスが仕込まれており、それがコンピューターにインプットされても、すぐには干渉せず潜伏します。そして、なんらかの要因によって突然、フタを開けてウイルスが流れ出し、汚染していくと言うような事となのですが、チェリスト、吉川よしひろさんの醸し出すチェロの旋律は、それに近いものかもしれません。

 静かなさざなみを思わせる、小さなチェロの波紋が、ヒタヒタと迫ってきます。

 やがてそれが大きな波紋となって、会場全体をおおいつくし我々を捕らえます。

 これはまさに、吉川ウィルスです。

 常に、定点を維持した、静かなメロディですが、我々の心を揺さ振り、我々に語り掛け、立ち止まらせます。

 彼の旋律は「多くの言葉」で溢れています。

 吉川よしひろさんは、6月に新しいCDを出すとの事、大変楽しみです。

 今回のライブは、ジャパンツアーの一部にモコモコでお願いいたしました。次回は今秋の来日になるそうです。アメリカでビザの取得も出来、今後は、頻繁に日本と米国を行き来出来るそうです。今後の、NYでのますますのご活躍、要注目です。素晴らしいライブありがとうございました。

 P.S. 今秋の吉川さんのライブ日程が決まりました。10月15日(金) 宜しくお願いいたします。楽しみです。

19:30開演 (18:00開場) 1ドリンク付2800円

リンク(別ウインドウで開きます)
ザ チェロアコースティックス celloaco.com

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関根敏行ベストユニット 第27回 (04/03/19)
アーティスト 関根敏行 太田朱美 西川輝正 小泉高之

 伝説のピアニスト・関根敏行ベストユニット

 関根敏行(ピアノ) 55年東京生まれ。16歳よりジャズピアノを始める。ビルエヴァンス、ハービーハンコック等、多くの巨匠に学び、74年、プロ入り。以後自己のトリオ等で活動。

 85年、ヒーリングアーティストの、いだきしん氏と出会い、氏のコンサートプロモートの仕事に関わり、88年多くのファンに惜しまれながら引退する。

 02年、自己の音楽を探求する気持ちが強くなり、再び演奏活動を開始。この引退期間、若きアーティストより伝説のピアニストと語りつがれる。

 今回は熟練のワザ師、名匠、関根敏行が率いるベストユニットです。新進気鋭のジャズフルート奏者、太田朱美の美しきメロディラインが、どのように絡んでくるのか大変魅力あるライブです。彼らが奏でる旋律は素晴らしきランドスケープを我々に見せてくれます。

 太田朱美(フルート) 西川輝正(ベース) 小泉高之(ドラムス)

 プログラム Days of Wine and Roses Round about Midnight etc.

 ベテラン関根敏行の強いタッチの「鍵さばき」と、それに加え、とても新人とは思えない抜群の切れをみせた、太田朱美のジャズフルート

 今回は高感度、高品質ともいえるジャズライブになりました。

 自然体でひたすら鍵盤を叩く、関根さんの奏でるメロディーは、関根さんのジャズに対する誠実な姿勢と音楽性に溢れ、聴く者を関根ワールドに引き込みます。小泉高之のドラムにも、とても共感の出来るものがあります。どちらかというと軽いタッチで迫ってくるのですが、ブルース調の展開では、重く厚く、我々に語りかけてきます。西川輝正のベースでは、前半はエレキベースでしたが、後半ウッドベースに切り替えます。やはりウッドベースのほうがピタリとはまります。一切の無駄を省いた真摯なイメージのベース運びに、心を奪われます。ジャズフルーティスト、太田朱美、確かな実力とテクニックに聴きこまれます。

 今回のライブでは素晴らしいものに出会った後の、充実感に満ち足りたライブになりました。関根さん、皆さんありがとうございました。

19:30開演 (18:00開場) 1ドリンク付2500円

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ジャズピアニスト関根敏行のホームページ

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ビブラフォン・ジャズライブ 第26回 (04/02/13)
アーティスト 出口辰治(Vib) 川畑良之介(Ba) 高木潤一(Gt)

 語りかけるジャズ・ビブラフォン

 今回は東洋のバイブ人、出口辰治さんを迎えての熱いライブです。ジャズ界では、数少ないビブラフォンによるジャズ演奏です。ヴィブが語りかける、力強さと儚さ、無限の広がりを持つ響き、強いタッチと繊細なVibプレーは高い評価が有ります。

 出口 辰治(Vib)77年自己のバンドを結成。新宿ピットインや、タローをはじめ、都内のライブハウスを中心に活動を始める。98年、00年、オランダのBredaJazzFestivalに参加。強いタッチと明確なリズム、妙なパフォーマンスで多くのファンを魅了している。

 川畑 良之介(Ba)大学卒業後、ジャズギターリスト光井靖氏に認められ、プロ活動を始める。現在、ライブ活動の他に、FMさがみ「川畑よしのすけの爆裂ラジオ!DOKKANN!」好評放送中です。

 高木 潤一(Gt)9才でギターを始め15才でジャズギターを始める。86年渡米。名ピアニスト、バリーハリスに師事するかたわら、ロン・カーター、マル・ウォルドロン等とセッションを重ねる。現在はジャンルにとらわれず、クラシックなども手がける。

 プログラムGift, Take Tha A Train, etc.

