本文へスキップ

Art of the treble~sounds’Library (JAPAN)

ウィンズバッハ少年合唱団WINDSBACHER KNABENCHOR

ウィンズバッハ少年合唱団は、西ドイツの中部ニュールンベルク市近郊の町ウィンズバッハに、1946年、ハンス・タムによって創設された高等学校を母体とする合唱団。現在の指揮者カール=フリードリッヒ・ベリンガーは、78年から引き継いでいる。バッハ演奏に対しての評価は高いが、バッハだけではなく、全時代の巨匠の作品、伝統的な民族歌・宗教曲も得意としている。
 1995年に来日し、幻だった歌声を披露した。(by Hetsuji)1999up

 Windsbacher Knabenchorとは「20世紀に誕生し、ドイツ少年合唱の伝統を現代に再構築した、透明で精密な音響を持つプロフェッショナル少年合唱団」。歴史的には若い(1946年創設)が、 音楽的評価はトーマナー・クロイツコア・ドムシュパッツェンと並ぶレベルに達し、特にバッハと初期バロックの演奏で世界的権威を確立している。
1. 創設と歴史:戦後ドイツが生んだ“新しい伝統”
 -1946年、Hans Thamm によって創設
 - バイエルン州のプロテスタント教会に属する
 - 寄宿制を中心にした厳格な教育システム
 - 1985年から Karl-Friedrich Beringer が国際的評価を決定づけた
 - 現代ではドイツの“新しい四大少年合唱団”の一角。中世から続く聖歌隊ではないが、戦後ドイツの精神的復興を象徴する存在として重要。
2. 教育システム:声変わりを含む長期的育成 。Windsbacher の特徴は、変声後も合唱団に残る仕組みを持つこと。
 - 変声前:ソプラノ・アルト
 - 変声期:特別クラスで声の管理
 - 変声後:テノール・バスとして継続参加
 これにより、少年声+青年声の混合による“透明で厚みのある響き”が生まれる。
3. 声質:世界的に唯一無二の“透明な均質性”
Windsbacher の声は、専門家の間で次のように形容される
 - ガラスのように透明
 - 倍音が非常に整っている
 - アタックが鋭く、発音が明瞭
 - 音程が極めて正確
 - 宗教音楽に特化した純度の高い響き
 テルツのようなソリスト的輝きではなく、クロイツコアのような深い宗教性とも異なる。“透明な建築物のような音響”これがWindsbacherの本質。
4. レパートリー:バッハと初期バロックの最高峰
特に評価が高いのは
 - J.S.バッハのモテット(BWV 225–230)
 - Schütz、Schein、Scheidt など初期バロック
 - 現代ドイツ宗教曲(Strohbach, Reger, Vogt など)バッハのモテットは世界的基準(reference recording)として扱われることが多い。
5. 国際的役割:ドイツ・プロテスタント音楽の象徴
Windsbacher は、“現代におけるルター派教会音楽の代表”として国際的に認識されている。
 - 世界ツアー
 - 国際フェスティバル出演
 - 教会音楽の文化外交的役割
 - ドイツ福音主義教会の象徴的存在
 歴史的伝統ではトーマナーやクロイツコアに劣るが、音楽的評価では同等か、レパートリーによっては凌駕する。
 Windsbacher Knabenchorとは“戦後ドイツが生んだ、透明で精密な響きを持つ少年合唱の最高峰。バッハと初期バロックの演奏において世界的基準を作り上げた存在。
 「Windsbacher」という名前には、明確で象徴的な意味がある。それは単なる地名ではなく、合唱団のアイデンティティそのものを示す“精神的なブランド名”です。
1. 地理的意味:Windsbach(ヴィンズバッハ)という町の名Windsbacher = “ヴィンズバッハの”という形容詞。
 バイエルン州アンスバッハ近郊の小さな町
 人口約6,000の静かな地域
 戦後のプロテスタント教会の中心地の一つ
合唱団はこの町の寄宿学校・教会を基盤に発展。つまり、“Windsbacher”は地名由来の形容詞で、「ヴィンズバッハという土地の精神・文化・教会に根ざした合唱団」という意味を持つ。(by Copilot 2026.05.12 TUE up)

 CD

2024



(I Collection) 
In dulci jubilo:甘美な喜びのうちに
WINDSBACHER KNABENCHOR:ヴィンスバッハ少年合唱団
LAUTTEN COMPAGNEY BERLIN:ラウテン・コンパニー・ベルリン
LUDWIG BÖHME:ルートヴィヒ・ベーメ

01 Frohlocket, ihr Völker auf Erden:地上のすべての民よ、歓喜せよ
 祝祭的なドイツのコラール。冒頭にふさわしい“開幕のファンファーレ”の役割を果たし、少年合唱の明るい倍音が一気に空間を満たす。
02 Veni, veni, Emmanuel:来てください、インマヌエルよ
 ラテン語の待降節賛歌。ユダヤ的メシア待望の響きを持ち、古楽器の低音が“闇の中の祈り”を描く。
03 Macht hoch die Tür:門を高く上げよ
 詩篇24篇に基づくドイツ・ルター派の代表的コラール。王なるキリストを迎える荘厳な行進曲風。
04 O Heiland, reiß die Himmel auf:救い主よ、天を裂いて降りて来てください
 戦乱の時代に生まれた嘆願の歌。少年声の“弱さと純粋さ”が、祈りの切実さを強調する。
05 Greensleeves / Norwegian Wood:グリーンスリーヴス/ノルウェーの森
 古い英国民謡とビートルズの名曲を古楽器で融合させた編曲。アルバムの中で最も現代的で遊び心のあるトラック。
06 The Angel Gabriel from Heaven Came:天から御使いガブリエルが来たり
 バスク地方の旋律。受胎告知の場面を描き、清らかな旋律線がマリアの謙遜を象徴する。
07 Huron Carol:ヒューロン族のキャロル
 北米最古のクリスマス賛歌。先住民の世界観とキリスト教が交差する独特の音階が特徴。
08 A peregrinación:巡礼
 ガリシア地方の民謡的キャロル。リズムの躍動が“旅する民”の生命力を表す。
09 Gloria:栄光
 “Gloria in excelsis Deo” のテキストに基づく祝祭的作品。古楽器の明るい響きが天使の歌声を思わせる。
10 In dulci jubilo:甘美な喜びのうちに
 中世ドイツの名曲。少年合唱のためにあるような純粋な旋律で、アルバムの中心的象徴。
11 Gottes Sohn ward ein Kindlein:神の御子は小さな幼子となり
 ルター派の伝統的キャロル。神の受肉の神秘を“子どもの声”で歌うことに深い象徴性がある。
12 Wie schön leuchtet der Morgenstern:いかに美しく輝く朝の星よ
 “ルター派のクリスマスの宝石”。キリストを“明けの明星”として讃える壮麗なコラール。
13 Ciaconna:チャッコーナ
 バロック舞曲。低音の反復が祈りの“歩み”を象徴し声楽曲の間に清涼な器楽曲として配置されている。
14 Den die Hirten lobeten sehre (Der Quempas):羊飼いたちが大いに讃えた(クエンパス)
 “クエンパス”はドイツの古いクリスマス歌集。素朴で牧歌的な雰囲気が魅力。
15 Ich steh an deiner Krippen hier:私はあなたの飼い葉桶の前に立ち
 ゲルハルトの名テキスト。個人的な信仰告白としてのクリスマスを描く内省的な歌。
16 O Bethlehem, du kleine Stadt:おお、ベツレヘムよ、小さき町よ
 英語賛美歌 “O Little Town of Bethlehem” のドイツ語版。静かな夜の情景が広がる。
17 Freu dich, Erd und Sternenzelt:喜べ、大地よ、星空よ
 天地創造のスケールでキリスト降誕を祝う壮大なコラール。
18 Kommet, ihr Hirten:来たれ、羊飼いたちよ
 チェコのキャロル。軽快なリズムが“急ぎベツレヘムへ向かう”羊飼いたちを描く。
19 Lasst alle Gott uns loben:すべての者よ、神を賛美しよう
 明るく力強い賛歌。少年合唱の輝きが最もストレートに表れる曲。
20 Vom Himmel hoch, da komm ich her:天より高く、私はここへ来たり
 ルター作の名キャロル。天使の宣言を歌う“語りの音楽”。
21 Stille Nacht:きよしこの夜
 世界で最も愛されるキャロル。少年合唱の透明な声が“永遠の静けさ”を象徴する終曲。

