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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

ウィーン少年合唱団Wiener Sangerknaben

氏名  生年月日  在団  摘要 
Hans Gillesberger       
Uwe Christian Harrer       
Nikolaus Harnoncourt    guest conductor   
Ferdinand Grossmann    Artistic Director before WW II and afterwards until 1970   
Friedrich Pleyer       
Hermann Furthmann       
Hermann Furthmoser    1960s   
Uwe Mund    1960s   
Helmuth Frohschauer    1950s and 1960s   
Franz-Xaver Meyer  1933/8/28  1950s and 1960s(1950-  1959年25才のとき指揮者として来日 
Edouard Lindenberg    guest conductor   
FRIEDRICH BRENN    1950s   
ROBERT KUEHBACHER  1924   1950s (1952-) 1954・5・29と誰かのメモ記述のあるオーストラリア公演パンフに30歳ということと、指揮者として2年経過したと書いてある。 
Peter Lacovich    1940s and 50s   
RUDOLF MORALT    guest conductor   
JOSEF KRIPS  1902  conductor of the imperial chapel   

WORLD RECORD INTERNATONAL   
SLZ 8399
 
   
VOX BOX SVBX 5202
 
 URANIA  
US 5212-2
UR 212-2
 
TRIANON 


LP

P 1958

(1979) 
  MOZART BASTIEN ET BASTIENNE (TRIANON TRI 33202)
LES PETITS CHANTEURS DE VIENNE. ORCHESTRE DE VIENNE
EDOUARD LINDENBERG

MOZART BASTIEN ET BASTIENNE
Operette en un acte, K.50

Face 1
1ere Partie (20'50)

Face 2
2ePartie(fin) (17'00)

LES PETITS CHANTEURS DE VIENNE
Solistes
Bastienne:Soprano
Bastien:Soprano
Colas:Contralto

バスティアンとバスティエンヌの盤が4枚ほど集まったので、続けて聞いてみます。でトップにこの盤を持ってきたのは、演奏がWSKでいわば「基準値」演奏だから。+オーケストラも理想的だから。ストーリーを期待させる長い(?)前奏曲の後。バスティアンのアリアは、かみしめるようにとても丁寧。セリフが子どもなのは仕方ないとして・・・。歌はゆったりとして上手だなあ。コラは凛々しい男の子っぽい。WSKコンサートでこういう子のソロを聴いてみたい。セリフを言うときはかなり低い声になるが、歌うときは純正WSKソリスト。思わず、第2部のオペレッタを想像して楽しんでしまった。どちらも伸びやかで上手い。バスティアンも上手いが、カワイコちゃん声なので、男役を歌うにしてはちと声のトーンが高めで、2人と比較すると役的には、個性が埋没しているような。コラはセリフの地声が低いのでホントに迫力有り。(歌い出すとバリバリのアルトソリストなのに!セリフもスゴイ)バスティアン君、WSKソプラノソリストしているんだけど・・・。(いいのかなあ?)にしても、歌声とセリフの地声のギャップ(歌声からシーンをイメージしてもセリフになるとモロ男の子!)があるかも。しっかし、昔のWSKはオーケストラも一流所と組んでいるが、ソリストの少年たちが、その大人の一流所をものともせずに演奏しきってしまうのが偉大だと思う。セリフも負けていないし、むろん歌声はオーケストラに気持ち良く乗っている。あらためてウィーン少年合唱団の存在のすごさを知らされる。難癖を付けるならラスト近くのデュエットをもっと丁寧に・・・なんて言いたいところだが、3人とも最後まで集中力を切らさずに豊かな声量と表現力で歌いきったところが立派。さっすが天下のWSK。オーケストラも良かった。(by Hetsuji) 2007/07/16 up 
TRADITION 

1979
P.1958

TRI 33202 
 
TRADITION   
2104
S-4684
 
TELEFUNKEN   
TELDEC 6.48233
 
TELEFUNKEN  
TELDEC 6.48232 

LP

1971  
J.S.BACH: JOHANNES-PASSION / HARNONCOURT (6.48232 2LPs) (P)1971 Leitung:Hans Gillesberger

SEITE 1:
Erster Teil Nr.1-20..........38'20"
SEITE 2:
Zweiter Teil Nr.21-40......26'52"
SEITE 3:
Nr.41-60..............................27'52"
SEITE 4:
Nr.61-68..............................23'15"

Kurt Equiluz/Max von Egmond/Jacques Villisech/Bert van t'Hoff/Solisten der Wiener Sangerknaben/Siegfried Schneeweis

Wiener Sangerknaben+Chorus Viennensis......Leitung:Hans Gillesberger
Concentus musicus Wien..................................................Leitung:Nikolaus Harnoncourt
Gesamtleitung..............................................................................Leitung:Nikolaus Harnoncourt

  2面と3面、特に2面の方は男声ソリストの出番ばかりがほとんどでつい退屈してしまった。(上手なんだろうけれどタイプではないので=私は単にミーハーファン)ぼ〜っと3面の合唱をきれいな女声だなあ・・・と聴いてしまって、あれ、これウィーン少年合唱団だったんだ、と思い直したりして。ということは、少年声は女声に引けを取らないということなんだ。また男声ソロになってぼ〜っ。だけど、3面の17分頃からB−Sソロが始まるとハッと目が覚めたりして・・・やはり、ミーハー。
  このソロは5分くらい続く。ホケ〜っと聞き流すと、決して子どもではなく、少年でもなく、女でもなく・・・B−Sは実に不思議だ。声が「華」に変貌しそうな予感も内包しているし。(実際には華への予感だけで終える声が99%だとしても)
  4面の2分くらいにも同じくB−Sソロがあるが、こちらはキィも更に高い。女声なら身体を揺すって体力に任せて音を出す感じを受けるのだが、B−Sは淡々と歌っている。特に高い音のところで切なく途切れるかな(まさか!)と思ったが、スッと歌いきった。
  B−Sと男声を聴いて思う。大人の声は(女声もだが)生々しいのが聴いていて疲れる。
  この頃、というよりもしかしたらギルレスベルガー教授が作る合唱は、生々しくないのだ。そして人間の体温の生々しい温かさを感じさせない合唱なのだ。水か風のように清らかで冷たく美しい。他の合唱団にはないこの合唱、聴く者が感じる、たぶん人肌ではない合唱の温度から、ウィーン少年合唱団の合唱は「天から降り注ぐ声」と形容されるようになったんだろうと、ふと思った。
  20年ほど前、仲良くしていたかなり年下の(と言っても、ファン歴は私よりも長く密度の濃い聴き方をしていた筋金入りの)CHOIRファンから「下手だけれどあげる」とレーゲンスのヨハネをもらったことがある。どちらかというと彼女はたぶんクロイツやトーマス教会等といったドイツの聖歌隊が好きらしくて決してウィーン少年合唱団の追っかけ中心ファンではなかったと思うのだが、当時、レーゲンスよりはウィーン少のヨハネ、テルツよりもウィーン少のドイツミサに軍配をあげていた。ウィーン少年合唱団の演奏が、こうして聴きなおしてみても、作品として「整った」合唱だったことによるのではないか、と今、思ったりする。
  「バイエルンの天使」ではヨハネのことを「(B−S)ソロの多い曲」と表現している場面があるが、この盤では、数的にはソロはそれほど目立つほど多くは感じない。聴きどころは、1面の合唱。1面のソロと短いデュエット。3面のソロ。4面のソロ。になる。数少ないB−Sソロは、だが、時間的には割と長く、一団員としか名前を記されないが故にその分だけ団の看板を背負ったソリストたち(少なくともソプラノとアルト、各1人はいそう)の名演をたっぷりと心ゆくまで聴くことが出来るのが嬉しい。
  教授が志向した音とアーノンクール氏の相性がピッタリ合って、繊細なヨハネ受難曲を完成させたような気がする。  (by Hetsuji) 2003/05/18 up  
TELDEC  




LP

1970/09  

"Stabat Mater" (TELDEC/DISCO-CENTER3501)1.Juni-15.September 1970

Seite 1:
1.Stabat Mater-Sequenz(Jacopone da Todi)         
2.In Betrachtung einer Pieta(Olaf Colerus-Geldern)      
3.Stabat Mater-Lauda(Innocentius Dammonis)
Capella antiqua, Munchen・Leitung:Konrad Ruhland

Seite 2:
1.Stabat Mater(Agostino Steffani)
Solisten der Wiener Sangerknaben(Sopran T/U, Alt), Kurt Equiluz(Tenor), Rudolf Resch(Tenor), Nikolaus Simkowsky(Bass), Wiener Sangerknaben, Chorus Viennensis, Dirigent:Hans Gillesberger, Concentus Musicus Wien, Leitung:Nikolaus Harnoncourt

好きな合唱団の未知の音源に巡り会える事くらい、うれしい事はない。録音年と指揮者・レーベルから、「ダス・アルテ・ベルク・シリーズ」の1枚だと思われるが、2面がウィーン少年合唱団とそのソリストで構成されている。イタリア18世紀の作曲家、ステッファニの「スタバト・マーテル」は、印象的なB-Sのソロの始まりから、強烈に私の心に入り込んできた。ややもすると地味な曲だが、しっかりとしたソロの掛合いとコーラスに支えられて、ラストの「アーメン」まで一気に聴かせてくれる。適度に重みのあるコーラスと、高音に近づく程に伸びていく声のB-S達、それにひけを取らない存在感のB-A、バロック向きのテノールのエクウィルツ等・・・ 抑揚の少ないスローテンポの曲が途切れなく続く中、この顔ぶれでこういう曲を聴ける事を、誰彼なく感謝してしまった。譲ってくれた方にも、心底想いを伝えたいところだが、このつたない文章に残す事で、感謝の気持ちに変えさせてもらいたい。(by Nao) 2002/01/06 up  
TELEFUNKEN  



LP

1971 
JOHANN SEBASTIAN BACH:MATTHAUS-PASSION, BWV 224:NIKOLAUS HARNONCOURT (642536 AH) (P)1971 Gesamtleitung:Musical Direction:NIKOLAUS HARNINCOURT

SIDE 1:
1.Kommt, ihr Tochter, helft mir klagen, Chorus.....7:25
2.Buss und Reu', Aria (Alt).....5:14 
3.Blute nur, du liebes Herz,Aria (Sopran).....4:56  
4.Ach! nun ist mein Jesus hin,Aria (Alt)(Chorus:Wo ist denn Freund?).....4:18
SIDE 2:
1.Erbarme dich, mein Gott, Aria(Alt).....6:18 
2.Gebt mir meinen Jesum wieder, Aria(Bass).....2:59
3.Am Abend, da es Kuhle war, Rezitativ(Bass).....2:12 
4.Mache dich mein Herz rein,Aria(Bass).....6:50
5.Wir setzen uns mit Tranen nieder, Chorus.....5:37

Solist Wiener Sangerknaben, Sopran/Paul Esswood, Tom Sutcliffe(1), Alt / Max van Egmond, Michael Schopper(2), Bass/ Knabenstimmen des Regensburger Domchorus(Einstudierung:Christoph Lickleder), Mannerstimmen des King's College Choir, Cambridge(Leitung:Conductor: David Willcocks) 
TELEFUNKEN  
TELEFUNKEN 6.41018AH

LP

1967
1966



1979年発売 
Wiener Sangerknaben singen Bach, Haydn und Mozart (aspekte TELEFUNKEN 6.41018AH, LC 0366) 1979年発売。

SEITE:1
1. Vergnugen und Lust (1967年発売盤より)    
2.In meines Herzens Grunde (1966年発売盤より)    
3.Ach, grosser Konig (1966年発売盤より)    
4.Von den Stricken meiner Sunden (1966年発売盤より)
5.Ich folge dir gleichfalls mit freudigen Schritten (1966年発売盤より)    
6.Dein Will' gescheh', Herr Gott, zugleich (1966年発売盤より) 7. Ach, Herr, lass dein'lieb Engelein (1966年発売盤より)
8.Wiewohl mein Herz in Tranen schwimmt...Ich will dir mein Herze schenken(1967年発売盤より)

SEITE:2
1. Aus Liebe will mein Heiland sterben (1967年発売盤より)  
2.Es ist vollbracht!...Der Held aus Juda (1966年発売盤より)   
3.Lauft, ihr Hirten, allzugleich...Gluckselig, du Hirtenschar (1967年発売盤より)    
4.Laudate Dominum(Allegro) (1967年発売盤より)
5.Dulcissimum convivium(Andantino) (1967年発売盤より)

上(SR 5224) と全く同じ内容のTELEFUNKEN盤。音源の発売年が記してあったので転記した。(by Hetsuji) 2000/04/30 up  
 TELEFUNKEN  
TELEFUNKEN
DAS ALTE WERK
6.35047 FK

P.1971
JOHANN SEBASTIAN BACH:Matthaus-Passion BWV 224(TELEFUNKEN6.35047)

First complete recording with the original scoring and instruments

Concentus musicus Wien NIKOLAUS HARNONCOURT

(P)1971

Kurt Equiluz Tenor I(Evangelist)
Karl Ridderbusch Bass(Christus)
Wiener Sangerknaben Sopran
Paul Esswood Altus I
Tom Sutcliffe Altus
James Bowman Altus II
Nigel Rogers TenorII
Max van Egmond Bass I
Michael Schopper Bass II

Wiener Sangerknaben choirmaster: Hans Gillesberger
Knabenstimmen des Regensburger Domchor choirmaster:Christoph Lickleder
Mannerstimmen des King's College Choir Cambriger Conductor:David Willcocks

下の(642536 AH)のおそらくは完全盤で、4枚組LPです。
色々マタイの後で聴き直しのアーノンクールは、テンポも速く、音も華麗。
オリジナルの楽譜と楽器による最初の完全録音、とありましたが、オリジナル曲って、こんなにオシャレでスマートだったんでしょうか?バッハの時代に行って聴いてみたいものです。このスーパー・クール!な演奏を。
抜粋盤で聴いたときよりも、格段に良いですね。抜粋盤で聴いたときは上手だけれど、心にぐっと来ない、なんて感じたけれど、今回は、ただただ抜群に上手!に聴こえる。
アルトソロを男声、ソプラノソロがウィーン少年合唱団員で、少年合唱はレーゲンスブルク、男声合唱がキングスカレッジという編制なのも当時はここまでやるの?とか思ったものでしたが、なんのその、です。
声をキレイに作り過ぎたアルトのPaul Esswoodさんは最初のところ、ちょっと違うんじゃないかな〜とか思ったけれど、名前を記載されないウィーン少年合唱団員のソプラノソロがとにかく圧倒的に素晴らしすぎ。聞き手に有無を言わせない「華」と「艶」のある声を聴かせているのです。もう一人の団員くんも上手いけれど、声に曇り(人間的な温もり?)があるのがちと残念。合唱やコラールを受け持つ少年合唱+男声合唱も完璧に超麗しい。楽器演奏は言うまでもありません。
ここまで来ると、マタイは、「人間的で情に溢れ、ドロドロしていてカッコ悪くて切実という私の先入観」なんかどうでも良くなるものなんです。合唱に体温が欠けているのなんか関係ない。この冷たさが少年合唱の心地よさなんだから、なんて思ってしまうのです。その合唱に男声ソロと木管ソロが絡むと、まばゆさに眼(耳)がくらみそうになる。これがマタイの世界? あまりに麗しくカッコよすぎでまるで別の曲を聴いているかのようです。
コラールは総じて、冷涼系の少年合唱成分が加わることで神の世界のシステムの厳しさが表現されているように思います。でもレーゲンスの声の彩は単に冷たいだけではないところがミソ。第1部の最終コラールを聴きながらも27曲で歌われたソプラノとアルトの重唱のあまりの美しさの余韻に茫然としているところです。キリちゃんが捕らえられたので悲しみに月も星も姿を消したというくだりですが、月よりも星よりもボーイ・ソプラノが美しすぎる・・・。
(もしかしたら私ってば、アーノンクールが好きかもしれない・・・)
群衆に紛れてキリちゃんを追い見守る女性という設定は、30曲のアリアからも感じてしまうのですが・・・拡大解釈・・・。
・・・ただし全体に美しすぎるので・・・。キリちゃんをなぶる群集のところからは、少年声を抜いて欲しかったかもしれません。普通の民衆と天や天使の成分が入っているコラールの部分は聴こえてくる合唱も違って良いんじゃないかと思うので。この件に関しては、全体を通してそう感じました。
ところで、問題のペーちゃんがキリちゃんを知らないと3回否定するシーンに出てくる女中さん、この盤ではすんごく可愛いです。ソロしているのはウィーン少年合唱団員くんかもしれないし、レーゲンスブルク大聖堂聖歌隊員くんかもしれないですが、悪気無くてとっても良いです。ピラトの奥さんもソロしているのでウィーン少年合唱団員くんでしょう。こっちは心持ち女性の艶が欲しいところ。
さて問題の39曲のアルトのアリア Erbarme dich, ですが、ペーちゃんが歌うのではなくてアルトなのは、私も「普遍性」のためだと思います。ペーちゃんの名誉のために付け加えますが、ペーちゃんは言ったのでなくて予言が成就するために「言わされた」のですから絶対にこんな歌は歌いません。と思います。ここのアルトはキリちゃんをそういう立場に追いやった人間全体、存在そのものの悲しさだと思います。歌っているのはガリラヤから従ってきたマグダラのマリアさん。(←私の中では)
第48曲49曲の美味しい曲は残念ながら曇り声のソプラノ君。天使ではなくて人間サイドで歌ったという解釈かと思われます。が、冷徹な天使サイドのソプラノを聴きたかったな〜。
52曲のアルトアリアは誰だろう?なんだか気になってしまう。(トムさんかジェームズさんか、なんだか好きな声)
本当はこの曲、心から濁流のごとく血を流して歌って欲しいところなんですが、声が好きなのでドロドロしていないけれど許してしまいました。あっさりはしているけれど弦楽器の音とともに伝わってくるアルトなので。・・・ここもまた聴き所です。
同じく聴き所の54曲のコラール。合唱の清らかさが生きるところでもあります。
67曲のレチタティーヴォが合唱をはさんでバス、テノール、アルト、ソプラノとトーンを上げていって、終曲の合唱で少年声の効いた音色で締める演出もなかなかです。
通して聴いた印象では、アーノンクールのマタイは、濁ったいろいろな要素は沈殿させて、上澄みのように透き通った部分を掬っているかのようで、劇的な感情の動きは無いものの、抑制によって気品高く、でも、悲しみがヴェールのように浮かび上がってくるようでした。
アーノンクールの美意識と、少年合唱美が結実したファンにとっては理想的なマタイだったような気がします。(by Hetsuji) 2009/3/22 up  
 TELEFUNKEN  
TELEFUNKEN
DAS ALTE WERK
6.35022 EK

P.1973
 
TELEFUNKEN  
TELEFUNKEN
DAS ALTE WERK
6.35019 FK

 P.1966
 
 TELEFUNKEN  
TELEFUNKEN
TELDEC
6.24048 AL

1970

1969

1967
"Die Wiener Sangerknaben" (TELDEC 6.24048AL)
*mit Chorus Viennensis, **Wiener Kammerorchester, ***Mitglieder des Wiener Kammerorchesters, Dirigent:Hans Gillesberger, P.1967〜1970

Seite 1
1.Wiener Blut*/** P.1969      
2.Das Waldhorn*** P.1970     
3.Horch,was kommt von draussen rein*** P.1970      
4.Komm,lieber Mai und mache・・・** P.1967      
5.Wem Gott will rechte Gunst erweisen*** P.1970      
6.Wo die Zitronen bluh'n*/** P.1969
Seite 2
1.Feuerfest-Polka*/** P.1969     
2.Der furchtsame Jager*** P.1970     
3.Ein Jager aus Kurpfalz*** P.1970     
4.Lieber Schwester,tanz mit mir** P.1967      
5.Madle ruck ruck ruck・・・*** P.1970     
6.Rosen aus dem Suden*/** P.1969

シュトラウスのワルツ・ポルカ&民謡集で、1967年から1970年にかけてプレスされたものの寄せ集めらしい。昔、これと同じものをテープにダビングしてもらった時には曲目が日本語だったので、過去には日本盤が発売されていたと思われる。一応、記録通りに紹介したが、アスタリスク(*/**/***)の表記は必ずしも正しくない。レコーディングに関しては、'60年代のイメージとはかなり趣を異にし、指揮者がギレスベルガー氏になって、それまでの熟練された濃厚さから方向が変わってくる。変声期が早まり、在団期間が短くなっている事を危惧するようになった頃とバッティングするかもしれない。さて中味の方は、ワルツではウィーン少年合唱団・オケに加え、コルス・ヴィエネンシスが遠慮せずに力強く歌っている。ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートではお馴染みの「かじ屋のポルカ」は調子よく楽しいし、「シトロンの花咲くところ」のソロも美しい。よく聴くと、年代毎の違いも判るが(本当かね?)、1970年のものが自然で聴きやすい。この盤で初めて聴いた民謡もあるが、彼らはピアノ伴奏か無伴奏で粋に歌ったほうが似合うと思うが、これは好みの問題かな。ジャケットは'67来日メンバーで、総じて楽しく聴ける1枚。(by Nao) 2001/04/08 up  
 TELEFUNKEN  
SKH 19
J.S. Bach / Johannes Passion (TELEFUNKEN/Royal Sound Stereo SKH 19)

Kurt Equiluz, Tenor, Evangelist
Max van Egmond, Bass, Jesu
Jacques Villisech, Bass, Pilatus
Bert van t'Hoff, Tenor, Diener
Solisten der Wiener Sangerknaben, Sopran und Alt
Siegfried Schneeweis, Bass, Petrus
WINER SANGERKNABEN, CHORUS VIENNENSIS, CONCENTUS MUSICUS, WIEN
Dirigent:HANS GILLESBERGER, 6-23 April und 3-5 Juli 1965

恥ずかしながら、マタイ・ヨハネ・ロ短調をまともに聞きこなして来なかった。少年合唱の入らない部分を含めて聞く事が苦手で、聞きたい所だけ抜粋して聞いた気になっていた。そもそも、ダス・アルテ・ヴェルク・シリーズが貴重な存在だったのは、少年の声それもWSKゆえ。'70年代、それが無ければ「バッハはトマーナーやクロイツに任せておけば〜」と思っただろう。とんでもないところからスタートしたのが運のつきで、今に至ってもバッハは不得意分野。好きな曲はトコトン好きだけど、それ以外はパッパラパ〜なので、敷居が高い。
これを手にしてみて分かったのは、この3枚組(正確には2枚半)がオリジナルであり、録音データがはっきりしていて、指揮者の記載もギレスベルガー氏のみである事。合唱団員の写真も多いので、見る人が見ればソリストも特定できるのだろう。
ヨハネはコンサートでも全曲通して聞く機会に恵まれていないが、やはり他の大作に比べると地味で面白みに欠けるのかな。でも、コーラス全般がよく整っていて、清廉な中にも巧妙な上手さがあり、聞き惚れる。この年代、もっとガンガン声を響かせて歌っているものもあるのに、シリーズのバッハはそれ用に設えて歌っているのかとさえ思える。tadaさんがレーゲンスのヨハネの”Wohin?”のあたりを褒めておられたけど、これも負けず劣らずといったところ。BSはちょっと声がこもっていて歌詞の鮮明でないのが気にかかるが、安定感はあり華美な装飾を取り払った声質そのものが合っているのかも。BAはこんなに上手かったっけ?と思ったが、レコードで聞く方があたりが柔らかい事も要因なのか、全体の中にもうまく融合している。この曲に限らず肉感的な演奏はいまいちなので、あっさり聞ける構成で良いんじゃないのと感じている。コーラス等はあっさり聞き逃すには惜しい良い出来映えなので、やはり、好きなところだけの抜粋保存版が必要ですかね。  (by Nao) 2006/09/08(Friday)up  
 TELEFUNKEN
 
TELEFUNKEN
DAS ALTE WERK
SAWT 9539-B Ex

1967
Johann Sebastian Bach KANTATEN (SAWT 9539.B) Aufnahmentalisten:Wien. Aufnahmedatu: September 1967
Leitung: Hans Gillesberger/CONCENTUS MUSICUS Wien Leitung:Nikolaus Harnoncourt

Seite 1
1.Nun ist das Heil und die Kraft, BWV 50 (3'37") いまや、われらの神の救いと力と
2.Erfreute Zeit im neuen Bunde, BWV 83 (19'45") 喜び満ちし新しき契約の時

Seite 2
1.Gott ist unsre Zuversicht, BWV 197 (28'20")

  お〜っ!  BWV 50では、のっけから弾むような男声の後に続く、高貴な少年声・・・う・美しすぎる・・・! さすが、Hans Gillesberger教授! Wiener Sangerknaben+Chorus Viennensis の合唱が近寄り難いほどに気高い。
  BWV 83では、ボーイ・ソロが出てきたので、思わず、tadaさんのバッハのカンタータのページで確認してしまった。この盤、音源が同じですね。ソリストはウィーン少年合唱団員っぽくない、どちらかというと線の太い、音の輪郭が滲んで周囲と甘く溶けているようなタッチの温かみのある声。その他男声ソロも合唱も、アルトくんを除けば、洗練されきっているなあ。さすが、アーノンクール盤。いえ、アルトくんが洗練されていないって訳ではないのだ。シャープな印象の強いこの演奏の中で、アルトくんの声がそこだけ温かいホットスポットになっているということ。たぶん、この時期、ウィーン少年合唱団員の中の団員、的な線の細い「華=艶」を感じさせるソリストもいたと思うんだけれど、曲のコントラストを考えてこのアルト君が選ばれたのかな?
  さて、裏面のBWV 197。男声はまぎれもなく人間の声だけれど、合唱は違う。神聖で、近寄り難いのだ。さすが、清冽なウィーン少年合唱団。これぞ、天下のウィーン少年合唱団。子どもでもなく少年の心意気でもなく、ただただ気高い合唱を披露している。ところが、ソリストくんは、ここでも、いかにも繊細なウィーン少年合唱団員、からは、かけ離れた包容力のある、というか豊穣感のある、というか、神経質(もとい繊細)なアーノンクール氏盤からはイメージできないおおらかさ(=ときどき「普通」っぽさ=マックスくんに通じる人間的味わい、もっともあそこまで人間していないけれど)を感じさせるソロなのだ。それでいて、男声のように「人間=堕落」のにおいがしないところがとても良い。う〜ん、もしかして、tadaさまじゃないけれど、バッハのカンタータ大全集は、「買い」かも。ボーイ・ソロと特に「ウィーン少年合唱団の合唱」のところだけでも欲しい、かも。とにかく、合唱が、現在の合唱団とは全く違うことに改めて驚かされる。このときの合唱であれば、何を歌っていても、聴く者を満足させたことだろう。これがウィーン少年合唱団の看板の音である。・・・この時代の上手なCHOIRか選抜CHOIRの歌声を生で聴きたかった。 (by Hetsuji) 2003/05/11 up 
TELEFUNKEN





 LP

1968年5月〜6月
 
TELEFUNKEN
DAS ALTE WERK
SAWT 9537-A Ex
MUSIK UND IHRE ZEIT−Heinrich Ignaz Franz Biber  (TELEFUNKEN SAWT 9537-A 録音1968年5月〜6月)

A面
1, Sonata St.Polcarpi a 9 (4 '25 )   
2, Laetatua sum a 7 ( 9 ' 55 )   
3, In Festo Trium Regium, Muttetum Natale a 6 (7 ' 15 )
( 第1ソプラノ、第2ソプラノ = ウィーン少年合唱団ソリスト)
B面
1, Requiem (22 '55 ) ( 第1ソプラノ、第2ソプラノ、アルト=ウィーン少年合唱団ソリスト、 合唱:ウィーン少年合唱団、コルス・ヴィエネンシス、 他。 指揮: Nickolaus Harnoncourt、Hans Gillesberger ) 
   
TELEFUNKEN
DAS ALTE WERK
SAWT 9519-B
 
TELEFUNKEN 





1967(?)
 
