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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

Peter DijksterRoden Boys Choir





CD    Music For a While - Peter Dijkster (Boys Sound 005) 1991年 with treble Banjamin Bakker and Noord Nederlamdse Koorschool

1.Music for a while (Purcell)       
2.Se tu m'ami (Pergolesi)       
3.Genugsamkeit (Bach)       
4.Caro mio ben (Giordani)       
5.Rejoice greatly (Handel)       
6.Bid te virtues (Purcell)       
7.Where e'er you walk (Handel)       
8.An die Musik (Schubert)       
9.Des Mullers Blumen (Schubert)       
10.Serenade (Gounod)       
11.Danksagung an de Bach (Schubert)       
12.If God be for us (live opname) (Handel)       
13.Siliciana (Bach)       
14.Ave Maria (Gounod)       
15.The little road to Bethlehem (Head)       
16.Pie Jesu (Webber)       
17.Air Champetre (Poulenc)       
18.The Holy Boy (Ireland)

 これはカバー写真を見て、欲しいと思っていたCD。
 私は少年合唱やボーイ・ソプラノは聴くし、音源にも執着しているが、その後(成長後)には、それほどの興味は無い。
 ただ、去年あたり、古くからの知り合いの元CHOIRファンから、元ボーイ・ソプラノ Peter Dijkstra  の来日コンサートに行ったというメールが届いていたので、名前は覚えていた。
 今年ハードディスクが壊れてそのときのメールももうないし、問い合わせしてもCHOIRからお酒に転んだ元CHOIR友だちは面倒くさがって滅多にメールはないし、でインターネットでペーター・ダイクストラを検索したら、「オランダの若きマエストロ」という形容詞に出会った次第。指揮者になったらしい。
 CDを聴いて、おぉっと思ったのは、バック(伴奏)が、たぶん一流じゃないか、ということ。ピアノもオーケストラも、プロの演奏をしていることだ。正直、伴奏が好条件のボーイ・ソプラノCDは、それほど多くは無い。あれだけ売れたボーイズ・エア・クワイヤも、私は、伴奏力にストレスが残った。いったい、どういう立場で録音されたCDなんだ?と、ちょっと思った。
 さて、内容は、パーセル、ペルゴレージ、バッハ、ヘンデル、シューベルト等々、ボーイ・ソプラノの選曲としては相当に理想的。モーツァルトが抜けているので、渋めの出来上がり。チェンバロ?やオーボエ演奏が入るのも、なかなかの趣を添えている。  コンサート収録も入っているのか、何度か、誰かが咳き込んでいる音も聞こえた。
 ペーター君は、丁寧に、キレイに、無難に歌っている。訓練された声も練れている感じ。
よく聴くような典型的オランダ系ボーイ・ソプラノで、出来は、まあまあ平均的レベル前後か?
 ただし、直前に、脅威のトランペット歌唱 アラン・ベルギウス君のバッハを聴いてしまっていたので、比較は出来ないが、印象は薄めかも。
 ペーター君は声も出ているが、私には、表面的にキレイに歌おうとしているかのように聴こえてしまう。そこがちょっと欲張りな私には物足りないかな。
 なお、ウェッバーの名曲 PIE JESU は、Benjamin Bakker 君とデュエットしている。短いフレーズでは本当のところはわからないかもしれないけれど、Benjamin Bakker 君の方が、声に曇りが無いので、より、好み。
 このCDの売りは、なんと言っても、収録曲。他のボーイ・ソプラノでも、聴いてみたいなあ。
・・・だけど、これらの曲を歌いこなせるボーイ・ソプラノは、何処に何人存在しているんだろう?
・・・ということは、実際に歌いきったPeter 君も、ただものではなかったということなのかな? (by Hetsuji)2009/05/14 UP

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(お返事は出来ないと思います)