本文へスキップ

Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

Canarinhos de Petropolis

Pelo Coro do Instituto dos Meninos Cantores de Petropolis





10
inch 
  CANCOES de NATAL (0037-P)

1.AVE MARIA
2.NOITE FELIZ

3.TRANSEAMUS
4.ADESTE FIDELIS

ザリザリに傷ついた音と、オルガン伴奏で歌われるどこか録音源の遠さを感じる歌。回転数をビミョウに遅らせたかのようなおおらかでゆったりした歌は、まるで私自身が聖堂でミサ(?)に参列している1信者のような錯覚を抱かせる。これは、聴かせるための歌ではなく、「祈り」への参加そのものなのだ。一切の装飾をはぎ取り、素のままで、奉仕者の魂のクリアさ(現実生活における彼らがどうであれ)が声に現れたかのようで、聴いている私も、日常生活のゴタゴタで魂に付いた汚れが歌声で洗い落とされる。聴くことで、たぶん、知らないうちにいつの間にか祈っているのかもしれないから。そんな感じ。この先、どうやって生きていきたいんだっけ? と思わず自分自身に問いかけてしまう。そして自身に問いかけることで、自分の魂の存在を感じされられる空間。ミサ奉仕の圧倒的な存在感は同時代の欧州CHOIRでは太刀打ち出来ないかもしれない。曲の順番は記載と違うようだし、旋律も細かい動きが現在とは違うみたいだが、逆に(堕落した?コンサートCHOIRとの違いが際だって)敬虔さが漂う。男声も少年声も割合自然な発声で、それがまた清々しい。(by Hetsuji) 2007/05/19 up 
10
inch 
  MUSICA SACRA (0032-P)

1.SUPER FLUMINA
2.IN MONTE OLIVETI
3.POPULE MEUS
4.O JESU CHRISTE

5.VENI DOMINE
6.AVE MARIA
7.ECCE CONCIPIES
8.SICUT CERVUS DESIDERAT

男声は修道士たちによる修道院聖歌隊のグレゴリアン・チャントで聴くような味わいだが、そこに変声前の高音が入ることで鮮やかな印象に変わる。が、ミサ奉仕に変わりない。全体的にザリザリした音の中から聞こえるくぐもった男声に、妙な懐かしさや安心感を覚えたりする。少年声でありながらも成熟した高音域も世俗からかけ離れている。このやすらぐような宗教的世界は以前、何処かのCHOIRで聴いたことがあるような記憶があるが果たして何処だったのか? 集まった信者の神への感謝と祈りが、歌声に変わって、聖堂に響いている。(by Hetsuji) 2007/05/20 up 

sounds’Library
 sounds.library@gmail.com

(お返事は出来ないと思います)