  このアルバムは、「中世〜バロック〜近代にわたるクリスマス音楽を、少年合唱の“清澄な声”と古楽器アンサンブルで再構築する」ことを目的として制作されたと考えられます。特にWindsbacher Knabenchor の透明な voces blancas(少年声)Lautten Compagney Berlin の古楽器(リュート、テオルボ、ガンバ等)Lートヴィヒ・ベーメの“古楽 × 新しい響き”の融合。これらを組み合わせ、「クリスマス音楽の精神性・祈り・喜び」を現代に蘇らせるという芸術的コンセプトが明確です。(by Copilot 2026.05.12 TUE up)

 一言で言うと上手です。それしか無いです。ただ、ソプラノ合唱が、たまに濁って聴こえました。聴きながら、ウィンズバッハにコアな追っかけファンは存在するのだろうか、と考えていました。私はレコード等を買うときに、まずは、特定の団体のモノを探し、あ、今回はこれなんだと思い、聴いてから、今回は良かったとかそうでもなかったとか、総括します。ウィンズバッハに、このような買い方をするファンは存在するのだろうか、と考えていました。・・・私だったらこんなに上手くても、名前では買わないです。ただし、聴きたい曲があって、それをウィンズバッハが演奏していたとしたら、それは買いなんじゃないかと思いました。標準的なChoirファンは、そういう買い方、しそうにないですが。(by Hetsuji 2026.05.12 TUE up)
CD 

2008
  CD 2008
(SONY 88697574752)

モーツァルト:レクイエム K.626

(S) ルート・ツィーザク
(A) モニカ・グロープ
(T)  トーマス・クーリー
(A)  トーマス・ラスケ
カール・フリードリヒ・ベリンガー指揮 ベルリン・ドイツ交響楽団、ウィンズバッハ少年合唱団

前録音は1988年だから20年ぶりの再録となる。当時40歳だったベリンガー氏も60歳。
単純に考えると、年をとると演奏は遅めになるが、若干であるが速くなっている。この演奏でも、ソプラノ、アルトは女声を起用している。
二つの録音の演奏時間を比較してみたい。
前の時間は1988年録音、後者が2008年録音。

Ⅰ Introitus      4.37    4.34
Ⅱ   Kyrie            2.48   2.29 
Ⅲ  Sequentia
     Dies irae     1.48     1.47
     Tuba mirum 3.54   3.41
     Rex tremendae
                          2.15    1.48
     Confutatis   2.46    2.13
     Lacrimosa   4.01    3.06
Ⅳ Offertoriem
     Domine Jesus  3.55   3.35
     Hostias        5.30   4.20
Ⅴ   Sanctus      1.34    1.26
Ⅵ  Benedictus 5.45    4.50
Ⅶ Agnus Dei   1.34    3.07
Ⅷ Communio 6.53    5.05

「ラクリモーサ(涙の日)」といった静かに訴える曲も「ホスティアス(賛美のいけにえ)」も速くなって、贅肉を削ぎ落とし、あっさりした感じであるが、逆に「アニュス・デイ(神の子羊)」はじっくり聴かせてくれる。(by northend) 2018/11/30 FRI up 
CD

2006 



 (I Collection)
Hans Thamm und der Windsbacher Knabenchor
Singet dem Herrn ein neues Lied
ハンス・タムとヴィンスバッハ少年合唱団
主に向かって新しい歌を歌え (AGK 12 110)

1. J.S. Bach – Kantate BWV 190 “Singet dem Herrn ein neues Lied”主に向かって新しい歌を歌え(新年のカンタータ)
 新年礼拝のための壮麗な開幕合唱。 冒頭は祝祭的トランペットとティンパニが鳴り響き、“新しい年に、新しい歌を” というルター派の精神を象徴する。少年合唱の明るい声は、バッハの光の神学を際立たせる。
2. Heinrich Schütz – “Lobe den Herren, meine Seele”わが魂よ、主をほめたたえよ
 詩篇103篇。 シュッツ特有の 言葉の抑揚に寄り添うドイツ語モテット。少年合唱が語りかけるように歌うことで、祈りの親密さが増す。
3. Wolfgang Fortner – “Kyrie”(Eine deutsche Liedmesse)キリエ(ドイツ語によるミサ)
 20世紀の新即物主義的書法。透明な和声と静謐な祈りが、古典的ミサの構造を現代に移植する。少年合唱の純度が、フォルトナーの禁欲的美を強調する。
4. G.A. Homilius – “Domine, ad adjuvandum me festina!”主よ、急いで私を助けに来てください
 詩篇70篇。 バッハの弟子ホミリウスらしい、明快で温かい前古典派の語法。困窮の叫びが、軽やかなポリフォニーに昇華される。
5. Philippus Dulichius – “Ich hebe meine Augen auf zu den Bergen”私は山に向かって目を上げる
 詩篇121篇。ルネサンス後期のドイツ語モテット。静かな祈りが、少年合唱の“白い声”と最も相性が良い作品。
6. Heinrich Schütz – “Herr, auf dich traue ich”主よ、私はあなたに信頼します
 詩篇31篇。語りのような旋律線が、信頼と不安の揺れを描く。シュッツの霊的心理描写が際立つ名品。
7. Johann Pachelbel – “Singet dem Herrn ein neues Lied”主に向かって新しい歌を歌え
 明るく素朴なバロック合唱曲。 バッハ以前のルター派礼拝音楽の典型で、“新しい歌”の喜びが軽やかに表現される。
8. Andreas Raselius – “Also hat Gott die Welt geliebet”神はこの世を愛された
 ヨハネ3:16。ルネサンス的均整と宗教改革後のドイツ語テキストが融合。少年合唱が歌うと、福音の純粋さが際立つ。
9. Johann Ludwig Bach – “Unsere Trübsal, die zeitlich und leicht ist”私たちの苦難は一時的で軽い
 コリント後書4:17。“苦難の軽さ”を音楽的にどう表現するかが焦点。柔らかい対位法が慰めの神学を形にする。
10. Johann Michael Bach – “Ich weiß, daß mein Erlöser lebt”私は知っている、私の贖い主は生きておられる
 ヨブ記19:25。バッハ一族の敬虔な霊性が凝縮された短い名曲。少年合唱の声が“復活の確信”を透明に響かせる。
11. Hugo Distler – “Singet dem Herrn ein neues Lied”主に向かって新しい歌を歌え
 20世紀の新古典主義。鋭いリズムと透明な和声が、“新しい歌”を現代に再創造する。 ディストラーの精神性と少年合唱の純度が奇跡的に一致する。
12. Mendelssohn – “Richte mich, Gott, und führe meine Sache”神よ、私を裁き、私の訴えを導いてください
 詩篇43篇。 ロマン派の清澄な祈り。メンデルスゾーンの敬虔さが、少年合唱の声でより光を帯びる。
13. Brahms – “Wenn wir in höchsten Nöten sein”私たちが最も苦しむとき
 コラール編曲。ブラームス晩年の深い慰めの音楽。少年合唱が歌うと、重さよりも“柔らかな救い”が前面に出る。
14. Max Reger – “Der Mensch lebt und besteht nur eine kleine Zeit”人はほんの短い時を生きるにすぎない
 無常観を扱うコラール。 レガーらしい濃密な和声が、人生の儚さを描く。 少年合唱が歌うことで、重厚さが透明な哲学へと変わる。
15. Heinrich Schütz – “Die mit Tränen säen werden mit Freuden ernten”涙をもって種を蒔く者は、喜びをもって刈り取る
 詩篇126篇。 悲しみと喜びの対比を、言葉のリズムで描く。シュッツの神学的深さが最もよく現れる作品の一つ。
16. Heinrich Schütz – “Verleih uns Frieden gnädiglich”主よ、私たちに恵み深く平和を与えてください
  宗教改革以来の平和祈願。 静かな祈りが、少年合唱の声で“純粋な平和”として響く。
17. Johann Crüger – “Nun laßt uns Gott dem Herren Dank sagen und ihn ehren”さあ、主なる神に感謝し、彼をあがめよう
 明るいコラール。アルバム後半の“感謝”の章を象徴する。
18. J.S. Bach – “Singet dem Herrn ein neues Lied”主に向かって新しい歌を歌え(モテット)
 バッハのモテットの中でも最も華麗。 二重合唱の壮麗な構造が、少年合唱の機動力と透明感で輝く。アルバムの頂点として配置されている。

