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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

ROBIN LISTERROBIN LISTER





LP

 
  THE WONDERFUL VOICE OF ROBIN LISTER (SWAN PRESS Teal TL 1047)<BLL-158>

Side 1
1.Come Unto Him
2.Bonnie Wee Thing
3.Bonnie Mary of Argyle
4.Hear My Prayer
5.O For the Wings of a Dove
Side 2
1.When Irish Eyes are Smiling
2.The Lord's Prayer
3.The Little Road to Bethelehem
4.Bless This House
5.Silent Worship
6.Ave Maria

 実力がありそうですが(コンテストで成績を収めたりコンサートを開いていたりするので)、録音技術が古いので、演奏まで古っぽく聴こえてしまうのが残念です。とはいえ、聴きながら、ゆったりとした時の流れので過ごさせていただきました。新型コロナウィルス感染症騒ぎ?で世の中が緊張を強いられている現在、貴重なリラックスタイムでした。雰囲気は、カナダのGerard Barbeau的に繊細な発声です。
 聖歌隊というよりも、歌曲的な歌い方のように思います。聖堂よりはステージで歌う方が似合いそうです。
 12歳以前の録音かもしれないですが、録音年月日は不明です。
(1964年かもしれません)
 それにしても、6.Ave Mariaという曲はとても不思議で、それがどんな発声のしかたであろうと、ボーイ・ソプラノであれば、表現として形になってしまうのです。
 古っぽい演奏の勝るポイントは、 4.Hear My Prayer
5.O For the Wings of a Doveにおける声量と表現力だと思います。代々のボーイ・ソプラノたちも、これらの2曲を歌っていますが、78回転時代の少年たち以上の演奏は難しいです。 ROBIN LISTERくんも78回転時代、往年の名ソプラノを彷彿します。この盤の存在を知ったのはたぶん前世紀ですが、10年ごとにeBayに入札して2度破れ(恐ろしいほどの金額でした)、今回、3度目の正直で、普通値段で手に入れました。(人頼みですが)1950年代(たぶん)から、2000年過ぎまで、ボーイ・ソプラノや少年合唱の人気がすごくて、プライベート盤や輸入盤の入手には、とんでもなく経費を必要としましたが、今は、市場が冷えているので、興味のある方にはチャンスかもしれません。オリジナルはなかなか出てきませんが。
 さて、私の定番曲の4.Bless This Houseも、曲に相応しく歌い込まれていて、満足です。私の感性はもしかしたら、20世紀で止まっているのかも、とレコード盤を聴きながら思ったりします。しっくりくる演奏なので。(by Hetsuji 2020.06.06 SAT up)

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 sounds_library@yahoo.co.jp

(お返事は出来ないと思います)