TELEFUNKEN
DAS ALTE WERK
SAWT 9584/85-A
 
 TELEFUNKEN



1966
 
TELEFUNKEN
DAS ALTE WERK
SAWT 9479-B
 
 THREE CENTURIRS OF MUSIC  
3C 303STEREO
 
shield 
S-403
 
RHAPSODY   
RHAS 9003
 
 Reader's Digest  
RDS 10 509
 
RCA


LP

1965 
  HAYDN "THERESIEN"MASS (RCA Victor/LSC-2854) C.1965/Vienna Boys Choir and Soloists, Vienna Konzerthaus Chamber Orchestra/Kurt Equiluz-tenor,Alois Buchbauer-bass,Ferdinand Grossmann-Conductor

SIDE 1
1.KYRIE      
2.GLORIA

SIDE 2
1.CREDO      
2.SANCTUS      
3.BENEDICTUS      
4.AGNUS DEI

何とも不気味なジャケット・・・ こんなので売れたのかなと心配してしまう。が、ヨ−ゼフ・ハイドンの「テレジア」はのっけからソプラノ・ソロの“キリエ・エ〜レイソ〜ン”で始まる明るいミサ曲。この時代にレコーディングされたものは文句なく上手いので、後はどんなソリストで構成されているかが私のチェックポイントになる。アルトは太目の声質でしっかりと歌えており、体形も○○目だったのではないかと想像できる。ソプラノは音程に安定感があり声量も充分だが、甘い・可愛い系統の歌声だ。気になるのは母音の発音で、例えば“ドミネ・デオ”が“ロミレ・レオ”と聞こえて来る。手放しでお薦めとは言い辛いところもあるが、ハイドンの曲は聴いているだけでも幸せな気分になれる。華のある合唱団が歌うのにピッタリのレパートリーだ。(by Nao) 2001/05/13 up  
 Realm

ORIOLE
 
RM 164 MONO
 
RCA 
66 520 Stereo

 
 
RCA 
 

46 765 4 Stereo

 
 
 RCA 

15993 Club Edition

 
 
RCA  
RL 30379

 
 
RCA  
RL 30467

 
 
 RCA 
RL 30465

 
 
RCA  

 LP

1977/3

RL 30455

 
"W.A.Mozart/Missa Trinitatis/Credo-Messe"(RCA/RL30455)
Solisten der Wiener Sangerknaben(Sopran und Alt), Kurt Equirz(Tenor), Max van Egmond(Bass), WIENER SANGERKNABEN, Chorus Viennensis, Wiener Kammerorchester, Johann Sonnleitner und Josef Bock(Orgel), Dirigent:Hans Gillesberger, 3/1977,Wien

Seite 1
Missa in honorem SS:mae Trinitatis C-dur, KV167
Seite 2
Missa brevis C-dur, KV257 "Credo-messe"

国内では発売されず、発注しても廃盤だったもの。ダビングしたものを聴いていたが、レコードで聴いた方が数段上手に聞こえた。盤は新品のように傷ひとつなく、前の持主がほとんど針を落としていないらしい。聴き込むような曲でもなかったという事だろうが、私にはもちろんうれしいレコード。演奏はRCAの一連の録音と同様、さらりと上品に歌いまとめている。ケッフェル番号の若い曲にコテコテは似合わないので、ちょうどいい感じかな。1面はコーラスオンリーで、2面は合唱団員のソロが登場する。'74〜'76 レコーディングのソリストよりは好きなタイプで、ソプラノ・アルト共に無理せずに程よく声を響かせている。合唱団が新しい方向を模索していても、ホーフブルクのミサだけは変わらないよね。本来の姿が浮かんで来る、なつかしい雰囲気のレコード。(by Nao) 2002/10/20 up 
RCA  
RL 30454

 
 
RCA  
RL 19080

 
 
RCA    
PRL 2-9064
26.35126 EX

 
RCA  
 PRL 1-9080
 
RCA  
PRL 1-9034 
 
RCA  
PRL1 9034
 
 
RCA  

LP

1975 

 PRL1 -8020
"The Vienna Choir Boys Christmas Festival" (RCA PRL1-8020)
Hans Gillesberger,Director Vienna Chamber Orchestra Anton Neyder,Piano Johannes Sonnleitner,Organ Recorded in Vienna,April 1975

Side 1
1.In dulci jubilo      
2.Anima nostra(M.Haydn)      
3.Adeste Fideles     
4.Greensleeves      
5.Hark! The Herald Angels Sing(Mendelssohn)      
6.Deck the Halls      
7.Gloria, Gott in der Hoh'!     
8.Es ist ein Ros' entsprungen

Side 2
1.Stille Nacht, heilige Nacht     
2.Die Engel und die Hiten(Kodaly)      
3.Ihr Kinderlein kommet(Schulz)     
4.Joy to the World(Handel)      
5.The Little Drummer Boy      
6.Angels We Have Heard     
7.Kommet ihr Hirten      
8.Pueri concinite(Herbeck)

"The Vienna Choir Boys Christmas Festival" (RCA PRL1-8020)
日本ではすぐに廃盤になった、RCAの「きよしこの夜/ウィーン少年合唱団のクリスマス」(SRA-3023)(RVC-2158)の米盤。SRA-3023はジャケットがとても可愛らしくて欲しかったのだが、米のハデハデ・バージョンでの入手となった。テーブルにはX'masブーツ、お茶、お菓子が乗っかっており、それを団員が囲んでいるシーンはちょっと作られた感じかも。収録曲はよく知られた曲ばかりで、アカペラやピアノ伴奏、管弦楽付きで歌われる。合唱・ソリストとも典型的な'70年代の声で、少年っぽい清廉さが勝っており、私には馴染み深い声だ。少々コーラスの高音部が弱いのは残念だが、「アニマ・ノストラ」「天使と羊飼い」「プエリ・コンツィニテ」を聴けるのはうれしい。映画「青きドナウ」は'62のネイダー隊が出演したということだが、ネイダー氏がピアノを担当している事に目を奪われた。(by Nao) 2001/04/29 up 
RCA  
 LS 10230-M
 
RCA  
 STEREO-LDS 6164
 
RCA  

1979

ARL1-3835
 
PLACIDO DOMINGO・Wiener Sangerknaben・AVEMARIA(RD70760) 1979年録音。

Side A  
1.Pueri concinite    
2.Adeste fideles    
3.Panis angelicus    
4.Ave Maria, D 839 Michael Jankowitsch   
5.Selig sind, die Verfolgung leiden

Side B  
1.Largo    
2.Omnes de Saba venient    
3.Ave Maria    
4.Crucifix    
5.Agnus Dei    
6.A Mighty Fortress Is Our God

  これはCDでも発売されている。プエリコンツィニテやオンブラマイフ等B-Sの定番をドミンゴ氏がソリストしているが、大人に歌わせるのがもったいないほどトレブルファン好みの選曲。(これだけ歌うんだから)合唱団だけの録音だったら良かったのに、とため息が出る。
  今回同じ録音をCDとLPで聴いてみて感じたこと。まず、音の劣化がなく、クリアで、全ての音が細部まで聴き手に届くCDの出現に感謝した。その上でのリスナーとしての欲は、全ての音が公平に(フラットに、同じ価値を持って?)聞こえることが果たして音楽的なのだろうかということだ。CDでは、添え物でしかないウィーン少年合唱団の合唱が、LPでは、大きな存在感を持って聞こえてきた。レコードでは聞き取りにくい音が存在する。逆に言えば、聴きたい音がメインで聞こえてくるのがレコードの良さだと感じた。ここでの2.Omnes de Saba venientはその典型だと思う。 (by Hetsuji) 2000/04/16 up  
RCA  

LP

1979年発売

 ARL1-3437
BRITTEN-A CEREMONY OF CAROLS・SEVEN ENGLISH CHRISTMAS CAROLS-VIENNA CHOIR BOYS (RCA ARL1-3437)1979年発売。

SIDE A- Britten A CEREMONY OF CAROLS, Op.28 /

SIDE B
- SEVEN ENGLISH CHRISTMAS CAROLS     
1.Ding Dong! Merrily on High     
2.Away in a Manger    
3.We've Been Awhile A-Wanderring
4.Coventry Carol     
5.I saw Three Ships     
6.Once in Royal David's City
7.Deck the Hall

B面の7つのクリスマス・キャロル集の演奏は特筆に値する。第1にハープ演奏と曲自体のアレンジが斬新である。第2にソリストが上手い。第3に、Happy New Year!と揃って挨拶したり、囁いたりの団員たちの表現力が合唱も含めて群を抜いている。聴いていて、非常に新鮮な驚きを得た。そしてCD時代の音や表現しか聴いたことのないすべてのウィーン少年合唱団ファンひとりひとりに、このB面をダヴィングして聴かせ、この感動を共有したい衝動に駆られた。CD化を切に望む。(by Hetsuji) 2000/04/09 up  
RCA  

LP

1978年発売

 ARL1-2939
Christmas with The Vienna Choir Boys and Hermann Prey(RCA USA ・ ARL1−2939) 1978 年発売)
Hermann Prey/ The Vienna Boys Choir/Chorus Viennensis/ Vienna Chamber Orchestra/ Hans Gillesberger (Conductor)/Produced by SeonMusikfilmGmbH

Side A:
1. Tochter Zion, freue dich    
2. Es kommt ein Schiff geladen bis an hochsten Bord
3. Es ist ein Ros' entsprungen    
4. Frau Nachtigall, wach auf    
5. Joseph, lieber Joseph mein    
6. Lied der Hinten    
7. Auf dem Berrge, da wehet der Wind    
8. O Tannenbaum, du tragst ein grunen Zweig

Side B:
1. Vom Himmel hoch, da komm ich her    
2. In dulci jubilo    
3. O Heiland, reiss die Himmel auf    
4. Die Konige    
5. Ich steh' an deiner Krippen heir    
6. Ich Brach drei durre Reiselein    
7. Lobt Gott, ihr Christen allzugleich    
8. Stille Nacht, heilige Nacht 
RCA  
 ARL1-2754
 
POLYSTAR  
412 786-1  
 
PICCADILLY  
PIC-3489  
 
PICCADILLY    
PIC 3373 
 
PHILIPS 

 
 "FRANZ SCHUBERT/MESSE ES-DUR" (PHILIPS/6833066)

WIENER SANGERKNABEN・ZWEI SANGERKNABEN,Sopran und Alt・WALDEMAR KMENTT,1 Tenor・KURT EQUILZ,2 Tenor・WALTER BERRY,Bass・CHORUS VIENNENSIS・WIENER DOM-ORCHESTER・Dirigent FERDINAND GROSSMANN

MESSE NR.6 ES-DUR D.950 fur Soli, Chor und Orchester

大切に聴いてきた、正真正銘のお宝である。ベスト1CDにも、迷いなくこのLPを選んだ。余りにも好きな曲だったので、少年合唱以外のものも含めていろいろ聴いてみたが、ここまで私を捕らえたのはこの時代のこの組合せだからだった。パート毎の掛け合いが多いので、アルト・ソプラノのコーラスも存分に聴けるが、豊穣極まりない歌声をこうして留めている事を、心から感謝したい。コーラスのレベルもズバ抜けているが、ソリストも頭声発声はかくありきというお手本のようだ。テノール・バスのソリストともかなり力強く押してくるが、その男声群と対等に最後まで歌い切っている。ウィーン少年合唱団はここ40年の間に3回、6番のミサ曲を録音しているが、このレコードは最も情感豊かで人間味が溢れている。ミサ曲にこの表現は似つかわしくないのだろうが、渾身をこめて歌っている少年(+男性)からは、舞い立つ天使のイメージは想像できない。ミサ曲の形式も知らなかった頃から、本当に多くのものを聴いてきたが、私の少年合唱への想いは結局この曲に戻ってきてしまう。私のバイブルとも言える1枚だ。 (by Nao)2001/10/21 up
 PHILIPS     MOZART/GEISTLICHE MUSIK (PHILIPS/6780001)

Seite 1
1.Messe C-dur KV 317 "Kronungsmesse"

Seite 2
2.Missa brevis C-dur KV 220 "Spatzenmesse"
Zwei Wiener Sangerknaben(sopran und Alt), Robert Behan(Tenor), Walter Raninger(Bass), Wiener Sangerknaben, Wiener Domorchester, Leitung:Ferdinand Grossmann P.1963

Seite 3
1.Missa brevis C-dur KV 259 "Orgelsolo-Messe"
2.Misericordias Domini KV 222
3.Alma Dei Creatoris KV 277

Seite 4
4.Veni, Sancte Spiritus KV 47
5.Inter natos mulierum KV 72
6.Regina coeli KV 276
7.Sancta Maria, mater Dei KV 273
8.Venite populi KV 260
9.Ave, verum corpus KV 618
Zwei Wiener Sangerknaben(sopran und Alt), Rudolf Resch(Tenor), Alois Buchbauer(Bass), Wiener Sangerknaben, Wiener Domorchester, Josef Boehm(Orgel), Leitung:Ferdinand Grossmann P.1966

同じ内容のものを日本盤で聴いてきたので、この2枚組はほとんど針を落としていない。ジャケットは1975年来日メンバーが写っているが、プレスは1963年と1966年との表記がある。
"戴冠ミサ"は、私が最初に「グロスマンってすごい!」と意識した録音で、数あるこの曲の中でも最もお気に入りの名演だ。モーツァルトだってこれを聴いたら、こんな風に演奏してくれた事を喜ぶに違いない。私もタイム・トラベルして、演奏現場に潜り込んでみたい。オケはかなり音量たっぷりに演奏しているが、コーラスがそれに匹敵するボリュームで響いてくる。1960年代のソリストを代表するような、たおやかで艶をおびたB-Sが、この上なく美しい。B-Sのソロ・パートが多いだけに、ブレスも長くて安定感のあるソリストのソロは、完成度の高さの大きなポイントになっている。が、惜しいかな、ラストの"アニュス・デイ" の "ドナ ノビス パーチェム"でわずかに声がうわずってしまう。ここまで完璧だったのにと残念で仕方ないのだが、これを残しちゃったんだよねぇ。が、同時にここから先をスロー・テンポに切り替えるグロスマンの独特の解釈は、この曲を格段に印象付けている。これに比べると"雀のミサ"は、ちょっと軽快な小品になるが、なんたって演奏者が良いので、聴いているだけで至福もの。"ミゼレレ ノビス"のメロディが美しく、"雀"と言われる所以のバイオリンの音色が愛らしい。(ウィーン少年合唱団の歌声はもっと愛らしく、いとおしいけど。)
3・4面は録音年やソリストが異なってくる。モーツァルトらしい、聴いているだけで幸せ一杯の小作品集で、合唱がメイン。混声合唱なので、日本では聴くチャンスがないが、KV 47は1994年来日組が歌っていた。こちらも、まろやかな、古きよき時代のウィーン少年合唱団の歌声が堪能できる。
改めてこの保存盤を聴きながら、1960年代の音がレコードで残っていた事に感謝してしまった。合唱・オケともに、柔らかく迫力がある状態をそのままに保存できたのはレコードだったからこそ。手軽に聴けるCDも普段用には便利だが、現存するウィーン少年合唱団のレコードは、愛聴盤として大切に針を落としたい。(by Nao) 2002/06/16 up 
PHILIPS


LP

P.1964  
 
6598 544
0096
AA 6598 544.2 Y

独盤


"DEUTSCHE MESSEN" (PHILIPS 6598 544) WINER SANGERKNABEN,Seite1-1,2-1:CHORUS VIENNENSIS,JOSEF BOEHM;Orgel,Leitung;HERMANN FURTHMOSER,Seite1-2,2-2:HELMUTH FROSCHAUER;Klavier,Leitung;FERDINAND GROSSMANN

Seite 1
1.DEUTSCHES HOCHAMT(MICHAEL HAYDN)      
2.DER 13.PSALM OP.27(JOHANNES BRAHMS)

Seite 2
1.GESANGE ZUR FEIER DES HEILIGEN POFERS DER MESSE D.872(DEUTSCHE MESSE)(FRANZ SCHUBERT)      
2.DER 23.PSALM OP.POSTH.132 D.706(FRANZ SCHUBERT)

レコード盤の中心のラベルから思いがけず情報を得る事がある。このLPジャケットは'75来日組の写真で、録音年の記載はなかったが、レコード盤の赤いラベルにはP.1964の数字が印刷されている。グロスマンにフルトモーザーとくりゃ、この時代に相違ない。
ドイツ語で歌われるミサ曲に派手さはないが、コーラスの質の高さだけで十二分に楽しめる。総じて昔の録音ものはテンポがゆったりしているが、それを退屈と感じた事はない。豊かな表現は、今の「少年合唱団」とは別の集団が存在していたのではないかと思える程で、改めて聴くドイツミサ曲に胸を熱くしている。ブラームスの詩篇は緩急のある美しい作品で、私は一時期この曲をダビングしてはいろんな人に布教していた。(もちろん合唱ファンにデス。)ピアノとのバランスも素晴らしく、ブラームスらしい美しいメロディーから徐々に盛り上がってエンディングへと流れ込んで行く。シューベルトの詩篇はいろんな合唱団が歌っているが、やはりウィーン少年合唱団によるものが最高。このレコードに収録されている曲で、これ以上完成度の高い録音ものに巡り会う事はないのではないかと思っている。(by Nao) 2001/05/06 up  
 PHILIPS
6257 097
蘭盤
 
 
 PHILIPS
426 860-1
蘭盤
 
 
 PHILIPS
420 163-1
蘭盤
 
モーツァルト:歌劇「バスティアンとバスティエンヌ」/ウィーン少年合唱団(PHCP-1413) 1986年2月録音。
conducted by : UVE CHRISTIAN HARRER


1. Bastien und Bastienne, K.50 
Bastienne (B-S) Dominik Orieschnig Bastien (B-S) Georg Nigl Colas (B-S) David Busch

2つのマンドリン伴奏による歌曲
2.Die Zufriedenheit, K.349 (B-S) Dominik Orieschnig
3. Komm, liebe Zither,komm, K.351 (B-S) Dominik Orieschnig

企画として興味深い。ジャケットのゲオ(=ゲオルク・ニグル君。83年来日当時そんなふうにファンは呼んでいた)君の名前と写真を見て、彼はついに(記録に)残ったと感じたことを覚えている。さて、別冊少女コミック昭和51年10月号掲載の竹宮恵子氏作「アンドレア」という作品にこんな説明がある。「オペレッタ(喜歌劇)バスティアンとバスティエンヌは全幕を通して登場人物はわずか三人。ゆえに実力のある者にしかこの役は与えられない」と。確かに50分間、台詞を言い、歌った3人は、なかなか、ではある。主役はドミニク・オリーシュニヒ君。オペレッタの他に、彼のソロが2曲入っているが、伴奏がマンドリンなのも珍しい。(by Hetsuji) 1999 up  
 PHILIPS
92 314
AA 92 314.1 Y
独盤
 
"DIE WIENER SANGERKNABEN" (PHILIPS/H71CU251)

VOLKSLIEDER(Seite 1)
1.WAHRE FREUNDSCHAFT       
2.DAS WANDERN IST DES MULLERS LUST       
3.ES WAR EIN KNAB' GEZOGEN       
4.HEIDENROSLEIN       
5.ABA HEIDSCHI BUN-BEIDSCHI       
6.WEISST DU, WIEVIEL STERNLEIN STEHEN       
7.DER MOND IST AUFGEGANGEN
WALZER VON JOHANN STRAUSS(Seite 2)
1.KAISERWALZER       
2.WIENER BLUT       
3.ROSEN AUS DEM SUDEN
WELTLICHE LIEDER(Seite 3)
1.STANDCHEN(Schubert)       
2.DIE FORELLE(Schubert)       
3.FELDEINSAMKEIT(Brahms)       
4.SEHNSUCHUT NACH DEM FRUHLING(Mozart)       5.WOHIN?(Schubert)       
6.DIE NACHT(Schubert)
GEISTLICHE GESANGE(Seite 4)
1.GLORIA aus der Missa C-dur KV317(Mozart)       
2.LAUDATE DOMINUM aus "Vesperae solennes de confessore" KV339(Mozart)       
3.DER 23. PSALM D.706(Schubert)       
4.AVE VERM CORPUS KV618(Mozart)       
5.SCHLUSSGESANG aus der "Deutschen Messe" F-dur D.872(Schubert)

内容的に新しいものはないが、組合せとしては最も好きなレコードだ。(ウィーン少年合唱団のLP紹介時にはこのセリフばかり・・・) 民謡、ワルツ、ドイツリート(非宗教曲)、宗教曲がそれぞれの面に収まっている。ジャケットの中は5頁に渡ってカラー写真が満載で、指揮者・ピアニストの記載も完璧、歌詞も全て載っている。このLPくらい聴いてて幸せなものはないという程、お気に入りだ。中でもこのLPで初めて聴いた事になる曲への思い入れは深い。その4曲、"ES WAR EIN KNAB' GEZOGEN" "STANDCHEN" "FELDEINSAMKEIT" "LAUDATE DOMINUM" はたまたまソリストものだが、「少年合唱」の真髄これにありと人に薦められるハイレベル揃い。"LAUDATE DOMINUM" のソロはフェルディナント・ヤンコヴィッシュで、同時期に「アレルヤ」も録音している。私が少年合唱を聴き始めた頃は既に実力低下が嘆かれていたが、ここには好きでたまらない合唱団の本質がこめらている。(by Nao) 2001/07/29 up  
 PHILIPS
55 204
墺盤
 
 
 PHILIPS
61522
独盤
 
Wiener Sangerknaben Wander-und Abendlieder (PHILIPS CLUB-SONDERAUFLAGE 61 522)
Leitung:Ferdinand Grossmann

Seite 1:
1.Wem Gott will rechfe Gunst erweisen
2.Wohlauf, ihr Wandersleut
3.Auf der Luneburger Heide
4.Der Schnee zerrinnt
5.Auf der Landstrasse
6.Es, es es und es
7.Mussi denn zum Stadtele hinaus
8.Das Wandern ist des Mullers Lust
9.Steh nur auf, du Handwerksgesell
10.Lasst uns jauchzen
11.Horch, was kommt von draussen 'rein
12.Nach Suden nun sich lenken
13.Singsang und klingklang Alt solo
14.Nun Ade, du mein lieb Heimatland Alt solo+

Seite 2:
1.Wiegenlied
2.Der Wachter mit dem Silberhorn
3.Bona nox
4.Wanderers Nachtlied Soprano solo+
5.Schlaf', Kindlein, schlaf'
6.An den Mond
7.Aba heidschi
8.Kinder geht zur Ruh'Soprano solo+, Mezzo-soprano solo+
9.Weisst du wieviel Sterne stehen Mezzo-soprano solo+, Alt solo+, Soprano solo+
10.O wie wohl ist mir am Abend
11.Abendlied
12.Verstohlen geht der Mond auf Alt solo+

(ドイツ盤)  
 PHILIPS
stereo 74861
独盤
 
Die Wiener Sangerknaben singen Volkslieder (PHILIPS/74861)
Die Wiener Sangerknaben, Volksweisen/Arr. F. Grossmann, 5.67 Printed in germany

Seite 1
1. Der Schutze
2. Die steiriche Roas
3. Der Alt-Ausseer Postillon
4. Schon ist die Jugend
5. Wahre Freundschsft
6. Zillertal
7. Der Waldbua
8. Steirerbua
9. Wachauer Schifferlied
10. Augustin
11. Zimmermannslied

Seite 2
1. Der helle Tag bricht an
2. Hallstatter Jodler
3. Altes bergmannslied
4. Der Mahder
5. Sehnsucht nach dem Fruhring
6. Kommt, ihr G'spielen
7. Wia lusti is im Winta
8. Abschied
9. Heidlbumbeidl
10. Du, dalkata Jagersbua
11. Was ist das Gluck

日本で発売されたフリップスの「ウィーン少年合唱団/ ドイツ民謡を歌う」の第1集・第2集がほとんど網羅されている。巧みなアレンジと、伸びやかで柔軟性に富んだコーラスが相俟って、惚れ惚れするアーティスティックな一級品に仕上がっている。アカペラなので細部に至る歌声がしっかり聞こえ、時折流れてくるソロもゾクゾクもの。ソプラノパートが艶やかに響いて来る傍ら、アルトパートもしっかりしていて、そのバランスの良さは際立っている。素朴な民謡が格段の深みを帯び、子供の合唱と侮れない完成度。「これぞ私の好きなWSK」と、鼻高々で聞かせたくなる。こんなコーラスをバックに鼻歌を歌うと、まるで私まで上手く歌えているような錯覚に陥ってしまうのよ〜。  (by Nao) 2006/10/20(Friday)up  
 PHILIPS
STEREO 6464 512
7240 661
墺盤
 
Die schonsten Lieder mit den Wiener Sangerknaben (PHILIPS STEREO 5454512)
Dir.Ferdinand Grossmann

Seite 1:
1.Wem Gott will rechfe Gunst erweisen
2.Aba heidschi bumbeidschi
3.Auf der Luneburger Heide
4.Schlaf', Kindlein, schlaf'
5.Wohlauf, ihr Wandersleut
6.Bona nox
7.Es, es es und es
8.GUTER MOND, DU GEHST SO STILLE(An den Mond)
9.Mussi denn zum Stadtele hinaus

Seite 2:
10.Das Wandern ist des Mullers Lust
11.Weisst du wieviel Sterne stehen
12.SANDMANNLEIN()
13.Horch, was kommt von draussen 'rein
14.O wie wohl ist mir am Abend
15.Singsang und klingklang Alt solo
16.Abendlied
17.Nun Ade, du mein lieb Heimatland Alt solo+

たぶんこの盤は、Wiener Sangerknaben Wander-und Abendlieder (PHILIPS CLUB-SONDERAUFLAGE E 55 301) と同音源です。なぜ「たぶん」などというかと言うと、この盤、ちょっぴりレコードが薄くなって、音がシャープに、そしてとてもクリアになりました。CD世代に近い音、かもしれません。元気さが鳴りを潜め、優美さが目立ちます。ソプラノが決してファルセットに逃げない。音が揃い、切れが良く、どこまでも涼しい音。共演の楽器がプロの演奏者であるのと同じく、プロの「少年合唱」を聴かせる合唱団。この頃の歌声からは、ウィーン少年合唱団員であることイコールプロの演奏者であることの誇りと実力が伝わって来るようです。E 55 301から外れた曲は、1曲を除いて次のとおりです。 (by Hetsuji) 2008/11/23 up

Seite 1:
4.Der Schnee zerrinnt
5.Auf der Landstrasse
9.Steh nur auf, du Handwerksgesell
10.Lasst uns jauchzen
12.Nach Suden nun sich lenken

Seite 2:
1.Wiegenlied
2.Der Wachter mit dem Silberhorn
4.Wanderers Nachtlied
8.Kinder geht zur Ruh'
12.Verstohlen geht der Mond auf  
 PHILIPS
STEREO 6851 078

 
 
 PHILIPS
STEREO 6570 079
蘭盤
 
 
 PHILIPS
STEREO 6436 002
蘭盤 
 
 PHILIPS
STEREO 835 399 LY
L 02529 L
 
 
PHILIPS
 
   DIE WIENER SANGERKNABEN SINGEN GEISTLICHE CHORMUSIK (PHILIPS/835 398LY)
WIENER SANGERKNABEN,
Leitung:
HERMANN FURTHMOSER (1,3,4-10) und
FERDINAND GROSSMANN (2,12 und 13), EIN SANGERKNABE, Sopran (1 und 11),
HELMUTH FROSCHAUER, Klavier (11 und 13), CHORUS VIENNENSIS (2),
JOSEPH BOEHM (1 und 2) und
ALOIS FORER (3), Orgel, WIENER DOMORCHESTER (1), mitglieder des Wiener Domorchesters (Violoncello und Kontrabass) (2)

Seite 1
1. EXSULTATE, JUBILATE, KV 165 (MOZART)
2. LACRIMOSA (EBERLIN)
3. MISSA BREVIS D-DUR OP.63 (BRITTEN)

Seite 2
4. PUERI CONCINITE (HANDL)
5. IN NOMINE JESU (HANDL)
6. O SACRUM CONVIVIUM (HANDL)
7. PUERI HEBRAEORUM (DA PALESTRINA)
8. O VOS OMNES (DA PALESTRINA)
9. HODIE CHRISTUS NATUS EST (DA PALESTRINA)
10. O BONE JESU (DA PALESTRINA)
11. LITANEI AUF DAS FEST ALLERSEELEN (SCHUBERT)
12. REGINA COELI OP.37,3 (BRAHMS)
13. AVE MARIA OP.12 (BRAHMS)

独語・仏語の表記があり、背表紙が8mmとしっかりした作り。大事に作られた感のある外見に違わず、中味も充実度が高い。ブリテンの「ミサ・ブレヴィス」は金属的な歌い方に慣らされていたけど、この柔らかさはちょっと真似が出来ないほど。高音部も抜群の柔軟さをもって歌い切る手法に惚れ惚れする。2面の収録曲も今日の公演ではお目見えしなくなってしまったけど、こういう曲で心を捕われ状態にしてもらうのが最も望むところなんだ。心配りの行き届いた曲のほとんどはフルトモーザーによるもので、洗練されたグロスマンに対して、素材の良さを活かした一味違う演奏。奥深くてたおやかで、古き良き時代の押しも押されもせぬWSKが凝縮されている。          (by Nao) 2007/01/12(Friday)up 
 PHILIPS
STEREO 837 094 GY
 独盤
Die Wiener Sangerknaben singen Johann Strauss( Philips 837 094 GY ) Wr. Sangerknaben, Ltg. Ferdinand Grossmann Wr. Konzertorchester, Ltg. Gerhard Lang, Hermann Furthmoser und Helmuth Froschauer

Seite1
1. Kaiserwalzer
2. Kunstlerleben
3. Tusendundeine Nacht

Seite2
1. Wiener Blut
2. Rosen aus den Suden
3. Morgenblatter 
 PHILIPS
837 084 GY
 独盤
 
 Kinderlieder mit den Wiener Sangerknaben (PHILIPS SM 837 084 GY)  Ltg.Helmut Froschauer

SIDE 1:
1. Fuchs, du hast die Gans gestohlen
2.Schlaf, Kindlein, schlaf
3.Ein Mannlein steht im Walde
4.Hoppa, hoppa Reiter
5.Weiht du, wieviel Sternlein stehen
6.Es regnet, die Erde wird nah
7.Trara, die Post ist da
8.Kommt ein Vogel geflogen
9.Alle Voglein sind schon da
10.Als unser Mops ein Mopschen war

SIDE 2
:
1. Del Kuckuck und der Esel
2.Hanschen klein
3.Haslein in der Grube
4.Guter Mond, du gehst so stille
5.Liebe Schwester, fanz mit mir
6.Wer hat die schonsten Schatchen
7.Mit dem Pfeil, dem Bogen
8.Kuckuck, Kuckuck, ruft's aus dem Wald
9.A,a,a, der Winter der ist da
10.Es klappert die Muhle am rauschenden Bach

