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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

Tommy WilliamsTommy Williams





CD

1992
1993 
 
TOMMY WILLIAMS
The Complete Private Recordings
Recorded at Malvern College, Grayston Burgess, Piano, 1992-1993

1.Yesterday (McCartney)
2.In the bleak mid-winter (Darke)
3.Panis Angelicus (Franck)
4.O for the wings of a dove (Mendelssohn)
5.Morning has broken (trad Gaelic)
6.I don't know how to love him (Lloyd Webber)
The Aviary by Richard Rodney Bennett
7.The Bird's Lament
8.The Owl
9.The Nightingale
10.The Widow Bird
11.The Lark
Recorded live at a concert, July 1992
12.Pie Jesu (Faure)

プライベート録音という事で音質は二の次だけど、聞けるだけで充分有難い。ビブラートのない安定感のあるソリストが、全曲ピアノ伴奏で歌うというのも好きなパターン。R.R.ベネット(映画「オリエント急行殺人事件」の作曲家)の5曲をチョイスしているのもポイント高し。普通の楽曲を表現力のあるトレブル・ソリストで聞けるチャンスも少ないしね。”In the bleak mid-winter”の最後の歌詞、long agoを歌う揺るぎなさは立派なもの。”The Lark”も熟練している。けど、最高潮の時期は過ぎているのだろうとも感じる。1992年までテュークスベリーに在籍しており、その後も聖歌隊のソリストだったらしい。Tommy Williamは1991年のCDでも”In the bleak mid-winter”のソロをとっていて、この時は初々しさが魅力でもあった。同じソリストの変遷に触れる事ができるのも後の記録に巡り合えたからで、これも醍醐味のひとつだと思っている。 (by Nao) 2013/02/01 fri up

 プライベートレコーディングとしっかり記載があるだけに、採録の技術がイマイチです。それが二番目に残念です。
 一番目は録音の時期かな。1年半か2年前倒しの録音だったら、と欲が出ます。ボーイ・ソプラノは声の彩が時期によって違いますから。確かな技術で丁寧に歌っていますので、余計に聴いてみたい欲が出るのだと思います。
 プライベート盤の良さは、選曲でしょうか。
 きっとTOMMY WILLIAMSくんが歌いたい曲と、周囲の方々がTOMMY WILLIAMSくんの歌で聴きたい曲が収録されていると思います。テュークスベリーは、結果的にかもしれませんが、ソリストを輩出するChoirと言えますね。TOMMYくんも又、良きソリストであったであろうという演奏です。
 6.I don't know how to love himなんて好きですねえ〜。全体的な構成として、旋律そのものを聴かせるような選曲で、BSファン好み、と言えるでしょう。
 イギリスの聖歌隊の伝統を踏まえたソリスト的な歌い方なので、収録曲が少ないのは残念ですが、録音が残されたことはファンにとっても幸運だったと思います。   (by Hetsuji) 2017/01/05 Thu UP

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(お返事は出来ないと思います)