昼食をとり、ゆっくりと岩の上に寝そべってみたが、 時間はやっと正午を過ぎたばかり。 折角の好天にこのままBCに帰るのは勿体無いと、 北穂山頂からキレットへの縦走路をしばらく降り、 滝谷の岩壁がよく見えるテラスに移って、午後の ひとときを過ごした。 2年前、ガスと小雨の中を夢中で登ったクラック尾根、 第一尾根が目の前に迫り、後輩にルートの説明を しながら、あの時の緊張が懐かしく思い出された。