Kinderlieder mit den Wiener Sangerknaben (PHILIPS SM 837 084 GY)
可愛い声で可愛い歌を歌っている。頭のてっぺんに響かせる天使の歌声系には遠いが、そんなのよりもずっと元気な歌声が聞こえてきて、Trara, die Post ist da...(映画「青きドナウ」でトニー少年がポストマンになっていましたね)と歌いたくなる。子供向けの歌と侮るなかれ。合唱もソリストたちもなかなかです。(by Hetsuji) 2000/05/07 up 
 PHILIPS
STEREO 835 396 AY
 蘭盤
 
 
 PHILIPS
835 271 AY
 (mono A 02396 L)
 
 PHILIPS
STEREO 835 187 AY
 蘭盤
 
 
 PHILIPS
802 842 AY
 
 
 PHILIPS
SFGLP 78135
独盤
 
 
PHILIPS 

1965.7

PSK.3238
 
 
 PHILIPS
STEREO PHS 900-157
 米盤
 
 
 PHILIPS  
STEREO PHS 900-134
 米盤
HAYDN (1732-1802) Missa in honorem Sti. Nicolai (Mass No.4 in G major) Missa brevis Sti. Joannis de Deo (Mass No.5 in B flat major) (PHILIPS PHS 900-134)

Side 1: Mass No.4
1.Kyrie   
2.Gloria   
3.Credo  
4.Sanctus   
5.Benedictus   
6.Agnus Dei

Side 2: Mass No.5
1.Kyrie   
2.Gloria   
3.Credo  
4.Sanctus   
5.Benedictus   
6.Agnus Dei

VIENNA CHOIR BOYS; CHORUS VIENNENSIS; VIENNA DOM ORCHESTRAという相性の良い理想的な組み合わせで、とても洗練された演奏になった。この頃、団の方針で、卓越した少年ソリストたちの名前は記述されていない。まるでオペラのアリアの如く伸びやかに表現力豊かに、ウィーン少年合唱団員ならではの「音」で素晴らしく歌っているのに。(by Hetsuji) 2000/04/16 up   
 PHILIPS
STEREO PHS 900-081
 米盤
 
Schubert(1797-1828) Mass in E Flat, D.950 Vienna Choir Boys (PHILIPS PHS900-081)指揮:Ferdinand Grossman

SIDE A
1.Kyrie   
2.Gloria   
3.Credo  

SIDE B
1.Credo(conclusion)   
2.Sanctus   
3.Benedictus   
4.Agnus Dei

CHORUS VIENNENSIS; VIENNA DOM ORCHESTRA、少年時代に在団していた3人のソリストWaldemar Kmentt,Kurt Equiluzのテノール、Walter Berryのバスを迎えての録音。指揮はFerdinand Grossman氏。彼の創り出す音はレンガのようにがっしりしていてドイツ系の合唱団にも通じるようにも思う。この録音でグロスマン氏は大人のように安定している少年たちの声から意図的にウィーン少年合唱団的な頭声の華やかな部分の音をそぎ落としたようにも思える。それは比較的長いソロを歌った少年の声のタイプでも感じられた。ただしこの時代の少年たちに華がなかったのではないことは4.Agnus Deiの最後の部分のソリストの声で聞き取れる。ここには華やかで軽やかな本家天使の歌声系のソプラノがいたから。(by Hetsuji) 2000/04/16 up 
 PHILIPS  
STEREO PHS 900-024
 米盤
THE VIENNA CHOIR BOYS SING FAVORITE STRAUSS WALTZES AND POLKAS(PHILIPS PHS 900-024) 1964年発売かもしれない
FERDINAND GROSSMAN,DIRECTOR/Helmuth Froschauer, Hermann Furthmoser, and Gerhard Lang, associates

SIDE 1:
1.KAISERWALZER    
2.ROSEN AUS DEM SUEDEN    
3.MORGEN BLAETTER    
4.TRITSCH-TRATSCH POLKA

SIDE 2:
5.KUENSTLERLEBEN    
6.WIENER BLUT    
7.TAUSEND UND EINE NACHT    
8.LEICHTES BLUT

  アルバムカバーの左下に小さく、(C)WAYNE PRINTING CORP. 1964 の文字がある。特定は出来ないが、音的には、「1964年」も「1980年」とともに、ファンには嬉しいチェックの年、かもしれない。
  聴いている私のイメージに、芸術の女神ミューズがヒラヒラと飛んだ録音と同じ音源だと思うが、同じ音源でありながら、女神が現れたり現れなかったりする理由は、微妙な聞こえ具合に因るんだろう。今回の音は、より立体的で個々の声も聞こえるような気がしたが、その分、歌声は他の同じ録音よりも、荒々しい或いはたくましい印象を受けた。(by Hetsuji) 2000/12/3 up  
PHILIPS   
STEREO PHS 900-011
 米盤
"THE VIENNA CHOIR BOYS SING MADRIGALS OF ITALY,GERMANY,ENGLAND,FRANCE" (PHILIPS 900-011)Recorded in the Mozartsaal of the Vienna Konzerthaus/sing twelve Madrigals from Germany,Italy,England,and France and eight German folksongs
HERMANN FURTHMOSER conductor, FERDINAND GROSSMANN musical supervisor

SIDE 1
1.KOMMT HER, STUDENTEN FREI(Widmann)      
2.WER LUST UND LIEB ZUR MUSIK HAT(Widmann)      
3.WOHLAUF, SOLDATENBLUT(Widmann)      
4.MEIN GEDANKEN(Gastoldi)      
5.AN HELLEN TAGEN(Gastoldi)      
6.AN EINEM GUTEN ORTE(Gastoldi)      
7.O BLEME SO ZART(Frescobaldi)      
8.REIN UND KUHL(Frescobaldi)      
9.WARUM NICHT LUSTIG?(Morley)     
10.DER LENZ ALL AST BEKLEIDEN TUT(Morley)

SIDE 2
1.DIE SCHONE SCHWALBE(Jeune)      
2.NIEMALS WAR ICH SO VOLL FREUDE(Certon)      
3.ABSCHIED VON DEN BERGEN      
4.WAHRE FREUNDSCHAFT
5.HOAMATG'SANG      
6.SCHWEFELHOLZLE      
7.ROSENSTOCK      
8.S'BIBIHENDI
9.STEIRISCHER GLOCKENJODLER      
10.WANN DER GUGU SCHREIT

日本で発売された“12のマドリガルと8つのドイツ民謡”の米盤。が、邦盤のタイトルは「12のマドリガル」とうたいながらも、11曲しか収録されておらず、その疑問を解決してくれたのがこのLPだった。1面の1番が邦盤からはカットされていたわけだが、それで「12の・・・」と記載するあたり、かなりいいかげんなもの。でも、やっと聴けた幻の1曲という想いを加味せずとも、この“KOMMT HER, STUDENTEN FREI”はよく声が響いて、高音を伸ばして終わる部分の迫力なんぞはため息が出る。古き良き時代の愛すべきウィーン少年合唱団が凝縮されている。“WOHLAUF, SOLDATENBLUT”は'60年代の公演プログラムにも入っていたノリのいい曲。こういう小品をコンサートに盛り込むと洒落ているのだけど、今の公演の雰囲気にはどうだろう。でも、アンコールで“ABSCHIED VON DEN BERGEN”“HOAMATG'SANG”等のしんみりした民謡は歌って欲しい。きっと、涙腺緩むだろうな・・・と、過去と現在を行き来しつつ、堪能した。(by NAO) 2001/04/22 up  
 PHILIPS

  STEREO PHS 900-002
 米盤
THE VIENNA CHOIR BOYS SING BY SCHUBERT AND BRAHMS(PHILIPS STEREO PHS 900-002)

THE Vienna Choir Boys SING Geiftliche Gefaenge und Liebeflieder SACRED MUSIC AND LOVE SONGS BY Schubert & Brahms (PHILIPS RECORDED ORIGINALLY IN VIENNA PHS 900-002/PHM 500-002) ORIGINAL CHORUSES AND SOLO SONGS FOR TREBLE VOICES

SIDE 1:
1.The Village    
2.Contradiction    
3.Psalm XXIII    
4.The Gondolier    
5.Litany for All Souls Day    
6.To Music    
7.The Hedge Rose    
8.The Trout

SIDE 2:
1.Queen of Heaven, Opus 37, No.3    
2.Ave Maria, Opus 12    
3.Psalm XIII, Opus 27    
4.Like the sunset of the evening    
5.The little bird flies here and there    
6.Do not stray, my sweet    
7.Guard your son    
8.I have pinned on some roses   
9.No, beloved, do not sit too close   
10.Hurrah!, Opus 6, No.4   
11.Nightingale   
12.Solitude in the Meadow, Opus 86, No.2

  曲の順番は入れ替えているが、大まかには「ウィーン少年合唱団 シューベルト、ブラームスを歌う」(ウィーン少年合唱団来日記念発売) (PHILIPS SFL-7514)と同じなので、出典は同一の可能性がある。7514の方でアルトにスーパーソリストと書いたがもしかしたらソプラノかもしれない。歌い方に癖があって、Sancta Maria の a が鼻に抜ける。最近はあまり聴かない曲だが、ソリストが活躍している。中では特に1.Queen of Heaven, Opus 37, No.3に感心した。(by Hetsuji) 2001/01/07 up  
 PHILIPS

  MONO PHM 500-081
 米盤
Schubert(1797-1828) Mass in E Flat, D.950 Vienna Choir Boys (PHILIPS PHS900-081)指揮:Ferdinand Grossman

SIDE A
1.Kyrie   
2.Gloria   
3.Credo  

SIDE B
1.Credo(conclusion)   
2.Sanctus   
3.Benedictus   
4.Agnus Dei

CHORUS VIENNENSIS; VIENNA DOM ORCHESTRA、少年時代に在団していた3人のソリストWaldemar Kmentt,Kurt Equiluzのテノール、Walter Berryのバスを迎えての録音。指揮はFerdinand Grossman氏。彼の創り出す音はレンガのようにがっしりしていてドイツ系の合唱団にも通じるようにも思う。この録音でグロスマン氏は大人のように安定している少年たちの声から意図的にウィーン少年合唱団的な頭声の華やかな部分の音をそぎ落としたようにも思える。それは比較的長いソロを歌った少年の声のタイプでも感じられた。ただしこの時代の少年たちに華がなかったのではないことは4.Agnus Deiの最後の部分のソリストの声で聞き取れる。ここには華やかで軽やかな本家天使の歌声系のソプラノがいたから。(by Hetsuji) 2000/04/16 up  
 PHILIPS
MONO PHM 500-057
 米盤
 
 
PHILIPS


LP

1963/8  


 P 08 496 L
 "Standchen mit den Wiener Sangerknaben"(PHILIPS/P08496L)Die Wiener Sangerknaben mit Instrumentalsolisten, Am Klavier:Robert Kuhbacher, Gerhard Lang, Helmut Froschauer, Leitung:Ferdinand Grossmann und Robert Kuhbacher, 8/63

Seite 1
1.Walzer op.39(Fruhling, Sommer, Herbst und Winter)(Brahms)  
2.Abendgang im Lenz(Reger)      
3.Um Mitternacht(Bruckner)      
4.Elfenchor, aus "Ein Sommernachtstraum"(Mendelssohn)     
5.Das Echo(di Lasso)

Seite 2
1.Deutsche Tanze(Schubert)      
2.Der Gondelfahrer(Schubert)      
3.Zigeunerleben(Schumann)      
4.Kinderwacht(Schumann)      
5.Bona nox(Mozart)

グロスマン氏とキューバッハー氏の指揮によるもの。1963年発売となっているが、1面1番&2面1・2・3・5番はグロスマン氏のこの時期の録音、後はキューバッハー氏指揮のタイトル・コール付きの以前の録音から持って来たと思われる。グロスマン氏指揮による、ブラームスのワルツ4曲とシューベルトのドイツダンスは、初めて聞く曲。今まで聴いていた「ブラームスのワルツ」は、実はこの作品の"Sommer"の後半だったようだ。ここではソプラノとアルトのソロで歌われている。ウィーン少年合唱団の音源は、sounds'Libraryであらかた紹介されていると思っているが、独盤のレコードからはヒョッコリこんなものが出てくる。おっとりした人の良さや華やぎを感じる、いかにも「ウィーン少年合唱団」という録音。未知の歌声に酔い浸るひと時に、この合唱団と巡り合えた幸運をしみじみと感じている。(by Nao) 2002/10/20 up 
 PHILIPS
GRAVURE UNIVERSELLE
6526 016
仏盤

 
 
 PHILIPS
GL 5787
G 03 206 L
 英盤
 
 PHILIPS  
G 03 105bL
 
 PHILIPS
MONO: FF10
豪盤
 
 
 PHILIPS

 DISQUE DU MOIS
642.103 DXL
仏盤
JOSEPH HAYDN/MESSE"SAINT-NICOLAS" MICHAEL HAYDN/GRAND-MESSE ALLEMANDE (PHILIPS DISQUE DU MOIS 642.103 DXL)
DIRECTION:HERMANN FURTHMOSER
RUDOLF RESCH, TENOR-ALOIS BUCHBAUER,BASSE-JOSEPH BOEHM,ORGUE

Face 1:Joseph HAYDN MESSE "SAINT-NICOLAS"
1.Kyrie
2.Gloria
3.Credo
4.Sanctus
5.Benedictus
6.Agnus Dei

RUDOLF RESCH, tenor
ALOIS BUCHBAUER,basse
JOSEPH BOEHM,orgue

Face 2:Michael HAYDN GRAND-MESSE ALLEMANDE
JOSEPH BOEHM,orgue

LES PETITS CHANTEURS DE VIENNE
CHOEURS et ORCHESTRE DE LA CATHEDRALE DE VIENNE 
 PHILIPS
Club-Sondersuflage E 55 301
墺盤
 
Wiener Sangerknaben Wander-und Abendlieder (PHILIPS CLUB-SONDERAUFLAGE E 55 301)
Leitung:Ferdinand Grossmann

Seite 1:
1.Wem Gott will rechfe Gunst erweisen
2.Wohlauf, ihr Wandersleut
3.Auf der Luneburger Heide
4.Der Schnee zerrinnt
5.Auf der Landstrasse
6.Es, es es und es (それとそれ)
7.Mussi denn zum Stadtele hinaus
8.Das Wandern ist des Mullers Lust
9.Steh nur auf, du Handwerksgesell
10.Lasst uns jauchzen
11.Horch, was kommt von draussen 'rein
12.Nach Suden nun sich lenken
13.Singsang und klingklang Alt solo
14.Nun Ade, du mein lieb Heimatland Alt solo+

Seite 2:
1.Wiegenlied
2.Der Wachter mit dem Silberhorn
3.Bona nox
4.Wanderers Nachtlied Soprano solo+
5.Schlaf', Kindlein, schlaf'
6.An den Mond
7.Aba heidschi
8.Kinder geht zur Ruh'Soprano solo+, Mezzo-soprano solo+
9.Weisst du wieviel Sterne stehen Mezzo-soprano solo+, Alt solo+, Soprano solo+
10.O wie wohl ist mir am Abend
11.Abendlied
12.Verstohlen geht der Mond auf Alt solo+

 胸に紋章がありません。
 1962年?と思ったのは、最初の曲Wem Gott will rechfe Gunst erweisenが、映画「青きドナウ」で聴いた合唱と音が似ていると思ったからです。その前後じゃないのかなあ? 何度か聴いているうちに自信は失せましたが。曲そのものの雰囲気にもよるのでしょうが、合唱そのものの雰囲気まで違ってしまっているんですよね。(WiegenliedやDer Wachter mit dem Silberhornは、Wem Gott will rechfe Gunst erweisenと比較すると借りてきた猫状態ですし。)
 「艶」の時代でもなく、「繊細」の時代でもなく、ウィーン少年合唱団にしては、合唱に、珍しくも、天使ではなくて人間の男の子っぽさを感じさせた時代の合唱がこの盤には収録されています。そこが私の中で「青きドナウ」と重なってしまいます。音質も、どこか厚み(曖昧さ)があり、そこも私の記憶に残っている映画の中のウィーン少年合唱団の合唱と重なるんですよね。
 さてこの盤、単にそういう編集に過ぎないのか、曲と曲に切れ目がなく、数珠繋ぎですが、曲によって金管やハープ等シンプルな楽器との連携が、アクセントになっています。全体的には一体感があり飽きない作りにはなっていますが、ちょっと目を離してしまうと、昨今、どの少年CHOIRでも聴けないようなソロにハッとしても・・・情けないことに曲名すらわかりません。私は追求しようなんていう熱意と根性のあるファンでもありませんし。にしても、メゾソプラノかアルトなのか知りませんが、微妙に声の高さの違う素晴らしいソリストが3人は居るように感じます。当時の方針なのか、ソリスト名が記されていないのが残念ですが。Singsang und klingklangのアルト君は誰? Weisst du wieviel Sterne stehenのソプラノ君は誰? (ソリスト名が無い分、ウィーン少年合唱団ソリストの声ということで普遍的なんでしょうが、演奏した少年やご家族からすると勿体無いことです)
 もしもドナウ時代前後の録音だとしたら、アルバムカバーに紋章が無いので、写真は紋章以前(1961年以前なそうです)ということですか。
 2面の方は、元気な男の子がちょっぴり貴公子予備軍になってしまう。これはウィーン少年合唱団の看板音源でもありますから、後に、もっとシャープな時代のレコードや曲によってはCDにもリアルな音で収録されているとは思いますが、心持ちふわっと輪郭の微妙に甘いやさしい音で聴くことが出来るこの盤は、私にとってそれだけで価値のある1枚です。WSKが特別な存在であった頃の1枚でもあります。 (by Hetsuji) 2008/11/23 up 
 PHILIPS  
Club-Sondersuflage
Stereo 66 041
墺盤
 
PHILIPS

 LP

1956年録音か? 


 A 00375 L
MOZART(PHILIPS A 00375 L) 1956年録音か?(”PAUMGARTNER指揮によるK.194。MORALT指揮によるK.317 '56年MOZARTジュビリーエディション”)

A-SEITE:MISSA BREVIS D-DUR KV 194DIE CAMERATA ACADEMICA/DES SALZBURGER MOZARTEUMS
Leitung:BERNHARD PAUMGARTNER ; Annelore Cahnbley-Maedel(Sopran) ; Margarete Kissel(Alt) ; George Maran(Tenor) ; Walter Raninger(Bass) : Der Kammerchor des Mozarteums
Kyrie-Gloria-Credo-Sanctus-Benedictus-Agnus Dei

B-SEITE:KROENUNSMESSE C-DUR KV 317
Leitung:RUDOLF MORALT
Die Wiener Saengerknaben
Friedemann Wonesch (Knaben-Sopran) / Werner Krenn (Knaben-Alt) / Erich Majkut (Tenor) / Walter Berry (Bass)
Kyrie-Gloria-Credo-Sanctus-Benedictus-Agnus Dei

モーツァルト生誕200年記念時の録音らしいので、1956年のものと思われる。2面に、ウィーン少年合唱団による戴冠ミサが収録されている。レコードの盤質は悪くないので雑音はないが、音が遠い。ホールの後ろの方で聴いているような感じで、オケもコーラスも、余分に反響している。音量や雰囲気で本来の音を想像しながら聴いたが、曲全体としては魂のこもった良い出来だ。クレドの中盤のゆったりしたソロ・コーラスは、前後との緩急があって聴き所になっている。アニュス・ディは、歌詞の割り振りが普段聴いているものとはちょっと違っており、新鮮。気になるソリストは、ソプラノ・アルト共に安定しており上手だ。ソプラノはいく分線が細いが、真っ直ぐできれいな声を披露している。ソプラノが繊細な分、アルトが利いており、少年らしい魅力的な声で楽々と歌っている。このアルトのヴェルナー・クレンは、後にバスのソリストとしてウィーン少年合唱団と共演しているが、上手さの片鱗はこの時すでに感じ取る事が出来る。レコーディング風景のモノクロ写真には、団員達が半ズボンで写っており、可愛らしい。モーツァルト生誕250年の2006年まであとわずか。是非その年には、ウィーン少年合唱団による「戴冠ミサ」を再び記録に残してもらいたい。(by Nao) 2002/06/30 up

音がクリアなので別録音にも思えるがソリスト等の名前から見て、(PHILIPS FL-4523) や(PHILOPS G 05403 R)と同音源。(by Hetsuji) 2002/09/29 up

盤について:I-Collection
これはオーナー様のご家族がリアルタイムで聴かれた盤。盤はきれいです。気のせいか、合唱もソロも (PHILIPS FL-4523) や(PHILOPS G 05403 R)よりも 繊細に聞こえます。採録時の音の解音度が良いようです。(by Hetsuji) 2002/09/29 up 
 PHILIPS    MOZART"Missa Brevis" B-DUR KV275 "Credo-Messe" C-DUR KV257(PHILIPS A 00367 L)

A-SEITE:MISSA BREVIS B-DUR KV 194 MOZARTEUMS
Leitung:BERNHARD PAUMGARTNER ; Annelore Cahnbley-Maedel(Sopran) ; Margarete Kissel(Alt) ; George Maran(Tenor) ; Walter Raninger(Bass) : Der Kammerchor des Mozarteums
Kyrie-Gloria-Credo-Sanctus-Benedictus-Agnus Dei

B-SEITE:KROENUNSMESSE C-DUR KV 317
Leitung:RUDOLF MORALT
Die Wiener Saengerknaben
Friedemann Wonesch (Knaben-Sopran) / Werner Krenn (Knaben-Alt) / Erich Majkut (Tenor) / Walter Berry (Bass)
Kyrie-Gloria-Credo-Sanctus-Benedictus-Agnus Dei

音がクリアなので別録音にも思えるがソリスト等の名前から見て、(PHILIPS FL-4523) や(PHILOPS G 05403 R)と同音源。(by Hetsuji) 2002/09/29 up

盤について:I-Collection
これはオーナー様のご家族がリアルタイムで聴かれた盤。盤はきれいです。気のせいか、合唱もソロも (PHILIPS FL-4523) や(PHILOPS G 05403 R)よりも繊細に聞こえます。採録時の音の解音度が良いようです。(by Hetsuji) 2002/09/29 up

Missa Brevis B-dur KV 275Leitung:RUDOLF MORALTについて:
これは聴いたことがある演奏なのでCD化されているんだと思う。ということは、ウィーン少年合唱団の演奏イメージを代表するモーツァルト、ということで、団が押す標準演奏なのだろう。ソリストも女声に比較して遜色無いが、先ず、少年合唱団の合唱に少年らしさや気品があり、合唱そのものに魅力を感じる。Franz Tiller君は憂いのあるソプラノ・ソリスト。Werner Krenn君は、昔っぽい太い声のアルト・ソリスト。もちろん、今でも、ウィーン少年合唱団の合唱にもソロにもファンを惹きつける何かがあるとは思うが、声だけ出して、ただ歌っているのとは違って(声はきれいでもそれだけ・・・と昨今のCDで聴く演奏はそう感じる。)、この時代の録音には上手下手よりも先に「ハート」を感じてしまう。そう思い込んで聴いてしまうからかもしれないけれど。近年よりも数段、惹きつけられる演奏だと思う。とにかく1. Kyrieから5.Agnus Deiまで一気に聴かせる実力はさすが老舗の、特にも輝やいていた時代の演奏である。 (by Hetsuji) 2003/05/04 up
NONESUCH 
HD-73021 
 
MUSICAL HERITAGE SOCIETY    
913128A 
 
LONDON  
K18C-9161-3 
 
LONDON    
B 19077 
 
Karussell

1964  
 
2872 812 
 
 fontana  
6464 066
"Weihnachten mit den Wiener Sangerknaben" (fontana special/6464 006)

Seite 1
1.Frohliche Weihnacht /Die Wiener Sagerknaben      
2.Hirtenweise /Volksmusik-Quintett, Schuler-Foster      
3.Aba Heischi bumbeidschi /Die Wiener Sagerknaben      
4.Ultner Hirtenpolka /Volksmusik-Quintett, Schuler-Foster   
5.Liebes Christkindl /Die Wiener Sangerknaben mit Leo Heppe 6.Weihnachtslieder-Potpourri /Die Turmblaser von St.Stephan

Seite 2
1.Stille Nacht, heilige Nacht /Die Wiener Sagerknaben     
2.Es wird scho glei dumpa /Die Wiener Sangerknaben     
3.Allegro /Die Engel-Familie      
4.Traume unterm Christbaum /Die Wiener Sangerknaben mit Leo Heppe     
5.Adagio /Die Engel-Familie
6.Adeste fideles /Die Wiener Sangerknaben

エンゲル・ファミリー等の器楽演奏にウィーン少年合唱団やレオ・ヘッペの歌声が加わるクリスマス集。合唱団オンリーの曲はフィリップスのLPで聴いたものばかりだが、レオ・ヘッペとの競演は2曲のみ。レオ・ヘッペがどういう歌手なのかは知らないが、クラシック系ではない甘い歌声で、米のビング・クロスビーみたいな感じかな。彼のロマンチックな歌い方に、これまた幼く聴こえるウィーン少年合唱団のコーラスがミックスされる。ウィーン少年合唱団のみの曲はグロスマン時代のものだろうか、声の艶っぽさがいい。イギリスだとオルガン伴奏がついて迫力ある曲になる「アデステ・フィデレス」も、ここではアカペラでしっとりと歌われている。暖かい部屋の中、家族団欒で聴くのが似つかわしい、クリスマス用BGM。(by Nao) 2001/04/15 up  
 fontana  
STEREO 6530 008
 
 ex libris  
PH 6859 537
 
eurodisc   
92 417
 
 eurodisc  
70 362 KK
 
 emidisc  
5C 048-50 641
 
 emidisc  
C 048-50 641
 
EPIC


LP

1960s   
 
LC 3648
 "A Concert by the Vienna Choir Boys" (EPIC/LC3648)Robert Kuhbacher, Conductor and Piano

Side 1:
1.Die Nacht(Schubert)       
2.Standchen(Schubert)       
3.Die Forelle(Schubert)       
4.Zigeunerleben (Schumann)(Soloists:Peter Wannke, Norbert Rosenich, Rainer Petrou and Heinz Gruber)
5.Kinderwacht(Reger)(Soloist:Hubert Wallner)   
6.Abentgang im Lenz(Schumann)       
7.Im Himmelreich(Reger)

Side 2
:
1.Heidenroslein(Werner)       
2.Das Alphabet(Anon)       
3.Bruderlein Fein (Drechsler) (Soloists:Peter Wannke, Herbert Rosenich and Heinz Gruber)       
4.Aba Heidschi       
5.La Girometta (Soloist:Gerhard Turecek)       
6.Die Holzknechtbuama       
7.Es wollt' ein Jagerlein jagen

内容的には既に紹介されているものだが、ジャケット・カバーが未紹介だったのと、曲毎のソリストが確認できたので一筆。アウガルテンの階段で撮られた写真の写りはよくないが、制服にオーストリアの紋章がないので、1961年以前のものということになる。このLPには、1963年1月の米ツアー・プログラムという素敵なおまけが付いていた。彼らのコンサートと前後して購入されただろうLPに、プログラムをはさんだままにしていたらしい。これを手放した方は、海を越えたLPがいかに嬉々として受け入れられたか知る由もない。歌の方はお馴染みのものとは歌い方が異なっているのが、何ともうれしい。「ます」がコーラスだったり、「アバ・ハイシ」に緩急がついていたり。録音状態はあまり良くないが歌声は充分魅力的で、ファンタジックで華があって、いとおしい存在の合唱団がここにある。(by Nao) 2001/06/10 up  
 EPIC


LP

Helmuth Froschaur
1950s and 1960s   
 
LC 3588
CHILDREN'S SONGS(EPIC/LC 3588)/Vienna Choir Boys/Helmut Froschauer conducting the Vienna Symphony Orchestra

SIDE 1:
1.Fuchs,du hast die Gans gestohlen 
2.Schlaf,Kindlein, schlaf       
3.Ein Mannlein steht im Walde       
4.Hoppa,hoppa Reiter
5.Weiht du, wieviel Sternlein stehen       
6.Es regnet,die Erde wird nah       
7.Trara, die Post ist da       
8.Kommt ein Vogel geflogen       
9.Alle Voglein sind schon da       
10.Als unser Mops ein Mopschen war

SIDE 2:
1.Del Kuckuck und der Esel       
2.Hanschen klein       
3.Haslein in der Grube       
4.Guter Mond,du gehst so stille
5.Liebe Schwester,tanz mit mir       
6.Wer hat die schonsten Schatchen       
7.Mit dem Pfeil, dem Bogen       
8.Kuckuck, Kuckuck,ruft's aus dem Wald 
9.A,a,a, der Winter der ist da       
10.Es klappert die Muhle am rauschenden Bach

CHILDREN'S SONGS(EPIC/LC 3588)
LP「Kinderlieder mit den Wiener Sangerknaben (PHILIPS SM 837 084 GY)」と同じ内容の米盤。ベスト盤で出回っている「ちょうちょう」は、これの演奏が音源なのですな。   (by Emu) 2003/07/06 up 
 EPIC  
LC 3415
 
ETERNA   
STEREO 8 26 101
 
 ETERNA


1963年4月5月録音。

(P)1964   
   ISAAC UND SEINE ZEIT (ETERNA 8 20 789) 1963年4月5月録音。(P)1964
Wiener Saengerknaben/Chorus Viennensis/Leitung:Uwe Mund/Dirigent:Nikolaus Harnoncourt

