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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

Oliver Lepage-DeanOliver Lepage-Dean





 CD

2002/01/11-25
2002/02/01-10
AN EVENING HYMN/(NAXOS/8.557129)

Oliver Lepage-Dean, Treble, Christopher Whitton, Organ(1-10), Choir of St. John's College, Cambridge, Christopher Robinson, Director and Piano(11-25), Graham Walker, Cello(10)
Tracks 1-10 recorded in February 2002, and tracks 11-25 recorded in January 2002

1.O mysterium ineffabile(Lallouette)        
2.A Hymn to God the Father(Humfrey)
3.An Evening Hymn(Purcell)        
4.Geistliches Lied(Mendelssohn)        
5.A Song of Peace(Stanford)        
6.Magnificat in G(Stanford)       
7.Litany to the Holy Spirit(Hurford)       
8.The Call(Vaughan Williams)        
9.Pie Jesu(Boulanger)        
10.Pie Jesu(Durufle)        
11-15.The Aviary(Bennett)       
16.Bululalow(Warlock)        
17.The First Mercy(Warlock)        
18.The Birds(Warlock)        
19.The Holy Boy(Ireland)        
20.Epitaph on Salathiel Pavy(Browne)       
21.A Christmas Carol(Bax)        
22.The Plough Boy(Arr.Britten)        
23.O waly, waly(Arr.Britten)        
24.Oliver Cromwell (Arr.Britten)       
25.Love walked in(Gershwin)

  このCDのMusic Notes は奇しくもジョージ・ゲスト氏(2002.11.20没)によるもので、40年に渡りSt.ジョーンズのクワイアマスターを務めた彼に捧げるとの記載がある。ご冥福をお祈りします。
 Oliver Lepage-Dean は2000年にロビンソン氏率いるSt.ジョーンズのヘッド・コリスターとして来日している。記憶には残っていないが、ブリテンのソロなんかは彼だったのかも。ナクソスのSt.ジョーンズものは楽しみなシリーズだが、お安くこんないいものが聴けて大満足。このレコーディングの5週間後に変声したそうで、彼の最高の時の録音と思って良さそうだ。オルガン伴奏の古典からピアノ伴奏の新しいものまで、広いジャンルをカバーしているが、声も歌い方もクラクラするほど好きなタイプ。どの音域もきれいに出せて深みがあり、伸ばす音には適度にビブラートがかかる。これがロバート・カールソンとよく似てるんですわ。"Biblical Songs" からの"A Song of Peace" は、彼の歌う"A Song of Freedom" と見間違う(聴き違う?)ほど。その他にも「○○が歌ってたな」という曲がテンコ盛りで、こういう企画が常に続けていけるイギリスって懐深くて凄すぎる。この世界に触れていける事と巡り合いに感謝しつつ、しばらくOllie の歌に浸りそうだ。  (by Nao) 2003/03/09 up 

 最初の一声で、私のハートのど真ん中を撃ち抜いたボーイ・ソプラノです。が、聴くまでは、私の中では全くの無名コリスター。Oliver 君のこのCDは、日本では有名なトレブルのCDの次に、ついでに〜のノリで、続けて聴いたのですが、正直、一瞬とはいえ、Oliver 君の歌声に、めまいが・・・。
 Oliver 君の声は、少年らしい硬質感を残したやわらかい、クリアでストレートな声なのです。声量もなさ気なのに実はあり、声を伸ばすときには優雅な羽衣ビブラートが麗しく、聴いていて余りに心地良過ぎます・・・。
  St John's College Choir のコーラスも、彼のソロに合っています。
 Oliver 君、St John's College Choirの一員として2000年に来日していたとは・・・。やさしく包むような歌声を聴いた方がいらっしゃるとは・・・ホント羨ましいです。このOliver 君、コンクールで受賞とかの路線ではないようですが、堅実にスバラシイ演奏です。
 とにかく、イギリスは、ボーイ・ソプラノの超大国。思いもかけなかったところから、大本命が次から次へと魔法のように出てくる国です。あぁ (ため息) 出来たら、私は、心惹かれるChoirが本拠地とするオックスブリッジのどこかのチャペルの天井の片隅に住み着きたいものだと心から思います。(by Hetsuji) 2016/10/10 MON UP

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