調味料
日本の調味料は醗酵食が多い。
大豆から味噌や醤油。米から酢や味醂そして酒が造られる。
日本食は塩や砂糖を除いて、
ほとんどがこの醗酵の調味料で味付けがなされる。
ゆえに日本食は体にいいのだ、ともいえる。
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みりん(味醂)
和食にはなくてはならない調味料。
決して主張せず、でも仕上がりを引き立てる。
みりんは隠し味の切り札なのだ。

美味しいみりんの条件。
もち米とうるち米と本格焼酎とを種麹と共に仕込む。90日の発酵後搾る。さらに半年以上の醸造熟成をさせてできる。2年もの、3年ものというのはその醸造熟成期間のこと。清酒と違い、蒸留酒で仕込んでいるので腐らない。火入れをしていないので酵素が生きている。これがみりんである。
もち米と米糀と焼酎以外に何ものをも足してはいけない。防腐剤、保存剤あるいはさらに醸造用アルコールを入れるなんてもってのほか。これが美味しさの条件である。

みりんはお酒。酒類販売の許可のないお店では売っていない。
みりんはもち米と米麹と焼酎だけで作られる。それ以外の材料は使ってはいけない。仕上がりはアルコール度14度ほどの甘いお酒である。故に酒税法の関係で、酒類販売許可のないお店では売ることができないのだ。
ではどうしてお酒販許可のないお店やスーパーにもみりんはあるのか。
あれはみりん風味という全然別物。水飴とでんぷんに酸味料や香料を加えて2日ほどで出来る、みりんとは似ても似つかぬ代物。酒類販売のできないお店ようにつくられたみりんモドキである。料理に使ってもべたべたと甘くなるだけのまがいものなのだが、いつの間にか存在権を得てしまった。

何故本みりんは2種類あるのか。
本格焼酎を醸造アルコールに変え(あるいは混ぜ)、米の量も減らして醸造用糖類や水飴などの添加物を加えて、40日ほどでできる代用品に大メーカーは「本みりん」と名付けた。
本来のみりん製造者は内が本物だと「本みりん」を名乗りでる。こうして質の全然違う「本みりん」は2つあるのだ。
当然のことながら、工業製造の本みりんは価格が安い。それはみりんまがいである。


本物のみりんを買う
みりん風調味料、発酵調味料、本みりんなど言い方はいろいろあるみりん。本物を買うには。
原材料がもち米・うるち米・本格焼酎(単式蒸留機による焼酎。醸造アルコールではなく)だけで造られていること。添加物がないこと。アルコール度数が14度と酒なので、酒類販売許可のある店で買うこと。



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