Seite 1:Heinrich Isaac
1.Imperii proceres, Romani gloria regni wsk+cv
2.Carmen in fa
3.Fortuna in mi
4.An buos 
5.La morra -
6.In(n)sbruck, ich muss dich lassen wsk+cv
7.A la bataglia
8.J7ay pris amours
9.Sancti spiritus assit nobis gratia wsk+cv

Seite 2:Anton Brumel
10.Tandernac
11.Noe noeAnton Brumel
12.En I'ombre du busonet "Anonymus" 
13.Coment peult Josquin Desprez
14.Fars seulement Pierre de la Rue 
15.Carmen in la Ludwig Senfl
16.Carmen in reLudwig Senfl 
17.Nasci, pati, mori Ludwig Senfl 
18.Quis dabit oculis nostris Ludwig Senfl  wsk+cv     19.Tandernaken Paul Hofhaimer
20.Naves pont "Anonymus" 
21.Vavilment Jacob Obrecht
22.Carmen Hercules "Anonymus"
23.Si je perdu "Anonymus"

  録音年月日とプレスの記載はこのレコードにはありません。「マクシミリアン1世の宮廷音楽(POCA-3048)」と音源が同じようなのでCDから転載しました。逆にCDには、指揮がただのアーノンクールで(ただの、ってことはないかもしれませんが)Leitung:Uwe Mundの記載無し。困ったものだ。
  ちなみにこの宮廷音楽で歌っているのは、4曲のみ。wsk+cvの印を付けておきました。コルス・ヴィエネンシスが加わっているから、だけではないと思いますが、実に、渋い響きです。憂いもあるし。ムント氏の好みか時代かはわかりませんが、もしかしたらムント氏は、少年声もアルトに近い大人びた響きを良しとしていたのかもしれません。決して他の少年合唱団の少年声パートには真似の出来ない「天使の歌声系」の響きを内包しつつも、ここ20年は出せていない「男の子ではなくて少年」合唱団の音がここにはあると思います。
  これだけの歴史があって、(歴史だけだったらウィーン少年合唱団以上の合唱団はゴロゴロ存在していますが、)何よりこれだけの録音が残されている合唱団は無く、こういう状態では、「ウィーン少年合唱団」はシンボルであって実体にはなかなかなり得ません。特に、昔の録音を追う者にとっては。こうも、指揮者又は時代によって出来が違っていると。
  ムント氏の表現するウィーン少年合唱団は、大人好みの音、と言えそうです。(by Hetsuji) 2002/09/16 up 
HIS MASTER'S VOICE
EMI 
 
XLPH 1067
 
 EMI 



LP

1961年から1963年の間 
 
SME 88 021
"Die Wiener Sangerknaben singen Lieder von Franz Schubert" (EMI/SME 88 021)Wiener Sangerknaben, Leitung:Uwe Mund, Klavier:Heinz Medjimorec

Seite 1
1.Standchen      
2.Das Wandern       
3.Die Nacht       
4.Der Lindenbaum

Seite 2

1.Nachthelle       
2.Wohin?       
3.Die kleine Schaferin(La pastorella)      
4.Ave Maria

大・大・大好きな1枚。録音年はムント氏の在籍期間から考えると、1961年から1963年の間だと思われる。元々充実している時期だったのだろうが、ムント氏がとても優秀な指導者であったに違いにない。シューベルトの作品は奥が深くて聴くほどに好きになるが、このLPに収録されている曲も然り。友人が「ウィーンのドイツ・リートは好きじゃない。」と言っていたが、私は反対に彼らの歌うシューベルトやブラームスが好きだ。オーストリアEMIによるこのレコードはPHILIPS系とは異なる録音で、合唱・ソロとも本当に完成度が高い。こんな財産をこのLPだけで終わらせているのは、全く持って惜しい。ソリストたちは年かさなのだろう、表現力豊かでこれ以上望むべくもないくらい上手い。竹宮惠子氏が何かの本で「未だこれ以上のソリストに出会っていない。」と言い表していた"Wohin?"のソリストはこのリストだろう。この点については全く依存なく、私が今までに聴いてもらった人たちもみな感服している。(私の迫力に慄いてか?) おそらく"Das Wandern"を歌っているのと同じソリストだと思われるが、私の好きなソリスト、ベスト5の1人だ。彼が「美しき水車屋の娘」全曲を歌っていたら、どんなに素晴らしかっただろう・・・と夢のような事を思ってしまう。"Die Nacht""La pastorella"のようなコーラスも、エレガントでこの上なく繊細な仕上がりになっている。8曲だけのLPだが、大切な宝物である。(by Nao) 2001/07/15 up  
ELECTROLA
EMI
 
SME 74 180
 
HIS MASTER'S VOICE
EMI  
 
RCLP 19
 
 HIS MASTER'S VOICE
EMI

1962
 
MCLP 7591 
 SONGS OF OUR HOMELAND(Lieder Unserer Heimat) (MCLP)

Side One

Conductor: Hermann Furthmoser
1.Erzherzog Johann-Jodler
2.Zwa Sternderl
3.I bin a Steirerbua
4.'s Herzerl
5.Der Lenz
6.Komm lieber Mai
7.Heidenroslein

Conductor: Helmuth Froschauer
8.Gruss
9.Maiglockchen und die Blumelein
10.Fruhling
11.Der Mai ist gekommen

Side Two

Conductor: Helmuth Froschauer
12.Dort, wo Tirol an Salzburg grenzt
13.Andreas Hofer
14.Hoch vom Dachstein
15.O Hoamat

Conductor: Gerhard Lang
16.D'Holzknechtbuam
17.Drunt in Liachtental
18.Bruderlein fein
19.Gruss
20.Schon Blumelein
21.An die Nachtigal
22.Schlafe, mein Prinzchen, schlaf'ein

 ニュージーランド盤のこのLPには(私の中で最高峰の中の1枚に属する)緑のLPヨハン大公のヨーデル / オーストリア民謡集 (EMI AA-8456) と重複する曲がいくつか指揮者ごとに分けられて収められている。そしてHetsuji訳では心許ないが、「このレコードは1962年の春に作られた。3つのCHOIRが、彼らの日本・USA・ドイツ等でのコンサートからもっとも好評を博した歌を歌っている」とある。
 1961年にGerhard Lang氏のCHOIRが来日しているので、当時の来日メンバーがこの盤の16〜22までを受け持った可能性が高い。思わず、Gerhard Lang氏担当の分を聞き返して、コンサート気分に浸ってしまった。・・・私が生で聴いた70年代以降と比較してもすごすぎる。ところどころのソロの中に来日団員であり、伝説のヨハン・ピヒラー少年が歌っているのかもしれない。なんという素晴らしい時代!22.Schlafe, mein Prinzchen, schlaf'einの高音域あたりヨハン君?
 ただ、ちょっと思ったのは、Gerhard Lang組は、とんでもなく上手なんだけれど、もしもこのクラスを生で聴けたら大満足なんだけれど、それでも、この盤の中ではちょっとだけ地味で埋もれて平凡に聞こえる感じなのだ。(清冽さが他のCHOIRに比較して足りない。たぶん、ソリストに寄ると思うけれど)華やかで繊細なダハシュタインや3.4.の組は、アメリカかドイツで演奏会をしたのね。なんだかその点が、日本人ファンとして諸行無常。と同時に、どうしてもWSKの昔の黄金の伝統&ソリストの層の厚さをかいま見る。私も昔はファンとして人並みに、来日メンバーのチラシを見つつ、チラシにあって来日しなかった団員君の「この子は○○君で今回のソリストよりもずっと上手だったんだけれど直前に変声したんだって。残念だったよね。聴きたかったよね」なんていう噂を聞いたりはしていたけれど、来日しない組はもっともっと天使の歌声系として完璧に近かったり、WSK看板の演奏をしているんだ〜。(この辺ちょっと僻み)
 この盤は、収録曲は他の盤と重複してはいるが、私にとっては指揮者の創る音を比較して聴く上で、貴重盤である。印象としてはどうしてもFroschauer組が鮮烈。全員が同じ旋律を歌っている13.Andreas Hoferが本当に美しい。永遠の14.Hoch vom Dachsteinは言うに及ばず。とは言え、よ〜く、聴くと、微妙に天使の歌声系からちょっとはみ出したソリストではあると思うのだけれど。とにかくとにかく、合唱そのものが気品高く、繊細に美しいのだ。 Lang組は、より少年っぽい歌声。合唱に勢いがあって50年代の豊かさが3つのCHOIRの中では一番残っていて、それでいて洗練されていてやはり上品。先に地味、と書いてしまったけれど、合唱の「音」も自然体のソロも負けていない。生で聴きたかった。Furthmoser組の印象はFroschauer組に近くFroschauer組よりも合唱が力強い。なんといっても、ソリストが3つのCHOIRの中でダントツ故に合唱も引き締まって聞こえる。文字通りのWSKの大看板を背負う代表的な演奏で何度もたぶん発売されている音源である。2度目は、Froschauer組、 Lang組、Furthmoser組の順番で聴いたら、それぞれの組が前の組以上に上手に聞こえた。もしかしたら、どういう順で聴いても、前の組より上手に聞こえる(それぞれの個性の良さが強調されて聞こえる)この3つのCHOIRのどの組の実力もたいしたものだ。繰り返すが、ソリストはFurthmoser組がベスト。(あてにならないHetsuji耳)   (by Hetsuji) 2005/09/30(Friday)up 
ELECTROLA 
(EMI?)
 
E 88 006
WCLP 809
88 006(SME 74 132のシール)

 
ELECTROLA 
E 88 006
WCLP 809
88 006
 
 
ELECTROLA
EMI  
 
STEREO K 110/5
 
EMI



 LP

1962

1963

1968

1989 
 
1C 062-33 005
"Frohe Weihnacht/Die Wiener Sangerknaben"(EMI/1C 062-33 005)
Leitung:Friedrich Pleyer und Hermann Furthmann, Roman Zeilinger(Orgel), Kunstlerische Oberleitung:Ferdinand Grossmann

SEITE 1
1.Oh du frohliche, o du selige(P.1962)     
2.Kommet, ihr Hirten(P.1962)      
3.Es ist ein Ros' entsprungen(Pratorius)(P.1969)      
4.Vom Himmel hoch(Bach)(P.1962)      
5.O Tannenbaum(P.1966)      
6.Stille Nacht, heilige Nacht(P.1963)      
7.Still, still(P.1968)

SEITE 2
1.Leise rieselt der Schnee(P.1962)      
2.Die Engel und die Hirten(Kodaly)(P.1962)      
3.Es hat sich halt eroffnet(P.1962)      
4.O Jesulein suss(Bach)(P.1962)     
5.Ihr Kinderlein kommet(P.1966)      
6.Stacherl(P.1962)      
7.Dreikonigstag(Kodaly)(P.1962)

良き時代の「ウィーン少年合唱団」の歌声が結集されたお気に入りの一枚。クリスマスの曲の中にあって、特に素晴らしいのはコダーイの2曲。ソプラノとアルトの掛合いが多く、それぞれのパートの完成度とバランスがものを言うが、文句なしに上手い。"Kommet, ihr Hirten" の2コーラス目は、主旋律に重なってくるソプラノ・ソロの Halleluja が背筋にゾクッとくるほど響いているが、まだ余裕がありそうだ。1面4番目・2面6番のアルトのソロは、巻舌の利いた前の音を少し引きずる歌い方(丁寧に発音している為)で、おそらく映画「青きドナウ」のフレディ役の子と同じ声。オペレッタで警官役とキプフェルの替え玉役をしているので、お聴きあれ。
レコードに録音年の記載はなかったが、CDから判明したので転記した。気になっていた点その@・(今になって分かる)1962年のものと1968年のものとでは、最初の一声を聴いただけでも合唱の質が違いすぎる。そのA・芸術監督にグロスマン氏の名前は出てくるものの、プレーヤー氏・フルトマン氏両名が指揮という点。という事で、同時期の録音ではないのでは?とずっと違和感を持っていたので、CDからの情報でモヤモヤが一気に吹っ切れた。改めて音をなぞると1962年のものは納得のいく出来栄えで、声量も深みもある艶々のコーラスはため息もの。このメンバーをもって「青きドナウ」が撮影されたのだろうかと、想像をふくらませている。(by Nao) 2002/11/24 up  
EMI
Columbia 
 
STEREO SOEX 9615
 
EMI
Columbia 

2 E 052-33 021 
 
EMI
Columbia 
 
2 E 052-33 020
 
EMI
Columbia 
 
2 E 052-33 016
 
EMI
Columbia 
 
2 E 052-33 016
 
EMI
Columbia 
 
12 C 052-33 021
 
 ELECTROLA

1962
 
C 048-28 124
Im Kerzenschimmer (ウィーン少年合唱団クリスマスを歌う) (C 048-28124) 1962年録音か?
指揮: Xaver Meyer オルガン:Alois Forer

Seite A 
Glochen des Stiftes St. Florian   
1. Es wird schon glei dumpa
2. Kommet, ihr Hirten  
3. Still, still
4. Es hat sich halt eroffnet   
5. Ave Maria   
6. Adeste fideles

Seite B 
Glocken des Stiftes St. Florian    
1. O Tannenbaum    
2. O du frohliche, o du selige    
3. O Jesulein suss   
4. Es ist ein Ros' entsprungen    
 discfoon (?)  
P 50 758
 
discfoon

LP
 
  Stille Nacht, heilige Nacht (discfoon/4205.4.95)
DIE WIENER SANGERKNABEN, DIE SANGERKNABEN VOM WIENER WALD, ESTHER RETHY VON DER STAATSOPER WIEN

KANT 1
1. GLOCKENGELAUTE (鐘)
2. O DU FROHLICHE
3. IHE KINNDEREIN KOMMET
4. SUSSER DIE GLOCKEN NIE KLINGEN
5. AVE MARIA
6. FROHLICHE WEIHNACHT UBERALL
7. LOBT GOTT IHR CHRISTEN

KANT 2
1. GLOCKENGELAUTE (鐘)
2. STILLE NACHT
3. O TANNENBAUM
4. ES IST EIN REIS ENTSPRUNGEN
5. EHRE SEI GOTT IN DER HOHE (オルガン)
6. KOMMET IHR HIRTEN
7. TOCHTER ZION

ジャケットはWSKだけど、歌はWSKと森と何ちゃらシュターツオーパによるもの。聞き分けは「森」を聞いた事が少ないのと迷うものもあったのでギブアップ。どっかからの切り貼りだろうなあ。慣れ親しんだクリスマス曲は、どこが歌っていてもやさしく耳に響くけど、おそらくWSKと思われるものは音の処理が丁寧で密度が濃い。シューベルトのドイツ・ミサ曲のオルガン・バージョンが全体を引き締めていて、「この曲、パイプオルガンで弾きたい」という妄想でワクワクしてしまった。             (by Nao) 2006/10/27(Friday)up 
discfoon   
Nr. 4001
 
DECCA   
DECCA Stereo 6454035 
 
DECCA   
DECCA 6.28143 DP

LP

P.1974 
 "Ich bin ein Musikante" (TELDEC 6.28143DP) P.1974/Die Wiener Sangerknaben,Wiener Kammerorchester,Dirigent:Hans Gillesberger

Seite 1
1.An der schonen blauen Donau     
2Ein Vogel wollte Hochzeit machen    
3.Ich bin ein Musikante    
4.Tritsch-Tratsch-Polka     
5.Guten Abend, guten Abend euch allen hier beisamm'!
6.Guten Mond, du gehst so stille
Seite 2
1.Kaiserwalzer     
2.Es klappert die Muhle am rauschenden Bach    
3.Wenn alle Brunnlein fliessen     
4.Pizzicato-Polka    
5.Wohlan die Zeit ist kommen     
6.Schlaf, Kindlein, schlaf
Seite 3
1.Das Wandern ist des Mullers Lust     
2.Mit dem Pfeil, dem Bogen     
3.Drunten im Unterland     
4.Sangerlust-Polka     
5.Wenn ich ein Voglein war'     
6.Muss i denn...
Seite 4
1.G'schichten aus dem Wienerwald     
2.Es wollte ein Schneider wandern    
3.Hab mein Wagen vollgeladen    
4.Weisst du, wieviel Sternlein stehen     
5.Wer hat die schonsten Schafchen     
6.Nun ade, du mein lieb Heimatland

"Ich bin ein Musikante" (TELDEC 6.28143DP)
ウィーン少年合唱団には欠かせないレパートリーのワルツ・ポルカ・民謡集で、実際の録音年は不明。クラシックの評論家はお子様向けLPと評するのだろうが、ファンにとっては年代毎の変遷やソリスト・収録曲等をチェックする上で欠かせないアイテムだ。ほとんど、フロシャウアーとブロイアーのアレンジのようで、'60年頃に録音されたと思われるLPと同じアレンジで聴ける曲もある。'60年代とは多少違うが、軽快な曲が多い中にも上手さを感じる。ソリストも何人か登場するがよく歌えており、アレンジの巧妙さにもほほが緩む。記載はないがワルツは男声パートが加わり、民謡はオケ付き・アカペラ有りとバラエティーに富んでいて、楽しんで聴くことができる。ジャケットの両面がきれいな若草色なのも気に入っている。(by Nao) 2001/04/15 up 
DECCA  
DECCA Stereo 6330 
 
DECCA 
DECCA  S SET 534-5 
 
DECCA   
DECCA S SET 506-9

1971 
 
DECCA  
DECCA SSS 171-Y 
 
DECCA 
DECCA   SLK 16657-P

LP

録音:おそらく1970年    
Wem Gott will rechte Gunst erweisen (TELDEC / SLK 16657-P)
Die Wiener Sangerknaben singen Wanderlieder, Mitglieder des Wiener Kammerorchesters, Dirigent:Prof. Hans Gillesberger, Gesamtleitung:Franz Josef Breuer, Alle Bearbeitungen:Seite 1: Helmuth Froschauer, Seite 2:Franz Josef Breuer, 録音:おそらく1970年

Seite 1
1. Das Wandern ist des Mullers Lust
2. Wenn alle Brunnlein fliessen        
3. Wem Gott will rechte Gunst erweisen        
4. Ich bin ein Musikante        
5. Mit dem Pfeil, dem Bogen        
6. Hopsa, Schwabenliesel        
7. Nun ade, du mein lieb Heimatland        
8. Der furchtsame Jager        
9. Wohlan, die Zeit ist kommen        
10. Muss i denn…

Seite 2

1. Horch,was kommt von draussen 'rein        
2. Ich ging durch einen grasgrunen Wald        
3. Es wollt' ein Schneider wandern               
4. Das Waldhorn        
5. Ein Jager aus Kurpfalz        
6. Wenn ich ein Voglein war'        
7. Drunten im Unterland        
8. Hab mein Wagen vollgeladen        
9. Madle, ruck ruck ruck…        
10. Guten Abend, guten Abend euch allen hier beisamm'n

TELDECの民謡集の原盤と思われるもので、曲と曲のつなぎ目がない。当初、何枚かのレコードに散らばった状態で聞いていたけど、このレコードにしか収録されていない曲もあって、うれしい反面WSKの録音物の掘り起こしって際限がないとため息も出る。この録音の魅力は多彩なアレンジと、それを柔らかく歌いこなす品の良いコーラスに尽きる。ドイツ語の発音も"er"を話し口調と同じように伸ばして歌っているので耳障りもいい。
"Wenn alle Brunnlein fliessen"は出だしがとてもソフト。"Mit dem Pfeil, dem Bogen"は何回聞いても「青きドナウ」の"Trara, die Post ist da"のアレンジを拝借してるでしょ!?という編曲。まあ同じフロシャウアー氏だからいいんだけど。"Hopsa, Schwabenliesel"は1983年来日組が歌っていた民謡で録音物では初聴。"Muss i denn…"のアルトのコーラスも凛としていて聞かせてくれる。"Ich ging durch einen grasgrunen Wald"はドイツの合唱団がよく歌うけどWSKではこれも初聴。最近の民謡CDはあまりの単調さに再度聞く気になれず収録曲さえ思い出せないけど、この時代のはタイトルを見ると「これとこれは聞いたことが無い」って分かるんだよねえ。コーラスとBSは高音が少し苦しそうな部分があるかな。でも、そんなのが気にならないくらいワクワク楽しくて、気が付くと頬を緩ませながら一緒に口ずさんでいる、そんな1枚。
指揮者はギレスベルガー氏・総合指揮はブロイアー氏、編曲は1面がフロシャウアー氏・2面がブロイアー氏という記載も大変興味深い。 (by Nao) 2004/11/28 up  
DECCA 
DECCA  SLK 16619-P

LP

1969 
Die Wiener Sangerknaben singen Johann Strauss (royal sound/SLK 16619-P)
Wiener Sangerknaben mit Chorus Viennensis, Wiener Kammerorchester, Dirigent:Prof. Hans Gillesberger, Gesamtleitung:Franz Josef Breuer, (おそらく1969年)

SEITE 1
1. An der schonen blauen Donau      
2. Tritsch-Tratsch-Polka      
3. G'schichten aus dem Wienerwald       
4. Pizzicat-Polka       
5. Rosen aus dem Suden

SEITE 2
1. Kaiserwalzer       
2. Sangerlust-Polka       
3. Wiener Blut      
4. Feuerfest-Polka      
5. Wo die Zitronen bluhn

DECCAのシュトラウス集で、SLKシリーズ4枚中の1枚。オケ伴奏にコルス・ヴィエネンシスも加わり、華やかでしなやかに歌い上げている。力強くもあるけど、品の良さがそこはかとな〜く漂っていて、そこが「愛すべきウィーン少年合唱団」なのデス。公演時の「ウィーン少年合唱団が最も得意とするワルツ・ポルカ」というアナウンスには「ホントかい?」と突っ込みを入れたくなるが、この演奏ならそれも許せる。"Sangerlust-Polka"はレパートリーから忘れ去られているけど、おっとりして起承転結のあるポルカって似合っている。どの曲もレコーディングしていて楽しかったであろう事は想像に容易く、身構えたりせずにあるがままで歌っている。収録曲全部の歌詞が付いているのも鼻歌派の私には有難い。 (by Nao) 2005/02/11(Friday)up 
DECCA 
DECCA SLK 16471-P  
 
 DECCA
DECCA  SLK 16462-P

LP

1967?  
Die Wiener Sangerknaben singen die schonsten Kinderlieder (royal sound/SLK 16 462-P)
Wiener Kammerorchester, Leitung:Hans Gillesberger, (おそらく1967年)

Seite 1
1. Trara, die Post ist da      
2. Ein Mannlein steht im Walde      
3. Fucks, du hast die Gans gestohlen      
4. Hanslein in der Grube       
5. Als unser Mops ein Mopschen war       
6. Hoppa, hoppa Reiter/Hopp, hopp, hopp! Pferdchen, lauf Galopp       
7. Zeigt her euer Fusschen, zeigt her euer Schuh'       
8. Liebe Schwester, tanz mit mir      
9. Ein Vogel wollte Hochzeit machen       
10. Der Kuckuck und der Esel      
11. Es klappert die Muhle am rauschenden Bach      
12. Hanschen klein ging allein       
13. Mit dem Pfeil, dem Bogen
Seite 2
14. Wenn ich ein Voglein war'       
15. Kommt ein Vogel geflogen       
16. Es regnet, es regnet, die Erde wird nass      
17. A, a, a, der Winter, der ist da      
18. Winter, ade! Scheiden tut weh!       
19. Kuckuck, Kuckuck, ruft's aus dem Wald      
20. Alle Vogel sind schon da       
21. Komm, lieber Mai, und mache      
22. Weisst du, wieviel Sternlein stehen       
23. Wer hat die schonsten Schafchen      
24. Guter Mond, du gehst so stille      
25. Schlaf, Kindlein, schlaf 

Hetsuji氏とWSKの探し物の話をした後LPをめくっていたら、聞きたいと思っていたレコードが既にある事に気付いた。内容はDeccaのKinderlieder。フィリップスのそれとは指揮者が違っているのに、収録曲が似ているので曲順が違うだけかと聞いてなかった。軽快にシャンシャンと鈴の鳴る伴奏の"Trara, die Post ist da"からして初めて聞くアレンジだったのに。この年代を想定するとつい期待しすぎてしまうのだけど、艶々〜まろやか〜とまではいかなくても、歌の端々に愛らしさや巧妙さが織り込まれている。3枚のレコードにベスト盤として分割される前のものなので、ほとんど聞いた事のある曲だが、子供の歌として一貫して聞ける方が安定感があっていい。無伴奏で単純なメロディの"Zeigt her euer Fusschen, zeigt her euer Schuh'"にはやけに郷愁を感じ、今はこれだけ歌えないよねと思う。とどのつまり、古き良き時代の合唱団に想いをはせてしまうのでした。(by Nao) 2005/02/04(Friday)up
LONDON
DECCA 
 
London Decca OSA-1397

1969 
The Magic Flute (London Decca)OSA-1397 1969年

指揮:ゲオルク・ショルテイ/ ウィーンフィルハーモニーオーケストラ/ ウィーン国立歌劇場合唱団/ ウィーン少年合唱団のソリスト 
 DECCA  
DECCA ND 874 AF 
 
DECCA   
DECCA
Deutscher Schallplattenclub H290/9 
 
DECCA   
DECCA F-137 HIFI BD 462-B 
 
 DECCA
DECCA ECS 715 

LP

1950年録音

(C)1973   
MOZART:REQUIEM MASS VIENNA HOFMUSIKKAPELLE/KRIPS (ECLIPSE (S) ECS 715)

WERNER PECH(Soprano)
HANS BREITSCHOPF(Contralto)
WALTER LUDWIG(Tenor)
HARALD PROGLHOF(Bass)
Vienna Hofmusikkapelle
JOSEF KRIPS

SIDE 1:MOZART:REQUIEM IN D MINOR, K.626
Requiem aeternam - Kyrie eleison
Dies irae
Tuba mirum
Rex tremendae
Recordare
Confutatis maledictis
Lacrymosa
SIDE 2:MOZART:REQUIEM IN D MINOR, K.626
Domine Jesu
Hostias
Sanctus
Benedictus
Agnus Dei - Lux aeterna - Cum sanctis

ひとつひとつ細かく分解してチェックしていくと、ソロも合唱もそんなに上手ってほどでもないような気もする。だけど、暗く静かに始まった合唱が、「絶えざる光を!」でffクライマックス。やや間があってソプラノソロが「神よ…」と入り、再び、全パートが「私の祈りを聞きたまえ」。導入部で、決まった!って感じがするもんねぇ。ただ、コレ、作曲の途中でモーツァルトさんが亡くなってお弟子さんが引き継いで完成?させた曲なので、全体的なイメージはスッキリしません。モー様だったらこんな作曲はしないってコトで71年にミュンヘンのバイヤーが大幅改訂版を刊行して今はそっちの演奏が主流なそうですが、クリップス盤は録音年から、旧版の(アイブラー+)ジュースマイアによる伝統的な補完版の演奏の方と思われ、これはこれで貴重なんじゃないかな。新バイヤーさんが嫌ったという、旧ジュースマイアさんの過度に甘美な響きが、きっとこの演奏ではプラスに作用して重厚で荘厳で格式高いイメージを醸し出しているんだと思う。
 華麗ではないかもしれないけれど、曲の鬼気迫るようなものがゆったりした演奏からでも感じられるし、少年ソリストたちも、天上の声ではなくて、滅びる肉体を感じさせる地上の声、なのがクリップス盤に、自分の命のはかなさや死を考えさせられるゆえんなのかもしれない。   (by Hetsuji) 2005/03/25(Friday)up

盤について:Hetsujiコレクション
全般にチリチリノイズ&ジリッジリッと鉄板焼きノイズ。ただしオリジナル10インチ盤と比較すると、後年の発売だけあって、音の解像(?)度がかなり上がっています。簡単に言うと、ゴワッと重い感じの音がちょっとクリアに軽くなった感じ。(by Hetsuji) 2005/03/25(Friday)up 
 DECCA  
DECCA DA 335/36 Y

LP

P.1974   
DIE WIENER SANGERKNABEN (DECCA DA 335/36 Y) P.1976 /Die Wiener Sangerknaben,Wiener Kammerorchester,Dirigent:Hans Gillesberger

PLATTE 1

Seite 1
1.An der schonen blauen Donau
2Ein Vogel wollte Hochzeit machen
3.Ich bin ein Musikante
4.Tritsch-Tratsch-Polka
5.Guten Abend, guten Abend euch allen hier beisamm'!
6.Guten Mond, du gehst so stille
Seite 2
7.Kaiserwalzer
8.Es klappert die Muhle am rauschenden Bach
9.Wenn alle Brunnlein fliessen
10.Pizzicato-Polka 
11.Wohlan die Zeit ist kommen
12.Schlaf, Kindlein, schlaf

PLATTE 2

Seite 1
13.Das Wandern ist des Mullers Lust
14.Mit dem Pfeil, dem Bogen
15.Drunten im Unterland
16.Sangerlust-Polka  
17.Wenn ich ein Voglein war'
18.Muss i denn...
Seite 2
19.G'schichten aus dem Wienerwald
20.Es wollte ein Schneider wandern
21.Hab mein Wagen vollgeladen
22.Weisst du, wieviel Sternlein stehen
23.Wer hat die schonsten Schafchen
24.Nun ade, du mein lieb Heimatland 

DIE WIENER SANGERKNABEN (DECCA DA 335/36 Y)
 この盤はDECCAが、レイ・チャールズ・ダリダ・オルガン・フェスティバル等々雑多もといいろいろなジャンルの音楽を同じデザインの色違いのカバーで統一したシリーズの中に取って付けたようにあった1枚の盤で、WSK編といった趣。内容は"Ich bin ein Musikante" (TELDEC 6.28143DP)と全く同じだが2年後に再発売とあいなった模様。
 最初の曲でHetsuji耳には歌声から「ほら、僕たち上手に歌っているでしょ。僕たちは世界で一番のCHOIRなんだよ。聴いていたらわかるでしょ?」という団員くんたちの自負が聞こえてきた。ホント。自信に溢れ、WSKメンバーとしての誇りがヒシヒシと合唱から伝わってくる。演奏態度もさぞかし大人以上に立派なんだろうなと想像してしまう。そんな合唱とソロ。
 さて収録曲の中で私のメインはタイトル通りの3.Ich bin ein Musikante 告白すると、この曲に目覚めたのは90年のテルツのコンサートで聴いたことがきっかけだった。そのときのテルツがあまりにも楽しそうに歌っていたのでとっても好きになってしまった1曲。可愛らしい姿で可愛らしく歌っていたテルツと比べると、ちぃーっと可愛らしさに欠けるかな(プライドが邪魔をして?)とも思うが、ハイ・プライドに相応しいソリストが次から次へと出てきてさすがWSK!の演奏になっている。なんと言っても声+演奏技術そのものが麗しい。
 本っ当に上手。テルツ同様、誇り高さや心意気が合唱からあふれ出している。ワルツやポルカも芸術品。ソロやデュエットに至るまであらゆる演奏が芸術の域に達している。こんなすごい事ってそうは無い。その分、60年代くらいまでの指揮者の演奏では、どんなに上手でも感じた「親しみやすさ」が消え、近寄りがたさが生まれた。(ようにも感じる。) それだけ「WSKは他のお子様CHOIRとは全く別の特別な存在」に高め続けた指揮者たちの偉業の一つの頂点が私はHans Gillesberger指揮の演奏だと思っている。(心から尊敬し、そして大好きなのだ)    (by Hetsuji) 2005/10/28(Friday)up  
Deutsher 
Schallplattenclub
 
HI FI E-022
 
Deutsche
Grammophone 
 
STEREO 2560 047-049
 
Deutsche
Grammophone


P.1982 

STEREO 2532 059--10 
 
Deutsche
Grammophone 
 
STEREO 2532 059
 
Columbia Music Collection



P.1989 
   
 COLUMBIA

 LP

1940s and 50s
 
ML 4873
A CONCERT VIENNA CHOIR BOYS ・ FRIEDRICH BRENN. PETER LACOVICH. CONDUCTORS (COLUMBIA ML 4873)

SIDE 1
1.Rosen Aus Dem Suden(Southern Roses) Johann Strauss(Waltz)     
2.Standchen, Op.135. treble SoloFranz Schubert 
3.Bandelterzett. W.A.Mozart    
4.La Pastorella. Franz Schubert    
5.Spharenklange. Josef Strauss(Waltz)

SIDE 2
1.Salvator Mundi-Motet for Four Voices. G.P.da Palestrina   
2.O Bone Jesu-Madrigal for Four Voices. M.A.Ingegneri.     
3.Terebrae Factae Sunt-Motet for Four Voices. L. da Victoria.     
4.Laudi Alla Vergine Maria. From "Quattro pezzi sacri." G. Verd  
5.O Salutaris Hostia-Motet for Four Voices. G.Nasco.     
6.Super Flumina. From the original motet. G.P. da Palestrina.  7.Exultate Duo - Motet for Four Voices. A. Scarlatti.

