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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

ニューヨーク聖トーマス合唱団

THE ST.THOMAS CHOIR OF MEN AND BOYS





 CD

1996
   Evensong For Advent-Saint Thomas Choir/Hancock (KOCH 3-7393-2H1)  1996年5月録音。

1.Advent Prayers (Gerre Hancock)   
2.Improbisation   
3.Introit"Twas in the year that King Uzziah died" (Anonymous)   
4.Versicles (Bernard Rose)   
5.Psalm 146 "Laudate Dominum" (G.Villiers Stanford)   
6.The First Lesson (Isaiah 40:1-5)   
7.Hymn "Hark! a thrilling voice is sounding" (MERTON)
8.Magnificat in A (Edward Woodall Naylor)   
9.The Second Lesson (Luke 1:57-67)   
10.Nunc dimittis in A (Edward Woodall Naylor)  
11.The Apostles' Greed   
12.Responses (Bernard Rose)  
13.The Collects   
14.Anthem "The Lord will surely come" (Gerre Hancock)
15.Hymn "O come, O come, Emmanuel"   
16.Motet "Ave Marie" (Franz Biebl)   
17.Anthem "This is the record of John" (Orlando Gibbons) Voluntary Three-Choral Preludes on "Nun komm der Heidn Heiland" (Johann Sebastian Bach)   
18.A 2 Clav e Pedale. S. 659   
19.Trio super a due Bassi e Canto fermo, S.660   
20.In Organo pleno, Canto fermo in Pedale, S.661

  ニューヨークというと大都会で、颯爽としたイメージがあるが、6年後のレコーディングで聞いた音は、非常に泥臭いような気がした。特に、少年パートにその印象が強い。
  内容は、仏教徒(一応お墓が)のHetsujiには計り知れないキリスト教徒の儀式の世界。にも感じられるので、ニューヨーク5番街の聖トマス教会へなかなか行けなくてもそこに列席しているかのような雰囲気を味わうことができる。 (by Hetsuji)1999/11/14 up
 CD

1990
 REJOICE IN THE LAMB Choral Music of Benjamin Britten Saint Thomas Choir of Men and Boys(KOCH 3-7030-2H1) 1990年5月録音。

非常に癖のない合唱団ではある。そして音のイメージはイギリス的。編成もアルトではなくCountertenorでイギリス。選曲もBrittenを持ってきたあたりイギリス志向か? しかも,キャロルの祭典を外し,表題のREJOICE IN THE LAMB。なんちゅうか一筋縄ではいかないというか…やるなあ。Treble SoloはBrian Bullard(by Hetsuji)1999/11/14 up
 CD

1998
   WORKING GIRL original soundtrack album (ARISTA/ARCD-8593) P.1988
Featuring music by Carly Simon

1.Let The River Run       
2.In Love(instrumental)         
3.The Man That Got Away         
4.The Scar(Instrumental)        
5.Let The River Run(The St.Thomas Choir Of Men And Boys)         
6.Lady In Red        
7.Carlotta's Heart        
8.Looking Through Katherine's House         
9.Poor Butterfly(Instrumental)        
10.I'm So Excited


N.Y.を舞台にしたノンキャリOLのサクセスストーリー「ワーキング・ガール」のサントラ。カーリー・サイモンの歌う主題歌「Let The River Run」は、アカデミー主題歌賞を受賞しました。劇中での使い方が単純すぎるとの批判もあったようですが、雰囲気に合っているから別にそう凝らなくてもいいんじゃないかと私は思っています。結構好きです。Track no.5でセント・トーマスが歌っているのはこの主題歌を編曲したもので、アカペラの賛美歌風。ニューヨークが舞台なだけに地元の聖歌隊を起用というのがいいですね。ただ、この曲が楽しいのはもとのポップ調だからこそであって、こうして聖歌風にアレンジしてしまうと少々平坦に聞こえてしまいます(聖歌隊がポピュラーソングを歌っているという意味での面白さはあります)。映画の中では、どこでかかっていたかなあ(こんなのばっかりですみません)。主人公が落ち込みながら海をボーっと眺めているシーンだったかな。怪しげな記憶…。(by Emu) 2002/05/26 up
 LP

1981
  The GREAT SERVICE by William Byrd (STC1981)

Side 1

1.Venite
2.Te Deum
3.Benedictus

Side 2
1.Kyrie
2.Credo
3.Magnificat
4.Nunc dimittis

 今回、グレート・サービスを3団体で聴くにあたって、2番目にUSAのCHOIRを持ってきました。でも、トレブルも男声もキングスの後でもそれほどの遜色は感じないです。残響も良いですし。ただ、聴き続けていくほどに、男声の存在感がちょっとあるかな。トレブルの素材に良い声がいるみたいですが、細かい表現力で、キングスには、トレブルも男声も負けるかも。ちょっとしたところなんですけれど。音の止め具合とか、目立つときの目立ち具合とか。喉への力の入れ方、とか。この盤だけ聴いたら上手だと思うけれど。男声がときに口の中で音が籠るのが気になる。(by Hetsuji) 2013/01/01 tue up
 LP