 このアルバムは、 「Singet dem Herrn(主に向かって新しい歌を歌え)」という詩篇句を軸に、 ドイツ語圏の宗教音楽 400 年の歴史を一枚に凝縮する」という明確な構想で作られています。
目的は三つに整理できます:
① Windsbacher Knabenchor の“霊性と音楽性”の総覧
- ルネサンス(Dulichius, Raselius)
- 初期バロック(Schütz)
- バロック(J.S. Bach, Pachelbel, J.M. Bach, J.L. Bach)
- ロマン派(Mendelssohn, Brahms)
- 近代(Reger, Distler, Fortner)
という **時代横断的なレパートリー** を、少年合唱の透明な響きで示す。
② 「主に新しい歌を歌え」という詩篇句の多様な作曲史を提示
同じ句を扱う作曲家が複数(Bach, Pachelbel, Distler)おり、“同一テキストが時代ごとにどう変容したか” を聴かせる構造。
③ ハンス・タム時代の Windsbacher の記録的総集編
- EMI録音(1969)を含む
- 24ページのテキストブック付き→ 回顧的アンソロジー の性格が強い。
(by Copilot 2026.05.12 TUE up)

 上手なんだけれど、完璧って難しいのだと考えさせられる。音の作りは好きだけれど、人間の声は楽器と違って完璧じゃないんだ。そこを踏まえて心地良さへ繋げてくれれば、私にとって完璧に近いのだけれど。ボーイソプラノは難しい。出ているだけじゃダメ。きれいなだけじゃダメ。無理のない音域であれば破綻しないけれど、高かったりfだったりpだったりすると、壊れるんだと実感した。というかウィンズバッハは、私にとって、そういうことだけ考えて聴いているChoirだったりする。(by Hetsuji 2026.05.12 TUE up)  
CD

2005 



(I Collection) 
 
60 Jahre Windsbacher Knabenchor
ウィンズバッハ少年合唱団 創立60周年
1946 – 2006 (ROP2032)

1. Samuel Scheidt – *Jauchzet Gott, alle Land「全地よ、神に向かって歓呼せよ」
 17世紀初頭ドイツの華やかな祝祭的モテット。 Scheidt らしい明快な対位法と、輝くファンファーレ的モチーフが特徴。Windsbacher の少年声は、作品の「明るいルター派の喜び」を透明に描き出し、60周年記念盤の冒頭として象徴的な選曲。
2. Thomas Selle – *Aus der Tiefe rufe ich, Herr, zu dir「深き淵より、主よ、あなたに呼ばわります」
 詩編130による嘆願のモテット。 北ドイツ・バロックの典型で、柔らかいポリフォニーと沈潜する情緒が魅力。 Windsbacher の均整の取れた弱声表現が、祈りの静けさを際立たせる。
3. Heinrich Schütz – *Ich hebe meine Augen auf zu den Bergen*「わたしは山に向かって目を上げる」
 詩編121。 Schütz 晩年の深い霊性が宿る名作で、語りのような旋律線と柔らかな和声が特徴。 少年合唱の清澄な響きが、老練な作曲家の「静かな確信」を純化して伝える。
4. Johann Ludwig Bach – *Das ist meine Freude*「これこそ私の喜び」
 J.S.バッハの親族であるヨハン・ルートヴィヒの代表的モテット。 軽快なリズムと明るい三和音が特徴で、Windsbacher の俊敏なアーティキュレーションが生きる作品。
5. Siegfried Strohbach – *Jesus, der Retter im Seesturm**Jesus heilt einen Gelähmten*「嵐の海を鎮める救い主イエス」「イエス、ひとりの中風の人を癒す」
 20世紀ドイツの合唱作曲家ストローバッハによる新約聖書の情景描写。 語り口が明確で、少年合唱の明瞭な発音が物語性を強調する。Windsbacher の教育的レパートリーとしても重要。
6. Emanuel Vogt – *Nunc dimittis*「今こそ、あなたの僕を去らせてください」
 シメオンの讃歌。 静謐で内省的なハーモニーが特徴。 Windsbacher の均質なピアニッシモが、祈りの透明感を際立たせる。
7. Heinrich Schütz – *Also hat Gott die Welt geliebt*「神はその独り子を賜うほどに、この世を愛された」
 ヨハネ3:16。 短いながらも劇的な対話構造を持つ。少年声の純度が、テキストの核心である「愛の単純さ」を強調する。
8. Christoph Demantius – *Ich bin die Auferstehung und das Leben*「わたしは復活であり、命である」
 初期バロックの厳格なポリフォニー。Windsbacher の精密な音程感が、作品の荘厳さを際立たせる。
9. Giovanni Giacomo Gastoldi – *In dir ist Freude*「あなたのうちに喜びがある」
 イタリア初期バロックの軽快な舞曲風モテット。 明るく跳ねるリズムが特徴で、少年合唱の軽やかさが最も映えるタイプの作品。
10. Kurt Thomas – *Sanctus*「サンクトゥス(聖なるかな)」
 20世紀ドイツ合唱界の巨匠クルト・トーマスによる荘厳なミサ曲断章。 豊かな和声と大きなクレッシェンドが特徴。 Windsbacher のダイナミクスの幅が存分に発揮される。
11. Max Reger – *Das Agnus Dei*「アニュス・デイ(神の子羊)」
 濃密な和声を持つレガーの宗教曲。 少年合唱が歌うことで、重厚さが透明な祈りへと昇華される。
12. **Jacobus Gallus – *Pater noster*「主の祈り」
 ルネサンス後期の名作。 柔らかいポリフォニーが続き、祈りの普遍性を象徴する。 Windsbacher の均整の取れた声質が作品の純度を高める。
13. Helmut Duffe – *Der aaronitische Segen*「アロンの祝福」
 民数記6章の祝祷。短いが非常に美しい和声で、コンサートの終曲としてもよく用いられる。 少年合唱の清らかさが祝福の言葉を際立たせる。
14. **Johann Hermann Schein – *Nun danket alle Gott*「いざ、すべての者よ神に感謝せよ」
 有名なコラールのモテット版。Schein の温かい和声語法が光る。Windsbacher の伝統的ルター派レパートリーの中心。
15. Johann Sebastian Bach – *Der Geist hilft unser Schwachheit auf*「御霊は、私たちの弱さを助けてくださる」
 BWV 226。バッハの三大モテットの一つで、技巧的な二重合唱が特徴。Windsbacher の精密なアンサンブル力が最も発揮される大曲で、60周年記念盤の締めくくりとしてふさわしい。
16. Johann Sebastian Bach – Singet dem Herrn ein neues LiedJ.S.バッハの二重合唱モテット BWV 225 。Singet dem Herrn ein neues Lied「主に向かって新しい歌を歌え」
 バッハの三大モテットの中でも最も華やかで、技巧的で、祝祭的な作品。 二重合唱(8声)が絶えず掛け合い、追いかけ、重なり、ほどけていく構造は、まさに「歌う喜びそのもの」を音楽にしたような大曲。冒頭の「Singet!」の呼びかけが、祝祭の扉を開くように響く。二重合唱の対話が非常に複雑で、合唱団の技量が露わになる。中間部はコラールを中心にした静かな祈り。終結部は再び華やかに舞い上がる。  Windsbacher Knabenchor はこの曲を看板レパートリーとして長年歌い続けてきました。少年合唱の透明な声が、バッハの複雑なポリフォニーを「重厚さではなく光のような明るさ」で描き出すのが特徴。60周年記念盤の最後に置かれているのは、“新しい歌を歌え”=未来へ向かう合唱団の宣言 という象徴的な意味を持つと考えられます。

 このCDは、Windsbacher Knabenchor の60年の歩みを振り返る “歴史的回顧録(musikalischer Rückblick)” として制作された。特に、初代指揮者 Hans Thamm(1965–1976)後継者 Karl-Friedrich Beringer(1985–2002)という二大時代の録音を集め、合唱団の成長・伝統・音楽的アイデンティティを総括する記念盤として構成されている。
  “60年の歴史を音でたどる”という明確なコンセプトがあり公式説明には、「合唱団の歴史を振り返る Rückblick」 と明記されている。つまりこのCDは、単なるベスト盤ではなく、Windsbacher の60年の精神・教育・音楽観を記録するアーカイブ的作品。(by Copilot 2026.05.12 TUE up)