レコードは録音年が分かりにくいが、分かる人は指揮者の名前で時代を読むのだろう。タイトル通りに、コンサートの3部と1部で歌われる曲が第1面と2面に収められている。そしてこの時の録音には美しいボーイアルトがいる。もしかしたらソプラノかもしれないが、アルトとしても美しい声だと思う。高い声は出ているのだが、音の高さを感じさせない素晴らしいアルトなのだ。昔の録音は、アルトパートが魅力だと思う場面にいくつも出会うが、ここではソロで抜きんでている。70年代以前の記憶は定かではないのだが、アレンジも80年代以降とは違っている。ソリストが引き立つアレンジ、とでも言っておこう。地声では決してないが、合唱も個々の声が残っていて聞き取れる。どこか素朴であたたかい2面のモテットを聴きながら、一生懸命に歌っている団員たちの気持ちが伝わってくるような気がして切なくなった。これは今の声ではない。だが、これもまさしく「ウィーン少年合唱団」なのだ。(by Hetsuji) 2000/04/16 up

 これが噂のLACOVICHBRENN混合盤+BRENN盤の2枚が入っているお得盤。(Emuさんから教えてもらうまで気がつかなかったHetsuji…)
 受ける「音」の印象が微妙に違う。こちらの盤はよりCD的にクリアで、いらない音(テーマの音以外の周辺の雰囲気)まで拾ってしまって、10インチ盤で聴いたほどには気持ちが乗れない。あくまでもHetsujiの気分の問題かもしれないけれど。Violaさんのウンラララ〜ラ〜も、「ふ〜ん…」と、他人行儀に聞き逃してしまいそう。だからHetsujiは音のぼやけて(?)素朴な10インチ盤の方が好き。B面収録のBRENN宗教曲盤は、こちらの方が10インチ盤と違って、地声アルトが抑えられソプラノの音が強く出ているように感じる。超洗練時代のWSKと比較すると、どうしても地声アルトがザラザラ聴こえてくるけれど、その音色はすこぶる健康、そして合唱そのものは、Hetsuji頭の中でステージ上の映像を創造して「これはコンサートの1部なんだ」と、眼を閉じてホールのシートにいるつもりで なりきって聴くと、とんでもなく上手です。課題は細かいところの処理だろうけれど、そこが又、溌剌して聴こえてきて、これがライヴだったら、この子どもたちは、総立ちとは言わないまでも(総立ちかも) いつまでもなりやまない満場の拍手とブラボーの掛け声をあちこちからもらえそうな演奏をしています。オークションでは割合に競争が少ない盤なので見かけたら落札あるのみ。(by Hetsuji) 2005/03/04(Friday)up 
 CLASSIQUE  
11 338K HI-FI
 
CASIONS AUSTRIA


LP 

3 Oktober 1989 
  W. A. Mozart:Missa Solemnis C-moll, KV 139 (Waisenhaus-Messe) aus der Wiener Hofburgkapelle (CASINOS AUSTRIA/LP 150 142-1)

Solisten:Kurt Equiluz-Tenor,
Ernst Jankowitsch-Bass,
Wiener Sangerknaben,
Mitglieder des Herrenchores der Staatsoper Wien,
Mitglieder des Orchesters der Staatsoper Wien,
Orgel:herbert Tachezi,
Dirigent:Uwe Christian Harrer,

3 Oktober 1989

SEITE 1
1. Kyrie
2. Gloria
SEITE 2
1. Credo
2. Sanctus
3. Benedictus
4. Agnus Dei

レコードからCDに替わり切ったと思っていた頃にプレスされている。当時LDで発売され、CDやDVDにもなったものと音源は同じ。映像を見なくともBSはマックスと分かるが、それに囚われていたのでは詰まらない。コーラスが上手いんですも〜ん。培われてきたWSKの伝統を継承している、幸福感と愛らしさに満ち溢れた合唱に酔える。指揮者は当然ながらハラー氏の名前しか出て来ないけど、影の功労者はマルシーク氏あたりでしょう。ケッフェル番号が若い分、メロディも可憐。ここに成熟したBSは持って来て欲しくないので、マックスのこの時期なのでまだ許容範囲というもの。(マックスの個性は一目置いているけど、WSKのソリストとしては浮いてると、来日当時から思っていた。でも、退団後のリサイタルには結構通い詰めたよなあ。)BAはやさしい声をしているが、ちょっと声量不足なのが残念。ソロの結構多い曲だけど、この録音に関してはコーラスをしっかり聞く方が楽しい。今のコーアに宗教曲を歌わせるとどうなんだろう?このくらいに歌ってくれると、充分に魅力的なんだけどなあ。映像が残っているのもいいけど、手軽に音だけで堪能するのもまた楽くて良い。               (by Nao) 2006/09/15(Friday)up 
 Capitol
AUSTRIA
 
ST 10524
 
Capitol 

CAPITOL

 LP

1962
 
SP-10524
"The Vienna Boys' Choir Sings Austrian Folk Songs" (CAPITOL SP-10524)

SIDE 1
1.ZWA STERNDERL     
2.I BIN A STEIRERBUA     
3.'S HERZERL     
4.KOMM LIEBER MAI(Mozart)    
5.HEIDENROSLEIN      
6.GRUSS(Mendelssohn)      
7.MAIGLOCKCHEN UND DIE BLUMELEIN(Mendelssohn)

SIDE 2

1.DORT, WO TIROL AN SALZBURG GRENZT      
2.ANDREAS HOFER      
3.DRUNT IN LIACHTENTAL     
4.LEISE ZIEHT DURCH MEIN DEMUT(Mendelssohn)      
5.SCHON BLUMELEIN(Schumann)      
6.AN DIE NACHTIGALL(Schumann)      
7.D'HOLZKNECHTBAUM

日本で東芝EMIから'69に発売された"ヨハン大公のヨーデル/オーストリア民謡集(EMI AA‐8456)"から6曲がカットされている。数多くの民謡をレコーディングしてきた合唱団だが、出来映はその中でもトップ・クラスに位置する、珠玉の一枚。コーアに1人か2人、抜群に上手な団員がいると、合唱全体のレベル自体もグッと上がってくるが、このLPでもそれを感じる。「野ばら」は余りにもメジャーすぎて、あまり感動がないのだが、この盤のフルトモーザーのアレンジは別格。コーラスの中から1人のソプラノ・ソリストの声が常に響いてくるが、このまとまり具合の見事な事!いくつものパートに分かれて歌っているはずなのに一つの声に聴こえてくる。昔、コンサート・チケットのCMのBGMにも使われていたが、この曲を選んだお方は目利き、いや耳利きでいらっしゃいますぞ。「春へのあこがれ」はソプラノのソリストが、話し口調と同様の柔らかい発音で歌っている。“er”の発音を変えるだけで、こんなにも歌の表情が変わるのか。指揮者は意図して指示したのだと思うが、その試みは正解で、この曲の魅力をめいっぱい引き出している。1面のメンデルスゾーン、2面のシューマンのデュエットにも同じソリストが登場するが、合唱団としても彼の歌声を記録に残しておきたかったのではなかろうか?ハスキーなようでいて上に行く程伸びていく、つややかで情感豊かなソプラノは私の理想とするところだ。彼こそが'67来日メンバーのマンフレット・キリアンだと、合唱界の大御所さまから承ったのだが、真相はいかに?と言いつつ、私は信じてしまっている。それにしても、フロシャウアー作曲の「春」や、「ダハシュタイン山の上から」などがカットされてしまっているのは残念至極。(by Nao) 2001/04/15 up 
capitol   
SP 10445
 
capitol 
SM 10445 
 
capitol   
DT 10445
 
capitol
AUSTRIA

 LP

1950s and 1960s 
 
DT 10217
Austria Revisited ( capitol / EMI.....DT 10217 )(Song in German by the Wiener Sangerknaben )

Side 1
(1) An Der Schonen Blauen Donau     
(2) Sangerlust-Polka     
(3) Erzherzog Johann-Jodler     
(4) D'tabakraucher     
(5) Ein Jager Aus Kurpfalz     
(6) Guten Abent, Gut' Nacht  
Side 2
(1) Wo Die Zitronen Bluh'n     
(2) Es ist Vollbracht     
(3) Ein Hennlein Weiss     
(4) Der Kuckuck     
(5) Shlafe Mein Prizchen     
(6) G'schichten Aus Dem Wienerwald 
Capitol   
T 10217
 
 Capitol  
P.8085
THE VIENNA CHOIR BOYS SONGS BY SCHUBERT AND FOLK SONGS (Capitol/TELEFUNKEN/P-8085)
VIENNA CHOIR BOYS under the direction of Ferdinand Grossmann, R. Picutti (piano)

SIDE 1
SONGS BY SCHUBERT
1. GOTT MEINE ZUVERSICHT (Twenty-Third Psalm)
2. STANDCHEN - "ZOGERND LEISE"
3. DER GONDELFAHRER
4. JUNGE SCHAFERIN - "LA PASTORELLA"
5. DIE NACHTIGALL

SIDE 2
FOLK SONGS
1. ROSENSTOCK, HOLDERBLUH
2. GLOCKENJODLER
3. DER STEIRERBUA
4. EIN JAGER AUS KURPFALZ
5. ES WOLT EIN JAGERLEIN JAGEN
6. ZWOA STERNDERL AM HIMMEL
7. DRUNT IN LIACHTENTAL
8. ABA HEINSCHI
9. JETZT HAT MIR MEI HERZERL

以前、ジャケ違いをViolaさんが紹介されていたが、アメリカだけで発売されたらしい。他のレコード盤と重複するものはなく、アレンジやピアノ伴奏も微妙に違っている。グロスマンでもごく初期なのか、コーラス全体が羽毛のようなビブラートに覆われており、グンと垢抜けて来る一歩手前の印象。1面5番の「うぐいす」の後半はコーラスがドンドン重なっていくのだけど、ここではソロ〜デュエット〜トリオなんていう思いもかけない構成で、いたく感動。各パートの声も艶やかで、こちらもやはり細やかなビブラート系。全体にとても統制が取れていて、しっかり練習を積んで来たのだろうと思われる。ちょっと古めかしい歌い方も味わい深い。このコーラスなら、ズドンと重い宗教曲より、シューベルトと民謡の方が合っている。おまけに後年同じ曲が収録されているので、その違いを堪能するのも楽しい。歌のためには他に制約があっても良しとする、真摯な時代であった事が伝わってくる。
追記:ピアノのPucuttiさんはSP盤で名前を見かけた方。(SPは持っていなくて探し中)そこから録音年を割り出す事が出来ないものかな〜。   (by Nao) 2006/10/13(Friday)up 
Capitol
TEREFUNKEN

 LP 
 
P.8085
SCHUBERT SONGS THE VIENNA CHOIR (Capitol/TELEFUNKEN/P-8085)
VIENNA CHOIR BOYS under the direction of Ferdinand Grossmann, R. Picutti (piano)

SIDE 1
SONGS BY SCHUBERT
1.GOTT MEINE ZUVERSICHT(Twenty-Third Psalm)
2.STANDCHEN - "ZOGERND LEISE"
3.DER GONDELFAHRER
4.JUNGE SCHAFERIN - "LA PASTORELLA"
5.DIE NACHTIGALL

SIDE 2
FOLK SONGS
1.ROSENSTOCK, HOLDERBLUH
2.GLOCKENJODLER
3.DER STEIRERBUA
4.EIN JAGER AUS KURPFALZ
5.ES WOLT EIN JAGERLEIN JAGEN
6.ZWOA STERNDERL AM HIMMEL
7.DRUNT IN LIACHTENTAL
8.ABA HEINSCHI
9.JETZT HAT MIR MEI HERZERL

いかんせん、採録の技術が悲しすぎる。その音を通して聴こえてくるのは想像力を掻き立てられる音楽の世界なんだけれど。映画の女優さんのようなビブラート多用はやはり古い印象かな。カヤカヤ歌うソプラノくんたちも。"LA PASTORELLA"など、私にとっての最高峰の80年のライヴ映像の氷細工の繊細さ美しさ清らかさかつ伸びやかさその他を兼ね備えた合唱には及ばないものね。
 じゃあ、何が魅力って、たぶん、アルトパートの存在だろうと思う。合唱全体の音域の印象が微妙に広い。それから現在聴くと、テンポとアレンジとソリストくんが新鮮なこと。(もっと新しい盤かCDで聴いた音源もあるような気がするものもあるけれど・・・ということは、WSKの音源も看板ものは、少なくとも、ここまで遡る訳だ。もしかしたら78回転まで遡るのかもしれないし・・・)
 私も「5.DIE NACHTIGALL」のアレンジに目が覚めた一人。合唱団員個人(ソリスト)に重きを置いたアレンジは、表現自在なソリストくんあってのものだと思うので。
 この盤も又、イラスト可愛さに探していたものだったけれど、その可愛いイラストの団員くんたちがWSKではなくて他のCHOIRの聖衣(たぶんリボンは赤)を着用して歌っているのはご愛嬌。 いかにもMADE IN U.S.A.か?(by Hetsuji) 2010/8/29 up 
 BERTELEMANN
SCHALLPLATTEN

 HI-FI 12 354
 
 BASF

1972

 STEREO 20 21303-2
Wiener Sangerknaben GALLUS-MESSE・MOTETTEN ALTER MEISTER(BSASF 20 21303-2) 1972年録音。 Leitung: Hans Gillesberger

Side:1
Missa ad imitationem Pater noster, 8 vocum1.Kyrie-Christe-Kyrie  
2.Gloria  
3.Credo  
4.Sanctus  
5.Benedictus 
6.Agnus Dei

Side:2
7.Puer concinite    
8.Repleti sunt    
9.Una hora    
10.O Regem Coeli    
11.Hodie Christus natus est    
12.Incipit lamentatio    
13.Sanctus-Hosanna-Benedictus  
BACCAROLA   
86 407 ZK STEREO
 
 Ariola  
11335K Hi.Fi
 
 Ariola  
Sonderauflage Hi-Fi 11335
 
 ARCHIVE
 ARC 73223
 
 ANGEL  
ANG.35049/50
 
 amadeo
 2001 201.114
 
 amadeo
 HAM 250 41
 
 amadeo



LP

1964,12  
   "MIT DEN WIENER SANGERKNABEN UM DIE WELT" (amadeo/AVRS9171)Die Wiener Sangerknaben, Leitung:Helmuth Froschauer

SEITE A
1.Der Guggu(OSTERREICH)           
2.Roselil og hendes moder(Klein-Roschen und seine Mutter)(DANEMARK)
3.Flickorna i Smaland(SCHWEDEN)           
4.Wach auf, mein' Herzensschone(DEUTSCHLAND)        
5.Trois jeunes tambours(FRANKREICH)           
6.Green Sleeves(ENGLAND)           
7.Supurgesi yoncadan(Ein Strausslein Kleeblatter)(TURKEI)

SEITE B

1.Soran bushi(JAPAN)          
2.Now Is The Hour(NEUSEELAND)           
3.Waltzing Matilda(AUSTRALIEN)           
4.Sakura(Kirschblute)(JAPAN)           
5.Oh, Susanna(USA)          
6.Cielito lindo(MEXIKO)           
7.Tokyo Olympic Hymn(JAPAN) 

"MIT DEN WIENER SANGERKNABEN UM DIE WELT" (amadeo/AVRS9171)

ジャケ違いで紹介されているアマデオ盤とほとんど同じだが、最後の1曲が差し変わっている。グロスマン編曲の「東京オリンピックの歌」で、テープでは聴いていたものの、やはりレコードが存在していた。「城ヶ島の雨」同様、ウィーン少年合唱団のおかげで歌詞とメロディを知った日本の曲だ。ひと昔前の曲という感じで、ラジオ体操の歌(「♪新しい朝が来た♪」っていう歌詞の曲)に妙に似ている。それはさておき、声には奥行が、歌い方には起伏があって、指導者・歌い手ともに良い状態である事が伝わってくる。昨今望むべくも無い、神経の行き届いた演奏だが、今に至って聴ける事の幸せを噛みしめている。(by Nao) 2002/05/19 up
 amadeo
 AURS 11016
 
 ACANTA
bellaphon

 BB21.719 STEREO
 
 
   
RCA



1978/1/11-13
(SIDE A)
1975/4/26-30
(SIDE B) 
 
SX-2777
"野ばら"ウィーン少年合唱団(RCA SX-2777) Recording Date:January 11-13,1978(Side A), & April 26-30, 1975(Side B)

シューベルト
Side A : Leitung:Uwe Christian Harrer / Klavier: Franz M.Farnberger
1.ます 作品32   
2.小さい村 作品11の1   
3.セレナード(聞け、聞け、ひばりを)(D.899)   
4.野ばら 作品3の3(D.257)   
5.自然の中の神 作品133   
6.森の夜の歌(D.913)

Side B : Leitung:Hans Gillesgerger / Klavier: Uwe Theimer
1.神、わが頼み(詩篇23)(D.706)   
2.うぐいす 作品11の2(D.724)   
3.セレナード 作品135(D.921)   
4.羊飼いの乙女 (D.513)   
5.反抗 作品105の1(D.865)

後年、ファンを意識したソロ+デュエットの盤が作られるが、個人的にはこちらの盤の方が「歌っている」ように思う。78年は「天使の歌声」を彷彿とさせながらも野趣=いわゆる少年の声の魅力が相当にある。75年は大好きなギレスベルガー教授指揮だが、「4.羊飼いの乙女 (D.513)」を聴き比べても、80年来日組の透明感には及ばなかった。もちろん、それが悪いということではなく、「天使」ではない「少年=男の子」の声の魅力に溢れ、78年について私が野趣と感じた趣の度合いが強いだけである。(by Hetsuji) 2000/11/26 up 
RCA


 1975
 
SRA-3023
ウィーン少年合唱団のクリスマス  RCA(SRA−3023)      ウィーン少年合唱団、 ウィーン合唱隊、ハンス・ギレスベルガー指揮、ウィーン室内管弦楽団、アントン・ナイダー(ピアノ)、ヨハン・ゾンライトナー (オルガン)

A面
1.甘い歓呼のうちに      
2.われらの魂は      
3.グリーンスリーブス      
4.アデステ・フィデレス      
5.きけ、御使いの天使たちが      
6.お部屋を飾ろう      
7.いと高き天においては神に栄光あれ      
8.一輪のバラが咲いて
B面
1.きよしこの夜      
2.天使たちと羊飼いが      
3.子どもたちよ、こい      
4.もろびとこぞりて      
5.小さい少年鼓手      
6.私たちは聴いた、天で天使たちが      
7.羊飼いたちよ、こい      
8.子らよ、ともに歌え 
RCA



 1975
 
SRA-3019
1978年の公演プログラムに紹介されています。
<ウィーン少年合唱団50周年記念盤>
ハイドン=テ・デウム/モーツァルト=ヴェスペレ(RCA、 SRA−3019)1975年発売

A面
1.ハイドン=テ・デウム  ハ長調(皇后マリア・テレージアのための)
2.モーツァルト=ヴェスペレ  ハ長調 K.339より
-1.主はいわれる   
-2.主をほめまつる

B面
1.モーツァルト=ヴェスペレより
3.幸いなるかな 
4.ほめたたえよ、主のしもべたちよ
5.主をほめたたえよ
6.マニフィカート
 
 ウィーン少年合唱団 (合唱、ソロ)   ウィーン合唱隊   ハンス・ギレスベルガー指揮   ウィーン室内管弦楽団    クルト・エクイルツ(テナー) エルンスト・ヤンコヴィッシュ (バス)    ペーター・プラニャフスキー(オルガン) 
RCA


 1977

RX-2396 
1980年の公演プログラムに紹介されています。

美しく青きドナウ/ウィーン少年合唱団(RCA RX-2396)

ハンス・ギレスベルガー指揮/フランツ・M・ファルンベルガー、ピアノ/ヘルムート・フロッシャウアー、ピアノ及びピアノ編曲

SIDE 1 ヨハン・シュトラウス:1.ワルツ「美しく青きドナウ」作品314
2.ポルカ「どういたしまして」作品372    
3.ワルツ「ウィーンの森の物語」作品325    
4.ポルカ「歌の喜び」作品328    
5.ワルツ「南国のばら」作品388
SIDE 2 ヨハン・シュトラウス:
1.ポルカ「観光列車」作品281    
2.ポルカ「雷鳴と電光」作品324    
3.皇帝円舞曲 作品437    
4.ポルカ「うわ気心」作品319    
5.ワルツ「ウィーンかたぎ」作品354

  この盤では、(なかなか取り上げられない曲だと思う)ウィーン少年合唱団の来日コンサートのオペレッタで歌われる<2.ポルカ「どういたしまして」作品372>が大きな拾いものである。ウィーン少年合唱団が歌うならHetsujiの好みとしては、ほんのほんのほんの少−しだけ心持ちテンポを速めて欲しいところだが、この盤では世界に冠たるウィーン少年合唱団ならではの音でシュトラウスを聴くことが出来る。ギレスベルガー教授らしい清冽な響きで、襟と姿勢を正して聴かなければならないような仕上がりになった。
  <1.ポルカ「観光列車」作品281>では、少年個々の声が聞き取れる感じで残っていて、決して飼い慣らされたような声(合唱)ではないし、1980年を中心にしての数年も又、ファンには要チェックの時代である。合唱に自信と、表現力に裏打ちされた誇り高さを感じる。<5.ワルツ「ウィーンかたぎ」作品354>の出だしの音も清らかに冷たい。(by Hetsuji) 2000/12/3 up  
RCA



1979/5/1
〜4 
 
RVC-2337
1983年の公演プログラムに紹介されています。
1980年の公演プログラムに来日記念盤として紹介されています。


来日記念盤 故郷のうた ウィーン少年合唱団〜ドイツ・オーストリア民謡集(RVC-2337)1979年5月1-4日ウィーンシューベルツァールで録音。ウィーン少年合唱団(ウーヴェ・クリスティアン・ハラ指揮)

SIDE 1:
1.きけ、外からやってくるのは(ドイツ、ファルツ地方の民謡)
2.彼女はまさにばらの木だ(16世紀の集会の歌)    
3.ターラウのエンヒェン(ジルヒャー)    
4.おお、いとしのカタリーナ(エルザス地方の踊りの歌)    
5.森の小鳥が飛んでくる(17世紀、メンニンゲン地方の愛の歌)    
6.ばらの木、にわとこの花(シュレジア地方の踊りの歌)    
7.すべての泉から水があふれ(シュワーベン地方の民謡)    
8.雪におおわれた山で(シュレジア地方の愛の歌)   
9.冷たい大地で(グリュック)   
10.森や野原で(狩の歌)
SIDE 2:
1.元気でいろよ、並んでいろ(オーストリア、アルプス地方の民謡)
2.まさにこの世は大きく広い(フェルダラー)    
3.ぼだい樹の下に(ケルンテン地方の愛の歌)    
4.3月には農夫は仔馬を引きだし(メーレン地方の唱歌)    
5.山が大好き(ケルンテン地方のアルプスの牧場の歌)    
6.故郷の歌、州の賛歌(シュテルツハーマー−シュノフハーゲン)    7.愛する神よ、愛するアルプスよ(アルプスの牧場の収穫の歌)    
8.高いダッハシュタイン賛歌(ザイトラー−ディルベック)   
9.楽しい狩に出発だ(ケルンテン地方の狩の歌)

  これは、80年代をコンサートに通い続けた私の友人に、そのきっかけを与えた80年来日組の来日記念盤として売り出されたLPである。実際の録音は10ヶ月近くも遡るが、80年来日組が持っていた本家本元最上級の天使の歌声系の響きに通う音が残されている。ウィーン少年合唱団特有のソプラノの気品高さとともに、アクセントの付け方にメリハリが効いていて少年ならではの清々しい魅力も感じられる。
  今聴き直すと、改めて音の変遷を感じ、合唱団名は変わらなくても、「音」は微妙に移り変わることを思い知らされる。「音」は一瞬一瞬を生きている。その79年の団員たちの「気=精神性」を、みごとにつかまえたこの録音は、日本語で受ける「民謡」のある種のイメージを飛び越えて、故郷の素晴らしさを、美しく誇り高く歌い上げている。(by Hetsuji) 2000/11/26 up 
RCA



 1979.2
 
RVC-2298
 1983年・1980年の公演プログラムに紹介されています。

アヴェ・マリア/ドミンゴとウィーン少年合唱団(RVC-2298)
1979年2月録音。
ヘルムート・フロシャウアー指揮

SIDE 1:
1.アヴェ・マリア    
2.天使のパン    
3.しもべらよ、ともに歌わん    
4.神の子羊    
5.責められる者は幸いである
SIDE 2:
6.アヴェ・マリア    
7.ラールゴ(なつかしい木陰)    
8.十字架   
9.もろもろのサバの民が来たり   
10.神の御子は今宵しも    
11.神は我がやぐら
RCA



録音:1978年3月4〜9日 

RVC-2257
1980年の公演プログラムに紹介されています。モーツァルト ミサ曲 ハ長調K.317「戴冠ミサ(RVC-2257)
モーツァルト/戴冠ミサ k.317・小ミサ曲 K.49  (RCA/RVC-2257)
クルト・エクイルツ(テノール)、ゲルハルト・エーデル(バス)、ウィーン少年合唱団、ハンス・ギレスベルガー指揮、ウィーン宮廷音楽教会管弦楽団及び合唱団、ウィーン国立歌劇場男声合唱団員、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員、録音:1978年3月4〜9日、ホーフブルク・カペレ

