おべんとうde おやゆび姫  Page2.

かなたちに にがして もらった おやゆびひめは このはに のって いけを ながれていきました。
しばらくすると ちょうちょが やってきて おやゆびひめに 「いっしょに うたおうよ!」とこえを かけて くれました。
おやゆびひめは さみしかった きもちが いっきに あかるくなって ちょうちょと
いっしょに  うたを うたってすごしました。

ょうちょと おやゆびひめの うたごえを ききつけた てんとうむしが やってきました。
「なんて うたの じょうずな おんなのこ なんだろう。 ぼくの およめさんに してやろう。」そういって てんとうむしは おやゆびひめを つれさってしまいました。

てんとうむしは おやゆびひめを つれて もりのなかへ とんで いきます。
もりに たどりついた てんとうむしは しげしげと おやゆびひめを みつめました。
「よくみると このこには はねが ないや。 せなかに てんてんも ないぞ。やっぱり このこはぼくの およめさんには いらないや!」そういって おやゆびひめを 
     もりの なかへ すてて しまったのです。



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