本文へスキップ

Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

Robert KarlssonWells Cathedral Choir


CD  Chichester Psalms/Leonard Bernstein(Lammas/LAMM 125D)/the boys and men of Wells Cathedral Choir, directed by Malcolm Archer, Organ:Rupert Gough, featuring Robert Karlsson:treble soloist, Recorded in Wells Cathedral on 3rd,4th,5th July 2000

Chichester Psalms(Leonard Bernstein)
Helen Tunstall(Harp), Cameron Sincla(Percussion)/ 
1.T Psalm 108 v.2, Psalm 100         
2.II Psalm 23, Psalm 2 vv.1-4 
3.III Psalm 131, Psalm 133 v.1
4.A Song of Freedom(Charles Villiers Stanford)
5.Rejoice in the Lamb(Benjamin Britten)
Robert Karlsson(treble), Bradley Fox(alto), Nathan Vale(Tenor), Laurence Whitehead(bass)
Sacred Songs(3rd set)(Alan Ridout)
6.I Creator Spirit         
7.II Children of the Heavenly King         
8.III My spirit longs for Thee         
9.IV How shall I sing that Majesty?        
10.V Lord, though the sun forsake our sight        
11.VI Hark, my soul         
12.VII Creator Spirit
13.Jubilate Deo in C(Benjamin Britten)         14.Te Deum in C(Benjamin Britten)         15.Jubilate Deo(William Walton)

「何で私の好みを知っているの?」という程、選曲もソリストも合唱も、私を満足させてくれる内容。「チチェスター」は何語か分からない不思議な歌詞と独特のメロディに惹かれてしまう。浮遊感を漂わせたトレブルの印象的なソロが、例えようもなく素敵。極めつけは、全部ソロで歌われる、リッドアウトの" Sacred Songs"。10番の歌詞、"everlasting light" の"ラ〜〜ィト" のように、ア行で伸ばす音が美しくって! イギリスのトレブルが"r"をここまで巻き舌で歌うのは珍しいが、私はこれも結構好き。ソリストのロバート・カールソンは、少年っぽい声で達者に歌うタイプ。2度Chorister of the Year のファイナルに残ったらしいが、「残っただけ」というのが私には不思議でたまらない位上手い。何でも朗々と歌いこなしてしまうのが、ジャッジによってはお気に召さなかったとか。(余計な詮索…) ブリテン、ウォルトンもウェールズの巧みな合唱で、喜びが心の底から湧き上がって来るようだ。文句なしに繰り返し聴く価値ありの1枚。(by Nao) 2003/01/26 up 

Chichester Psalmsは、あまりタイプの曲ではありません。ですが、Robert Karlssonの声が伸びるとき、その艶にゾクゾクしてしまいます。ボーイ・ソプラノ特有の寒色テイストの声ではありませんが、音そのものが柔軟に伸縮するような錯覚に、襲われます。10.V Lord, though the sun forsake our sightで味わってみてください。そして他の曲では、聖歌隊が、老舗ならではの、素晴らしい味わいです。私はどちらかというと非合理的に動くと感じる旋律不安定ぎみの、時代の割合新しいクラシック系は苦手としていますが、その曲からでも、ソリストや合唱隊の抜きんでた個性というものは、現れるものなのですね。
 でもやはり正直に言えば、私的には、この選曲ではもったいなかったと思います。もっとクラシックっぽい典型的なBSのクラシック曲で聴きたかったです。 (by Hetsuji) 2017/01/01 SUN UP

sounds’Library
 sounds.library@gmail.com

(お返事は出来ないと思います)