1面 ミサ曲ハ長調 K.317「戴冠ミサ」
2面 小ミサ曲ト長調 K.49

この年代になると録音技術が上がり、音がクリアに聴こえる分、オケの美しさに驚かされる。合唱のバックに流れる弦楽奏の、細かいメロディや音の処理の仕方が抜群に上手い。これを聴くだけでも、得をした気分になる。歌の方は、ベテランソリストが抜けちゃった直後だったの? と感じるくらい、コーラスもソロも軽めの仕上がり。でも、どんな時でも一定のレベルは保ちつつ、スッキリと品良くまとめられているのはさすが。小ミサ曲を聴き直したのは久しぶりで、所々メロディを忘れている事がちょっとショックだったが、モーツァルト12歳の時の作品で、やはり並みのお方でない事を実感してしまう。このコーアの声質は、どちらかというと小ミサ曲の方に合っている。重たくなりすぎず、訓練させた上手さは充分感じる。ギレスベルガー氏らしい音での、好感度の高い演奏に満足している。(by Nao) 2002/06/16 up 
RCA   
RVC-2158
 
 RCA
RVC-2126 
1978年の公演プログラムに紹介されています。
ハイドン ミサ曲 変ロ長調「テレジア」(RCA/RVC-2126)1976年1月録音

ウィーン少年合唱団のソリストたち(ソプラノとアルト)、クルト・エクイルツ(テノール)、ゲルハルト・エーデル(バス)、ハンス・ギレスベルガー指揮、ウィーン宮廷音楽管弦楽団及び合唱団(ウィーン少年合唱団、ウィーン国立歌劇場男声合唱団員、ウィーン国立歌劇場管弦楽団団員) 

1970年代の後半立て続けに発売された、RCAの1枚。私のLPの帯には、「S:ペーター・バウアーA:フーベルト・レベッシュ」と書き込みをしてあるが、人伝にそう聞いたように記憶している。録音年月からすると、'75来日メンバーの可能性もあろうが、真偽の程は不明。盤はきちんと手入れした後があり、「よしよし!」と思いながら聴き始めたのに、針飛びとプチプチ音があってちょっとショック。曲の方は、J・ハイドンらしい明るいメロディーに、重過ぎない爽快な演奏がウィーン少年合唱団の品の良さにマッチして、何とも晴れやかな気持ちへと導いてくれる。アルトはアルト・パートの音域を軽々と出せるタイプで、私は結構この手のソリストに弱い。「オペレッタの時にこんな子がいると楽しみ倍増よね。」と余計な事を考えながら、耳を像の耳にして聴き入ってしまった。ソプラノはこの時期に多い、スッキリと伸びる少年らしい歌声だ。四半世紀を超えた録音だが、ついこの間初めて聴いたような、懐かしい錯覚に捉われている。(by Nao) 2001/07/22 up 
 RCA
RVC-2118 
1978年の公演プログラムに紹介されています。
"シューベルト:ミサ曲第6番変ホ長調 D.950" (RCA/RVC-2118)
ウィーン少年合唱団の独唱者たち(ソプラノとアルト)/クルト・エクイルツ(テノール)/アドルフ・トマシェック(テノール)/ニコラウス・シムコウスキー(バス) ハンス・ギレスベルガー指揮
ウィーン宮廷音楽教会管弦楽団及び合唱団(ウィーン少年合唱団、ウィーン国立歌劇場男声合唱団団員、ウィーン国立歌劇場管弦楽団団員) 1976年1月、ホーフブルクカペレ

1.キリエ  
2.グロリア  
3.クレド  
4.サンクトゥス  
5.ベネディクトゥス  
6.アニュス・ディ


私はこの曲を「宗教音楽」と意識せずに、ただただ好きで聴きまくってきた。このLPと、同時期にFM放送でエアチェックした第6番(こちらはカール・ベーム指揮)を日課のように聴いていた。静かで甘美なコーラス・壮大なフーガ・優雅なメロディは、合唱とソロのコンツェルトのようだ。好きな本はパッと開いた適当なところから読んでもおもしろいものだが、この曲も同じ。CD・MDと異なり、カセット・テープは前に止めたところから始まる。ダビングしたテープのどこから聴いても入り込んでいける、超お気に入りだ。が、聴く都度切なくなるほどに美しい滑り出しから、充実感のうちに静かに終わるこの曲、やはり1曲通して聴きたい。この後、同曲のグロスマン盤に出会ってからは、そちらがメインになってしまうが、聴きも聴きたりという存在のLPだ。ソリストは'60年代の艶やかな声質とは異なり、凛冽さが前面に出ている。ギレスベルガー盤には、この手のソリスト+少年っぽい合唱のイメージが強い。RCA系は、フィリップス・EMI系とは録音年代が違うので、後者の胸に迫る上手さとは多少異なる事を意識して、聴いていたと思う。それでも、飽きもせず聴き続けたのは、偏にウィーン少年合唱団の歌うこの曲が好きだったからだろう。私にとって思い入れの深いLPだ。(by Nao) 2001/07/01 up

 
RCA



1976/5 
 
RVC-2113
1980年・1978年の公演プログラムに紹介されています。
"モーツァルト/レクイエム 二短調 K.626"  (RCA/RVC-2113)
クルト・エクイルツ(テノール)、ゲルハルト・エーデル(バス)、ウィーン少年合唱団の独唱者たち(ソプラノとアルト)、ハンス・ギレスベルガー指揮、ウィーン宮廷音楽管弦楽団及び合唱団(ウィーン少年合唱団、ウィーン国立歌劇場男声合唱団員、ウィーン国立歌劇場管弦楽団団員)
録音:1976年5月、ウィーン、コンツェルトハウス・シューベルトザール

同時期に発売されたRCAの宗教曲シリーズの中では、あまり聴いていなかったもの。久しぶりだった事もあって、新鮮で「なかなかよく歌えているではないの?!」と思ってしまった。K・エクイルツやG・エーデルのソロは、お馴染みの声で自然に溶け込んでいる。B-S・B-Aのソリストも、この年代を象徴するかのような、清廉なソロを披露している。B-Sは、高い音に行くほど、ピンと張りつめた声になるタイプ。RCAシリーズは、なぜかこの手のソリストが多い。好きなのは冒頭の「レクイエム」と「キリエ」で、最後の「コンムニオ」でも同じメロディがリピートされるが、ここだけ聴いても堪能できる。締めくくりをかなり力強く伸ばして終えたり、いつものコーラスよりも重厚さを押し出しているように感じる。ウィーン少年合唱団+モーツァルトとくれば、明るいイメージを優先して、もうひとつ浸り切れないところがあるが、全体をスッキリと仕上げてくるところは流石だ。この録音の「ラクリモーサ」は、映画 "PRIMAL FEAR" のサントラにも収録されている。(by Nao) 2002/07/14 up 
 RCA  
RVC-2003
 
RCA


LP

1980/9/21発売  

RCL-8001
 
1983年の公演プログラムにベストアルバムとして紹介されています。
1980年の公演プログラムに来日記念盤として紹介されています。


"野ばら"&"美しく青きドナウ" ウィーン少年合唱団ベスト・アルバム(RCA RCL-8001)
ウーヴェ・クリスティアン・ハラー指揮(SIDE-A. 1, 3-5)ハンス・ギレスベルガー指揮(SIDE-A. 2,6,7 / SIDE-B) 1980年9月21日発売。

SIDE-A:
1.野ばら(シューベルト)   
2.流浪の民(シューマン)   
3.ます(シューベルト)   
4.セレナード(聞け、聞け、ひばりを)(シューベルト)   
5.ターラウのエンヒェン(民謡)   
6.一輪のばらが咲いて(民謡)   
7.グリーンスリーヴス(民謡)

SIDE-B:ヨハン・シュトラウス
1.美しく青きドナウ   
2.ウィーンの森の物語   
3.南国のばら   
4.皇帝円舞曲  
フィリップス


1983/04/27 - 05/02 

28PC-5009 
MOZART・KROENUNGSMESSE・SPATZENMESSE・WIENER SAENGERKNABEN・WIENER SYMPHONIKER・HARRER(PHILIPS 411 139-1) 1983年4月27日−5月2日 ウィーン、ローゼンヒューゲルで録音。
"モーツァルト/ 戴冠式のミサ&雀のミサ"  (フィリップス/28PC-5009)
ウィーン少年合唱団員(ソプラノ・アルト)、ペーター・イェロシツ(テノール)、ゲルハルト・エーデル(バス)、ウィーン少年合唱団、コルス・ヴィエネンシス、ミヒャエル・G・ゴルムレイ(オルガン)、ウィーン交響楽団、指揮:ウーヴェ・クリスティアン・ハラー、録音:1983年4月27日〜5月2日・ウィーン、ローゼンヒューゲル

モーツァルト W.A.Mozart 1756-1791
SIDE 1:Mass in C, K.317"Coronation" /Missa C-dur KV 317 >>Kroenungsmesse<< /Messe en ut majeur, K.317 <<du couronnement>> /ミサ曲 ハ長調 K.317「戴冠式ミサ」
1.Kyrie  
2.Gloria  
3.Credo  
4.Sanctus  
5.Benedictus  
6.Agnusu Dei
SIDE 2:
1.Inter natos mulierum, K./KV 72 (74f) Offertorium de S. Joanne Baptista 女の産みたるもののうち K.72(74f) (洗者ヨハネの祝日のためのオッフェルトリウム ト長調) 
Missa brevis in C, K.220 / Missa brevis C-dur KV 220>>Spatzenmesse<< / Messe breve en ut majeur, K.220<<des moineaux>> / ミサ・ブレヴィスハ長調K.220「雀のミサ」 
2.Kyrie  
3.Gloria   
4.Credo   
5.Sanctus   
6.Benedictus 
7.Agnusu Dei

Sopran & Alt Zwei Wiener Sangerknaben / Peter Jelosits,tenor / Gerhard Eder, bass / WIENER SANGERKNABEN / CHORUS VIENNENSIS / Conducted by UWE CHRISTIAN HARRER

ブルックナー・コーアが来日中に居残り組がレコーディングした事になるが、いいソリストを擁した実力派が好演をしている。 '80年代の録音は相応に聴き応えがあり、今でも '70年代のものより聴き返す機会は多い。ハラー氏も好きだ。このコーアはとても声が伸びやかで、息づかいや子音の切れなど、デジタル録音がゆえの細かいニュアンスも伝わってくる。微妙なテンポの変化やブレス箇所の工夫が、ソロを引き立てている。何よりも、ソプラノ・アルト共にソリストが上手で、聴き惚れてしまう。ソリストのベストな時期にレコーディングしたものと思われるが、B-Sは低音部からして只者ではない雰囲気を醸し出している。ふくよかで丸みを帯びた声が、高音部に差しかかると一段と華やいで響いてくる。このソロを持ってして戴冠ミサを聴く事ができるのは、うれしい。「雀」も小粋なしあがりで、ソロが利いて、張りのある良い仕上がりだ。モーツァルトの明るいメロディを優しく品良く歌いまとめるのに、ウィーン少年合唱団はとても似つかわしい。感想は一言で言うなら、「し・あ・わ・せ」かな。(by Nao) 2002/06/23 up 
フィリップス


1983/4/25
〜29 
 
28PC-110
アヴェ・マリア/カレーラスWithウィーン少年合唱団(フィリップス  28PC−110)1983年4/25〜29録音
ホセ・カレーラス、  ウィーン少年合唱団、 コルス・ヴィエネンシス/ウィーン交響楽団、  ミヒャエル・ゴルムレイ(オルガン)/指揮:ウーヴェ・クリスティアン・ハラー

 Side A
1.ハレルヤ〜「メサイヤ」より (ヘンデル) 
2.天使の糧 (フランク)
3.主よ、憐れみたまえ(ストラデッラ)
4.祈り(アルバレス) 
5.聖なるかな、聖なるかな〜「ドイツミサ曲」より(シューベルト)
Side B
1.アヴェ・マリア(バッハ=グノー)
2.アニュス・ディ(ビゼー) 
3.聖母マリアの賛歌〜「4つの聖歌」より(ヴェルディ)
4.悔悟(グノー) 
5.主よ人の望みの喜びよ〜カンタータ第147番より(バッハ) 
フィリップス


 1982/2/11 -16

28PC-73 
1983年の公演プログラムに来日記念最新録音として紹介されています。

シューベルト/ドイツ・ミサ曲/ミサ曲第2番ト長調/ウィーン少年合唱団 (PHILIPS 28PC-73)
1982/2/11-16, Rosenhuegel で録音。conducted by : UWE CHRISTIAN HARRER

SIDE 1: ミサ曲第2番ト長調D.167
1.Kyrie   
2.Gloria   
3.Credo   
4.Sanctus   
5.Benedictus   
6.Agnus Dei
SIDE 2: ドイツ・ミサ曲D.872
1.Zum Eingang: Wohin soll ich mich wenden
2.Zum Gloria: Ehre sei Gott in der Hoehe
3.Zum Evangelium: Hoch lag die Schopfung formlos da
4.Zum Offertorium: Du gabst, o Herr, mir Sein und Leben
5.Zum Sanctus: Heilig, heilig, heilig  
6.Nach der Wandlung: Betrachtend deine Huld und Guete 
7.Appendix: Das Gebet des Herrn: Anbetend deine Macht und Grosse
8.Zum Agnus Dei: Mein Heiland, Herr und Meister
9.Schlussgesang: Herr, du hast mein Fleh'n vernommen

ウィーン少年合唱団員(ソプラノ=D.167) ペーター・イェロシツ(テノール=D.167) ロベルト・リーナー(バス=D.167)
 
フィリップス


 1982/2/11 -16

28PC-71 
1983年の公演プログラムに最新デジタル録音として紹介されています。

シューベルトの子守歌〜ウィーン少年合唱団ソング・ブック/(PHILIPS 28PC-71)1982年2月11-16日,Wien, Rosenhuegel で録音。conducted by : UVE CHRISTIAN HARRER , poano: ROMAN ORTNER

Side:1
1.五月の歌    
2.子守歌   
3.すずらんと小さな花たち    
4.音楽に寄せて    
5.すみれ    
6.春のはじめに    
7.私の願い    
8.つばめたち    
9.子供たちの見張り    
10.子守歌    
Side:2
11.春の挨拶    
12.渡り鳥の別れの歌    
13.幸福   
14.秋の歌
15.マリアの子守歌
16.田舎の楽しみ
17.美しい花
18.子供の遊び
19.眠りの精

Soloists of WIENER SANGERKNABEN 
フィリップス  
28PC-46
1983年の公演プログラムに最新デジタル録音として紹介されています。

野ばら、眠りの精〜ウィーン少年合唱団(PHILIPS 28PC-46) 1981年9月1日〜11日、Wien, Rosenhuegel で録音。
conducted by : UVE CHRISTIAN HARRER
, poano: FRANZ FARNBERGER

SIDE 1:
1.さあ私と踊りましょう   
2.ビバブツェマンが踊る   
3.木にとまっているカッコウ   
4.カッコウとロバ   
5.母の日に   
6.水車がまわる   
7.野ばら(ウェルナー)   
8.ひとりの小人が森に   
9.狩のうた   
10.月は静かに    
11.夕べの歌(月が昇って)   
12.子羊をもつ人は
SIDE 2:
1.うちの犬が子犬だったとき  
2.小鳥がとんできて
3.ゆうべ私は出かけた   
4.ブンブンブン蜂がとぶ   
5.雨がふって大地がぬれる   
6.クルプファルツの狩人   
7.春へのあこがれ(モーツァルト)
8.森でなくカッコウ
9.なんとすてきなひびき
10.お星さまいくつ
11.眠りの精(ブラームス)
12.ねむれよい子よ 
フィリップス




1982/2/11 -16 
 
28PC-31
1983年の公演プログラムに最新デジタル録音として紹介されています。

ウィーン少年合唱団シュトラウスをうたう (PHILIPS 28PC-31)Recording Dates and Place: 1981.9.2-11 Wien, Rosenhuegel 録音1981年9月2日〜11日 CD(PHCP−1410)と全く同じ音源でのレコード盤。
conducted by : UWE CHRISTIAN HARRER
, poano:FRANZ FARNBERGER(SIDE1:4) poanos:FRANZ FARNBERGER, Josef Doeller (SIDE2:4) poanos:FRANZ FARNBERGER, Helmuth Froschauer (SIDE 1 & SIDE 2:1,2,3,5)

SIDE 1:
1.酒・女・歌 作品333(ヨハン・シュトラウス)
2.ピツィカート・ポルカ(ヨハン&ヨゼフ・シュトラウス)
3.子守歌〜オペレッタ「インディゴ」より(ヨハン・シュトラウス)
4.ハンガリー万歳! 作品332(ヨハン・シュトラウス) 
5.朝の新聞 作品279(ヨハン・シュトラウス)
SIDE 2:
1.千一夜物語 作品346(ヨハン・シュトラウス)
2.かじやのポルカ 作品269(ヨゼフ・シュトラウス)
3.オーストリアの村つばめ 作品164(ヨゼフ・シュトラウス)
4.トリッチ・トラッチ 作品214(ヨハン・シュトラウス)
5.シトロンの花咲く国 作品304(ヨハン・シュトラウス)

  これは83年来日組がアルバムカバーになっていたので嬉しかったLP。50〜60年代にオーケストラ共演した(私の耳には)ベスト1のシュトラウスと比較しても、合唱は引けを取らない。時期的には繊細型の最高峰80年来日組とアルトに魅力が加わった83年来日組の間にあって、音を伸ばしても最後の瞬間まで崩れないところが非常に端正で美しく、どちらかといえば「天使の歌声系」的でありながらも、金管系とは微妙に違う音を残している。
  今、<3、子守歌〜オペレッタ「インディゴ」より>のソロを聴くと、後年、写真+ソリスト名入りの録音を残したGeorg君の声のようにも思える。が、録音年月日から考えて、86年に来日したとき彼はソリストだったとはいえ、83年は小さかったので、私の耳の間違いだろう。
  <5、シトロンの花咲く国>のアァアーアァの声も80年代中盤以降と違って充分に相当に魅力的だが、残念ながら、ミューズは現れなかった。昔だったら少年が歌っていたパートをピアノで間に合わせたりしているからか? などと思った。(by Hetsuji) 2000/12/3 up 
 フィリップス






(P)1980

(rec) 1955-1963
 
25PC-55
野ばら、ます〜天使の歌声 ウィーン少年合唱団(PHILIPS 6448 073 / 25PC-55 発売元:日本フォノグラム株式会社)1955-1963年録音。1980年発売。

SIDE 1:
1.野ばらHelmuth Froschauer,piano 
2.ますHelmuth Froschauer,piano 
3.シューベルトの子守歌
Ferdinand Grossmann, conductor 
4.皇帝円舞曲
Helmuth Froschauer, conductor 
5.アレルヤHelmuth Froschauer, conductor 
6.さらば故郷Ferdinand Grossmann, conductor 
7.荒城の月
 
8.きよしこの夜Gerhard Lang, conductor
SIDE 2:
1.のばらRubert Kuehbacher, conductor 
2.きけきけひばりRubert Kuehbacher, conductor and piano
3.流浪の民Rubert Kuehbacher, conductor and piano 
4.ちょうちょう
Helmuth Froschauer, conductor 
5.アルファベットの歌
Rubert Kuehbacher, conductor and piano 
6.妖精の歌
Rubert Kuehbacher, conductor
7.ブラームスのワルツRubert Kuehbacher, conductor and piano 
8.眠りの精Ferdinand Grossmann, conductor

PHILIPS 15PC-125 と比較し 引き算すると、赤い色で書いたタイトルの曲が1961, 1962, 1963年の録音ということになる。

 最初に「 5.アルファベットの歌Rubert Kuehbacher, conductor and piano」を聴いてみた。ん〜(PHILIPS S 06066 R)と同じ。なんとなく安心。(変だけれど)これは私にとってたぶんリアルタイムのLP。でも、オリジナルの方が魅力的。魅力的というのは、良いところも悪いところ(弱いところ)も含めて、指揮者の個性が作った世界を味わいたい、ってことなんだろうな。もちろん、これは、選り抜きの完璧なWSKとしての看板の1枚、には なっているが。その分、野暮ったいのがプログラムから落ちている。そこが面白くないのかも。
 HetsujiがWSKの経営者だったら、WSKとしての完全無欠の盤を世の中に送ることができれば一番良いのであって、そのときの指揮者が誰、とか ソリストが誰、とか 名前を付記するよりも、名前が無い方が、それが良い演奏であればあるほど、より普遍的にWSKの演奏として浸透していくのかもしれないと気が付いてしまった。下手なときだけ、指揮者やソリスト名を明記すれば良いのだ、って。子どものスター意識を摘むというよりも、上手だった時期は「普遍」を狙ってソリスト名を記載しない時期が続いたんじゃないのかなあ。だからWSKのソリストを記名しない方針は、WSK自体の存在にはプラスになっていると思う。(ファンとしての思いは別だけれど)
 気にしつつ聞くと、フロシャワー氏指揮では音がストレートに聞こえるのに対して、グロスマン氏指揮の「3.シューベルトの子守歌」は、微妙にエコーがかかり、やわらかな声の響きとの相乗効果で、合唱が、夢のように聴こえてくる。
4.皇帝円舞曲」…アルトが良いなあ。ソリストはソプラノパートは高い音が詰まっている感じ。誇り高く凛々しい男の子の声だけれど。最後、音を伸ばすところも感動的だし。
 このLPのHelmuth Froschauer, conductorは、ソプラノパートが萎縮している声に聴こえる。録音の違いかもしれないけれど…。荒城の月には指揮者名がなかったけれどソプラノからして彼だろうな。
 と〜っても微妙なところなんだけれど、合唱の伸びやかさを、私はよりFerdinand Grossmann, conductorの方に感じてしまった。かなりの開放感です。「8.きよしこの夜Gerhard Lang, conductor」のデュエットも、かなりの開放感ですが。
 合唱の「素」はRubert Kuehbacher, conductorがマル。声は幼げにシャープだけれど、テクニックはプロ。メリハリつけて大人でもここまで歌える? って尋ねたくなるほど上手です。アルトも良いこと…。
 この頃って、もしかして、キュイバッハ先生のクラスとか、フロシャワー先生のクラスとかラング先生のクラスとかグロスマン先生のクラスとかあって、それぞれの組がレコーディングや演奏会の競演をしていたんだろうか? ため息がでるほど、すごすぎる妄想だけれど。華やかでシャープでキラキラしたキュイバッハ組と、おちついておおらかなフロシャワー組、そして優雅なグロスマン組…それぞれの良さを1枚につめて、看板を出していたんだなあ、WSKは。これじゃ、他のCHOIRがかないっこないよ。出だしに、(PHILIPS S 06066 R)と同じ。なんとなく安心。って書いたけれど、聴き終えた今は、全くの別物イメージ。天空のWSK、です。存在がはるか彼方だ。 (by Hetsuji) 2004/12/03 up 
フィリップス



1982/9/1〜4日録音 
 
20PC-2011
聖しこの夜/ウィーン少年合唱団メリークリスマス (フィリップス 20PC−2011{6514 318})1982年9月1日〜4日録音/ウィーン少年合唱団、コルス・ヴィエネンシス(Side1−1、Side2−1,5,8)ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団 オルガン:インゴマル・ライナー 指揮:ウーヴェ・クリスティアン・ハラー

SideA 
1.聖しこの夜 (オーストリア)  
2.鐘がなりひびく(ドイツ)  
3.ひいらぎ(オーストリア)   
4.この世に御子が (オランダ)   
5.御子がお生まれの時(イタリア)    
6.クリスマスの喜び(ドイツ)
7.聖なる夜(M・ハイドン)
8.クリスマスの12日(イギリス)
SideB
1.ノエル・ノエル(イギリス)
2.静かにお休み(ザルツブルク)
3.今こそお迎えを(オランダ)
4.荒野の果て(フランス)
5.祈りのヨーデル(オーストリア)
6.王様の行進(フランス)
7.羊の番をする時(ドイツ) 
8.天にはさかえ(讃美歌98番) 
 フィリップス



1964.12
 
15PC-129
1980年8月頃にウィーン少年合唱団名盤としてレコード会社が紹介しています。
1983年の公演プログラムに最新デジタル録音として紹介されています。

世界民謡の旅(PHILIPS 15PC-129)(アマデオ原盤)

指揮:ヘルムート・フロシャウアー(Side B:2:7 フェルディナンド・グロスマン)
Recording Dates and Place :1964,12 Wien / 1960 (Side 2:7)

Side A
1.かっこう(オーストリア)   
2.ロセリルとお母さん(デンマーク)   
3.スモーランドの娘さん(スウェーデン)   
4.めざめよ、いとしい人(ドイツ)   
5.3人の少年鼓手(フランス)   
6.グリーンスリーヴズ(イギリス)   
7.クローバーの小さい花(ジェマル・レシト・レイ曲:トルコ)
Side B
1.ソーラン節(日本)   
2.しばし別れの時(ニュージーランド)    
3.ワルツィング・マチルダ(M.コーワン曲:オーストラリア)   
4.さくらさくら(日本)   
5.おおスザンナ(フォスター曲:アメリカ)   
6.シェリト・リンド(メキシコ)   
7.チロルの子守歌(オーストリア)

世界民謡の旅(PHILIPS 15PC-129)(アマデオ原盤)

  昨今来日する団員のうち、大きい団員のみを集めて編制したかのような落ち着いた歌声であり、情感を込めて歌っているようにきこえる。微妙な違いなのだろうが、小さなことの積み重ねが、結局は、別団体でもあるかのように、過去の録音が残ることになった。64年来日組はもしかしたら映画「青きドナウ」のメンバーかもしれないし、そう思い込むと以前映画で聴いた歌声のようにも聞こえてくる。このときは、天使の歌声系の声と比較すると、まだ少年を感じさせる音があったように思う。個人的には、EMI盤(の繊細さの最高峰)の方がもっと好きだが、表現力を感じさせる盤であることには違いない。(by Hetsuji) 2001/04/15 up  
 フィリップス
15PC-128 
1980年8月頃にウィーン少年合唱団名盤としてレコード会社が紹介しています。
1983年の公演プログラムに最新デジタル録音として紹介されています。

来日記念盤 ウィーン少年合唱団 ぼくたちの歌(フィリップスレコード 発売元:日本フォノグラム 15PC-128)1980年発売。1960年録音。フェルディナンド・グロスマン指揮

SIDE 1:
1.神のみ恵みはだれに 
2.いざ、さすらいの友よ 
3.月の出る野原で 
4.五月の歌 雪がとけて 
5.いなか道で 
6.それとそれ 
7.さらば故郷 
8.さすらいの歌 
9.いざ立ちあがれ、なかまたち 
10.歓喜の声をあげよう 
11.ほら、聞こえてくる 
12.南にむかって 
13.歌をうたえば鈴が鳴る 
14.さようなら、いとしの故郷

SIDE 2:
1.シューベルトの子守歌 
2.銀の角笛を持った牧人 
3.おやすみ 
4.さすらい人の夜の歌 
5.ねむれよい子よ 
6.チロルの子守歌 
7.月に寄す お月さまはとても静か 
8.子どもたちはおやすみに 
9.お星さまいくつ 
10.ああ、美しき夕べかな 
11.月はのぼりぬ 夕べの歌 
12.お月さまがみえなくなる

80年代にはいると私はようやくお小遣いを稼ぐことができるようになっていたので、レコードを買い始めている。しかし、録音年が60年代であることには頓着していなかった。例のPHILIPS盤なのであるが、結果的に、何度目かの黄金期の録音を手にしていた訳だ。60年の声は、私が言うところの「天使の歌声」系ではない。それを彷彿させるウィーン少年合唱団ならではの響きは内包しているが、もっと落ち着いて低くて温かく豊かに感じる。そして完璧なまでの「合唱」がある。(by Hetsuji) 2000/05/07 up  
フィリップス



 1964.03

15PC-127 
1980年8月頃にウィーン少年合唱団名盤としてレコード会社が紹介しています。

アレルヤ、アヴェ・ヴェルム・コルプス〜ウィーン少年合唱団 モーツァルトをうたう (PHILIPS15PC-127) 1964年3月ウィーン、1963年4月(K.165)録音。
指揮:ヘルマン・フルトモーザ(SIDE 1-1) 指揮:フェルディナンド・グロスマン(SIDE 1-2,3 SIDE 2)

SIDE :1
1.モテット:エクスルターテ・イゥビラーテK.165   
2.オッヘェルトリウム・デ・テンポーレ:主のお憐れみをK.222  
3.聖母マリアのためのオッフェルトリウム:うるわしの創造主なる神の御母K.277

SIDE :2
1.ヴェニ・サンクテ・スピリトゥスK.47   
2.洗者聖ヨハネの祝日のためのオッフェルトリウムK.72   
3.レジナ・チェリK.276   
4.聖母マリアの祝日のためのグランドゥアーレ:サンクタ・マリア・マーテル・ディK.273   
5.聖体の祝日のためのオッフェルトリウム:来たれ、もろもろの民K.260   
6.モテット:アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618

1人のウィーン少年合唱団員=ソプラノ(SIDE 1-1) 、2人のウィーン少年合唱団員=ソプラノとアルトルドルフ・レッシュ=テノール、アロイス・ブッフボイアー=バス(SIDE 1-2,3 SIDE 2)  
 フィリップス
15PC-126 
 
フィリップス




 LP

(P)1980

(rec) 1955-1960

15PC-125 
野ばら、眠りの精〜ウィーン少年合唱団 シューベルト、ブラームスをうたう(PHILIPS 15PC-125)Recording Dates:1955-1960

