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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

トゥレーヌ少年合唱団LES PETITS CHANTEURS DE TOURAINE





CD    Notre Dame de France chants de Pelerinagers pour la Sainte Vierge/LES PETITS CHANTEURS DE TOURAINE(SM 63)1993年

1. AVE MARIA DE LOURDES,
2. JE VOUS SALUE MARIE(Chartres),
3. NOTRE DAME DE BEHUARD,
4. A NOTRE DAME DE MONTLIGEON,
5. ISSOUDUN,
6. VIERGE DE LA SALETTE,
7. JE VOUS SALUE MARIE "ANNONCKATION",
8. TOTA PULCHRA ES MARIA,
9. C'EST EN VOUS, NOTRE DAME DE FRANCE,
10. NOTRE-DAME DE PELLEVOISIN,
11. CANTIQUE A SAINTE ANNE,
12. CANTIQUE A LA MADONE DE GRANDVILLE,
13. JE VOIS SALUE MARIE(I'Ile-Bouchard),
14. MERE DE L'ESPERANCE(Pontmain),
15. NOTRE DAME, NOTRE DAME DE LA JOIE(Douvres-la-Delivrande),
16. SALVE REGINA,
17. ASSOMPITION(Orgue)

 タイトルを直訳すると「フランスの聖母マリア 聖母マリアのための巡礼の歌」といった感じだろうか。タイトルから壮大な宗教曲を想像したが,耳を傾けると,一般大衆が口ずさめるような,古くから歌い継がれている素朴なフランス系讃美歌らしき曲(各曲名の下に"tradition"と小さく書かれているものが多いので恐らく…)が沢山入っている。メロディーはどれも讃美歌らしくキャッチーでシンプル。その上歌詞もほとんどがフランス語なので,滑らかさがあり,非常に美しい。全般に男声に重きをおいたアレンジで,男声ソリストが先導する形で歌われている曲が多い。キングスカレッジが歌う讃美歌のように,トレブルだけの斉唱も曲の途中で時折入るが,トレブルのソロは使われていない。ボーイアルトはよく耳を澄ますと聞こえるが,ぼやけ気味なのが惜しい。また,讃美歌のコーダでかなり込み入ったアレンジを効かせるキングス等と異なり,ラスト部分も素朴でシンプルな合唱で終わる。芸術性というより,教会で聴衆をリードして歌うのにぴったりの温かくほのぼのとした雰囲気を持っている。聴かせる音楽も良いが,一緒に口ずさみたくなる音楽,これもまた素晴らしいと思った。初めて聴く曲が多かったが本当にきれいなメロディーばかりで感激してしまった。 (by Rise)1999/11/14 up 

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(お返事は出来ないと思います)