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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

ポーランド少年合唱団 Polskie SlowikiPolish Nightingales

 来日したことのあるポズナンとの区別がつかず、ポルスキーのCDを「ポズナンスキーは上手だなあ」といいつつ聴いていた。制服だって違うのに、「制服バージョンも、いっぱいあるんだ」などととぼけたHetsujiであった。実は、今でも本当のところは、区別がつかない。ただでさえ、外国語文盲のHetsujiにポーランド語や飾り文字は判別できない。
 ポルスキーを意識したのは、L'Or des Angesがきっかけである。サイトに記事をアップすることになったときに、資料では、ポズナンだったけれども、違うんじゃないかと思った。
 さて、映画をご覧になった方は、歌の実力では、ポルスキーのバスティアンに、注目されたのではないだろうか?あの実力はただものではない!コンサートプロのような小冊子には、彼の写真が結構出ている。ちなみに、バスティアンがDionizy Placzkowski君で、艶っぽいしぐさのバスティエンヌがWojciech Dzwoniarski君らしい。
 とにかく上手いし、自信もかなりある合唱団と見た。年間の公演回数も多そうだ。(by Hetsuji) 1999/10/31(sun)up

CD

AZYMUTH
CARITAS 
 
CD 001
 
CD 

2003
   
CD

2001 
  Dennis & POLSKIE SLOWIKI(CD SP-103)

1.Franz Schubert Ave Maria      
2.Wolfgang A. Mozart Laudate Dominum      
3.Wolfgang A. Mozart Agnus Dei (Kroenung-Messe KV 317)      
4.Bernard Flies Wiegenlied"Schlaffe mein Prinzchen"  
5.Johannes Brahms Wiegenlied"Guten Abend, gute Nacht"      
6.Wolfgang A. Mozart "Voi che sapete"(Die Hochzeit des Figaro)      
7.Georg Frederic Handel "Frondi tenere" "Ombra mai fu"      
8.Georg Frederic Handel "And the shapperds abaiding in the field", "And the angel said unto them"("Messiah")   
9."Glory to God"("Messiah")       
10."I know that my redeemer liveth"("Messiah")    
11. Anonymus(Bolivia) O.P.Nawrot - "Pasitico arroycielos"      
12."Volate Angeli"      
13.Adolf Adam - W.A.Krolopp-"Minuit Chretien"(Lyric:K.H.Hille)      
14.Gabriel Faure - "Pie Jesu"(Requiem)      
15.Trad.-"Wohin, wozzu" (=Amazing Grace)      
16.Trad.-"The Holy City" 

DENNIS-DIONIZY PLACZKOWSKI Sopran oraz Wojciech Dzwoniarski Sopran, Bartosz Rajpold Sopran, Lukasz Kasperski Alt, Wojciiech Wisniewski Tenor, Piotr Skoluda Bas 

  これは、ビデオ「輝ける天使たち」で、たぐいまれな歌声を披露したBastien und Bastienne両君、特にバスティアン君ことDIONIZY PLACZKOWSKI 君のソロアルバムとも言えるCDである。バスティエンヌ君や他のソリスト合唱団員たちは彼のバックとして彼の歌声をもり立てている。選曲もボーイ・ソプラノの名曲が揃っていて理想的。実はあのビデオや合唱団の写真集等でDIONIZY 君の活躍を見た瞬間からこういう企画を私は期待していた。
  ・・・が「1.Franz Schubert Ave Maria 」の最初の彼の声で私は詰まってしまった。・・・声の旬が過ぎている・・・。聴いていて切なく悲しくなった。企画者の○○○○○〜!!。録音の時期が遅すぎるでしょ! もちろん、声が落ち着いていて聴きやすいし、出ているし、とても丁寧に歌っているので昨今のソリスト系CDの出来と比較しても遜色はないしむしろずっとずっと上手。でも、違う。バリバリ声を出していた頃とは。自分の状況を大切に、そして精神的にも深いところで歌っているのだが、ときにそれがこわごわ歌っているようにも感じる。(決してそうではないのだろうが)ブレスとブレスの間が短いような気もするし。
  声に精神的な不安の出ていなかった(そう感じるのは私だけかもしれないが)バリバリ時代の彼の声を聴いていなかったら、これは、もっと、素直に受け止めることが出来たCDだっただろうとは思う。でもやはり、私は、ボーイ・ソプラノのはかなさのみをこのCDに感じてしまう。
  ただし純粋にCDを楽しみたい人には私の個人的なこういう感覚を押しつけるのは悪いので、気分を変えて、このCDでのお気に入りを上げると、「11. Anonymus(Bolivia) O.P.Nawrot - "Pasitico arroycielos"」。作曲者を調べようもなかったが、チェロの伴奏にのっての、アルトとのデュエットがGood!!!。雰囲気が、シェークスピア時代みたい。声が全面に聞こえるところと、アルトのぶっきらぼうさが好き。弦楽器とリコーダー伴奏で歌われる「12."Volate Angeli"」も良いので、ボーイ・ソプラノはピアノやハープだけではなく、古楽器らしい味わいの伴奏も向くと思った。
  そして何と言っても歌い手の歌心の深さが曲と連動する「アメイジング・グレイス」がベスト1。これだけは声が出ているから歌えるという曲でもないと思うので、低く落ち着いたバスティアン君の声に似合っていた。(by Hetsuji) 2002/04/14 up 
CD    CHRISTMAS WITH THE POLISH NIGHTINGALES (CD SP-102) W.Alexander Krolopp

