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旅行記その3:通勤ひとりたび(2003.10.1〜10.31)

後日談(2003.11.3)〜ふたたび、常磐線

定期券の切れた11月1日、下館の実家から今まで住んでいた水戸にある会社の寮に戻った。もう電車はしばらく乗らないかな?と思っていたが。

早速、水戸に戻った翌日の11月2日、所用があり東京都内に向かった。いつもなら東京都内へは早くて安い(日帰りの往復券で3000円)高速バスで向かっているが、この日は夜が遅くなりそうだった(高速バスは遅い便がない)ので、どちらにしようか迷っていた。

水戸9:20

朝は寝坊して8時に起床。朝食をとって9時頃に出発。水戸駅の東京行バス乗り場は結構長い行列ができていた。駅に着くまで、電車とバスとのどちらにしようか迷っていたが、この行列を見て電車で行くことに決定。水戸−都内間は、普通電車とバスとて運賃はほぼ同じ(2000円強)、車内の快適性はバスの方がいい(座席がリクライニングになっている)が、バスの場合混んでくると非常に狭っ苦しい。そのうえ、以前朝遅いバス便で東京に向かった際、都内で渋滞にハマり時間がかかったのを思い出した。

水戸駅。おとといまで毎日使っていた常磐線・水戸線上りホームに出る。たった1日しか経っていないのに、駅構内は工事が始まっており、いままで並んで列車を待っていたあたり、ホームに鉄板の仮囲いがかかっていた。

歩いてきて暑かったので、電車の窓を開けて出発。

土浦10:20

途中、コーヒーをすすりメールを打ちながら過ごす。車内はガラガラ。

石岡駅では、この普通列車には目も暮れずに特急を待つ客が列を作っていた。その向こうでは、鹿嶋鉄道の古いディーゼル車がのんびりと入れ替えを行っていた。現存する、日本最古のディーゼル車だという。

その特急に抜かれてから、土浦に到着。駅の隣の駐車場で、ヒップホップみたいな音楽が掛かって、ガラガラとした音がする。見ると、スケートボードをやっている若者(こう書くのは心苦しいが、自分と彼らとではどうも「世代」が違うような気がしてならない。それだけ自分達(昭和50年前後生まれ)がジジイになったということか?)が多数。スケートボードというと、どうしても「落書き」とか「不良」とかいったガラの悪いイメージがあるが、こうして柵で囲われ、その中で人工的に作られたジャンプ台めがけて順序良く遊んでいるのを見ると、なんだか無理してに健全化したイメージがある。例えるなら「健康マージャン」みたいな感じか?

北千住11:25

自分が乗っている、後ろから2両目の車両は、佐貫でようやく満員になった。

藤代を過ぎて、デッドセクションで車内の電気が消えるのに気づかない(外の方が明るいから。)まま、取手に到着。ここから、関東鉄道常総線という私鉄が下館まで出ている。しかし、次の下館ゆきは1時間後。そのうえ、取手−下館間は、途中乗換1回を含めて1時間30分以上かかる。ついおとといまで住んでいた下館も、遠くなったものである。

ここからは、上野−取手間を往復する青緑色の通勤電車(車両の構造上茨城県内に入って来れない)とすれ違う・・・はずだが、ステンレス製の新型車への取替えが進んで、だいぶ数が減ってきた。取手−北千住間ですれ違った電車の中で、青緑色のそれは1本しかなかった。

北千住で下車。常磐線の隣にある東武線乗り場からは「田園都市線50周年」のシールが張られた東急田園都市線の電車が。今年の春から、地下鉄半蔵門線を介しての直通運転を始めた両者だが、東京の私鉄の中では対極に近い(垢抜けの度合いとか、「地に足が着いている」度合いとか、が。)両者が同じ線路上を走ってくるのは、いつ見ても違和感を感じる。しかも、停まっていたのが最近作られた浮っついた新型車ではなく、「田園都市線の象徴」ともいうべき旧型の8500型だったので、違和感もひとしおであった。

土浦0:30

疲れた〜。やはり常磐線水戸行きは終電になってしまった。

外は何も見えない。「夜だから何も見えないのは当り前」なのかもしれないが、それにしても家々の明かりぐらいは見えてもよさそうなものだが、ほとんど何も見えない。わずかに、外の街灯がモヤモヤッとかすんで見えるだけである。つまり「濃いモヤがかかっていた」のである。

したがって、電車も徐行運転を強いられ、土浦到着時点で10分くらい遅れていた。この分だと、水戸にいつつくのか分からない。

車内で酒を飲んだため、ものすご〜く眠くなってきた。まあいい。結局帰りの車中では、水戸で寝過ごさないよう気をつけながら、寝て過ごした。

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更新日 2003.11.3
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