 店内はほぼ、満員状態です。毎回ビブラフォンライブは好評です。ビブラフォンは普段聞けない楽器です。その楽器でJAZZを奏でる訳ですから、その人気の程がわかります。それに加えて、出口辰治さんと川畑よしのすけさんの、トークの楽しさが輪をかけます。ちょっとシャイなギターの高木潤一さんは、二人の間でニンマリしています。トークの中で「町田に来たらカレーはモコモコ、ラーメンは雷文」と宣伝もしていただきました。(今回、ラーメン店で有名な「雷文」さんにライブにおいでいただいていました。)

 トークが楽しければ、演奏も素晴らしいのが今回のライブです。お客様も、アーティストも最初から一体になったライブで、終わったのはなんと10:00PMを回っていました。3時間に及ぶライブでお客様もアーティストもノリノリでした。

 大変楽しいライブでした。楽しい時間をいただきました。又、年内にお願いできるかな。皆様ありがとうございました。

19:00開演 (18:00開場) 1ドリンク付2500円

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出口辰治
Yoshinon.com 川畑よしのすけ
高木潤一

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ニ胡とピアノ 第25回 (04/01/16)
アーティスト 進藤陽悟(ピアノ) Yang Yang(二胡)

 ピアノと二胡の美しき空気感

 進藤陽悟(ピアノ)チックコリアのようなラテン・フィーリングと、流麗なタッチのメロディックなプレーで魅了する進藤陽悟。そのキャッチーなメロディーメーカーとしてのセンスは高く評価されている。NY・北京・香港でアルバムをリリース。重厚さと繊細さが共存した、透き通ったピアノの音色に吸い込まれます。

 YangYang(二胡)父親が二胡奏者、母親がオペラ歌手という音楽一家に育ち、幼少の頃より二胡を演奏。99年初来日。01年、ファンキー末吉に出会い、二胡奏者として活躍。伝統音楽とロックを聴いて育った、新しい感性を持つ彼女のリズム感は新鮮で驚きます。今回は、大人の為のしっとりとしたジャズフィーリングと美しき空気感に溢れたロマンティックなライブです。

 プログラム グリーンスリーブス、花(沖縄)、草原情歌(中国曲)、星に願いを etc

 中国古来の楽器、二胡、中国では庶民的な楽器です。二胡が奏でるその音は無限の情感をかもし出します。

 中国曲「草原情歌」では、遥か高原から、草を割って通り抜ける、風の通り道を私たちに見せます。そして彼方から馬の嘶きが聞こえます。目の前を大挙して馬が通ります。その馬のひずめの音も見事に再現しました。それらの情景を全て、二胡は演出してしまいます。

 悠久の大地、中国が生み出した、たった二弦しか持たない楽器を自由に操り、私達にそのような情景までも見せてしまう、YangYangさんのテクニックと感性を改めて感じます。

 アヴェマリア・ラビアンローズ・スマイルその他、1曲1曲、渾身のライブです。アンコール曲は沖縄の「花」です。この曲もとても丁寧に塗り込めました。

 今回のライブは、透明感溢れるピアノの進藤陽悟さんと、二胡のYangYangさんの二人が演奏する、その曲の世界に私達を引きずり込んでしまう、大変、力量のあるライブでした。喝采。

19:00開演 (18:00開場) 1ドリンク付2500円

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進藤陽悟トリオ

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尺八とピアノ 第24回 (03/12/19)
アーティスト 土井啓輔(尺八) 谷川賢作(ピアノ)

 竹とピアノが織りなすインプロヴィゼーション

 日本の伝統楽器である尺八と、西洋音楽の権化とも言えるピアノという楽器の組み合わせ。

 矛盾と新しい可能性が同時に存在する事のスリリング。

 普段は独自の活動を続けている二人。二人の手練れの演奏家が自分達の奏でたい音を心から楽しんで演奏します。

 静かに目を閉じて聴いていると、心に暖かなあかりが灯される・・・。

 土井啓輔(尺八)61年生まれ。尺八演奏家の村岡実師に師事、琴古流尺八を小野正童師に、古典本曲を横山勝也師に学ぶ。NYカーネギーホール等海外でも演奏。ジャンルを越えて今までにない尺八演奏家として活動。

 谷川賢作(ピアノ)60年生まれ。86年映画監督、市川崑に『鹿鳴館』音楽担当として起用され、ほとんどの市川作品を担当。95年『四十七人の刺客』NHK「その時歴史が動いた」テーマ音楽など作曲も数多くてがけている。父である谷川俊太郎と共に、朗読とピアノのCDもリリース。

 プログラム Spain, 秋田おはらぶし etc.