1.Winter Wonderland      
2.O, Tannenbaum treble      
3.Es ist ein Ros'entsprungen      
4.The Drummer Boy      
5.Morgen kommt der Weihnachtsmann      
6.Suesser die Glocken nie klingen      
7.Minuit Chretien      
8.Lying In The Manger      
9.Two Carol Of Spisz       
10.Shepherds Came To Manger       
11.On The Christmas Day      
12.Sleep, Little Jesu      
13.Following The Star      
14.Whilst Christ Was Born      
15.Tribute To Jesu      
16.The Virgin Mary's Lullaby      
17.O, Sanctissima      
18.Nu zijt wellekome      
19.Adeste fideles       
20.I wish You A Merry Christmas       
21.Stille Nacht, Silent Night

日本国内では、少年合唱と言えば、ドイツ・イギリスに圧倒的に押されているかの様相だが、それほど注目されていないながら、抜群の表現力で存在感のある合唱団がここである。今回のCDでも定番のクリスマス曲を、正統派的端正さで演奏している。CDカバーが泥臭いのとは対照的な歌声である。歌声に安定感があるのは変声後のパートも含まれているから、ではあるが、ソプラノ、アルトに至るまで、お手本の如くそつがない。ところどころのソロは、もしかしたら、この合唱団が生んだスタートレブルのデニス君(写真左の赤い衣装の子)かもしれない。ボーイソプラノというよりは、まさに安定しきったこれ以上ないというボーイアルトを聴かせている。編曲の関係で普段イギリスのソリストで聴いているよりも高く上がらない音で納めてしまった曲もあったりして、「デニス君の声は出るんだから思いっきり高い音を歌わせろ!」とクレームを付けたくなったりしたが、昨今出ているCDといったらヴィジュアル重視で内容薄し・・・なので私はレコードに走っていたが、さすがポルスキーは、CDでも満足のいく音楽の世界を届けてくれた。(by Hetsuji) 2002/04/07 up 
CD     Das schoenste Weihnachtskonzert der polnischen Nachtigallen Dirigent:Wojciech A. Krolopp

Hoehepunkte aus dem Weihnachtsoratorium von Johann Sebastioan Bach
1.Jauchzet, frohlocked.....7:47      
2.Wie soll ich Dich empfangen.....1:23      
3.Herrscher des Himmels, erhoere das Lallen.....2:12  
4.Seid froh derweil.....1:03      
5.Fallt mit Danken, fallt mit Loben....5:46      
6.Ehre sei Gott Dir gesungen.....5:71      
7.Dein Glanz all'Finsternis verzehret.....1:03      
8.Herr,wenn die stolzen Feinde schnauben.....5:02    
9.Nun seid ihr wohl gerochen.....5:71
Europaeische Weihnachtslieder
10.Es ist ein Ros'entsprungen.....2:50      
11.Nun seid willkommen.....2:06      
12.Froehliche Weihnacht ueberall.....1:17      
13.SueBer die Glocken nie klingen.....1:53      
14.Adeste fidelis.....3:07      
15.Lullaby Jesus.....3:47      
16.Stille Nacht.....3:47