SIDE 1:
1.野ばら(シューベルト)Franz Schubert(1797-1828):Heidenroeselein Ein Saengerknabe, boy-soprano Helmuth Froschauer,piano
2.小さい村(シューベルト)Franz Schubert(1797-1828)Das Doerfchen,Op.11 No.1D.641 Ferdinand Grossmann,conductor
3.ます(シューベルト)Franz Schubert(1797-1828)Die Forelle,Op 32,D550 Ein Saengerknabe, boy-soprano Helmuth Froschauer,piano
4.反抗(シューベルト)Franz Schubert(1797-1828)Widerspruch,Op.105 No.1, D.865Ferdinand Grossmann,conductor
5.音楽に寄せて(シューベルト)Franz Schubert(1797-1828)An die Musik,Op.88 No.4,D.547Ein Saengerknabe, boy-soprano Helmuth Froschauer,piano
6.ゴンドラをこぐ人(シューベルト)Franz Schubert(1797-1828)Der Gondelfahrer,Op.28,D.809 Ferdinand Grossmann,conductor
7.野の寂しさ(ブラームス)Johannes Brahmus(1833-1897)Feldeinsamkeit,Op.86 No.2 Ein Saengerknabe, boy-soprano Helmuth Froschauer,piano
8.万歳(ブラームス)Johannes Brahmus(1833-1897)Juchhel,Op.6 No.4 Ein Saengerknabe, boy-soprano Helmuth Froschauer,piano
9.よるうぐいす(ブラームス)Johannes Brahmus(1833-1897)Nachtigall,Op.97 No.1 Ein Saengerknabe, boy-soprano Helmuth Froschauer,piano

SIDE 2:
1.眠りの精(ブラームス)Johannes Brahmus(1833-1897)Sandmaennlein Instrumentalsolisten Ferdinand Grossmann,conductor
2.ブラームスのワルツ Johannes Brahmus(1833-1897)Jugend,Op.39 No.15 Robert Kuehbacher,piano and conductor
3.どこへ?(シューベルト)Franz Schubert(1797-1828)Wohin,Op.25 No.2,D,795 No.2 from "Die schoene Mullerin" Ein Saengerknabe, boy-soprano Robert Kuehbacher,piano
4.きけきけひばり(シューベルト)Franz Schubert(1797-1828)Staendchen(Horch,horch die Lerch'),D.889 Robert Kuehbacher,piano and conductor
5.明るい夜(シューベルト)Franz Schubert(1797-1828)Nachthelie,Op.134,D.892Robert Kuehbacher,piano and conductor
6.夜(シューベルト)Franz Schubert(1797-1828)Die Nacht, Op.17 No.4, D.983 No.4Robert Kuehbacher,piano and conductor
7.五月の歌(シューベルト)Franz Schubert(1797-1828)Mailied,D.202Robert Kuehbacher,piano and conductor
8.万霊節の連祷(シューベルト)Franz Schubert(1797-1828)Litanel auf das Fest Aller Seelen, D.343Ein Saengerknabe, boy-soprano Helmuth Froschauer,piano
9.聖歌(ブラームス)Johannes Brahmus(1833-1897)Regina coeli,Op.37 No.3Twei Saengerknaben, sopranoband contralto Ferdinand Grossmann,conductor
10.アヴェ・マリア(ブラームス)Johannes Brahmus(1833-1897)Ave Maria,Op.12 Ferdinand Grossmann,conductor Helmuth Froschauer,piano

  フロシャワー先生って来日しましたよね? まさかとは思うけれど、このソリスト達を引き連れて、日本国内でコンサートをしたわけ? …まさかね、すごすぎるもの。ストレートな録音のようだけれど、ソリストに欠点が見えないよ。フロシャワー先生の元には、すこぶるつきのソリストがいた模様。アルトのソリスト君…しみじみと落ち着いた声を聴かせてくれています。作業の手を止めて聴いてしまう…。フロシャワー組は、心持、年長の団員の熟成した声をストレートに採録したように、Hetsuji耳には聴こえます。比して、キュイバッハ組は、若い団員のトーンの高い声で溌剌・生き生き感と可愛らしさを演出。(団員のかなり低い声も「2.ブラームスのワルツ」では聴こえてくるけれど)「3.どこへ?」「5.明るい夜」のソリストは同じですかね。だけど、キュイバッハ組の若々しさを、最初と最後の数曲をフロシャワー組やグロスマン組でフレーミングしているあたり、勢いを内に秘め、しっとりした優雅さを強調した盤と言えるかもしれない。お客さんにとってはこれら全てがWSKだから。このシュトラウス盤は、曲を数曲入れ替えた同盤とはいえず、それぞれが魅力を持った別な印象の盤に聴こえた。この盤では特にフロシャワー組が光る。(Hetsujiが勝手に組、って言っているだけです) (by Hetsuji) 2004/11/28 up 
 フィリップス
X-8628 
 
 フィリップス
X-8615 
 
 
X-8614 
 
 フィリップス
X-5607 
 
フィリップス





P.1975 
  1980年8月頃 ウィーン少年合唱団名盤として紹介されています。

来日記念盤 天使の歌声・ウィーン少年合唱団の贈りもの 野ばら 荒城の月(PHILIPS SFW-115〜16)定かではないが1975年録音又は発売。(P)1975

<第1面>
1.野ばら(ウェルナー)    
2.眠りの精(ブラームス)    
3.ブラームスのワルツ(ブラームス)    
4.妖精の歌(メンデルスゾーン)    
5.春へのあこがれ(モーツァルト)   
6.チロルの子守歌 
7.お月さまはとても静か
8.荒城の月
9.さくらさくら
10.浜辺の歌
11.五木の子守歌
<第2面>
1.皇帝円舞曲(J・シュトラウス) 
2.円舞曲「南国のばら」(J・シュトラウス) 
3.円舞曲「芸術家の生涯」(J・シュトラウス)
4.トリッチ・トラッチ・ポルカ(J・シュトラウス) 
<第3面>
1.野ばら(シューベルト) 
2.ます(シューベルト) 
3.聞け、聞け、ひばり(シューベルト) 
4.ゴンドラの舟人(シューベルト)    
5.楽に寄す(シューベルト)    
6.いずこへ(シューベルト)    
7.さすらい人の夜の歌(シューベルト)    
8.夜(シューベルト)   
9.子守歌(シューベルト)
<第4面>
1.アレルヤ(モーツァルト)    
2.アヴェ・ヴェルム・コルプス(モーツァルト)
3.グローリア〜戴冠ミサより(モーツァルト)
4.アヴェ・マリア(ブラームス)
5.ドイツ・ミサより終曲(シューベルト)
6.詩篇 第23番(シューベルト)
7.聖しこの夜(グルーバー) Duet

 SFL-9501〜2と同じ音源の構成違い盤だろうが、国内盤故にか録音年の記載も指揮者の記載も無いのが今となっては、惜しまれる。ただ構成の微妙な違いで、曲が数曲だけでも入れ替わっていて、別な曲を聴くことが出来るのが有りがたい。
  大人(当然プロ)の女声に匹敵する声量と艶と、女声を凌駕する魅力のB-Sが昔は存在していたことをこの盤の第4面<3.グローリア〜戴冠ミサより(モーツァルト)>が証明している。
  ただし寄せ集め盤故か<4.アヴェ・マリア(ブラームス)>等、マイクの位置が遠いようなプロの録音とは思えない採録状態の曲については残念だ。しかし男声との共演も素晴らしく、<5.ドイツ・ミサより終曲(シューベルト)>では全曲聴きたい欲に駆られた。<7.聖しこの夜(グルーバー)>は珍しくもデュエット。前に聴いたような気がするので、そこから録音年月日が判るかもしれない。<11.五木の子守歌>も聴かせる。来日組の少年の声であれば、64〜72を聴いたファンは、歌っている2人の少年が誰なのか判るかもしれない。<第2面>のシュトラウスの曲も、古い時代の録音とは思えないほどスピード感に溢れていて、今、聴いても飽きない。
  <7.さすらい人の夜の歌(シューベルト)>等、ソリスト名のないソロも、個人名が無いからこそ、「ウィーン少年合唱団員」という普遍的な名前を負って歌っているかのような素晴らしい出来栄えである。そして、録音年が微妙に違うのか、ときにかれんで可愛い合唱が聞こえてくるのも魅力である。(by Hetsuji) 2000/12/3 up 
フィリップス



 P.1975
  1980年8月頃にウィーン少年合唱団名盤としてレコード会社が紹介しています。
1975年の公演プログラムに来日記念盤として紹介されています。

ウィーン少年合唱団 オーストリア民謡をうたうWIENER SANGERKNABEN SING AUSTRIAN FOLK SONGS (PHILIPS SFX-8723)FERDINAND GROSSMANN, conductor P.1975

SIDE A:
1.いとしのアウグスチン      
2.狩人の歌      
3.シュタイマルクの旅      
4.アルト・アウセーの馭者      
5.青春は美わし      
6.まことの友情      
7.ツィラータールはわが喜び      
8.シュタイエルマルクの少年      
9.ヴァッハウの船のりの歌       
10.山への別れ
SIDE B:
1.ハルシュタットのヨーデル      
2.草刈り人      
3.春へのあこがれ      
4.冬は楽し      
5.ぶきっちょな狩人      
6.マッチはいかが      
7.バラのしげみ      
8.にわとり      
9.鐘のヨーデル       
10.カッコウが啼くとき       
11.ハイドルブンハイドル

「ウィーン少年合唱団愛唱曲集」 (日本ビクター/SFL−7748) ドイツ、イタリー、イギリス、フランスの12のマドリガルと8つのドイツ民謡  (録音:ウィーン・コンツェルトハウス/モーツァルトザール)及び弓の名手/ウィーン少年合唱団 ドイツ民謡を歌う ( Philips SFL-7901)と選曲が共通している。発売(再発売)は1975年だが、EMIの緑のLPが62年録音だと仮定すると、昨今のソリストと比較すると信じがたいほど大人びた声で歌っているので、これはもっと古い時代の録音だと思う。「4.アルト・アウセーの馭者」のソリストの声は昔の映画の「野ばら」で聞いたような錯覚に陥った。古い時代は特にアルトパートの声そのものがしっかりしている。このLPには、「優美な独特の本家天使の歌声系」とは違う声がある。鼻にかかった歌い方だが、低い声が魅力的なソリストたちがいる。合唱はこもっていて洗練された感じはないが、上品な素朴さと力強い魅力に溢れている。聴いていてしみじみしてしまった。(by Hetsuji) 2001/09/02 up

盤について:
チリチリなるのはそれほど気にはなりませんでしたが、「4.アルト・アウセーの馭者」「7.ツィラータールはわが喜び」で針が飛びました。(by Hetsuji) 2001/09/02 up  
 フィリップス
SFX-8721 
 
 フィリップス
SFX-8718 
 
 フィリップス

SFX-8716 
 
 フィリップス
SFX-7938 
 
 フィリップス  
SFX-7937
 
 フィリップス
SFX-7565 
 
 フィリップス
SFX-7545
 
 フィリップス
SFX-7534 
 
 フィリップス
SFL 9647-48
 
フィリップス



 1967
 
SFL 9501-2
1967年の公演プログラムに「ウィーン少年合唱団のベストセラー特撰LP」として紹介されています。
ウィーン少年合唱団といっしょに(フィリップッス・レコード SFL-9501〜2 発売元:日本ビクター株式会社)

<第1面>
1.野ばら(ウェルナー) 
2.流浪の民(シューマン) 
3.蝶々 
4.アルファベットの歌 
5.さらば故郷 
6.妖精の歌(メンデルスゾーン)  
7.ブラームスのワルツ 
8.眠りの精(ブラームス)
<第2面>
1.野ばら(シューベルト) 
2.ます(シューベルト) 
3.聞け、聞け、ひばり(シューベルト) 
4.お月さまはとても静か 
5.楽に寄す(シューベルト) 
6.さすらい人の夜の歌(シューベルト) 
7.何処へ(シューベルト) 
8.シューベルトの子守歌
<第3面>
1.皇帝円舞曲(J・シュトラウス) 
2.円舞曲「南国のばら」(J・シュトラウス) 
3.円舞曲「芸術家の生涯」(J・シュトラウス) 
4.トリッチ・トラッチ・ポルカ(J・シュトラウス) 
<第4面>
1.荒城の月(滝廉太郎) 
2.さくらさくら 
3.浜辺の歌(成田為三) 
4.五ッ木の子守歌 
5.チロルの子守歌 
6.カッコーが鳴くとき 
7.アヴェ・マリア(ブラームス) 
8.ハレルヤ(モーツァルト)

これは今で言うところのベスト盤なのだろうと思う。わりと近い時代の数年分の録音をセレクトしたもの、のようにも思う。何処へはいつもの可愛いソプラノソリストだ。中では3面のシュトラウスが好き。1曲が長い。今ならもしかしたら省略している部分も演奏しているのかもしれない。80年?の清涼感たっぷりのシュトラウスとは又別だが、優雅でかつ荘厳な演奏に聞こえる。音に「華」を感じてしまうのだ。(by Hetsuji) 2000/05/07 up 
 フィリップス  
SFL 8701-2
 
 フィリップス  
SFL-7985
1967年の公演プログラムに最新録音、来日記念盤として紹介されています。

Geistliche Chormusik /  Wiener Sangerknaben  (Philips SFL-7985)    「おどれ、喜べウィーン少年合唱団」

 演奏者
 ウィーン少年合唱団、ウィーン合唱団、ウィーン大寺院管弦楽団    ヘルマン・フルトモーゼル指揮(1面−1〜3、 2面−1〜8 )   フェルディナンド・グロッスマン(1面−2、2−面9)

 第1面
 1.モテット 「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」 K165 (モーツァルト)   *第一楽章 アレグロ  *第二楽章 ラルゲット *第三楽章アレグロ・ ノン・トロッポ     
2.ラクリモーサ (エーベルリン)     
3.ミサ・ブレヴィス  ニ長調  作品63
 第二面
 * ハンドル 1.プエリ・コンツィニーテ   
2.イエスの御名において   
3.おぉ、聖なる宴よ  *パレストリーナ 
4.ヘブライ人の子らよ   
5.全ての道ゆく人よ  
6.今日、キリストは 生まれ給いぬ   
7.おお、恵み深きイエスよ  * シューベルト  
8.万霊節のリタナイ  *ブラームス  
9.レジナ・チェリ 
フィリップス 
 SFL-7958
ウィーン少年合唱団モーツァルトを歌う (フィリップス SFL−7958)ウィーン少年合唱団−フェルディナント・グロスマン指揮/ウィーン室内管弦楽団

第1面 
1. Missa Brevis " Orgelsolo-Messe" K-259   
2. Misericordias Domini K-222   
3. Alma Dei Creatoris K-277
第2面 
1. Veni, Sancte Spiritus K-47   
2. Inter Natos Mulierum K-72   
3. Regina Coeri K-276   
4. Sancta Maria, Mater Dei K-273   
5. Venite Populi K-260   
6. Ave, Verum Corpus K-618 
 フィリップス




1962?
  春へのあこがれ/ウィーン少年合唱団 ドイツ民謡を歌う− 第2集(Philips SFL−7902)

第1面
1.母の言葉    
2.夜があけて    
3.ハルステッテルのヨーデル   
4.古い鉱夫の歌    
5.草を刈る人    
6.春へのあこがれ   
7.来れ、仲間たち

第2面

1.冬の楽しさ   
2.別れ    
3.おまえには、まだお母さんがいる   
4.ハイドルブムバイドル   
5.おまえは狩人の子   
6.幸福とはなんだろう 
フィリップス




 1962?
  弓の名手/ウィーン少年合唱団 ドイツ民謡を歌う ( Philips SFL-7901)

第1面
1.弓の名手     
2.シュタイエルのロアス    
3.古い田舎のポスティリオン     
4.お母さん、見てごらん     
5.すばらしい青春    
6.まことの友情

第2面

1.ツィレルの谷     
2.森の若者     
3.シュタイエルの少年    
4.ヴァッハウの船乗りの歌    
5.アウグスティン     
6.大工さんの歌  
 フィリップス  
SFL 7873
 
 フィリップス  
SFL7817
 
 フィリップス    「ウィーン少年合唱団愛唱曲集」 (日本ビクター/SFL−7748)
 ドイツ、イタリー、イギリス、フランスの12のマドリガルと   8つのドイツ民謡  
(録音:ウィーン・コンツェルトハウス/モーツァルトザール)
 
 
 A面
 1.音楽を愛する者は  
2.起きてよ兵士  
3.わが想いは歌と なって  
4.はずむ心  
5.天国の庭  
6.野の花   
7.朝露のように  
8.何が陽気にさせないの?  
9緑の春
 B面
 1.可愛いつばめ  
2.こんなに楽しかったことは  
3.さらば 故郷の丘  
4.まことの友情  
5.ふるさとの歌  
6.マッチは いかが  
7.バラの下  
8.ビビヘンディ  
9.鐘のヨーデル 
10.カッコーが鳴くとき
 フィリップス  
SFL-7707
 
 フィリップス
SFL-7583 
「皇帝円舞曲/ウィーン少年合唱団」(PHILIPS SFL-7583) 
WIENER SAENGERKNABEN SINGEN JOH.STRAUSS
指揮/グロッスマン教授  伴奏/ウィーン・コンサート・オーケストラ

SIDE 1:
1.皇帝円舞曲    
2.円舞曲「南国のばら」    
3.円舞曲「朝の新聞」    
4.トリッチ・トラッチ・ポルカ

SIDE 2
:
1.円舞曲「芸術家の生涯」    
2.円舞曲「千一夜物語」    
3.円舞曲「ウィーン気質」    
4.ポルカ「うわき心」

 去年くらいから、あらためてウィーン少年合唱団を聴くようになって思う。シュトラウスはグロスマン教授指揮のウィーン少年合唱団のこの演奏が一番いい、と。たしか友だちは20年前くらいにそんなことを言っていたが・・・。オーケストラの音も凛としてかつ麗しいし少年たちの演奏が温かく気高い。よく使用されるこの音源は、ウィーン少年合唱団のシュトラウスでも最高峰の出来、といえる。(と思う)(by Hetsuji) 2001/01/07 up 
 フィリップス


1961
 
SFL 7514
「ウィーン少年合唱団 シューベルト、ブラームスを歌う」(ウィーン少年合唱団来日記念発売) (PHILIPS SFL-7514) 1961年発売 

シューベルト<第1面>
1. 野ばら 
2. 鱒 
3.小さき村 
4. 反抗 
5. 詩篇23 
6. ゴンドラを漕ぐ人 
7.万霊節の連祷 
8.楽に寄す

ブラームス<第2面>
2つの円舞曲集作品52「愛の歌」作品65「新・愛の歌」より 
1. 夕べの美しき紅のごと〜「愛の歌」第4曲  
2. 小鳥は空を飛び行く〜「愛の歌」第13曲 
3. わが光明はさまようなかれ〜「愛の歌」第17曲 
4.汝が息子に気をつけよ〜「新・愛の歌」第5曲 
5. 母はバラもてわれを刺しぬ〜「新・愛の歌」第6曲 
6.いとしき人よ、わが傍らに座すなかれ〜「新・愛の歌」第13曲 
7. 万才! 
8. 夜鶯 
9. さびしき野辺に 
10. 聖歌3 
11.アヴェ・マリア 
12.詩篇13

1961年の第3回来日直前に発売されたレコード。タイトル同じでほぼ同じ曲集を私は約20年後1980年発売盤で買っている。商魂たくましいPHILIPS盤ではある。80年盤には1955−1960年録音と記載されているので、これがオリジナル盤だろうと思う。この盤の魅力は他では見かけない「愛の歌」「新・愛の歌」の収録にある。それからこのとき、アルトにスーパーソリストがいたもようで、彼のソロが多く収録されている。時期柄、もしかしたら来日して素晴らしいアルトソロを披露したのかもしれない。第3回来日組を聴かれた方、如何でしたか?(by Hetsuji) 2000/04/30 up  
     
フィリップス


1960 
 SFL-7504
ウィーン少年合唱団は歌う「ワンダー・フォーゲルの歌/夕べの歌」 (PHILIPS SFL-7504; 842 501 PY)1960年録音。フェルディナンド・グロスマン指揮

1959年以後、3回来日以前の発売

SIDE 1:
1.神のみ恵みはだれに 
2.いざ、さすらいの友よ 
3.月の出る野原で 
4.五月の歌 雪がとけて 
5.いなか道で 
6.それとそれ 
7.さらば故郷 
8.さすらいの歌 
9.いざ立ちあがれ、なかまたち 
10.歓喜の声をあげよう 
11.ほら、聞こえてくる 
12.南にむかって 
13.歌をうたえば鈴が鳴る 
14.さようなら、いとしの故郷

SIDE 2:
1.シューベルトの子守歌 
2.銀の角笛を持った牧人 
3.おやすみ 
4.さすらい人の夜の歌 
5.ねむれよい子よ 
6.チロルの子守歌 
7.月に寄す お月さまはとても静か 
8.子どもたちはおやすみに 
9.お星さまいくつ 
10.ああ、美しき夕べかな 
11.月はのぼりぬ 夕べの歌 
12.お月さまがみえなくなる

他の少年合唱団とウィーン少年合唱団との決定的な違いは何かと考えるとき、そのひとつに共演のオーケストラも又、素晴らしい、ということ。結果、「民謡」が、芸術になっている。指揮者及びタイトルからして(E55301)と同じかも、と思うが、雰囲気が違う・・・。耳が悪い私。・・・ホント耳が悪すぎ。(E55301)と全く音源が同じだわん。1曲1曲独立しているか、数珠繋ぎかの違いに過ぎなかった〜。 (by Hetsuji) 2008/11/23 up  
     
     
     
 フィリップス

1961年発売
  ウィーン少年合唱団は歌う「ふるさとの歌〜夢の歌」(フィリップッス・レコード FL-5580 発売元:日本ビクター株式会社) 1961年9月以後発売。1961年録音か?

<第1面>
1. さらば、ふるさと 
2.帰郷 
3.さようなら、いとしの故郷 
4.春のあこがれ 
5.野ばら 
6.聞け、聞け、ひばり 
7.美しき友 
8.いざ、さすらいの友よ 
9.いざ立ち上がれ、仲間たち

<第2面>
1. さくら、さくら 
2. 荒城の月 
3.月に寄す 
4.お星さまいくつ 
5.銀の角笛を持った牧人 
6.シューベルトの子守歌 
7.チロルの子守歌 
8.眠りの精 
9.聖しこの夜

説明が、61年9月28日に3度目の来日をしたウィーン少年合唱団は・・・に始まり、その折りらしいコンサート写真等が裏面にあること、アンコールに歌った日本の歌が好評でビクターのスタジオで録音して残して・・・の記述等から、これは61年来日組かそれに近い年代の録音だと思う。曲の日本語訳等が今とは微妙に違う。歌のテンポが今よりは心持ちゆっくりめで、とてもていねいに歌っているように聞こえる。今では聴くことが出来ない歌、編曲が違う歌等、あって刺激的だ。ソリストも声は頭に直接響く声とはどこか違って素朴な感じだが、アルトも、ソプラノも、歌い方から厳しい訓練を経ての団員として誇り高さが伝わって来る。その真っ直ぐな立ち姿が見えてきそうだ。無伴奏も含め、各楽曲に相応しい伴奏の選択も心憎い。そして聖しこの夜がデュエットで歌われているのも(パリ「木の十字架少年合唱団」であればともかく)昨今のウィーン少年合唱団では珍しい。(by Hetsuji) 2000/05/07 up  
 キング



LP

1954年録音

1984年発売 
  Bach:ST.MATTHEW'S PASSION (SEVEN SEAS K19C 9406-8 MONO) KING RECORDED CO., LTD. Made in Japan.1984
バッハ:マタイ受難曲 BMV244
Recording:14-17th April, 1954 Vienna
指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー

アントン・デルモータ…福音史家
ディートリッヒ・フィッシャー・ディースカウ…イエス
エリーザベト・グリュンマー…ソプラノ
マルガ・ヘフゲン…コントラルト
オットー・エーデルマン…バス

ダイジェスト盤まで入れると、私はこの演奏のCDを3回ほど買っている。それでも懲りずに今度はLPを買ってみた。その理由は、The Better Land の世界。音源の傷を隠すためにモワッと加工されたCDを聴いた後で、原盤?のレコードで聴いた鮮烈な音の世界…あの感動をもう一度、だったのだが、…こちらは、録音が悪すぎるなあ。なんというか音が貧しい。オーケストラも寂しい。とっても、技術の無い人たちが録音に携わってしまったのか、時代なのか。何より とにかく、WSKだけ意地悪く音が遠いのだ。
遠くに塊としてなんとなく聴こえるWSKの合唱は、雰囲気的には70年代みたいにしっかりしている。音も少年声でしか出ない色彩。でも、録音が悲しいほど悪すぎる。楽器としての体のコンディションもたぶん理想的と思われるしっかりした少年声で、たぶん、上手だったんだろうに。でも、採録はこれが限界だったんだ。諦めようっと。(って、実はしつこくも初盤だったら、もしかして違うかなあ、とぼんやり考えている私)6面はWSKの塊合唱が頑張っているなあ。
さて、この盤でのバス歌手のオットー・エーデルマンは、WSK80年来日組のパウルのお父上なんだそうで。(年齢が合わないような気もするなあ)時々来日しているフィリップはパウルのお兄ちゃんで、こちらも元WSK。質問があるなら送れと言っている人が居るので初盤のことでも聞いてみようかなあ。
音は悪いんだけれど、なんだか72?コラールがいいんだもん。そのコラールのときに、音楽以外の雑音が聞こえるのじゃ。何処で録音したんだか。 73のレチタティーヴォのときの、不安を掻き立てるかの如くの弦楽器も良くて。その場で聞きたかったなあ。    (by Hetsuji) 2005/04/08(Friday)up 
 東芝EMI   ウィーン少年合唱団のすべて(東芝EMI株式会社 EAC-81029) (EAC-70127と同じ録音)Cond.by Helmuth Froschaur, Heinz Medjimorec(Sung in German)

SIDE 1:
1.ワルツ「美しく青きドナウ」.....5'31   
2.歌い手の愉快なポルカ.....3'22   
3.ワルツ「シトロンの花咲くところ」.....5'49
4.ヨハン大公のヨーデル.....3'25   
5.煙草のみ.....1'56   
6.ラデツキー行進曲.....2'20    
7.ウィーンの森の物語.....5'35
SIDE 2:
1.モーツァルトの子守歌(いとし子眠れ).....3'45
2.別れ.....2'32   
3.春に.....1'59   
4.菩提樹.....4'32   
5.さすらい.....3'03   
6.流浪の民.....3'34   
7.五月の歌.....1'22  
8.海の妖精.....3'00
9.子守歌.....1'58

  「ウィーン少年合唱団のすべて」という邦題よりもむしろ原題の THE BEST OF VIENNA CHOIR BOYS が全てを表現し尽くしているアルバムである。幾度と無く何処かで聴いた音の中でも選りすぐりの録音が、この1枚である。
  しかも「このレコードは最新の技術によりモノラール録音をステレオ化したものです。」の断り書きの通り、この録音は今まで何度も聴いた中では、音の輪郭がはっきりとしている。具体的には、以前の録音では、空気のようにぼやけていた音がくっきりとして歌っている一人一人の声の個性が感じられるようになった。喩えるなら、コンサートのときにホールの後ろで聴く合唱ではなく、席が前列の方で合唱とともに、歌っている団員一人一人の声を聞き分けるような具合である。
  繰り返して発売される録音群ではあるが、それだけに「ベスト」として1枚になると相当に聴き応えもある。モーツァルトの子守歌も、この少年の声がやさしい。(by Hetsuji) 2000/12/3 up 
 東芝EMI   天使の歌声(ウィーン少年合唱団のすべて) (東芝EMI株式会社 EAC-70127) 1980年11月20日発売。
(*ウィーン少年合唱団は歌う(東芝音楽工業株式会社 AB-7057)と同じ録音か?)

