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Art of the treble~sounds’Library (JAPAN)

Pontus LindqvistPontus Lindqvist





CD 

1999
Julegladje (Sony Music SK 89002)
dirigent & musikalisk instudering: Margareta Juul Montelius
Stocksund och NYBROKAJEN 11, Stockolm, den 27-29 april, 2,11,21,27 maj, 5,8 juni och 29 sept 1999 av

1.Julegladje (A.Tegner)
2.Bethlehems Stjarna (A.Tegner)
3.Barnet I Krubban (A.Tegner)
4.Maria I Torneskog (A.Tegner)
5.Mors Visa (A.Tegner)
6.Stilla Natt (F.X.Gruber)
7.Nar Det Lider Mot Jul (R.Liljefors)
8.Nu Tandas Tusen Juleljus (E.Kohler)
9.Nar Juldagsmorgon Glimmar (Tysk folkmelodi)
10.Jul, Jul, Stralande Jul (G.Nordqvist)
11.Amazing Grace (Tradd.)
12.Panis Angelicus (C.Frank)
13.Mariae Wiegenlied (M.Reger)
14.Ave Maria (C.Gounod)
15.Come Unto Him (G.F.Hadel)
16.Rejoice (G.F.Hadel)
17.Laudate Dominum (W.A.Mozart)
18.Alleluja (W.A.Mozart)
19.Den Lyssnande Maria (C.J.L.Almqvist)

 私は彼を「涼しの君」と呼んでいます。スーッと伸びていく高音は透明でクリスタルの輝き、少年らしい低音~中音、まさに私の理想のボーイソプラノ。その声は木管楽器系でも金管楽器系でもなくクリスタルのガラス質。でもキンキンの超音波系でなく儚さをまとった声と歌い方なので耳が疲れません。ファーストアルバムはコピーしか持っていませんが、ファーストは少しキンキンするからセカンドのこのアルバムの声が好みです。
 歌い方は一音一音を丁寧に歌うタイプで実に優等生的。声の雰囲気とあいまって、ビールで言えばスッキリとキレのよい喉越しという感じ。このアルバムは伴奏も豪華でソプラノ・サックスやピアノ、オルガン、ハープの他にオケや合唱もあります。中でもサックスがね~よいんですよ。3曲目の途中ソロは味わい深いですし、11曲目「Amazing Grace」はサックスのソロから入り、これがまた良いのです。ボーイソプラノ、とくにPontus君の声とサックスはよく合います。この「Amazing Grace」は秀逸ですね。1~10曲目までは6曲目「Stilla Natt」以外耳慣れない曲ばかりで、おそらくスウェーデンの作曲家のものが中心と思われます。なかでも曲数が多いはAlice Teger(1864-1943)のもの。彼女は多くの子供の歌を残し「スウェーデンの子どもの歌の母」と愛されているそうです。11~18曲目は耳慣れた曲が続き、最後にまたスウェーデンの作曲家のちょっぴり物哀しい雰囲気の曲で締められます。
 オマケですが、ジャケ写真を見るとルックスも「涼しの君」の呼び名にふさわしい涼しげなイケメン君でしょう?その認識は私だけではないようで、ブックレットは1枚作りで広げるとA4大くらいになり彼のブロマイドが登場という楽しいものになってます。(by Wing) 2015/01/01 THU UP 

 このCDはリアルタイムでは入手できず、ずっと聴いてみたいと思っていたものでした。それが、sounds'Libraryのサイトで、Wingさんの原稿を読み、欲しい病が再発、検索したら今までかすりもしなかったのに、今回は、幸いUSアマゾンで高額中古のCDを見つけて入手に至りました。
 クリアで安定したやさしいソプラノで、CD全体の完成度も高いと思いました。それと器楽演奏が良くて、彼の声を愛しげに包んでくれている感じに和みます。半分ほど、私は初めて聴いた彼の国の曲でしたが、5番の曲なんか可愛らしく彼の声に似合っていました。
 その他、聴きなれたB-S向きの名曲が収録されています。特定の国のB-S以外のCDは、なかなか手に入れることも難しいですが、アマゾンでダウンロードは出来るようなので、お気に入りの曲だけでも(声が出ていながらも声そのものがどこか儚げな)彼の声で聴いてみて欲しいと思います。ただし、名探偵コナンの戦慄のフルスコアをご覧になった方には編曲がコナンの方が良いと私は思うので14番の曲はおすすめいたしません。
(by Hetsuji)2016/10/15 SAT UP
 CD

1998
  Pontus Lindqvist - Gossopran (PONTUS 1)1998年録音

1.Salve Regina
2.Sound the trumpet
3.Pie Jesu
4.Laudate Dominum
5.Panis angelicus
6.Pie Jesu
7.All things bright and beautiful
8.Sa mork ar natten
9.Staffana stalledrang
10.Stilla natt
11.Marias vaggsabg
12.Kommen I herdar
13.Come unto Him
14.Kristallen den fina Brudmarch fran Jamtland  

