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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

Norman SmithNorman Smith





LP    Norman Smith, Soprano (Radio-Marie / NDC 33611)
PAUL JOLY, accompagnateur, 1960年頃

FACE 1
1. Ave Maria (Bach/Gounod)
2. Aupres de toi (Bach)
3. Cujus animam (Pergolesi)
4. O mon doux Jesus (Bach)
5. Panis Angelicus (Franck)
6. Priere a la Vierge (Pruneau)

FACE 2
7. On Wings of Song (Mendelssohn)
8. Gavotte (Popper)
9. Maman (Yvain)
10. Las Musas Latinas (Penella)
11. Bergerette (Dalayrac)
12. Geduld (Winterlied) (Humperdinck)
13. When Irish Eyes are Smiling (Ball)
14. Whistle While you Work (Churchill)
15. Berceuse (Wiegenlied) (Brahms)

仏語表記でディテールは分からないけど、パリ木と見間違うような写真も載っているので、聖歌隊所属なのかも。Norman Smithの声は、若々しくあぶな気なく伸びやかで、高い声も難なく出ている。嫌味の無いビブラートで曲に彩りを添えるのも上手い。”Maman”では1オクターブ高い旋律を交えながら歌ったり、”Whistle While you Work”はハミングや口笛をいれたりと、小技も効いている。でも、クラシックだけだったら、上手くても好みの歌い方とはちょっと違うと思っただろう。が、”The Better Land”に収録されている古い曲や各国の歌が織り込まれてジャンルが多岐に渡り、完成されたコンサートを堪能したような充実感に満たされる。
(追記)”Maman”はWingさんおすすめのGERARD BARBEAU(カナダ)も歌っているので、テクニックの見せ所・メロディの聞かせ所の曲だったのでしょうか。          (by Nao) 2007/02/23(Friday)up 
 EP Norman Smith 1 (RADIO-MARIE)

1.AVE MARIA
2.MARIE O DOUCE MADONE
3.CHES NOUS SOYEZ REINE
4.PRIERE A LA VIERGE

 LPは、聖歌隊に関係しない普通のボーイ・ソプラノ・ソリストとして聴くと、ふつうに素直に「Maman」が好き。Choirのコンサートのメイン・プログラムに入る曲じゃないかもしれないけれど、例えばパリ木のコンサートのアンコールで小さい団員にしみじみと(でもサラッと高い声で)歌って欲しいような。LPの方、曲によって声の雰囲気が違うような。若く(幼く)聴こえることもあるし。
 シングルカットされているのは、どちらもLPのA面から+。
 LPのA面は、B面までほどには世俗の度合いが微妙に高くないし、EPでは、聖歌隊系の香りを残しつつ、ガチガチの宗教系録音じゃないところの、この少年の良さを伝えたかったのかな。と思う。
 カバーのSopranoのSがト音記号?になっていたりEPではSmithのiの上の方が音符だったり・・・製作者のこのボーイ・ソプラノへの想いが伝わってきそう。 (by Hetsuji) 2010/9/26 up 
EP  Norman Smith 2 (RADIO-MARIE)

1.PANIS ANGELICUS
2.AUPRES DE TOI
3.O MON DOUX JESUS
4.CUJUS ANIMAM

 もちろん、聖歌隊のソリストとしても、ステージ上のソリストとしても、どちらでもOKな資質。
 まろやかでのびやかなで解放された自由な声。声を自在に操るテクニック。声はボーイでも、子守唄では、ほのかに母性まで感じさせたりして・・・。
 彼もまた、時空に名ソリストとしてその存在を刻まれる一人だと思う。(by Hetsuji) 2010/9/26 up 

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(お返事は出来ないと思います)