Solisten Maciej Dawidowski, Jan Monowid, Maciej Straburzynski, (sopran); Bartolomiej Lossy(alto); Wojciech Wisniewski(tenor); Wojciech Jurga(bass)

これだけ明るく華やかで伸びのあるバッハにはなかなかお目にかかれないのではないか。この合唱団の表現力には底知れないものがある。最初の7分47秒があっと言う間に終わってしまった。聴きどころはソロが入ってくるヨーロッパのクリスマス曲。ソリスト名をみると下の録音と同じ名前が出てくるが、声は落ち着いているようにも思うので録音年は後になるかもしれない。後半の小曲だが、少しだけ微妙に編曲を違えていて非常に聴かせるところは少年合唱団といえどもプロ以上である。そして少女のようにしなりつつも少女とは全く違うソプラノの艶もポルスキー独特。何を歌っても上手い。短いけれど、12.Froehliche Weihnacht ueberallなんか、印象的。その他聞き慣れた曲でもポルスキーが歌うと芸術的でもある。ただ、録音関係に技術的な問題があって、ある箇所で異音が聞こえ続けた。実際に合唱団が出す音(合唱)はずば抜けているんだろうと思う。だが、CDカバー等、ちょっとだけさびしい。お金や技術はあるところにはある。そういうところで、CDを作成できたらこの合唱団は間違いなく世界一、の音を残すだろう。指揮者が若いうちに、お金と技術のある会社がこの合唱団をプロデュースしてくれることを切に望む。共演のオーケストラも弾んでいて気持ちよかった。(by Hetsuji) 2001/06/10 up
CD 

1999
  "The Best Of The Polish Nightingales" OPUS III 1998年以前の録音。

1.Ehre sei dir, Gott gesungen-BMV248(Bach)       
2.Laudate Domine-KV317(Mozart)(Treble Solo*1)   
3.Dies irae-KV 626(Mozart)            
4.Stabat Mater(Pelgolesi)             
5.Stabat Mater(Pelgolesi)Jan Monowid(B-S)       
6.Ave Maria(Schubert) (Treble Solo*1)         
7.Gloria-The Piotrowin Mass(St.Moniuszko)        
8.Benedictus-The Polish Mass(St.Moniuszko)(Treble Solo*2)(Treble Solo*3)             
9.Magnificat a 12(M.Zielenski)             
10.Dusk is comming(Waclaw z Szamotul)        
11.Stabat Mater-St.Luc Passion(K.Penderecki)      
12.Voi che sapete (Mozart)(Treble Solo*1)       
13.Regina coeli (P.Mascagni)             
14.Carneval of Venice(J.Benedict)            
15.Wiegenlied "Schlafe mein Prinzchen" (B.Flies)(Treble Solo*4*5)             
16.Les Trois Tambours(Trad)(Treble Solo*1)      
17.The Holy City(Trad) (Treble Solo*1)        
18.Suesser die Glocken nie klingen (arr.W.A.Krolopp)(Treble Duet)            
19.Z narodzenia Pana-Christmas Carol(J.Maklakiewicz)