SIDE 1:
1.ワルツ「美しく青きドナウ」.....5'31   
2.歌い手の愉快なポルカ.....3'22   
3.ワルツ「シトロンの花咲くところ」.....5'49
4.ヨハン大公のヨーデル.....3'25   
5.煙草のみ.....1'56   
6.ラデツキー行進曲.....2'20    
7.ウィーンの森の物語.....5'35
SIDE 2:
1.モーツァルトの子守歌(いとし子眠れ).....3'45   
2.別れ.....2'32   
3.春に.....1'59   
4.菩提樹.....4'32   
5.さすらい.....3'03   
6.流浪の民.....3'34   
7.五月の歌.....1'22   
8.海の妖精.....3'00   
9.子守歌.....1'58

*上ウィーン少年合唱団のすべて(東芝EMI株式会社 EAC-81029)と同じ 
 東芝EMI   "野ばら/ウィーン少年合唱団のすべて" (東芝EMI / EAC-47095-96)ウィーン少年合唱団、ヘルムート・フロシャウエル指揮

SIDE 1
1.野ばら(ウェルナー)  
2.ヨハン大公のヨーデル  
3.ワルツ「美しく青きドナウ」(J・シュトラウスU世)  
4.ラデッキー行進曲(J・シュトラウスT世)  
5.ワルツ「ウィーンの森の物語」(J・シュトラウスU世)  
6.ワルツ「シトロンの花咲くところ」(J・シュトラウスU世)  
7.歌い手の愉快なポルカ(J・シュトラウスU世)

SIDE 2

1.菩提樹(シューベルト)  
2.さすらい(シューベルト)  
3.流浪の民(シューマン)  
4.別れ(モーツァルト)  
5.五月の歌(シューマン)  
6.春へのあこがれ(モーツァルト)  
7.春(モーツァルト)

SIDE 3

1.チロルとザルツブルクの境  
2.ふたつの星  
3.あいさつ(メンデルスゾーン)  
4.うぐいすに寄せて(シューマン)  
5.ふるさと  
6.美しい花(シューマン)  
7.可愛い兄弟(ドゥレヒスラー)  
8.いとしい人

SIDE 4

1.聖しこの夜(グルーバー)  
2.もみの木  
3.いと高き天より(J・S・バッハ)  
4.一輪のバラが咲いて(プレトリウス)  
5.いざ歌え  
6.安らかに眠れ  
7.ブラームスの子守歌(ブラームス)  
8.モーツァルトの子守歌(フリース)

フィリップスの2枚組のベスト盤はよく知られているが、こちらは東芝EMIの2枚組ベスト盤。余計な説明は一切不要の、お気に入りのLPだ。過去のものからの寄せ集めで、今になって聴くと「この曲の出典はあのLP。」などと思い浮かべてしまう。が、これだけの曲を当たり前のように聴いていた贅沢な幸せを、改めてかみしめている。この先、どんな感動的な音に出会っても、「ウィーン少年合唱団が好き!」という気持ちに揺るぎはないと確信できる。久しぶりに針を落として聴き終えた今、心が穏やかに満たされている。(by Nao) 2001/07/01 up  
東芝EMI     
 東芝EMI    
 東芝EMI
1972年の公演プログラムに来日記念盤として紹介されています。

魅惑の世界名曲シリーズ全16集 No.3
CHARM IN CHORUS ウィーン少年合唱団来日記念発売盤(EMI AKB-103)
2000円

SIDE 1:
1.美しく青きドナウ    
2.歌い手の愉快なポルカ    
3.ヨハン大公のヨーデル    
4.シトロンの花咲くところ    
5.ラデツキー行進曲    
6.ウィーンの森の物語

SIDE 2
:
1.モーツァルトの子守歌    
2.ぼだい樹    
3.ブラームスの子守歌    
4.さすらい    
5.野ばら    
6.流浪の民

  これも又、この時代の最高峰に位置するアルバムヨハン大公のヨーデル / オーストリア民謡集 (EMI AA-8456)と音源の時代は同じ模様。(EMI AA-9955B)等と比較して収録曲は少ないが、”ウィ−ン少年合唱団を聴く”1枚としてはなかなか的を射た無難な構成になっていると思う。この音があるから、CDを捨てて(単に気持ちの問題で、行動としてCDを実際に捨ててはいないのだが)LPに走ってしまうのだ。な〜んて優美なシュトラウス。私ってば、フロシャエル氏グロスマン氏のところで「最高峰」を連発しているなあ。きっとウィ−ン少年合唱団の合唱には、いくつもの「ダハシュタインの高峰」があるに違いない。(by Hetsuji) 2001/09/02 up  
 東芝EMI


1950s

1958?
   Mozart/Bastien und Bastienne (EMI AB-8094 )  ウィーン少年合唱団/ウィーン室内管弦楽団  指揮:エドゥアール・リンデンバーク  監修:フェルディナント・グロスマン 
 東芝EMI   1972年の公演プログラムに紹介されています。
野ばら/ウィ−ン少年合唱団のすべて(EMI AA-9955B) 30cmステレオ2枚組 3000円 ヘルムート・フロシャウエル指揮

[第1面]
1. 野ばら      
2.ヨハン大公のヨーデル      
3.ワルツ「美しく青きドナウ」      
4.ラデツキー行進曲      
5.ワルツ「ウィーンの森の物語」      
6.ワルツ「シトロンの花咲くところ」      
7.歌い手の愉快なポルカ
[第2面]
1.菩提樹      
2.さすらい      
3.流浪の民      
4.別れ      
5.五月の歌      
6.春へのあこがれ      
7.春
[第3面]
1.チロルとザルツブルクの境      
2.ふたつの星      
3.あいさつ      
4.うぐいすに寄せて      
5.ふるさと      
6.美しい花      
7.可愛い兄弟      
8.いとしい人
[第4面]
1.聖しこの夜      
2.もみの木      
3.いと高き天より      
4.一輪のバラが咲いて      
5.いざ歌え      
6.安らかに眠れ      
7.ブラームスの子守歌      
8.モーツァルトの子守歌

  たぶん(東芝EMI/EAC-47095-96)と同じで、この時代の最高峰に位置するアルバムヨハン大公のヨーデル / オーストリア民謡集 (EMI AA-8456)と音源の時代は同じ模様。繊細かつ豊かな音が流れてくる。「1.チロルとザルツブルクの境 」「5.ふるさと」など合唱が泣きたいくらいに美しい。ソロも切ないくらいに美しい。(ウィ−ン少年合唱団ファンとしてのそう長くはない経験からではあるが)長いウィ−ン少年合唱団の歴史の中でも、この頃の録音が私にとっては最高峰なのだが、このアルバムには作品としての最高峰「ダハシュタインの高峰から」が収録されていないのは本当に残念だ。もちろん「3.あいさつ」も今では望めない素晴らしいデュエットなのだが・・・。ソプラノとアルトのソリストに実力者がいて、実に安定した歌声を聞かせているのだ。ソリストでなくてもこの頃は一人一人が実力者だったのかもしれないけれども。
  (EMI 8456)に1969年3月付けで渡辺護先生がこのようにお書きになっている。共感したので引用したい。「その優美な歌い方や独特の発声はウィ−ンの伝統からでたもの、他の合唱団のまねできないものであり、まねても結局はおかしなものになってしまいましょう」
  どこで聴いても「あ、ウィ−ン少年合唱団」とわかる優美な独特の発声が(次からのこういう表記の仕方が正しいかどうかは判らないが)、特にGerald Wirth氏以後、(女史の時代に一瞬戻ったような気もしたが Peter Marschik氏頃からか?)失われてきたように思う。
  ウィ−ン少年合唱団を聴くのであれば、優美かつこの合唱団独特の歌声を響かせているこの頃の録音をHetsujiはお薦めしたい。
  蛇足であるが、今更ながら気が付いたことがある。ウィ−ン少年合唱団の録音は、オーケストラであろうがピアノだけであろうが民族音楽であろうが何であっても、伴奏に手抜かりがない。当たり前すぎて気が付かなかった。他の合唱団ではそうでもないことがあるので、この点、プロの仕事をしている老舗の少年合唱団なんだなあと改めて思った。(by Hetsuji) 2001/09/02 up 
 東芝EMI   1972年の公演プログラムに紹介されています。

歌劇「ヘンゼルとグレーテル」全曲(EMI AA-9448-49) 30cmステレオ2枚組 4000円

父親ペーター ワルター・ベリー/母親ゲルトノート グレース・ホフマン/ヘンゼル イルムガルト・ゼーフリート/グレーテル アンネリーゼ・ローテンベルガー/眠りの精・曉の精 リゼロッテ・マイクル/ウィーン少年合唱団/アンドレ・クリュイタンス指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

第1面:序曲/第1幕−家で 第1場 第2場
第2面:第3場/第2幕−森の中 第2幕への前奏曲「魔女の騎行」 第1場 
第3面:第2場 第3場/第3幕−お菓子の家 前奏曲 第1場 第2場
第4面:第3場 第4場

  少し長いけれど、お話の始まりを待ってワクワクするような前奏曲が終わると、聞こえてくる歌には昔歌った歌が・・・。ウィ−ン少年合唱団なのか森なのか、ステージだったかTVでだったかも忘れたが、昔、このオペラはメジャーで、日本語でも歌われていた。「あっちむいてトントントン、こっちむいてトントントン、1・2・3、1・2・3、元気だね〜(定かではないが)」掃除に飽きて踊りの練習を始める場面、森の中の第2場で、眠りの精が出てきた後で、ヘンゼルとグレーテルがひざまづいて夜のお祈りをする場面、・・・かすかに記憶がある。
  解説によると、ワーグナーの重厚な音楽への反動で大衆に共感を得るような素朴な題材を高度な技法で処理して感動的な舞台を繰り広げていくメルヘン・オペラなそうだが、本当に旋律は親しみやすく美しいし、主人公が子どもなので、実際、BーS−Aに演じて欲しい作品だ。雌鳥みたいな女声は、魔女には向いていて、そこだけは感心したが、眠りの精は中性的な声、主人公の2人はBSで聴きたかった。
  子ども向きオペラではあるが、2人が魔女をかまどで焼いてパンにしてしまうところなんかは、草食動物系のHetsujiにはきつい話で、さ〜すが、肉食系の方の作品ではある、と思った。
  ウィ−ン少年合唱団の子どもたちが登場するのは、第3幕・第4場、最終場面。この盤では、オーケストラといっしょくたの歌声であるために声そのものを楽しむのはなかなか難しい。さわやかな女声のように私には聞こえたが。
  2枚組LPなので飽きるかな?と思いながら聞き始めたが、楽しくてあっという間に終わってしまった。実に素朴で大衆的で親しみやすい演奏にはなっているような気がした。(by Hetsuji) 2001/04/28 up
 
東芝EMI


1962?

発売 1969 
  1972年の公演プログラムに紹介されています。

ヨハン大公のヨーデル / オーストリア民謡集 (EMI AA-8456) 30cmステレオ 2000円発売 1969年

 A面
1.ヨハン大公のヨーデル 
2.私はシュタイヤーの若者 
3.いとしい人 
4.春 
5.春へのあこがれ 
6.野ばら
7.あいさつ  
8.すずらんと小さな花 
9.春(モーツァルト) 
10.5月がきた
 B面
1.チロルとザルツブルクの境 
2.アンドレアス・ホーファー 
3.ダハシュタインの山の上から 
4.ふるさと 
5.木こりの若者 
6.リヒテンタルにて 
7.可愛い兄弟 
8.私の気持ちを通して
9.美しい花 
10.うぐいすに寄せて 
11.子守歌

   数回聴きいていますが、何度聴いても、やっぱぁ いいっすねぇ〜(しみじみ)・・・。何か、今のウィーン少には望めないモンがいっぱいありそうですなぁ(すっごい皮肉かも)。この頃のソリストの品の良さっちゅうかぁ、凛として風格がありますなぁ。今、こんな風な歌声じゃぁ無いだろうなぁと思いつつ聞いてましまするぅ。時代が違うから仕方ないのかも知んないけど、まぁ、ウィーン少の誇りを忘れんで欲しいっすねぇ〜。 (by tada) 2003/03/02 up 
東芝EMI     
東芝EMI



LP

1960s? 
  美しき青きドナウ(ウィーン少年合唱団名唱集) (東芝音楽工業株式会社 HV 1053)  おそらく音源が上と同じ。録音年は推定1960年代か?

<A面>
1. 美しき青きドナウ 
2.歌い手の愉快なポルカ 
3.ヨハン大公のヨーデル 
4. 煙草のみ 
5.クルプファルツの狩人 
6.ブラームスの子守歌

<B面>
1. シトロンの花咲くところ 
2. 事終わりぬ 
3.小さな白いにわとり 
4. かっこう 
5.いとし子眠れ 
6.ウィーンの森の物語

録音は上のカセットとほとんどが重複しているので、詳細は上をご覧いただきたい。私が言いたいのは素晴らしい完成度のレコードで芸術的だということ。オーケストラも合唱もソロも全てにおいて。そして全ての曲において。ここに収録されているほとんどの曲はカセットでもCDでも聴いたことがあるので、繰り返し発売されている事実からも、ある時代の頂点にある録音なんだと思う。特にオーケストラと合唱との組合せでもシュトラウスの録音としての最高傑作だと私は思う。(Hetsujiのリスナーとしての経験が浅いだけかもしれないが)実際に天使の声は聴いたことが無いが、シュトラウス、特にもシトロンで感動したのだが、ここには歌以上の何かがある。音と音の合間の微妙な空間に芸術の女神がヒラヒラと姿をかいま見せている。CDでもカセットでもなくレコードで聴いたからこそ、かもしれないが。2. 事終わりぬ(Es ist vollbracht)は、ヨハネ受難曲の第二部58曲めのアルトのアリア。表現力豊かな落ち着いたアルトソロがチェロのソロと交差し聴き応えがある。全曲があるならぜひ聴きたい。大人の声を遙かに越えた少年合唱の世界がこの中にある。(by Hetsuji) 2000/04/30 up 
     
キング


1967
1966



1979年発売P1972 
  このアルバムカバーの少年たちは、「天使のクリスマスキャロル〜ウィーン少年合唱団」というモノクロの古いビデオで素晴らしい合唱と真ん中の二人の少年はソロを披露しています。
ウィーン少年合唱団、バッハ、ハイドン、モーツァルトを歌う (発売元・キングレコード株式会社 SR 5224) 1972年発売

第1面 ヨハン・セバスチャン・バッハ 
1. 楽しみと悦びB-Ssolo  
2.わが心の奥殿に  
3. ああ、大いなる王よ  
4. わが罪の縄目よりB-Asolo  
5. われもまた喜ばしき足どりもてB-Ssolo  
6. 汝の御意の行われんことを  
7.おお主よ、汝の御使いに命じ  
8. よし、わが心は涙に浸りて・・・
第2面 
1. 愛のゆえにわが救い主は死なんとす  
2.事おわりぬ・・・ユダより出でし勇士は!  
ミヒャエル・ハイドン
 
3.急げ、羊飼いらよ、こぞりて・・・幸いなるかな、羊飼いの群よ
ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト 
4.主を頌めまつれ   
5. いとも美しき聖宴

発売された年代からみても想像できるかもしれないが、音の雰囲気は、初期のバッハのカンタータ大全集で馴染みの音をしている。オーケストラ指揮がアーノンクールである。合唱指揮はギレスベルガー教授だが、ソロ等にはグロスマン教授に近いドイツ的がっしり感が色濃く残っているように思う。なんて門外漢のHetsujiが知ったような事を書けるのは実は解説のおかげである。今までたくさんの解説を読んだんだろうが(全く覚えていない)、この録音に寄せた渡辺学而氏の「ウィーン少年合唱団は、世界的にもっとも広く知られた、しかももっともすぐれた少年合唱団だが」から始まる解説ほど私を感動させた解説はない。許されるのであれば全文を掲載したい位だ。ここには団の歴史、人気を博したソリスト、ソリスト名を公表しなくなった経緯、指導者や、得意とするレパートリーが実に簡明に記されている。そして渡辺氏の解説によって浮かび上がる「ウィーン少年合唱団」が、実は「ウィーン少年合唱団員」ではなく「ウィーン少年合唱団」を愛するファンがそうあって欲しいと願う「ウィーン少年合唱団」なのだ。もっと正直に言えばHetsuji個人がそう感じ、解説に感動したのである。このように私が書いてしまうことで不快に感じる方がおられたらお許し願いたい。他意はない。Hetsujiも又、ウィーン少年合唱団の、ファンの末席にいる一人である。(by Hetsuji) 2000/04/30 up 
     
     
 アルヒーフ    
 BASF    
 BASF


 LP

1972/9
(SIDEA)

1973/12
(SIDEB)
  ウィーン少年合唱団の子守歌   (BASF  ULX−3169−B ) A面 1972年9月録音      B面 1973年12月録音  指揮:ハンス・ギレスベルガー

 A面 
1.モーツァルトの子守歌   
2.シューベルトの子守歌 
3.ブラームスの子守歌   
4.眠りの精  
5.妖精たちの合唱 
6.晴れた夜 
7.夜
 B面 
1.マリアの子守歌  
2.夕べの祈り「眠りの国に14人の天使が」 
3.インスブルックよ、さらば 
4.信仰深いヨーデル歌いと母娘 
5.この世にこれほど美しい国はない 
6.おやすみ、みんないっしょに  
7.月はのぼりぬ 
8.ふたつ星 
9.なぐさめに歌おう 
10.古い歌とケルンテン地方の夕べの ヨーデル歌い 
 LIBERO   きよしこのよる/ウィーン少年合唱団のクリスマス (LIBERO KUX-3224-L)
LEITUNG:HANS GILLESBERGER

Side:1
1.今日ぞキリストは生まれ給いぬ   
2.いざ歌え、こどもらよ   
3.わが主がお生まれになった   
4.主が生まれ給いしとき   
5.もろびと声あげ<讃美歌102番>   
6.いばらの森のマリアさま Solo   
7.こな雪が降る   
8.高き天より天使は来たれり   
9.すばらしいクリスマス   
10.いざうたえ、いざいわえ<讃美歌108番>
Side:2
1.きよしこのよる<讃美歌109番>   
2.羊飼いの三重唱   
3.救い主は生まれ給う(オーストリア高地のクリスマス)   
4.シュタッヒャール、はやく起きなさい   
5.羊飼いたちよ、ここに集まれ   
6.もうすぐ暗くなる   
7.聖なる夜(民謡)(ミハイル・ハイドン)
8.おおやさしきイエスよ(民謡)   
9.ここはきびしい冬(民謡)   
10.静かにしておくれ御子がおやすみになるのだから(民謡)   
11.しずかな大地、しずかな大空(民謡)
12.もみの木(民謡)

SOLISTEN DER WIENER SANGERKNABEN:SOPRAN UND ALT

  ウィーン少年合唱団の歴代の合唱の「音」には、それぞれの特長がある。稚拙で安易な分け方だがHetsuji流に分類させていただく。A型−がっしりしっかり豊満タイプ。音は「華・艶・輝・憂・温」。B型−繊細タイプ。音は「華・清(聖)・輝・憂・涼(冷)」。
  ウィーン少年合唱団の歴代の指揮者で(と言えるほど聴いてはいないが)、私が最もウィーン少年合唱団の歌声をイメージする音を創りだしたのは、ギルレスベルガー教授であり、繊細清冽な音(B型)の一つの頂点を極めた指導者だと思っている。
  天使の歌声は、ウィーン少年合唱団の歌声の代名詞であるが、教授の指揮する録音からは、しばしば、皮膚感覚に冷たさを訴える「清らか」ということばでは伝えきれない澄みきった音が聞こえる。私にとっては、これが「天使」の歌声である。円熟し艶の出る声は非常に人間的だが同時に地上に拘束される。
  このLPにもソロが数人入っており、その歌声には一人の少年の声としての温かさを感じるのだが、合唱になると、少年は消えて体温の違う天使たちが現れる。一人で歌うときの声は少年、合唱になると天使。そのみごとな対比の魅力をこの盤でも味わうことが出来る。 。(by Hetsuji) 2000/11/26 up
 フォンタナ    
フォンタナ

LP

(P)1975 
  ローレライ〜楽しい世界の歌(fontana FG-289 フォンタナ・レコード)(P)1975 1975年発売

第1面:
2.眠りの精
  
第2面:
7.荒城の月 
8.浜辺の歌

エーリッヒ・ベンダー児童合唱団他とともに、ウィーン少年合唱団は3曲収録されている。音源は上の録音と同じと思われる。
     
    美しき青きドナウ(ウィーン少年合唱団名唱集) (東芝音楽工業株式会社 Oden RECORDS OR 7052)  番号とレコード盤(赤い!!)アルバムカバー以外は構成も裏の解説も全く同じ盤。

<A面>
1. 美しき青きドナウ 
2.歌い手の愉快なポルカ 
3.ヨハン大公のヨーデル 
4. 煙草のみ 
5.クルプファルツの狩人 
6.ブラームスの子守歌
<B面>
1. シトロンの花咲くところ 
2. 事終わりぬ 
3.小さな白いにわとり 
4. かっこう 5.いとし子眠れ 
6.ウィーンの森の物語

アルバムカバーは初期の来日組か?


(by Hetsuji) 2000/04/30 up 
     
     
     
テルデック



 LP

1987/11
  バッハ・マニフィカト/ヘンデル・ユトレヒト・テ・デウム (テルデック/K28C-413)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス,指揮:ニコラス・アーノンクール

第1面:ヒルデガルト・ハイレイ(ソプラノT),ヘルルン・ガルドウ(ソプラノU),ポール・エスウッド(アルト),ロバート・ホール(バス),ウィーン少年合唱団,ウィーン合唱隊,録音:1983年5月25〜27日
第2面:ウィーン・アーノルト・シェーンベルク合唱団,録音:1987年11月17・21日

第1面
バッハ:マニフィカト ニ長調

第2面
ヘンデル:ユトレヒト・テ・デウム

1面のコーラスがウィーン少年合唱団で、ソロは女声。「マニフィカト」は冒頭の華やかな「マ・ニ・フィカ〜ト」のコーラスを聞いただけで全部聞き終わった気分になるのがいけない。購入当時テルツのイメージを持って意気込んで針を落としたら、おとなしいコーラスに出端をくじかれ、お蔵入り。久しぶりに聞いてみたけど、全体のバランスから言えば悪くない。アーノンクールのシリーズは古楽アンサンブルなので、コーラスだけが突出してもね。控え目ながら、荘厳でコンパクトにまとまった好感度の高い演奏。          (by Nao) 2006/09/29(Friday)up 
アマデオ




LP

1964,12 
   ”ウィーン少年合唱団、世界の民謡を歌う”(アマデオレコード MO1027)指揮:ヘルムート・フロシャウアー(B面の7番のみギレスベルガー)データ:1964年12月、ウィーン

Side A
1.かっこう(オーストリア民謡)   
2.ロセリー(デンマーク民謡)   
3.スモーランドの少女たち(スウェーデン民謡)   
4.めざめよ、いとしい人(ドイツ民謡)   
5.3人の少年鼓手(フランス民謡)   
6.グリーン・スリーヴズ(イギリス民謡)   
7.クローバーの小さい花(トルコ民謡)
Side B
1.ソーラン節(日本民謡)   
2.しばし別れの時(ニュージーランド民謡)    
3.ウォルツィング・マチルダ(コーワン作曲)   
4.さくらさくら(日本古謡)   
5.おおスザンナ(フォスター作曲)   
6.シェリト・リンド(メキシコ民謡)   
7.ハイシ ブン バイシ(オーストリア民謡)

”ウィーン少年合唱団、世界の民謡を歌う”(アマデオレコード MO1027)
フロシャウアー指揮の1964年録音というと、否が応でも'64来日組の歌声ではないかと連想してしまう。収録曲もコンサートで歌われた曲がてんこもりで、「さくらさくら」「おおスザンナ」は'64のメンバーが歌っているビデオと同じように聴こえてくる。同じであってほしいと願う気持ちがそう感じさせるのかもしれない。この盤はストレートに音が収録されており、当時世界第一級のコーラスだったことが容易に想像できるが、歌声はよく響き暖かい。「ハイシ ブン バイシ」以外は無伴奏なので、声を堪能できるのもうれしい。「グリーン・スリーヴズ」はソプラノ・ソロ、「ウォルツィング・マチルダ」はアルトのソロが聴けるが、ベテランなのだろう、安定感があり上手い。「さくらさくら」の2番はアルトの主旋律をソプラノのメロディーが追う形で歌われ、素朴な日本の歌がフロシャウアーの手により芸術的にアレンジされている。このメンバーでの宗教音楽やドイツ・リートをたっぷり聴いてみたかった。(by Nao) 2001/04/01 up
EMI

 CT
  WIENER SANGERKNABEN / ernst und heiter(12 C 1330204, EMI COLUMBIA)上と同時期の発売の模様。録音年は不明。

Side 1:
An der shonen blauen Donau,
Sangerlust-Polka,
Ein Jager aus Kurpfalts,
D'sTabakraucher,
Der kuckuck,
G'schicthen aus dem Wienerwald,

Side 2:
Erzherzog Johann-Jodler,
Ein Hennlein weib,
Guten Abend gut Nacht,
Fahren wir froh im Nachen,
Schlafe mein Prinzchen schlaf'ein,
Wo die Zitronen bluhn

ワルツ、ポルカ、民謡、子守り歌等、ウィーン少年合唱団のレパートリーを代表する曲が収められている。主にオーケストラ伴奏にのって歌われている。音源はかなり古そうだが、温かく、華やいだ感じのする心地よい音色である。決して女声的でなく、あくまでも少年の声の中で、優れた演奏を聴かせてくれるところが嬉しい。
「An der shonen blauen Donau(美しく青きドナウ)」・・・オーケストラの豪華さに引けをとらない素晴らしい演奏。高音がよく響き、また、ゆったりとしたテンポの取り方も、ドナウの優雅さを伝える。「Ein Jager aus Kurpfalts(クアプファルツの猟師)」・・・現代の彼らならば、もっとクールで涼やかな演奏になるのではと思った。ここでは、可愛いくて快活というのが第一印象だった。愉快に楽しく、そして愛くるしく歌っている。「D'sTabakraucher」・・・それぞれ個性のある3人のソリストによるポルカのような楽しい民謡。思わず一緒に口ずさみたくなる。「Der kuckuck」・・・゛kuckuck"を繰り返すソロと、森の木漏れ日のようなハーモニーの呼応がみずみずしく、美しい。その次のワルツ、「G'schicthen aus dem Wienerwald(ウィーンの森の物語)」と重なって、ウィーンの森を連想させる一曲である。「Erzherzog Johann-Jodler(ヨハン大公のヨーデル)」・・・この曲は、個人的にこの盤の演奏が一番好きだ。ソロのアルトの深みのある温かさがなんとも良い。前半の声が太いため、ヨーデル部分の裏声的音色がより映えている。「Guten Abend gut Nacht(ブラームスの子守り歌)」・・・ウィーンの歌うこの曲は、高音域の際、上から押しつけて女声的にまとめられる印象があるのだが、ここでは、柔らかく、優しく、明るめの母音でふわーっと広がるように歌っている。"御使いらが夢の中でクリスマスツリーを見せてくれるよ・・・"。嬰児を優しくあやす言葉にうっとりとさせられる。2番の最後の方でフルートのソロが上の方から入ってくる部分・・・すごく素敵な編曲で、合唱のメロディーをより美しく聴かせてくれる。「Fahren wir froh im Nachen」・・・マドリガーレには、男声合唱のイメージが私にはあるが、こんなにも可憐で優しく歌われるとまた別の魅力がある。彼らが歌うと、低音がさほど効いていなくても、十分に引き付けるものがあるのだ。「Wo die Zitronen bluhn(シトロンの咲くところ)」・・・個人的に大好きなワルツである。ゆったりとしたテンポの取り方、ふんわりとした甘い音色が、けだるい南国の太陽のようで、この曲のイメージをかきたてる。オーストリア人のイタリアへの憧れが伺える一曲。(by Rise) 2000/04/30 up 
 ACL

LP

1950年録音
  MOZART:REQUIEM IN D MINOR (ACL 13)
鎮魂ミサ曲 ニ長調、K.626
ヨーゼフ・クリップス指揮 ウィーン宮廷合唱団、管弦楽団
Master WERNER PECH(Soprano)ウェルナー・ペッヒ
Master HANS BREITSCHOPF(Contralto)ハンス・ブライトショップ
WALTER LUDWIG(Tenor)ワルター・ルートウィッヒ
HARALD PROGLHOF(Bass)ハラルト・プレーグルヘフ

第一面:
第1部:レクィエムとキリエ (Requiem aeternam-Kyrie eleison)
1.レクィエムとキリエ Requiem aeternam-Kyrie eleison
第2部:ディエス・イレ(怒りの日)Dies irae
2.ディエス・イレ(怒りの日)Dies irae
3.トゥーバ・ミルム Tuba mirum
4.レックス・トレメンデ(みいつの大王)Rex tremendae
5.レコルダーレ(思い出させ給え)Recordare
6.コンフタティス(判決を受けたのろわれし者は)Confutatis maledictis
第二面:
7.ラクリモーザ(涙ながらの日)Lacrymosa
第3部:オフェルトリウム(奉献唱) Offertorium
8.ドミネ・イエズス(主イエズスよ)Domine Jesu
9.ホスティアス(賛美の犠牲)Hostias
第4部:サンクトゥス(聖なるかな)Sanctus
10.サンクトゥス(聖なるかな)Sanctus
11.ベネディクトゥス(祝せられたまえ)Benedictus
第4部:アニュス・ディ(神の子羊)Agnus Dei
12.アニュス・ディ(神の子羊)Agnus Dei

この盤は、今まで聴いた中で一番、弦楽器やソプラノソロが響いた(ような気がする)。高音域が割合表現されているように思う。その分、カシャカシャと弦や管の音が軽く鋭くCD的に耳が痛くなったので、ライブとは違って、そこが録音&再生の難しくも面白いところなんだろうな。下の3枚と同じ録音なのに、高音域が強いためか、Dies iraeの全力疾走のスピード感が気持ちよい。ソプラノやアルトのソリストや少年合唱団の活躍も他の盤での録音よりも把握しやすいレコードといえる。WSKファンがこれからクリップスのレコードを探すならこの盤の音が、CDで聴くような再生音に雰囲気が近いので無難なお奨め盤ではある。
Lacrymosaも高音部が効いていて、(曲自体も好きだけれど)きれいな仕上がりになっている。ソプラノが強くてスピード感があって…と感じるのはもしかしたら微妙に微妙に非常に微妙に、もしかしたら、盤に焼くときに回転を速めている?(まさか!)…としても違和感は全くなし!少年声もクリアに聴こえ、全体的にスマートな印象の盤。今更ながらだが、ソプラノパートとアルトパートが、ガ〜ッと音を伸ばしてスッと消える、そのタイミングが実に美しいのじゃ。 (by Hetsuji) 2005/04/01(Friday)up

盤について:Hetsujiコレクション
…かびている〜。が、ソプラノ音域がキツイほどに良く出ている。チリチリノイズはあるが。割合きれい。 (by Hetsuji) 2005/04/01(Friday)up 

sounds’Library
 sounds.library@gmail.com

(お返事は出来ないと思います)