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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

LES PETITS CHANTEURS DE VINCENNES





 CD

1970s?
  Chansons et rondes de toujours vol.19 (157 044-2) P1970
Les Petits Chanteurs de Vincennes
Direction: Jean Ladrette

1.Au Clair De La Lune
2.En Passant Par La Lorraine
3.Ainsi Font Les Petites Marionnettes
4.Fais Dodo Colas
5.Le Roi Dagobert
6.Maman Les Petits Bateaux
7.Meunier Tu Dors
8.Il Etait Un Petit Navire
9.Monsieur Dumollet
10.Le Chevalier Du Guet
11.La Bonne Aventure
12.Il Court Le Furet
13.Le Petit Mari
14.Dame Tartine
15.La Boulangere A Des Ecus
16.Malbrough
17.C'Est Le Vent Frivolant
18.A La Claire Fontaine
19.La Tour Prends Garde
20.C'Etait Un Roi De Sardaigne
21.Quand J'Etais Chez Mon Pere
22.Le Petit Chasseur

 元々の録音は1970年頃と思われるも、詳しいことは何もわからないアルバムです。おそらくシリーズもので出ていたLP(EP?)をまとめたものではないかと。「フランスの小唄集」とでもいうものでしょうか。
 ソリスト達は話をするように歌っていて、子供っぽい発声のどこか拙い感じのする昔風の響きですが、これが曲調とあいまってとても良い雰囲気。それに拙いのは印象だけで決して下手ではなく、昔の録音の割りに音も悪くないです。曲はパリ木などのフランス系合唱団で聞いたことがあるものもあれば、ないものもあり。フランス語の柔らかい響きが耳に心地好く、ソロが多い構成で飽きがきません。そして伴奏がこれまた良く、目立ち過ぎずそれでいて曲に変化とメリハリを与えていて秀逸。年齢とともに高音がキーンと響く声を聞くことがきつくなってきたので、ここでのソリストくん達の話しかけるような優しい声はとても好感が持て、聞いた後に心がほっこりしました。(by Wing) 2013/09/01 sun up
EP
1966 
 
PHILIPS FD-2084(M)
フランス映画の想い出 オリジナル・サウンド・トラック

SIDE A
アレクサンドルの埋葬 ENTERREMENT D'ALEXANDRE

SIDE B
ジョルジュとアレクサンドル GEORGES ET ALEXANDRE

「寄宿舎」という映画のサウンド・トラック。映画のTV放送があったときにVHSに録画しておいたのが観る前に鑑賞出来なくなりました。
 あくまでも映画のBGMだからかもしれないのですが、音に言葉は乗っていません。B面にひときわ高いBSの一声ソロがありますが、どのシーンで使われたのか、映画を見ておくべきでした。どちらかというと平坦な印象が悲しみを想起させるA面の方が好き、かな。両方とも、メロディーは似ています。1966年というとパリ木でスーパーソリストくんが活躍していたのですが、濃密すぎるパリ木よりもサラッとしたこちらの合唱に軍配が上がったのですかね?それにしても映画のアレクサンドル君とパリ木の最愛のソリスト君が同時代を生きていたとは・・・。当時はこのような感慨にふけることもありませんでした。ちなみにこの映画は観ませんでしたが雑誌等の切り抜きをしたりしたリアルタイム作品です。竹宮恵子先生の本にも取り上げられていました。(2021.02.16up by Hetsuji)
10
inch 
   A PROPOS DE BASTIEN et BASTIENNE (VEGA C.35.A 2)

LES PETITS CHANTEURS DE VINCENNES
Direction: Max GAETI et P.A.JOBIN
Orchestre sous la direction de MAX GAETI