  ポルスキーの合唱はTrebleがらみで音が明るいために、華やかだ。
 2.Laudate Domine-KV317(Mozart)はTreble Solo。Treble Solo*1の少年の声は、太めの木管系で実に声質が落ち着いている。丁寧に歌っているのが原因か或いは癖かもしれないが、ビブラートの揺れの幅(?)が大きい。こういう揺れ方は初めて聴いた。6.Ave Maria(Schubert) 12.Voi che sapete 16.Les Trois Tambours(Trad)  17.The Holy City(Trad) も同じ少年が歌っている。17.The Holy City(Trad) での少年は、すべての合唱を凌駕するソロで、聴く者は圧倒される。ある時代の団を代表するソリストだったのだろう。(*たぶん、デニス君。)
 Treble Solo*2*3は、二人とも線の細い透き通ったB-SらしいB-Sだ。The Polish Massから抜粋されている。 
 10.Dusk is comming(Waclaw z Szamotul)は、タイトル通りに詩的な作品。私たちにはなかなか聴くチャンスのない作曲家の作品だが、コンサートでぜひ披露して欲しい。この合唱団は日本では無名なだけに、なかなかお国の作曲家たちが紹介されない。
 14.Carneval of Venice(J.Benedict)でのTreble Soloは超ソプラノ。もしかしたら、Jan Monowid(B-S)かもしれない。
 15.Wiegenlied "Schlafe mein Prinzchen" (B.Flies)は少年合唱だけで、「芸」を見せて(聴かせて)くれる。(Treble Solo*4*5)の特に*5は、パリ「木の十字架少年合唱団」のアルトを彷彿させる。16.Les Trois Tambours(Trad)もパリ「木の十字架少年合唱団」的に楽しい。歓声まで入って聴いている方が幸せな気分になれる。
 18.Suesser die Glocken nie klingen (arr.W.A.Krolopp)のTreble Duetも、少年期の誇り高さを感じる歌声を聴かせてくれる。
 ベスト盤と銘打つだけあって、収録された曲は、年代も傾向も多岐に渡る。この合唱団の質の高さと自信の現れだろう。とにかく、「実力」が、びっしり詰まっている感じがする。この盤の演奏を参考にして、自分は何を聴きたいのか、聴きたい全曲盤を探すのも一つの方法ではある。
 お借りしたCDにはカバーとソリスト名の記載がなかったために、アップできないのが惜しまれる。何より、ソリスト名を知りたい。(by Hetsuji) 1999/10/31(sun)up 
CD

1996 
   
CD 

1996
   
CD

1992 
  MONIUSZKO/Sacred Music (CD-s 9303.10)
1992年録音。

Msza B-dur"Piotrowinska"
1.Kyrie 
2.Gloria 
3.Graduale 
4.Credo 
5.Offertorium 
6.Sanctus 
7.Benedictus 
8.Anus Dei 
9.Motet- d-moll"Ecce lignum crucis"  Msza e-moll"Msza polska"10.Kyrie 
11.Gloria 
12.Credo 
13.Offertorium 
14.Sanctus 
15.Benedictus(chtopiec I, chtopiec II) 
16.Anus Dei  IV Litania"Ostrobramska"
17.Moderato 
18.Andante 
19.Lento.Allegro moderato 
20.Vivace

なんというふくよかな音だろうと思った。ソプラノソロは女声だし、女声も混じっているようだ。(なにしろ人名、タイトル、曲名ともにお手上げ状態で書いているので容赦願いたい)聴いていて疲れない音、何時間でも聴き続けることができる音がある。いわゆる、そういう音をしている。自然で拡がりがある。始めの曲中では、ソプラノは女声を感じるのだが、ある音の瞬間にB-Sでなければ出ない音が聞こえるのも面白い。15.BenedictusについてはB-Sソロ。2人ともクリアなB-Sだ。ソングブックに入れたい1曲、という感じ。子守唄のようにも聞こえるし、入れても違和感はないだろう。この曲は、The Best Of The Polish Nightingales" OPUS IIIにも収録されている。
 KyrieとかGloriaとか曲のタイトルは付いているが、西側のそれとは全く違う。そういう単語は聞き取れなかった。曲もまるで歌曲のようで、ゆったりと情感を込めて歌われて、宗教的な色彩を一切感じない。(まあHetsujiにとって宗教曲は子守歌でもあるが。御詠歌なんかも気持ちよく聴く方だし)中のCDを入れ間違ったのかと思ったくらいだ。やっと、6.Sanctusになって「ホザンナ」17.Moderatoで「キリエ・エレイソン」の詞が聞き取れただけ。
 作曲者モニューシコの作品は初めて聴いた。非常に情緒的だった。(by Hetsuji)1999up   
CD

1992 
   
CT    Boze Narodzenie z Polskimi Slowikami(Selene MC-397) 