1979
 A Cappella at St.Thomas (番号無し)
conducted by Gerre Hancock

Side 1
1.O sing unto the Lord(Thomas Tomkins)
2.Hear my prayer, O Lord(Henry Purcell)
3.Laudate Dominum(Thomas Tallis)
4.Ave verum Corpus(William Byrd)
5.Emendemus in Melius(William Byrd)
6.Laudibus in Sanctis(William Byrd)
Side 2
1.Plebs Angelica(Michael Tippett)
2.Sing, My Soul(Ned Rorem)
3.Magnificat(Edward Woodall Naylor)
4.Nunc dimittis in A(Edward Woodall Naylor)
5.Vox dicentis(Edward Woodall Naylor)

まずはタイトル通りに、聖トーマスにおけるアカペラの選曲をチェック! タイトルだけ見て「うむ、うむ」と頷くことなかれ。Hear my prayerはPurcellだしAve verum CorpusはByrd、Laudate DominumはTallisなのだ。そこに聖トーマスの技というか主張が垣間見えるような・・・。そして肝腎の演奏は、というと・・・◎。これってもしかして本拠地の教会での録音? 残響が実に実に美しい。ちとソプラノ系が更年期耳に痛い気もするが、聞こえてくる音が限りなく深い。そして聖トーマスというと、(正直に言うと)CDで聴いたときには、音がこもって濁っているようで、私はパスしていた。が、このLP盤からは、透明感に溢れた合唱が聞こえてくる。いつもの楽な言い回しをさせてもらうと、WSKコンサートの第1部をWSK+コルス・ヴィエネンシスで務めている趣がある。でもって+ちょびっと華やか(トーマスのBS効果)で哀しい(男声)。私はEmendemus in Meliusを聴いてバードの世界に浸ってしまった。ああ、現実に戻りたくない。今でもこの音を教会で聴くことが出来るならばニューヨークに行く価値はあるぞ。2〜30年も前に(いろいろなことを教えてくれた)某choirファンがニューヨーク聖トーマスは良い、と言っていたのを私は聞き流していたが、彼女はもしかしてこの生声を聴いていたんだなあ・・・と納得。ソロは全くない(と書きたかったのに豊饒感にあふれた拡がるソプラノソロが最後の曲に数秒あった)。2面に至っては初めて聴く作曲者の作品ばかり。旋律がビミョウに新しいっぽいが、(2100円の音楽中辞典ではB面作曲者の名前を探せず)A面の曲想とも違和感がない雰囲気だし、どう声を出せばどう聞こえてくるかを熟知した上での演奏は、臨場感に溢れ、輝き、最高の結果を出した、と言えるかもしれない。ダラダラと長くファンを続けてきたが、今更ながら30年前の某氏のファンとしての経験値の高さに恐れ入るばかりだ。(by Hetsuji) 2007/06/03 up
 LP

1966
   MY FAVORITE HYMNS LEONTYNE PRICE, Soprano (DYNAGROOVE LSC-2918 STEREO) (C)1966
Choir of Men and Boys of St. Thomas Episcopal Church, Fifth Avenue, New York City / William Self, Master of the Choir / George Decker, Organist

SIDE 1:
1.Holy, Holy, Holy John B. Dykes    
2.Lead, Kindly Light John B. Dykes    
3.Blessed Assurance Mrs.Joseph F. Knapp    
4.Ave Maria Franz Schubert    
5.What a Friend We Have in Jesus Charles C.Converse
6.Amazing Grace Early American Melody
SIDE 2:
1.The Lord's Prayer Albert Hay Malotte    
2.Pass Me Not, O Gentle Saviour William H. Doane 
3.The Church's One Foundation Samuel S.Wesley    
4.Bless This House May H. Brahe    
5.I Need Thee Every Hour Robert Lowry    
6.Fairest Lord Jesus from Schlesische Volkslieder, 17th Century

 アルバムカバーから見て、ガーッとした女声が聞こえるだろうと予測していたら、カウンターテノールみたいな声がして意外だった。女声なのだが、ときどきC-Tに聞こえる。PRICEはプロ歌手ではなく教会に所属するメンバーらしい。その縁で教会は違うようだが聖歌隊との合同録音になったもよう。この盤の魅力は第1に選曲。メンバーならではの選曲だろうが、イギリス辺りの同タイトルCD等と比較して、印象がライトテイストで受け入れやすい。第2の魅力は、信仰が根底にある録音なので、曲の誠実さが伝わってくる。音的には昨今の録音では聞こえてこない男声パートの相当低い声が、重低音の振動のように聞こえてきて面白い。(by Hetsuji) 2001/02/04 up

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(お返事は出来ないと思います)