 カバーにサイン入りなのが嬉しいです。
 Pontus君はスウェーデン生まれですが、母国+イギリスのCHOIRでのキャリアもあるようです。
 シューベルトのSalve Reginaに始まりパーセル、フォーレ、モーツァルト、ラッター、等々、ボーイ・ソプラノのクラシック系名曲が収録されています。
 全くエアを含まないクリア・ソプラノで歌われるフォーレのレクイエムもきれいだと思いました。
 硬質のキラキラしたボーイ・ソプラノ・ソロで歌われるLaudate Dominumが聴こえてきたときには、WSKのステージが浮かびました。 ただし彼のソロを支えるのがBOYS CHOIRではなくて、男声と女声のようでした。(が、これも悪くはありません) このようなクリスタル・ソプラノが、Laudate Dominum ,Panis angelicus ,Pie Jesu などのボーイ・ソプラノの名曲を録音したCDの例は、珍しいような気がします。(私が聴いていないだけ、かもしれませんが)
 クラシック系と書きましたが、実は収録されているのはそれだけではなくて、これは、彼のクリスタル・ヴォイスのきらめきを楽しめるCDです。
 まさに曇りの無い「美しい声」だと思います。上の「涼しの君」も良いですが(Wingさんのと違って私の方の涼しの君にはサインが入っていませんケド)、この写真は普通の人の、上質の日常生活感が醸し出されていて背景も色彩も主人公くんもみんなステキで完璧です。 (by Hetsuji)2016/10/15 SAT UP
CD 

1998
  Georg Friedrich Handel
MESSIAS för unga röster
1998年3月29日Live-recording from Oscar Church,Stockolm

1.Sinfonia
2.And the glory of the Lord
  こうして主の栄光があらわれ
3.Behold, a virgin shall conceive Pontus Lindqvist
  見よ、おとめがみごもって
4.O thou that tellest good tidings to Zion
 よきおとずれをシオンに伝える者よ
5.Rejoice greatly 大いに喜べ Pontus Lindqvist
6.For unto us a Child is born
  ひとりのみどりごがわれわれのために生れた
7.Pifa (Sinfonia pastorale)
 パイファ(田園交響曲)
8.There were shepherds abiding in the field Pontus Lindqvist
  羊飼いたちが夜、野宿しながら
9.And lo, the angel of the Lord Pontus Lindqvist
10.And the angel said unto them Pontus Lindqvist Rebecca Roth(soprano)
11.And suddenly there was with the angel Pontus Lindqvist
12.Glory to God in the highest
  いと高きところでは、神に栄光があるように
13.Then shall the eyes of the blind be opened Anna Ronnborg(alto)
  その時、見えない人の目は開かれ
14.He shall feed His flock like a shephard Pontus Lindqvist
  主は羊飼いのようにその群れを養い
15.Behold the Lamb of God
 見よ、世の罪を取り除く神の子羊
16.He was despised 彼は侮られて
17.All we like sheep
  われわれはみな羊のように迷って
18.How beautiful are the feet of them
 ああ麗しいかな
19.I know that my Redeemer liveth
  わたしは知る、わたしをあがなう者は生きておられる
20.Behold, I tell you a mystery Pontus Lindqvist
  ここで、あなたがたに奥義を告げよう
21.The trumpet shall sound ラッパが響いて
22.Worthy is the Lamb
  ほふられた小羊こそは
23. Hallelujah

 ソリストがボーイ・ソプラノとガール・ソプラノ、そしてガール・アルトで、合唱も少女と少年のみで、メサイアを録音してしまいました。しかも、ライヴです・・・やっちゃってくれましたねぇ! 拍手喝采です。
 プログラムを確認すると、完全全曲版ではなくて、ピックアップ版かもしれないですが、こんな冒険盤には、なかなかお目にかかりません。男の子の声だけではなくて、女の子の声も混じっていますが、年齢が若いためか、なかなかに爽やかな音質で、潔い歌い振りです。この若さ純粋さの勢いが、全てを超越してる、そんな演奏だと思います。
 考えてもみてください。教会で、この大曲を子どもたちだけで演奏しきってしまったこと、それをライヴで残してしまったことが、どんなにスゴイことなのか。
 Pontusくん、Rebeccaさん、Annaさん、のソリストさんも立派に大役を果たしました。量的にもソロの主役とも言えるPontusくんの、こわれそうなほどに繊細なクリスタルグラスの響きの美しさ、Rebeccaさんの安定感、、Annaさんの少女声的な響きの切なさ、それぞれに味わい深かったです。Pontusくんよりも、少女声の二人は比較的上の年齢の団員が選ばれたように感じました。
 この盤を聴く限り、乱暴に言えば、マタイもあっさり歌いきってしまいそうです。酸いも甘いも知り尽くしている大人故に出来る演奏と、人生の喜怒哀楽が真の意味で身に染みていないからこそ出来る演奏があると思います。その意味で、若い、幼いということは、一瞬の貴重な時代かもしれません。
18.How beautiful are the feet of them
19.I know that my Redeemer liveth
あたりは、ソロで歌われることも多いですが、この盤では合唱です。食べる苦労をしていないがゆえにサラッと歌うことができることの素晴らしさを感じた2曲でもありました。
 とにかく、ライヴ会場に居たとしたら、スタンディングオベーションしていたことでしょう。ブラボー! オスカー少女合唱団 オスカー少年合唱団 オスカー児童合唱団。ブラボー! Pontusくん、Rebeccaさん、Annaさん。  (by Hetsuji)2016/10/15 SAT UP

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 sounds.library@gmail.com

(お返事は出来ないと思います)