STRONA A
SUITA NA BOZE NARODZENIE(Jan Maklakiewicz, Antoni Graf)
1.Za Gwiazda(Following The Star)  
2.Wztobie lezy(Laying in The Manger)  
3.Gdy sie Chrystus Rodzi(Whilst Christ Was Being Born)
4.Jasna Panna(Radiant Lady)  
5.Pokton Jezusowi(Paying Tribute To Jesus)
6.Kolysanka Marii Panny(The Virgin Mary's Lullaby)  7.Znarodzenia Pana(From The Lord's Birth)  
8.Jezus malusienki(Wee Jesus)  
9.Serca ludzkie sie raduja(The People's Hearts Are Filled With Joy)  
10.Swieta Panienka(Holy Maiden)  
11.Bog sie rodzi(God Is Born)
 
STRONA B
12.J.Brahms-Symfonia nr 1(Love Brings Us Together)
13.Szwedzka melodia ludowa(Son stjarman uppa)  
14.J.Strauss Die Rosen aus dem Sueden  
15.J.Sibelius Finlandia  
16.Francuska melodia ludowa (Les Trois Tambours)  
17.Fr.Chopin Etiuda-E-dur op.10 nr3  
18.J.Benedict Karnawal wenecki 
19.Z.Fibich Poemat  
20.Szkocka melodia ludowa(Loch Lomond)  
21.E.Grieg Der Letzter Fruehling  
22.Rosyjska melodia ludowa (Kalinka)

  カセットの妙を見たような構成だ。A面とB面では、雰囲気がガラッと変わる。それでいて、違和感が全くない。A面は、おそらくお国の作曲家。メロディは美しいが、初めて聴く曲ばかりで、緊張してしまう。何度も繰り返すが、私たち(私)は、なんと偏って、ある一部の作曲家の曲ばかりを聴いていることだろう? だからB面出だしのブラームスで、相当にほっとする。B面は、台詞や歓声?入りの、特にB-Sソロの曲がほとんどポップス系のノリ。とてもクラシック系には聞こえない。かと思うと、別れの曲?の合唱も聴かせる。おそらく、芸達者たちが各地でのコンサートのアンコールでこういう曲を披露しているんだろうと想像できる。
  合唱に比較して、ここでのソリストたちはバリバリの完璧系ではないが、ときに超自然で超ぶっきらぼうな歌い方に幼さと、逆に聴かせようとしているときには、相当な芸人根性としたたかさを見る。彼らは、一人一人がステージ上で聴衆を楽しませる術を身につけているエンターティナーのようだ。別なCDで宗教曲を歌っているときとは全く違う。まるで無造作に、一人一人の力量に任せきったソロで、潔いほどに勢いと自由があって、そこがなんともいえない魅力になっている。音質や保存の関係で、出来ればカセットではなく(有ればだが)CDでの購入をお勧めする。(by Hetsuji) 1999/10/31(sun) up 
CT    Slowiki a la carte/Nightingales a la carte

STRONA A
George Frederic Handel "Messiah"  
1.Hallelujah  
2.And the Glory of the Lord
J.S.Bach"Die hohe Messe in h-moll"BWV232
 
3.Kyrie  
4.Gloria  
5.Dona nobis pacem
Giovanni Battista Pergolesi"Stabat Mater"  
6.Stabat Mater dolorosa  
7.Cuius animam gementem Jan Monowid(B-S)  
8.O quam tristis et afflicta  
9.Facut ardeat cor meum
Wolfgang Amadeus Mozart "Die Kroenungs-Messe"KV317
 
10.Kyrie Marcin Skowiera(B-S) , Blazej Grek(Tenor)  11.Sanctus Karol Symanowski"Stabat Mater"op.53
12.Panno slodka racz mozolem...(Virgo virginum praeclara) Wojciech Drabowicz(Baryton)  
13.Chrystus niech mi bedzie grodem...(Christe cum sit hinc exire) Barbara Kubiak(Sopran),Donuta Nowak-Polczynska(Mezzosopran)

  華やかなHandelのメサイヤから始まる。続くバッハのKyrieでは印象が変わって悲しみが満ちてくる。ポルスキーの写真集を見ていると、テルツ的に、あちこちの舞台で子どもたちが活躍しているようだが、それはそれとして、合唱になると個々の声の癖(個性)が消えて、パートとしての音になるのが、たいしたところだ。
  モーツァルトのMarcin Skowiera(B-S)は、少年だからそこの、線の細いソプラノ。Stabat Materについては、音源が同じなので、別項参考。