 この盤、好きかもしれない。幼げなソプラノが、無感情で曲に切り込んでいく感じが良い。正確無比でおよそ感情を表現しないChoirには、マッチしている選曲群に思える。ウィンズバッハの良さが発揮されたプログラムだと思う。聴いていて飽きないし、疲れない。機械的な感じがむしろ心地良い。やはり、上手なChoirだと思う。AIに指摘されるまで、そこを逆に受け止めていたのが情けないが。つまり上手だけ=つまらん、と。このChoir、癖が無いので曲を楽しむには適している。それから、1人、突出したソプラノくんが頑張って居て、雄大な山の頂を輝かせているみたい。11番は濁っている。それからどんなに上手なChoirでもfで壊れることもあるのだと知った。 (by Hetsuji 2026.05.12 TUE up)
CD 

2002
  Johannes Brahms/Ein deutsches Requiem(RONDEAU/ROP2020)/Windsbacher Knabenchor, Deutsches Symphonie-Orchester Berlin, Juliane(Sopran), Stephan Genz(Bariton), Karl-Friedrich Beringer, Aufnahme:Kirche St. Gumbertus Ansbach, 23 und 24 Oktober 2002

1.Selig sind, die da Leid tragen (Chor)(10:10)
2.Denn alles Fleisch es ist wie Gras (Chor)(14:12)     
3.Herr, lehre doch mich (Bariton und Chor)(9:49)      
4.Wie lieblich sind deine Wohnungen (Chor)(5:02)     
5.Ihr habt nun Traurigkeit (Sopran und Chor)(7:11)    
6.Denn wir haben hie keine bleibende Statt (Bariton und Chor)(10:46)          
7.Selig sind die Toten, die in dem Herrn sterben (Chor)(11:12)

いつかドイツ語で聴きたいと願っていたブラームスのドイツ・レクイエムを、やっと全曲聴く事が出来た。イギリスのクワイアがよく歌う"How lovely are Thy Dwellings Fair"(4番)、トレブルの定番のひとつ"Ye now are sorrowful"(5番) を聴く度に、どうしてドイツの少年合唱団は歌わないのだろうと首を傾げていた。これまではオルガン伴奏で聴いていたが、オーケストラで奏でられる旋律も聞かせどころである事は間違いない。それぞれの楽器が役割を全うし、コーラスと溶け合う様の何と美しい事。合唱はもう少しソプラノとアルトが利いているといいのだけど、贅沢は言いますまい。これが混声ならばもっと濃厚になるのだろうが、重すぎないウィンズバッハのコーラスがちょうど良い。5番のソロは残念ながら女声だが、このメロディラインがいいんだ。おヒゲのブラームス様のご容貌からは想像出来ない、深い安堵感の漂うひなびたメロディに酔いしれた。(by Nao) 2003/03/09 up 
CD 

2002
  Eine kleine Melodie / Musikalische Scherze und Eulenspiegeleien (RONDEAU/ROP2018)Windsbacher Knabenchor, Karl-Friedrich Beringer, Paul Sturm(Klavier)/Aufname:Marz 2000, Marz 2002, Mai 2002

1.Eine kleine Melodie           
2.Sur le pont d’Avignon(Solo:Jurian Steger, Sopran)   
3.Radetzky-Walzer          
4.Die launige Forelle          
5."... wie einst Lili Marleen"           
6.Fuge aus der Geographie 【Spanisches Liederspiel】  
7.Introduction:"Alborada"           
8.Aus Galicien:"O mein Voglein"          
9.Aus Santander:"Wo gehst du hin"          
10.Aus Galicien:"O Lorbeer grun"           
11.Aus Asturien:Ritornell fur Klavier           
12.Aus Vasconia:Wiegenlied           
13.Aus Andalusien:"Ach, deiner Augen"          
14.Aus Asturien:"Wo holst Du Wasser"           
15.Aus Andalusien:"Das Fest der Madonna" 【Vier Slowakische Volkslieder】          
16.Hochzeitslied aus Poniki          
17.Heuerntelied aus Hiadel           
18.Tanzlied aus Medzibrod           
19.Tanzlied aus Poniki            20.Zigeunerleben

副題は「音楽のトリックとおふざけ」とでも訳すのだろうか。どこかで聞いた何かの曲が、テーマに彩られて歌とピアノでお目見えする。試聴して「これは楽しいかも…」と購入してみたが、どれを聞いても一ひねりあって楽しい上に、ウィンズバッハのコーラスは、滴がほとばしる程に瑞々しい。全曲コーラスではないものの、歌は起伏に富んで膨らみがあり、丹念に歌い込まれている。4番「ユニークな鱒」はシューベルトの「鱒」が普通に歌われた後バリエーションが9曲連なる、遊び心溢れた曲。バリエーション曲のタイトルも揮っていて、"Eine kleine Nachtforelle"(モーツァルトの"Eine kleine Nachtmusik"のつもり)や、"Zur Ehre der Forelle"(ベートーヴェンの"Zur Ehre sei Gott"のつもり)なんて、おもわず頬がゆるんでしまう。ピアノでつづられる3番は「ラデッキー・マーチ」ならぬ「ラデッキー・ワルツ」だし、5番は「これってホントに”リリー・マルレーン”でやんすかね?」(tadaさま節)って具合ですからね。6番なんておしゃべりしているような、メロディなしの掛け声だけの曲。「ホノルル、ミシシッピ、カナダ、メキシコ」と言ってるかと思えば、「ナガサキ、ヨコハマ」も飛び出してくる。音楽って、その名の通り音を楽しむって、いいもんだなと純粋に思える内容。指揮者のベリンガー氏がとっても好きになりそう、イヤ、既にかなり好きになっているゾ。ノーマルなラストの「流浪の民」だけを聞いても、ずば抜けた上手さに脱帽する。 (by Nao) 2003/06/01 up
CD

1999 



(I Collection) 
Windsbacher Knabenchor ヴィンズバッハ少年合唱団
Leitung: Karl-Friedrich Beringer 指揮:カール=フリードリヒ・ベリンガー
Lieder & Geschichten aus unserer Welt わたしたちの世界の “歌と物語”