 谷川賢作さんと土井啓輔さんのライブが12月19日終了しました。

 京都からおいでになったお客様や、横浜、茨城など、今回は遠方からのお客様も多く、会場は満席状態で、お二人の人気はさすがです。実は今回のライブは、6月にお二人のライブの依頼を、お願いしたのですが、お二人のスケジュールは過密状態。12月19日だったら実現可能という、待つ事6ヶ月という、大変貴重で、尚且つ、お二人がかみ合う事自体が大変少ない、貴重なライブでした。

 もう一つ、今回、土井啓輔さんは尺八を生音で、演奏されました。いつもは、大きなホール等で演奏される方ですので、生音で演奏する事は、ほとんどありません。それだけに感激です。

 普段はあまり聴けない尺八の音色です。深く静かな竹林に風が通り抜けるが如く、尺八の旋律が流れます。ピアノの一音、一音が笹の葉を揺らし震わせます。洋と和のコラボレーション。融合と離脱。谷川賢作さんの繊細且つ、大胆なピアノ。土井啓輔さんの繊細且つ、鋭き尺八。我々が普段、体験のできない素晴らしき、情景を展開してくれました。又、是非、お願いしたいライブです。今度はどんな情景を見せてくれるのでしょう。

19:00開演 (18:00開場) 1ドリンク付2500円

リンク(別ウインドウで開きます)
土井啓輔オフィシャルサイト
谷川賢作 web site

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フリューゲルホルン 第23回 (03/11/14)
アーティスト 土濃塚隆一郎 板垣光弘 鳥越啓介 宇山満隆

 空気を切り刻み疾走するフリューゲルホルン

 豊かな詩情を感じさせる、天性のメロディメーカーとしての才能。  鋭く力強いブローヒッターとしての才能。

 そんな二つの個性が、温かく、ヒューマンな音色と共に、スケール感豊かに調和した大器、土濃塚隆一郎。

 規格外ともいえる、その存在感が、サウンドから奔流のように溢れ出る。

 1972年生まれ。秋田出身。大学時代、既にプロのトランペッターとして活動。97年、トランペットからフリューゲルホルンに転向。98年、新ユニットを結成。徹底して、ライブハウスやストリートでのプレイ。スケール感を放つ土濃塚隆一郎が凄い!耳をすませば、FM電波にのって、彼の熱い音の塊が流れてくる。

 土濃塚隆一郎(fln) 板垣光弘(p) 鳥越啓介(b) 宇山満隆(ds)

 プログラム A child is born, Lotus blossom, etc

 フリューゲルホルン奏者、土濃塚隆一郎さんを迎えてのライブ、とにかく凄い!!

 のっけから聴衆を巻き込み、抱え込んでしまう、スケール感溢れた土濃塚隆一郎のホルン。時に、爆弾とも言える圧倒的パワーの音の炸裂が繰り広げられ、小気味良い音の連続です。深く静かに、海の流れを感じさせる板垣光弘のピアノは、どこか遠くの辺境に誘います。沈黙を感じさせるが如き、重たくドライブする鳥越啓介のウッドベース。夜の雷鳴の様に、瞬間を切り裂く鋭さをもつ、宇山満隆のドラム。

 ライブはあたかも異空間です。

 土濃塚さんを知ったのは、今年の6月ごろです。偶々パソコンで検索をしていたところ土塚濃隆一郎という物凄いホルン奏者がいると言う話。ランキングもペット部門では2位だったと思います。7月に中央本線の甲府でストリートライブをやる情報をつかみ、出かけました。メンバーは今回のライブと同じです。とにかく7月の暑い日で、それも甲府でとても暑かったです。でもライブも熱かった。熱い音の塊が飛んできました。直ぐに、土濃塚さんにライブの申し込み。4ヶ月待ちの今回の実現となりました。

 ストリートで鍛えた音は音が違う、説得力が違う、人間の個性にまで語り掛けて来ました。土濃塚隆一郎の熱い音の塊は、熱い音の魂だと感じたライブでした。

19:00開演 (18:00開場) 1ドリンク付2500円

リンク(別ウインドウで開きます)
土濃塚隆一郎 公式ホームページ
板垣光弘のページ

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パワージャズライブ 第22回 (03/10/17)
アーティスト 本郷修史(P) 増田一郎(B) 中谷和義(Dr)