STRONA B
Krzysztof Penderecki "St Luc Passion"
14.Stabat Mater (3 choirs)
Mikolaj Zielenski

15.Magnificat(12 voices)
16.Laetentur coeli-Offertorium I
 In prima missa nativitatis Domini (8 voices)
Waclow z Szamotul

17.Juz sie amierzcha(Dust is coming)
Jan Maklakiewicz/Arr.Antoni Gref "Suita Koledowa"(The Christmas Suite)

18.Swieta Panienka (Holy Maiden) Maciej Sobkowiak(B-S)
19.Za gwiazda(Following the Star)
20.W zlobie lezy (Lying in the Manger) Artur Fojgt(B-S),Przemyslaw Neumann (B-S)
21.Gdy sie Chrystus rodzi (Whilst Christ was Being Born)
22.Poklon Jezusowi(Paying Tribute to Jesus)
23.Z narodzenia Pana (From the Lord's Birth)
24.Secra ludzkie sie raduja (The Pople Hearts are Filled with Joy)

Pendereckiについては、音源が同じなので、別項参考。
 この中では曲として、Mikolaj Zielenski 15.Magnificat(12 voices) をお薦めしたい。ここがカセットの不便なところだが、ある曲を気に入っても、馴染みのない曲の中から、その1曲のタイトルをさがしあてるのは、至難の業だ。
 Mikolaj Zielenski 15.Magnificat(12 voices) は、Treble Soloから始まる。次にTと超B-Sが重なり、それからB-Aが出てきて・・・と、ソリストの声が楽しめる編成で歌われているので、声でも旋律でも聴かせる曲なのだ。ポルスキーのTrebleたちは、柔らかな金管系で、一言ではくくれないが、どちらかといえば、英国系。だから、彼らが歌っていて耳に馴染む曲は、当然、英国聖歌隊でもいける。どなたか心当たりのある方は実際にMikolaj Zielenski 15.Magnificat(12 voices)を聴かれた上で、boys air choirに歌うことを勧めて欲しい。(もちろん男声が抜かれるのだろうが)この曲は、The Best Of The Polish Nightingales" OPUS IIIにも収録されている。
 Maciej Sobkowiak(B-S)も繊細な感じのするソプラノ。そのソプラノが、おさえめの、どちらかといえば男声に傾いた合唱の上にのって流れる。静かで素朴なクリスマスだ。20.W zlobie lezy (Lying in the Manger)は Artur Fojgt(B-S),Przemyslaw Neumann (B-S)だけで1コーラス。2コーラスからは合唱になる。ソリスト2人は、音は高そうだが線の細いソプラノと少しかすれの混じったアルトで、やっぱり、大量生産的ではなく手作りの風味を醸し出している。温かい。
 いろいろ盛り沢山の、このカセットは、一見さん向き。(by Hetsuji) 1999/10/31(sun) up 
CT 

1993

 
stabat mater 

STRONA A
GIOVANNI BATTISTA PERGOLESI (1710-1736) STABAT MATER 1993年11月録音。
1,Stabat Mater dolorosa(Chorus)  
2,Cuius animam gementem(Soprano) Jan Jakub Monowid(B-S)  
3,O quam tristis et afflica(Chorus)  
4.Quae morebat et dolebat (Countertenor) Artur Stefanowicz(C-T)  
5,Quis est homo, qui non fleret (Duet)  
6.Vidit suum dulcem natum (Soprano) Jan Jakub Monowid(B-S)  
7,Eia Mater, fons amoris (Countertenor) Artur Stefanowicz(C-T)  
8.Fac ut ardeat cor meum(Chorus)  
9.Sancta Mater, istud agas (Duet)  
10.Fac ut portem Christ mortem (Countertenor) Artur Stefanowicz(C-T)  
11,Inflammatus et accensus (Duet)  
12,Quando corpus morietur. Amen.(Chorus)

