矢越遺跡


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現地説明会開催!(1997.10.18)現場レポートはここです

概要

新聞によると「調査は国道113号の橋の建設に伴い昨年5月から開始されました。果樹園だった 土地を掘り進めた結果、縄文時代晩期のものと思われる多数の土器とともに直径5メートル前後の 配石遺構が発見されました」とのことです。
現場は白石から七ヶ宿に向かって行って、113号線から材木岩の方に曲がらずに橋を渡り、 すぐ右に曲がってすぐのところに有りました。ごらんの通り両隣は果樹園です。きっと土地の人は 昔から「なんだかじゃまな石やら何やらがでるもんだなー」と思っていたことでしょう。 私が見に行ったときは誰もいなかったのですが、小心者の私は何となくこそこそと調査してしまいました。 地表に見えていた土器片をみると晩期というよりも「後期以前なのでは?」という印象でした。



所在地

宮城県白石市小原矢越。


雑感

行ってみると現場はとてもいい場所です。材木岩の数百メートル下流の河岸段丘上に位置し、 まわりにはいい形の山や岩が少なくありません。
ちなみにシートのかぶりきれなかったところにはこんなものが見えていました。 石皿と土器片が見えますねー!まわりの石は何でしょうねー!シート取っ払って全部みたいですねー! 悔しいですねー!
しかし今の雰囲気だと間違いなく調査後は埋め戻されそうです。宮城県の役人さんも秋田や青森を 見習ってほしいなー

現在宮城県内でストーンサークルを拝める場所は有りません。(埋まってます。) それにしてもやっぱりまだありましたねー!ないわけがありません。県内でここの他にも 絶対あるはずです。見つかってないかもしくはそれとは知らずに他のもの(漬け物石とか、 墓石とか)に転用されているのでは?古川から築館のあたりや七ヶ宿あたり、あるいは七ツ森周辺 にありそうな気がするんだけどなー。


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