1*Ein Vogel saß auf einem Baum*(F. Winklhofer 編) 「一本の木に鳥がとまっていた」
 素朴な民謡風の導入曲。自然と生命の喜びを象徴。
2 *Hans Fallada: Geschichte vom verkehrten Tag* 「ハンス・ファラダ:逆さまな一日」
  朗読。日常の秩序がひっくり返るユーモラスな寓話。
3 *Streit zwischen Löffel und Gabel*(Walter Rein) 「スプーンとフォークのけんか」
  擬人化された食器の対話。軽快なリズムで子どもの世界を描く。
4 *Der alte Kakadu*(Manfred Schlenker) 「年老いたオウム」
  老いと記憶をテーマにした短い合唱曲。ユーモアと哀愁が共存。
5 *Der Käfer und die Blume*(Wenzel Heinrich Veit)「甲虫と花」
  小さな生き物の視点から自然の美を歌う。
6 *Auf einem Baum ein Kuckuck saß*(Ernst Pepping 編)「木の上にカッコウがとまっていた」
 有名なドイツ民謡。ペッピングの編曲で透明な響き。
7 *Maikäfer Tanzlied*(Clemens Schmalstich) 「五月の甲虫の踊り歌」
  春の生命力を祝う軽快な舞曲。|
8 *Der Schnupfen*(Paul Nitsche 編) 「風邪」
  くしゃみの擬音を模したユーモラスな短曲。
9 *Sur le pont*(Vic Nees) 「橋の上で」
  フランス語の合唱曲。異文化の響きを取り入れた明るい作品。
10 *Gudrun Mebs: Pizza mit Achim* 「グドゥルン・メプス:アヒムとピザ」
  朗読。友情と日常の小さな幸福を描く現代童話。
11| *Ich hab die Nacht geträumet*(F. Winklhofer 編) 「夜に夢を見た」
  ロマン派の民謡。少年声の繊細な情感が際立つ。
12 *Es waren zwei Königskinder*(F. Winklhofer 編) 「二人の王の子どもたち」
 古いバラード。愛と運命の物語を静かに歌う。
13 *Adagio d-Moll*(Karl Friedrich Abel) 「アーベル:アダージョ ニ短調」
 ガンバ独奏による間奏。古典的な静謐。
14 *Tanzlied aus Poniki*(Béla Bartók) 「ポニキの踊り歌」
  民俗的リズムが生きる短い舞曲。
15 *Peter Härtling: Das ist Tanz, verstehst du?* 「ペーター・ヘルトリング:これが踊りだ、わかるかい?」
  朗読。子どもの自由な身体感覚を詩的に描く。
16 *Tanzlied aus Medzibrod*(Béla Bartók) 「メジブロドの踊り歌」
 バルトークの民謡採集から。生命力に満ちたリズム。
17 *Partita Nr. 4, Allegro*(Georg Philipp Telemann) 「テレマン:パルティータ第4番 アレグロ」
 バロックの明快な構築美。器楽的間奏。
18 *Schwesterlein*(Johannes Brahms) 「妹よ」
  ブラームスの家庭的な温かさを少年声で。
19 *Der Mond ist aufgegangen*(B. Bruchhäuser-Meisemann 編) 「月がのぼった」
  ドイツの夜の情景を描く名曲。静かな終章。
20–22 *Jostein Gaarder: Durch einen Spiegel ...* 「ヨースタイン・ゴルデル:鏡を通して…」
  朗読。死と再生をテーマにした哲学的物語。『ソフィーの世界』の作家による深い寓話。
21 *Gymnopédie*(Eric Satie)「ジムノペディ」
  サティの静謐なピアノ曲。朗読と交錯する夢のような場面。
23 *Guter Mond, du gehst so stille*(Emanuel Vogt 編)「やさしい月よ、静かに昇る」
  少年合唱の柔らかい終曲。夜の祈りのような静けさ。
24 *Es fiel ein Reif*(F. Mendelssohn Bartholdy 編) 「霜が降りた」
  メンデルスゾーンの詩的な短曲。季節の移ろいを描く。
25 *Weißt du, wieviel Sternlein stehen*(F. Winklhofer 編)「いくつの星が輝いているか知っている?」
 子どもの問いと信仰の詩。アルバムの静かな終止符。

 このアルバム《Lieder und Geschichten aus unserer Welt(わたしたちの世界の歌と物語)》は、ヴィンズバッハ少年合唱団が音楽と朗読を融合させた特別企画盤です。この作品は、「子どもの世界観を音楽と文学で描く」という理念のもとに制作されました。朗読と歌が交互に現れる構成は、まるで一冊の詩集をめくるような流れを持ちます。
朗読部分:子どもの視点から見た日常・夢・死・再生
音楽部分:その感情を音で包み込む「声の絵画」
全体構成:自然 → 人間 → 哲学 → 夜の静寂 という四章構造 (by Copilot 2026.05.12 TUE up)

 AIの Copilot先生が、ウィンズバッハをドイツの三大合唱団の一つだとおっしゃるわけですよ。は? それはないだろうと話しました。レーゲンス、トーマナ、クロイツがありますじゃん。でも、クロイツを押しのけてのウィンズバッハなのだそうで。AIにはAIの言い分があるようですが、ま、ウィンズバッハは国際的な評価が高いのだそうです。実は私、ウィンズバッハは無機質で機械みたいな演奏とか、今まで思っていました。
・・・だけど、上手です。スキが無く上手。音もクリア。どの声部も上手。たしかに、三大コーラスに食い込んでいる合唱かもしれない。ここまで声の質を制御できないChoirが多いので、昨今、需要があるのだろうと思った。良く演奏される曲も、標準的というかお手本というか文句なし。とにかく濁りの無い音作りが素晴らしい。他のChoirが目指しそうな音。だけど個人的には、クリアでも、もっと泥臭い音が好き、などとわがままを言ってみる。18番の曲が好き。感想は「音がきれい&上手」につきる。(by Hetsuji 2026.05.12 TUE up)
 CD

1999


Rondeau Production
ROP2003
 Von Bach bis Ellington (ROP2003)

1.Sur le pont d'Avignon
2-6.Sacred Concert Medley
7-10.Singet dem Hern ein neuesLied
11.Pater Noster
12-13.Begegnungen
14.They can't take that way
15.In a sentimental mood
16.Odi et Amo
17.Without there is no way
18-20.Tribut an Duke Ellington

 ジャズで始まります。音が弾んで気持ちが良いです。こういうの、スウィングするって言うんでしたっけ? ジャズメンたち、もろにプロの演奏ですね。どの楽器も素晴らしいです。合唱がジャズに乗せられていく感じ? ・・・ただねー、肝心の宗教曲アカアペラが・・・ジャズの方が上手に聴こえます。ピアノも麗しい。ベースも。ドラムも。サックスも。ギターも。Quintett と一緒だと合唱も良い感じ。バッハとの落差があるので、思い切ってDuke Ellingtonだけに絞ってみても良かったかも。(by Hetsuji 2019.2.21 TUE up)
 CD

1994
J.S.BACH MESSE h-MOLL(hanssler CD 98.959) Aufnahme(recording) 18.7.-23.7.1994, Munter zu Heilsbronn
Karl-Friedrich Beringer指揮

Messe h-Moll/Mass in B Minor/Messe en Si mineur BWV 232
CD1
Kyrie
1.Chorus:Kyrie eleison      
2.Duet:Christe eleison      
3.Chorus:Kyrie eleison
Gloria
4.Chorus:Gloria in excelsis      
5.Aria:Laudamus te      
6.Chorus:Gratias      
7.Duet:Domine      
8.Chorus:Qui tollis      
9.Aria:Qui sedes      
10.Aria:Quoniam      
11.Chorus:Cum Sancto Spiritu
CD2
Credo
12.Chorus:Credo      
13.Chorus:Patrem omnipotentem      
14.Duet:Et in unum Dominum      
15.Chorus:Et incarnatus est      
16.Chorus:Crucifixus      
17.Chorus:Et resurrexit      
18.Aria:Et in Spiritum Sanctum      
19.Chorus:Conffiteor
Sanctus
20.Chorus:Sanctus
Osanna, Benedictus, Agnus Dei et Dona nobis pacem
21.Chorus:Osanna in excelsis      
22.Aria:Benedictus      
23.Chorus:Osanna in excelsis      
24.Aria:Agnus Dei      
25.Chorus:Dona nobis pacem

Christine Schafer,Sopran/Ingeborg Danz,Alt/Markus Schafer,Tenor/Thomas Quasthoff,Bass

弦楽器とともにKyrie eleisonが聞こえてくるところから始まるのだが、やはり上手だと思う。伴奏も煩すぎずなかなか良い。では何故Hetsujiがこれだけ上手な合唱団にのめり込めないで、鄙びたマイエルスベルガー・クロイツの方が好みかというと、もしかしたら私は均し訓練系よりも地声訓練系の方が聴きやすいということと、ウィンズバッハの合唱の音帯の厚さが、ソプラノ・テノールともに音が高めに設定されているように聞こえ、イギリス聖歌隊の如く奏でる音の幅が心持ち薄め(イギリス系に雰囲気は近い)で、ドイツ系魅力の低音及び重低音の素朴な魅力に欠けるということにあるかもしれない。ソプラノもテノールも本当にきれい。きれいなんだけれど、何というか、「音」に含まれる「暗さ」が足りないように聞こえる。だから、キラキラとまばゆく人工的な都会の光のように美しい。でも聴いているときれいすぎて疲れるような・・・・。「闇」の部分、しっとり感、どっしり感も欲しいんだけれどなあ・・・。それからソプラノくんたちがときどき女声に聞こえるのも深追い出来ない理由の一つ。でも、これだけ上手なんだから、Wingさんのテルツのように丁寧に聴くリスナーさんが出てきても当然のCHOIRではあると思う。どなたかチェックしませんか?  (by Hetsuji) 2003/01/05 up 
CD    「インスブルックよ、さようなら」/ウィンズバッハ少年合唱団(I) (Camerata 25CM-397) 1995年より前の音源。