 B-Sを使った作品は、今まで何作か聴いたが、出だしの曲は、Treble Soloで始まっていた。この演奏は、合唱で始まる。これが意外と新鮮で自然に聞こえることに驚かされる。それは鏡のような水面に一つ波が立ち、その波が静かに静かに少しずつ数を増していくような、静寂な中にも緊張感が増していくような合唱だ。大人の合唱団を思わせる表現技術で、実はこの作品における合唱がB-SとB-Aだけの編成なのが効果を上げている。男声を除いているために、合唱は華やかでありながらも、どこかに寂しさを漂わせる音だ。Treble SoloはJan Jakub Monowid。柔らかく明るい超ソプラノで、軽々と歌ってしまう。特にデュエットにおける、彼の高音域の処理(?)が美しいと思う。Artur Stefanowicz(C-T)はカストラートを彷彿させる。女声的な声だと思うが、それが、B-Sと少年声だけの編成の合唱に似合っている。非常に華麗かつ繊細な演奏に仕上がった。Good! 

STRONA B
KAROL SZYMANOWSKI (1882-1937) STABAT MATER op.53
 1991年4月録音。
13,Stala Matka bolejaca(Soprano,Chorus)  
14,I ktoz widzac tak cierpiaca(Baritone,Chorus)  
15,O matko, zrodlo wszechmilosci(Soprano, Alto, Chorus)
16,Spraw niech placze(Soprano, Alto, Chorus a cappella)
17,Panno slodka, racz mozolem(Baritone,Chorus)  
18,Chrystus niech mi bedzie grodem(Soprano, Alto, Baritone, Chorus)
Barbara Kubiak(Sopran),Donuta Nowak-Polczynska(Alto),Wojciech Drabowicz(Baryton)

 演奏会からの録音である。ここでのソプラノは女声を起用している。SZYMANOWSKI (1882-1937)という近代?の作曲家のこの作品は、メロディーが日本のオペラの、例えば「夕鶴」の雰囲気にも似ている。女声から始まるが、それがまるで、「つう」?のアリアから芝居の幕が開く感じだ。タイトルから察するに、メジャーな PERGOLESI の作品と同じ主題を扱っていると思われるが、ソプラノの次にバリトンが出てくるあたり、「よひょう」の登場となる。合唱は、いわば村の子ども的な舞台劇(? 実は違うんだけれど)の背景に過ぎない感もあるが、バッチリ背景を務めているあたり、さすがの実力である。なにもわからないために、筋違いな紹介になってしまった。関係者にはお詫びする。

19,KRZYSZTOF PENDERECKI (1933) STABAT MATER from St.Luc Passion for three choirs a cappella  1994年7月録音。

  筋違いな紹介第2弾!
  こちらは、お経にも似ている。○○寺青少年合唱団(あるかどうかは知らない)的。意欲的な作品だが、こうなると、般若心経とか御詠歌なんかも、B-S・B-A・T・B等の編成で聴いてみたくなる。(またもや、関係者にはお詫びする。)Hetsujiの知的背景が貧しくて、関係者には申し訳ない。
 SZYMANOWSKI、PENDERECKIの作品について、素晴らしい紹介原稿があれば、差し替えるので、投稿をお願いしたい。諸事情から、カセットよりもCDでの購入をお勧めする。(by Hetsuji) 1999/10/31(sun) up 
Azymuth
1002 
 
Azymuth   
1005
 
CBS

PENTA MUSIC 
 
CBS 44997
 
discofon 
DELP 5001 
 
PENTA MUSIC   
DLP 2008, DMC 4008
 
POLSKIE NAGRANIA 
SX 1351 
30LAT CHORU KURCZEWSKIEGO (POLSKIE Muza NAGRANIA SX 1351)

Strona A

POZNANSKI CHOR CHLOPIECY
THE POZNAN BOY'S CHOIR
Jerzy Kurczewski-conductor
1.Anonim polski-Piesn Rokoszan Zebrzydowskiego
2.Waclaw z Szamotul-Juz sie zmierzcha

CHOR CHLOPIECY I MESKI PANSTWOWEJ FILHARMONII W POZNANIU
THE BOY'S AND MEN'S CHOIR OF THE POZNAN PHILHARMONIC
Stefan Stuligrosz-conductor
1.Waclaw z Szamotul-Ego sum pastor bonus
2.Grzegorz Gerwazy Gorczycki-Tota pulchra es Maria