 圧倒的パワーで迫る渾身のライブ

 今回は、何よりも演奏する曲の良さを、ダイレクトに表現する、その圧倒的パワー表現と、感性豊かな音楽性が、必聴です。

本郷修史(P) 美しいメロディライン。ときおり繰り出される前衛的なプレイ。芸術性の高い、彼のピアノに魅了されます。時に静かに、時に烈しく、幅広いピアノコントロールに溢れています。

増田一郎(B) 重たくドライブするリズムとベースライン。「ベースはテクニックよりリズムとサウンドが一番」が口癖。彼のベースはこびは、一切の無駄な音が無く、とてもシンプルで美しい音色を奏でます。

中谷和義(Dr) 活動3年目になるこのトリオのリーダー。「ドラムが好きで好きでたまらない」「音楽の持つ楽しさを思う存分に伝えたい」彼の音楽に対する気持ちが、迫力のドラムに現われます。

 プログラム 黒いオルフェ,マイファニーバレンタインetc

 今回で22回目になったライブです。

 今回のライブの3人は、とても若いアーティストですが、実力の備わった3人で、以前から是非お願いしたいと思っていたのですが、なかなかチャンスがつかめず、やっと実現できたライブです。ストレートな音楽表現と、ピュアな感情表現、そしてパワーで迫る臨場感、どれをとっても、3人の真摯なプレイが伝わる、好ライブでした。音を流さない、感情移入と言うのでしょうか、一曲、一曲が大切に演奏されている。この曲はこのプレイで、この曲はこのフレーズで、とその想いがダイレクトで、魅力的でした。本郷さんのピアノは美しいピアノラインが、際立っています。増田さんのベースはこびは、とにかく無駄が無い。中谷さんのドラム、聴いているこちらが楽しくなってくる。この3人のハートがお客様にも伝わったのでしょう、とても好評で今後も期待したい、若い3人のライブでした。余り飾りをつけない、純粋でシックな、モダンジャズ、今ここで流れているこの音を大事にしたい、そんな感をうけました。又、会いたいです。楽しかったです。

 ピアノ 本郷修史  ベース 増田一郎  ドラムス 中谷和義

19:00開演 (18:00開場) 1ドリンク付2500円

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ヴァイオリンジャズライブ 第21回 (03/09/19)
アーティスト maiko(バイオリン) 進藤陽悟(ピアノ)

 好評をいただいているモコモコライブも、21回目になりました。今回のライブはフュージョン系を代表するお二人で、とてもシックで、ジャズなライブです。おニ人のライブはモコモコでは2回目です。ハートに響く好ライブです。

maiko(ジャズバイオリン) 神戸出身。確かなテクニックと、優しく心に響いてくる、温かくて、美しい音色、疲れた心を癒してくれる。日本では数少ないジャズバイオリニストです。1999年12月、浅草ジャズコンテストで、ベストプレイヤー賞を受賞。2001年10月ジャズプロムナード2001ライブコンペディションで、向井滋春賞を受賞。

進藤陽悟(ピアノ) 京都出身。現在ジャズフュージョン系で活躍している、進藤陽悟さんのピアノ。重厚さと、繊細さが共存した、透き通ったピアノの音色に吸い込まれます。21才でジャズピアノの仕事を始め、映画音楽や、ゲーム音楽等に参加。日本、NY、香港、北京等でアルバムをリリース。

 とてもシックなお二人が、素晴らしいデュオを、聞かせてくれます。

 プログラム Spain, BlueBossa, Autumn Leaves

 進藤さん、maikoさんは2回目のライブになるのですが、さすがにファンも多くいらっしゃって満席状態で、お二人の人気がよくわかります。演奏曲もかなり厚みのある内容でした。例えば進藤さんのオリジナル、「フォーエバーライフ」などシック系なのでしょうか、進藤さんの人柄に溢れた曲でした。オリジナルと言えば、maikoさんの「ネセサリー」も素晴らしかった。maikoさんが故郷を偲んで作った曲だそうですが、色々な想いが込められているのでしょう、しっとりと流れる良い曲でした。その他、チャーリーパーカーの「コンファメーション」チックコーリアの「スペイン」など、バイオリンで奏でるとこんな風に変わるんだと感じました。特に「スペイン」などはマイルスディビスだと、ゆっくりと吹き上げるのですが、maikoさんの中盤では激しく弾きあげる、ジャズバイオリンの醍醐味に改めて感動しました。

 今回は進藤さんの素晴らしいピアノの旋律と、maikoさんの感動のバイオオリンの対語のたのしめたライブでした。maikoさんCDはいつ出すのでしょうか?ご本人は「もっと自分のカラーが出せる様になったら」といってました・・・・・。

 お二人には又是非お願いしたいと思っております。ありがとうございました。

19:00開演 (18:00開場) 1ドリンク付2500円

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ジャズバイオリンプレイヤーmaikoオフィシャルサイト「まっすぐ」
進藤陽悟トリオ

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