1.インスブルックよ、さようなら  
2.さあ、よい歌を歌い始めよう  
3.春のあいさつ  
4.春のあいさつ  
5.角笛の響き  
6.美しい小さな花  
7.野ばら  
8.さすらい人  
9.森との別れ  
10.恋人のもとへ  
11.眠りの精  
12.愛しき人よ、お前は私をとりこにした  
13.お聞き、外から何が入ってきたの  
14.あいさつ  
15.日曜日  
16.喜んで馬に乗るのだが  
17.さようなら  
18.不実  
19.恋人のもとへ  
20.かなたで  
21.晴れた日には  
22.私は小鳥がさえずるのを聞いた  
23.僕はそこへ行く  
24.ムシデン  
25.愛の恍惚 
26.踊って飛び跳ねて  
27.何と美しき5月の若葉よ  
28.傭兵の行進  
29.狩人と恋人 
30.さすらい 
31.貴い故郷 
32.霜が降りた 
33.夕べの歌(boysoprano Vilmar Herden)

 来日に合わせて発売された記念盤。豊富な音源から厳選しており、満を持しての日本デビュー盤と言える。33曲もの曲数は多いが、B-Sと男声、男声のみ、B-Sのみと、編成を変えたり、馴染みの薄い楽器を多用したりして聴く者の耳を新鮮に保つ工夫をしている。男声も良いが、B-Sが曲をリードしている印象を受けるほど、特にB-Sは手慣れた歌い方をしている。全体的に、とても丁寧に歌っている。音色は、B-Sも男声も、訓練されて豊かに膨らんだ音の、エッジのみが、心持ち明るい金管楽器系の音で、ホールでの生の音は、さぞかし聴く者にアピールするだろうと思われる。(by Hetsuji)1999up 
CD    CHRISTMAS Around the World (KREUZ/K1704)
GERMAN BRASS mit dem Windsbacher Knabenchor, dirigent/Karl-Friedrich Beringer, recorded:01-07. Juni 1993

Hymnen vom Heiland
1. Joy to the World       
2. Der Heiland ist geboren       
3. Tochter Zion aus "Judas Maccabaus"
O du frohliche Weihnachtszeit
4. O du frohliche      
5. Frohliche Weihnacht uberall       
6. Adeste Fideles
Noel francais
7. ll est ne, le divin enfant       
8. Entre le boeuf et l'ane gris (Knabensopran:Jorg Fischer)
9. Les anges dans nos campagnes
Das Lied der Lieder      
10. Stille Nacht, heilige Nacht
British Christmas
11. O Little Town of Betlehem      
12. I saw Three Ships      
13. The First Nowell      
14. Hark! The Herald Angels Sing
Aus Bohmen
15. Zu Betlehem geboren       
16. Kommet, ihr Hirten      
17. Nachspiel
Aus der Kindheit (Deutche Kinderlieder)
18. Lasst uns froh und munter sein      
19. Susser die Glocken nie klingen       
20. Morgen kommt der Weihnachtsmann
Aus Osteuropa
21. Hort, hort, ihr Hirten       
22. Schlaf, mein Kindlein (Knabensopran:Philipp Meierhofer)
23. Heute kam ein Engel
Navidad Criolla (Weinachtslieder aus Argentinien)
24. La Anunciacion       
25. En un burrito orejon
Snow from Hollywood
26. White Christmas       
27. Frosty the Snowman       
28. Jingle Bells
Aus Osterreich
29. Still, still, still, weil's Kindlein schlafen will

ウィンズバッハならクリスマス曲もアカペラで聞きたいところだけど、最近ので持っているのはブラスとの共演もの。演奏スタイルは幅広いので、こういうのもありなのかな。ドイツ以外の国の曲も歌っており、これもクリスマスの歌だったの?というのもあって、すご~く上手い合唱団が楽しく歌っている1枚に仕上がっている。12番"I saw Three Ships"はいつも聞いているものとは違う可愛らしいメロディで、20番は「きらきら星」。8番・22番のBSソロはノン・ビブラートでとても清楚。よく均等に完璧に歌うもんだと感心する出来映えで、聞く人を意識した創りをしている。こういう拘りの強い指揮者、好きですね~。が、鍛え上げられて細部に配慮の行き届いた、完璧でキラキラ輝くコーラスに、素朴な方が好みという人もいるだろうと思う。整い過ぎているけど、純粋なドイツものよりこんな趣向のものの方が抵抗無く聞けそう。ブラスもうるさくはなく、聞くほどにアカペラやブラスとの組合せが自然なものに思えてくる。  (by Nao) 2004/12/10(Friday)up 
CD    BACH:WEIHNACHTSORATORIUM/WINDSBACHER KNABENCHOR・BERINGER (TELDEC 4509-91604-2 2CDs) Christmas Oratorio  ヒルズブロン大教会で、1991年7月録音。ビデオも発売された。

Knabensopran Martin Duerr

バッハの代表作の一つ、クリスマスオラトリオは、全曲が6部から成る。当然のごとく、ソプラノもアルトも女声起用。(意味的には女性起用は正しいが、ため息)唯一、B-Sが起用されているのは、第4部イエスの御名の祝日「感動と賛美にひれ伏さん」第39曲ソプラノ・アリア「わが救い主よ、御名を歌え」の途中で、ソプラノを追いかけて、ときどきこだま(B-S)が入るのみ。このこだまは、ソプラノに引けを取らないので、できれば、バッハさんに幼児イエスを登場させて貰いたかったような。(当然B-S!)合唱は、例のエッジの金管系のB-S効果で実に透明感が高く聞こえる。(by Hetsuji)1999up 
 CD   Chormusik vom Fruhbarock bis zur Spatromntik(ROP2012)Karl-Friedrich Beringer指揮 1987.Juli.23

Jacobus Gakkus(1530-1591)
1.Pater nister(Vater unser)
JohannBach(1604-1673)
2.Unser Leben ist ein Schatten 
Johnann Ludwig Bach(1677-1731)
3.Unsere Trubsal           
4. Das ist meine Freude
Felix MendelssohnBartholdy(1809-1847)
5.Jauchzet dem Hern,alle Welt
6.Richte mich,Gott          
7.Denner hat seinen Engeln befohlen 
Anton Bruckner(1824-1896)
8.Locus oste 9.Os justi 10.Ave Maria
Johannes Brahms (1833-1897)
Fest-und Gedenkspruche,op.109
11.Unsere Vater hofften auf dich           
12.Wenn ein starker Gewappneter          
13.Wo istein so herrlich Volk
Rudolf Mauersberger(1889-1971)
14.Wie liegt die Stadt so wust
 CD   ブルックナー:アヴェマリア/ウィンズバッハ少年合唱団II/1985年7月録音1-5,9,10 1987年7月録音 6-8,11-17

Heinrich Schutz シュッツ 
1.Herr, auf dich traue ich<Motet No.9 SWV377>主よ,私はあなたに寄り頼むSWV377            
2.Die mit Traenen saeen<Motet No.10SWV378>涙とともに種まくものはSWV378             
3.Also hat Gott die Welt geliebt<Motet No.12 SWV380>神はこのように世を愛されたSWV380           
4.Troestet,troestet mein Volk<Motet No.14 SWV382>我が民を慰めよ SWV382             5.DieHimmel erzaehlen die Ehre Gottes <Motet No.18 SWV386>天は神の栄光を物語り SWV386 
Johann Bachヨハン・バッハ
6.Unser Leben ist einSchatten<motet>我らの命は影のごとし
Johann Ludwig Bach ヨハン・ルードヴィッヒ・バッハ
7.Unser Trubsal<Motet>われらの苦しみ、かりそめのはかなきもの             
8.das ist meine Freude<Motet>神によるは、わが喜び 
FelixMendelssohn-Bartholdy メンデルスゾーン
9.Mein Gott, warum hast du michverlassen <Plsalm22.op.78-3>詩編22番「わが神,わが神,なぜ私を見捨てたのですか」             
10.Denn er hat seinen Engeln befohlen<Psalm 91>詩編91番「まことに主は汝のためにたちに命じて」         
11.Jauchzet dem Herrn,alle Welt<Psalm 100>詩編100番「主に向かって喜びの声をあげよ」作品78の3       
12.Frohlok,ihr Volkerauf Erden<Motet,Op.79-2>喜び歌え、地の民よ 作品79の1             
13.Herr Gott,dubist unsre Zuflucht fur und <Motet,Op.79-2>神よ,汝はわれらが庇護者なり 作品79の2
14Rich mich,Gott<Motet,Op78-2> 神よ,我を審き 作品78の2
AntonBruckner アントン・ブルックナー 
15.Locus iste <graduale>昇階唱(グァドゥアーレ)「この場所を作りたもうたのは神であるWAB23          
16.Os Justi <graduale>昇階唱(グァドゥアーレ)「正しい者の口は知恵を語る」WAB30             
17.AveMaria<Motet>「アヴェマリア」
 CD   EXSULTATE DEO
GEISTLICHE CHORMUSIK AUS VIER JAHRHUNDERTEN (bellaphon 690・01・036)
1985年7月録音。