SZTOKHOLMSKI CHOR CHLOPIECY
THE STOCKHOLM BOY'S CHOIR
Roland Nilsson-conductor
1.Ludert Dijkman-Lamentum

Strona B

WILENSKI CHOR CHLOPIECY "AZUOLIUKAS"
THE VILNIUS BOY'S CHOIR "AZUOLIUKAS"
Herman Perelsteinas-conductor
1.Juozas Tudawiczus-Las
2.Juozas Naujalis-Marzenia

HANNOVERSKI CHOR CHLOPIECY
THE HANNOVER BOY'S CHOIR
Heinz Hennig-conductor
1.Heinrich Schuts-Cantate Domino(Cantiones sacrae 1625)
2.Johann Ludwig Bach-Unsere Trubsal

POZNANSKI CHOR CHLOPIECY
THE POZNAN BOY'S CHOIR
Jerzy Kurczewski-conductor
1.Mikolaj Henryk Gorecki-Amen

このカバー写真に強烈に惹かれました。この地球儀ってL'Or des Angesのときに、バスティアンくんの横にあったものですよね。
ポルスキーの30周年記念のメモリアル録音だと勝手に誤解していたのですが、これは、おそらくポーランドで行われる少年合唱祭のときの録音かもしれません。
イベントのときに、DVDで見かけたような合唱団が収録されていますから。
声を均さずに自由に自然に発声させている感じがこの合唱団の合唱をきらびやかにさせ、しっとりとした潤いも残しています。
日本で何度も来日公演しているポーランド大合唱団の方は、それよりも声を整えてコンサート系に傾き、声を均して完璧演奏を狙っている分、上手だとは思いますが、私にはつまらなく感じてしまいます。好みの問題でしょう。これだけ上手なのに、私ごときにつまらないなんていわれた日にはムッとするところです。テクニック的にも腹筋を駆使しての表現でもきちんと音楽しています。日本国内にも潜在的にファンは居るはずです。
ストックホルムの少年合唱団については、今まで北欧系CHOIRには「自由さ」を感じたものですが、この録音時、残念ながら、ここに収録されている他の合唱団には実力が追いついていません。(ように聴こえます)故に、自由な空気感を感じるところまではいきませんでした。男声がそれなりなのに残念でした。個々の団員くんには良い声も居るようでしたが、少年声の訓練がまだ足りないように思いました。昔の録音なので今はどうなのか楽しみなところです。何といっても、スゥエーデン第1の都市の名を冠した少年合唱団なのですから。
リトアニア少年合唱団は、フワ〜と夢のように聴こえてくる。声を均した感じはないのに、個声の特質を活かしたままで合唱を作っている感じがすごく良い。しかも、パートごとに一糸乱れずにハーモニーが美しく作り出されるところがすごく良い。2曲とも初めて聴く曲だったが、その音楽の中でゆったりと心を遊ばせることが出来た。なんて豊かな世界なのだろう!"AZUOLIUKAS"恐るべし!
ハノーファーは、訓練されきった合唱団。ここまで来ると、こちらもおだやかに聴くことが出来る。要は、訓練するなら究極までして欲しい、ということなのだ。途中で針が止まったのは残念だった。にしても、少年声、男声ともに美しい。ハノーファーが上手なのは周知の事実かもしれないけれど、ここでの演奏はもっと良い。・・・それにしても、だ。少年合唱団に限って言うが、レコード時代の演奏がCD時代に引き継げないのは何故なのだろう?
お気に入りのポルスキーは、曲のせいかもしれませんが、ハノーファーの後では、ちょっと演奏レベルが落ちて聴こえてしまいました。完璧訓練系との比較はキビシイですが、これが私のお気に入り合唱団であることには間違いありません。・・・しっかし、中身よりもカバー写真の所為で高額盤になってしまった。ちぇ。(by Hetsuji) 2009/11/22 up 
POLSKIE NAGRANIA    
XL 0506
 
POLSKIE NAGRANIA  
Z-SX 0744  
 
 veriton
SXV-780
 
UTOPIA   
814 290-1 STEREO
 

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 sounds.library@gmail.com

(お返事は出来ないと思います)