Bastienne: Bernard ROUX
Bastien: Pierre MAGGIORA
Colas: Rene LEMOINE

 録音1955年。と、アルバムカバー又はレコード本体から記述を見つけた訳ではない。これはオークションで落札した盤だが、そのときの説明に録音年が記されていた。
 さてLPを手にしてギクッ…おフランス語による演奏であった。
 そして聴き始めるとオーケストラも軽快でなかなかよろしい。むろん、時代を反映してか弦関係の音が貧しく採録されているが。
 演奏者たちの写真がないので、声だけ聴く限りでは、Bastienneは幼げで可憐そのものである。セリフ回しもなんというか、なりきっていてGood!! 役者そろいなのはおフランスというお国柄か? 外国語文盲がわからないなりにセリフを聴いているのはとっても楽しい。コラの歌声にはWSKリンデンバーグ盤ほど大袈裟なインパクトは無いが、可愛いバスティエンヌとの関係で声による役柄の対比は聞分け可能。それぞれがコラと組まれるとバスティアンとエンヌの違いがHetsuji耳にはハッキリしないが、コラ抜きでのからみでは聞分け可能。
 どのような目的でどのような状況で録音された盤なのかわからないが、3人のソリストが役を楽しんでいる様子が伝わってきて、この盤はなんともキュート。アリアだけではなくセリフのイントネーションそのものが心地よい音楽に聞こえる。
 おフランス語ということで、「違うんだけれど…」と聴き始めた盤だったが、この演目におフランス語は意外にマッチするかも。
 声質が似ていてかつトーンの違いがあるので、バスティアンとエンヌのアンサンブル(デュエット)も、調和している。
 コラのアルトも良いし、バスティアンも生き生きしている。けれど、なんといってもこの盤の売りはひとえに、今まで聴いた中でいっちばんキュートなバスティエンヌくんの声にあると思う。本当にカワユイ…。
 最終コーラスに変声後の若々しい声も入ったような気がした。もしかしたら第2アルトかもしれないけれど、それより低く聞こえる声。合唱団の正体がナゾだが、昔のパリ木みたいに大人も混じっていたのか? かなり興味ある。むろん、50年代、60年代等LP時代の演奏に、だけれど。    (by Hetsuji) 2005/08/05(Friday)up
LP    W.A.MOZART BASTIEN ET BASTIENNE (VEGA 30LT 13.034)

LES PETITS CHANTEURS DE VINCENNES
Direction: Max GAETI et P.A.JOBIN
Orchestre sous la direction de MAX GAETI

Bastienne: Bernard ROUX
Bastien: Pierre MAGGIORA
Colas: Rene LEMOINE

Face 1
1.Ouverture
2.Air de Bastienne
3.Air de Colas
4.Duo de Bastienne et Colas
5.Air de Bastien
6.Air de Colas
7.Air de Bastien

Face 2
1.Air de Bastienne
2.Recitatif et Arioso de Bastienne et Bastien
3.Air de Colas
4.Duo et Final

カワイイ10インチA PROPOS DE BASTIEN et BASTIENNE (VEGA C.35.A 2)盤と同じ音源。オーケストラも軽やかでWSK盤に聴き劣りしてはいない。さて歌声は、・・・ん〜お子様声。カワユイけれど。比較すると声量的には基準値WSKバスティエンヌに負ける。・・・でもカワユイ。演技しすぎ(?)よん。コラも比較すると基準値WSKコラには・・・負けるかなあ? でも二人のセリフがとってもカワユイ。すんごくカワユイ。でもっておフランス語が聞いていてオシャレでこのオペレッタの世界に違和感はない。だけど、恋をするには幼すぎるよ、バスティエンヌ・・・的な声だなあ。プレスが1955年!信じられん。あの時代(と言える身ではないが)にこんな生き生きしたオペレッタをしかも子どもの声で残していたなんて。文化の違いを感じてしまう。ヨーロッパはスゴイ。何度もWSKに負けると書いてしまったが、負けるのはソリストたちの声が幼い、ただ、そのことに尽きる。それ以外では、しっかり聴き手の耳を傾けさせるところなど、演奏ではWSKと良い勝負している。雰囲気(全体的なまとめ方など)もWSK基準値演奏と似通っているし、基準値WSK演奏よりも、こちらが数年前に録音されたことを思えば、この演奏を聴いた後に、満を持して基準値演奏が録音されたとも考えられないこともないのである。(by Hetsuji) 2007/07/16 up 

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