1.Herr, auf dich traue ich             
2.Die mit Traenen saeen             
3.Also hat Gott die Welt geliebt             
4.Troestet, troestet mein Volk             
5.Die Himmel erzaehlen die Ehre Gottes
6.Exsultate Deo            
7.Domine! Ad adjuvandum me festina
8.Mein Gott, warum hast du mich verlassen             
9.Denn er hat seinen Engeln befohlen   
10.Und kam gen Nazareth            
11.Pater noster

SCHUETS(1-5),SCARLATTI(6),HOMILIUS(7),MENDELSSOHN(8-9),MUELLER(10),BAUMANN(11)の曲集。男声は聴きやすい。アルトはともかく、ソプラノの音質が、(たぶん限りなく一人に近い数人だろうが)どちらかといえば裏声的というか、私の耳には、くぐもって汚く聞こえる。この状態では、バランス的には、B-Sをこころもち押さえた方が私の好み。細部まで神経を行き届かせた曲作りをしているのは解るので、B-Sパートの響きの濁りが惜しい。 8.Mein Gott, warum hast du mich verlassenでは、テノールとともに、B-Sソロの可愛い声を聴くことが出来る。(by Hetsuji)1999up 
 CD   NUN SINGET UND SEID FROH
DER WINDSBACHER KNABENCHOR SINGT WEIHNACHTSLIEDER(690.01.106 STEREO)
2.-4.Marz 1982
Leitung:Karl-Friedrich Beringer

1.Adeste fideles           
2.Maria durch ein Domwald ging           
3.Freh dich, Erd' und Stemenzelt           
4.Nun sei uns willkommen           
5.Es bluhen die Maien           
6.Still,still,still Solo:Vilmar Herden,Knabensopran 
7.Schlaf, mein Kindlein           
8.Kommt her, ihr Kinder 
9.Joseph,lieder Joseph mein           
10.Schlaf,schlaf,holdseliges Jesulein
11.Stille Nacht, heilige Nacht Solo:Vilmar Herden,Knabensopran 
12.Den geboren hat ein Magd           
13.Es ist ein Ros'entsprungen           
14.In einem Stall so klein           
15.Schlaf, Jesulein zart           
16.Seht,zwischen Esel, Occhs und Rind           
17.Hort, der Engel helle Lieder           
18.Susani           
19.Die Botschaft           
20.In dulci jubilo

以前のサイト「Blue」時代に、ウィンズバッハが上手だ、という投稿があった。聴いてみると・・・上手だ・・・。注意深く丁寧に丁寧に歌っている。ここは特に少年たちの声が訓練されていて、無理なくきれいにスーッと音が伸びる。レーゲンスの録音に匹敵するのは、ここかもしれない。(クロイツとトーマナの新しい録音をまだ聴いていないHetsuji。)テノールもバスもきれい。ソプラノとアルトはレーゲンス以上に声が出ている。よくぞここまで声を均した。少女っぽいけれど、完璧・・・。「6.Still,still,still」ではVilmar Herdenくんの中空ソロ登場。(中空ソロについてはみんなのうた参照)存在感の在るわりあい重い声に驚いた。それだけ、ここのソプラノは鏡のようにキラキラしているので。「11.Stille Nacht, heilige Nacht」ではメインの旋律を歌っているが、Vilmar Herdenくんは重いけれど高い声が出て不思議な魅力がある。楽器にたとえるとオルガンみたいな声。イギリスとは微妙に違うクリスマス曲の構成。ドイツ的な「15.Schlaf, Jesulein zart」なんか好き。歌っている少年二人の名前がないけれどデュエットがきれいな「18.Susani」も印象的。ドイツのクリスマスもなかなか味がある。聖堂でも家庭でもなく、コンサートホールで聴く、実力在る合唱団による芸術的なクリスマス曲集の趣がある。 (by Hetsuji) 2003/01/05 up 
CD    JOHANN SEBASTIAN BACH・MOTETTEN
WINDSBACHER KNABENCHOR (bellaphon 690・01・011)
1981年6月録音。

1.Der Geist hilft unsrer Schwachheit auf(8'18)Motette fuer zwei vierstimmige Choere a capella BWV 226  
2.Fuerchte dich nicht, ich bin bei dir(8'39)Motette fuer zwei vierstimmige Choere a capella BWV 228 
3.Komm, Jesu, komme(10'10)Motette fuer zwei vierstimmige Choere a capella BWV 229
4.Lobet den Herrn, alle Heiden(6'04)Motette fuer vierstimmigen Chor und Basso continuo BWV 230

録音年にも因るのだろうが、ウィンズバッハ少年合唱団の場合、シュッツよりはバッハの方が聴きやすい。この合唱団のCDは数枚聴いただけだが、音の進ませ方(早さ)に、なにか癖がありそうだ。淡々とした音運び、とでもいうのだろうか。なるべくドラマティックに聞こえないように、と意識しているかのようだ。今まで聴いた他の合唱団とは、どこか違う。全体にゆっくり、というのではなくて、音符の長さを、許容範囲のギリギリで、平均化しているかのような印象を受ける。気のせいかもしれないが。B-Sは私の耳にはオレンジ系、B-Aはブルー系だ。B-Sや男声の奥から聞こえてくるB-Aがいい。(by Hetsuji)1999up 
CD    JOHANN SEBASTIAN BACH・MOTETTEN
WINDSBACHER KNABENCHOR (bellaphon 690・01・005)
1981年3月録音。

1.Singet dem Herrn ein neues Lied (20'20)Motette fuer zwei vierstimmige Choere a capella BWV 225
2.Jesu, meine Freude (22'50)Motette fuer drei-bis fuenfstimmigen Chor a capella BWV 227

BWV 225はライプツィッヒを訪れたW.A.Mozartが聴いて感激した曲だそうだ。これがお葬式のときの曲?と思うほど、どちらも旋律が美しい。ソリスト名の記載は無いが、B-Sソリストが重要なパートを占めている。ソプラノの音色は”天使の歌声”系。(by Hetsuji)1999up 
LP

1962 
  Dietrich Buxtehude(SDG610 326)Aufnahme:Sonopress, Munster zu Heilsbronn, Juli 1962/Wilhelm Pommerien (Bass)/Windsbacher Kanbenchor/Sudwestdeutsche Kammeroechester/Leitung:Hans Tamm

Side A

All solch dein Gut wir preisen(あなたの恵みの全てを 我らは讃える)
Der Herr ist mit mir(主は我と共にあり)
Missa brevis

Side B
Erbarm dich mein, o Herre Gott(我を憐れみ たまえ、おお主なる神よ)

ブクステフーデは17世紀半ば~18世紀初期に北ドイツで活動したオルガン奏者・作曲家。若き日のバッハに大きな影響を与えたという彼の作風は、バッハが質実剛健であるのに対し、優美で繊細で、旋律は時に物悲しく時に胸に詰まるほど美しい。雰囲気でいえば、パッヘルベルのようなイメージだ。
ブクステフーデに特化した少年合唱のアルバムは、私の知る限りではコペンハーゲン少とこのウィンズバッハのものしかなく、もっと取り上げられてもいいのにと思う。このアルバムでのウィンズバッハは柔らかく女性的で、ブクステフーデの雰囲気にとてもよく合う。1曲目のAll solch dein~から、管の伴奏とともに、美しいメロディーラインを抒情的に歌い上げている。隠れた名盤。(by Emu) 2013/10/01 tue up
LP    "二重合唱の為のモテット集" (東芝EMI/AA9034)ヴィンズバッハ児童合唱団、合唱指揮/ハンス・タム

