先が空いたのを見てツルムを出発。Dカンテは難しいと聞いて
いたがトップのAr君、難なく乗越していった。
「ハイ どうぞ」の声で取り付いたが、身長の高い彼がなんなく
掴んだホールドに手が届かない。爪先立って、やっと指先を
ひっかけて、あとはトップの引っ張ってくれるザイルに助けられ
て、やっと突破。先行パーティーが、何回も登りかけたり戻った
りで、随分時間をかけていたのが納得できた。
この難場を過ぎれば後は簡単。草付きの斜面を登って登攀
終了。稜線はもうすぐそこだけど、緊張から解放されて、一度
に襲ってきた空腹感に勝てず、いわうめの咲いている岩の間
にザックをひろげた。
(ツルム発;11.00、終了点;11.30〜12.10)

左 ;稜線に出て振り
返るツルム、右下に
第四尾根が続く。
はるか下に合流点の雪渓、その先に滝谷出合が見える。

右 ;完登記念写真