新聞によると「調査は国道113号の橋の建設に伴い昨年5月から開始されました。果樹園だった
土地を掘り進めた結果、縄文時代晩期のものと思われる多数の土器とともに直径5メートル前後の
配石遺構が発見されました」とのことです。
現場は白石から七ヶ宿に向かって行って、113号線から材木岩の方に曲がらずに橋を渡り、
すぐ右に曲がってすぐのところに有りました。ごらんの通り両隣は果樹園です。きっと土地の人は
昔から「なんだかじゃまな石やら何やらがでるもんだなー」と思っていたことでしょう。
私が見に行ったときは誰もいなかったのですが、小心者の私は何となくこそこそと調査してしまいました。
地表に見えていた土器片をみると晩期というよりも「後期以前なのでは?」という印象でした。
宮城県白石市小原矢越。
行ってみると現場はとてもいい場所です。材木岩の数百メートル下流の河岸段丘上に位置し、
まわりにはいい形の山や岩が少なくありません。
ちなみにシートのかぶりきれなかったところにはこんなものが見えていました。
石皿と土器片が見えますねー!まわりの石は何でしょうねー!シート取っ払って全部みたいですねー!
悔しいですねー!
しかし今の雰囲気だと間違いなく調査後は埋め戻されそうです。宮城県の役人さんも秋田や青森を
見習ってほしいなー
現在宮城県内でストーンサークルを拝める場所は有りません。(埋まってます。)
それにしてもやっぱりまだありましたねー!ないわけがありません。県内でここの他にも
絶対あるはずです。見つかってないかもしくはそれとは知らずに他のもの(漬け物石とか、
墓石とか)に転用されているのでは?古川から築館のあたりや七ヶ宿あたり、あるいは七ツ森周辺
にありそうな気がするんだけどなー。