A面
1.主の祈り/PATER NOSTER(JACOBUS GALLUS)    
2.我がまなこを上げ/ICH HEBE MEINE AUGEN AUF(PHILIPPUS DULICHIUS)
3.もし主がやぐらを建てることなくば/WO DER HERR NICHT DAS HAUS BAUET(LEONHART SCHROTER)    
4.すべて主をおそれる者は/BEATI OMNES, QUI TIMENT DOMINUM(JOHANN STADEN)

B面

1.おお主よ、心からなる愛を/HERZLICH LIBE HAB ICH DICH, O HERR(HANS LEO HASSLER)    
2.歌えや新しき歌を、主の御前に/SINGET DEM HERRN EIN NEUES LIED(JOHANN PACHELBEL)   
3.歌えや新しき歌を、主の御前に/SINGET DEM HERRN EIN NEUES LIED(JOHANN SEBASTIAN BACH)

ヴィンズバッハ児童合唱団(Der Windsbacher Knabenchor)となっているが、S.A.T.B.の4パートで構成されている。録音年は不明だが、レコードが赤盤なので1960年代あたりか。この年代はどこの合唱団も総じて上手なので、ヴィンズバッハが突出して上手いというわけではないが、ヴィブラートのない自然な歌い方が教会用モテットにふさわしく、とても聴きやすい。少年達に年長者が少ないのか、そういう発声なのか、重厚さよりきれいな少年らしい歌声が勝っている。唯一、聴き馴染んでいるバッハのモテットも、丁寧に歌い込まれている。それからこのレコード、「宗教音楽シリーズ(第10集)」と銘打たれているが、果たして揃えた人はいたのだろうか? かなりマイナーなジャンルだけに、今となってはおもしろい。(by Nao) 2001/09/02 up 
LP    Der Windsbacher Knabenchor singt (Bertelsmann Schallplatten HI-FI 14 370) Leitung: Hans Thamm

SEITE 1:
1.Heinrich Schutz Deutsches Magnificat(Lukas 1, Vers 46-55)

SEITE 2
:
2.Heinrich Schutz Motette "Also hat Gott die Welt geliebt" (Joh.14, Vers 16)
3.Johannes Eccard Motette "Herr, nun laesst du deinen Diener in Frieden fahren" (Simeons Lobgesang, Lukas 2, Vers 29-32)

非常に訓練された木管系に近いやさしげな合唱が聞こえてきて驚いた。上手い。トレブルたちも訓練が行き届いていて、均された合唱になっている。音が明るいのは、変声前の少年たちの声の合唱における分量が多くトーンが高く聞こえるから、と思われる。人数的にそのような配分になっているのか、それだけ声の出るトレブルたちが多いのかは不明。高音部もきれいにスーッと伸びて消える。レコードであるために、CDで聴くよりも声のシャープ感が薄れていて聴きやすい。洗練された合唱で宗教曲の美しさを引き出している。 (by Hetsuji) 2003/01/05 up
CD     CD

Zigeunerleben /  Zigeunerlieder
(BAYER RECORDS BR100 072)

カール・フリードリヒ・ベリンガー指揮 ウィンズバッハ少年合唱団、(Pf)
マルティーナ・グラーフ
1  シューマン : 流浪の民 op.29/3
2-9   ブラームス : 七つの歌 op.62
10-24  ブラームス:ジプシーの歌 op.103/1-11 & op.112/3-6

モーツァルトのレクイエム、ブラームスのドイツレクイエムなどクラシックの合唱曲に挑戦し、すばらしい録音を残しているウィンズバッハ少年合唱団は、このCDでも実力を証明しており、さらなる可能性が期待される。
「流浪の民」はウィーン少年合唱団による演奏が印象的だが、これはいわば前座で、ブラームスで彼らの実力を発揮する。無伴奏の「七つの歌」に続く合唱曲集「ジプシーの歌」は、op.103の11曲に加えて「四つのジプシーの歌」op.112の4曲が加えられている。
完成度の高い演奏に、ベリンガー氏の確かな手腕が感じられる。(by northend 2018/10/20 SAT up)
LP     
LP    
LP    
LP     
LP

12インチ 1988 
   LP 12インチ 1988
(BAYER RECORDS BR 30051)

モーツァルト : レクイエムK.626

(S)マリア・ヴェヌーティ
(A)ウルスラ・クンツ
(T)ヨゼフ・プロチュカ
(B)ペーター・リーカ
カール・フリードリヒ・ベリンガー指揮 ミュンヘン・バッハ・ゾリステン、ウィンズバッハ少年合唱団

ソプラノ、アルトは大人の女声である。ウィーン少年合唱団、テルツ少年合唱団のように少年を起用してほしかったというのが本音である。
ベリンガーの確かな音楽づくりが感じられるし、ウィンズバッハ少年合唱団の演奏もすばらしい。「ラクリモサ」はまさに天上の音楽で、絶品だ。
少年たちの真っ直ぐな声を聴いていると、女声のビブラートのかかった歌声が気になるのも事実だ。
(by northend 2018/10/20 SAT up)
 LP

1982
  LP

Kein schoner' Land
(Bellaphon 670 01 005)

カール・フリードリヒ・ベリンガー指揮 ウィンズバッハ少年合唱団
(1982年録音)

Seite 1

   1  Herzlieb, zu dir allein
   2  Liebesentzucken
   3  Wacht auf, ihr schonen Vogelein
   4  Ich geh durch einen grasgrunen Wald
   5  Ich hort' ein Vogelein pfeifen
   6  Sensucht
   7  Es sass ein klein' wild' Vogelein
  8   Verlorenes Lieb
  9   Muss i denn zum Stadele naus

Seite 2

  1   Viele verachten die edele Musik
  2   Verlorene Liebe
  3   Der Jager und sein Lieb
  4   Das Wandern
  5   Teute Heimat
  6   Es fiel ein Relf
  7   Whoin mit der Freud'
  8   Lieb' ist ein Blumelein
  9   Abendlied

Volkeslieder Folge 2 として、前掲のLPに続いて1982年に同じくメルケンドルフの福音教会で収録されたもの。
タイトルは、民謡のタイトルからで「こよなく美しき国」という意味だが、この曲は入っていない。
最後の「夕べの歌」は、フィルマール・ヘルデンのボーイソプラノソロが入っている。
 (by northend 2018/10/20 SAT up)
 LP

1981
  LP
O Taler weit, o Hohen
(Bellaphon 670 01 002)
カール・フリードリヒ・ベリンガー指揮 ウィンズバッハ少年合唱団 
1981年録音

Seite 1
  1   Nun fanget an
  2   Fruhlingsgruss
  3   Fruhlingsgruss
  4   Wie lieblich schallt
  5   Schon Blumlein
  6   Heidenroslein
  7   Der Wanderer
  8   Abschied vom Walde
  9   Der Gang zum Liebchen
10   Sandmannchen

Seite 2
  1   Feinslieb, du hast mich g'fangen
  2   Horch, was kommt von draussen rein
  3   Gruss
  4   Sonntag
  5   Mit Lust tat ich ausreiten
  6    Lebewohl
  7    Untreue
  8    Gang zur Liebsten
  9    In der Ferne
 10   Innsbruck, ich muss dich lassen

ドイツ民謡集のLP1枚目(20曲)。次の2枚目(18曲)と合わせて、この中から33曲が来日記念盤としてCD(Camerata)が出された。
ウェルナーの「野ばら」やメンデルスゾーンの「森との別れ」(日本では緒園涼子の訳詞による「緑の森よ」の題で知られている)なども含まれており、いわば愛唱歌集のようなもので、一曲一曲味がある。曲によってはテナー、バスの男声だけの合唱もある。
メルケンドルフの福音教会で1981年に収録された。
最後の曲イザークの「インスブルックよさらば」はウィーン少年合唱団による演奏がすばらしいが、個人的な思い出として、インスブルックを訪れた時、夕刻、帰る列車が動き出すと頭の中でこの曲が鳴っていた。アルプスの山あいの美しい街インスブルックを離れる心情が実感されたのだ。列車はアルプスの谷沿いをミュンヘンを目指して走っていった。
 (by northend 2018/10/20 SAT up)
 LP    
 LP    
 LP    
 LP    
 LP    
 LP    
 LP    
 LP    
 LP  
 EP    

sounds’Library
 sounds.library@gmail.com

(お返事は出来ないと思います)