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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

Nicholas Kirby-JohnsonBrkshire Youth Choir





DVD    The Turn of Screw (BBC-OA 0907D)
Benjamin Britten
Boy Soprano Nicholas Kirby-Johnson

DVDのカバーに写ってる何となく小生意気なお坊ちゃん。う〜んこれってぇ〜普通に音楽ビデオじゃなさそうねぇ〜。何やらブリテンのオペラを舞台じゃなくて映画にしたやつみたいですね〜。日本題が"ねじの回転”とやらほぼ直訳ですかね?じぇんじぇん作品の事が分からんのでちょいと調べましてぇ〜ヘンリー・ジェイムズ原作のサイコホラーをブリテンがオペラにしたんですね。あらあらそうかい?(ってあんまし乗り気になれない)何やら幽霊が出てくる話しみたですねぇ〜。内容は皆さんお分かりと思いますが、両親を亡くしたいたいけな幼い兄妹の元に兄妹の伯父からの依頼で女家庭教師が屋敷にやってくる。そこから物語が始まり、家庭教師のおばちゃんか亡霊を見出す。(う〜ん霊能力者だったのか〜って違うだろう!!)亡霊の一人が男性でかつてその屋敷の使用人、もう一人は女性で前任の家庭教師だった。亡霊なのでぇ〜当然の事ながらこの二人は死んでる〜って訳ですなぁ〜まぁまぁ〜とりあえず見てみますかぁ〜。綺麗だけど何だか怪しげな森。んでもって登場人物も何だかなぁ〜怪しげでやんすねぇ〜。音楽もへんてこりんじゃなくて怪しげ、不気味な人形に太ったおばさん。でたぁ〜死体じゃぁぁぁ!!!先ほどのデブったおばさん馬車に乗って屋敷に到着。屋敷の中ではローラースケートに乗った子おちゃま達お出迎え!!(男の子と女の子)ってぇ〜光源氏か〜?あんたらぁ〜!!何かこういう映像で台詞じゃなくて、歌っつうのも何だかちょいと変な感じしますねぇ〜。しかし、この森の木不気味だな〜何か全部の木、人の顔が付いてる様な何とも言えないですねぇ〜。うわぁ〜全体にかび臭さが漂う作品ですなぁ〜。このデブったおばさんが霊能力者(違うだろう!!)の家庭教師ですか。んでぇ〜この家庭教師のおばちゃんお子ちゃまたちがこの二人の霊に取り憑れてるのを何とかしようとしてるわけね。幽霊とおばちゃん(家庭教師)との対決!!何か単純に曲を楽しむって感じじゃないなぁ〜。音楽も普通に綺麗とか聞きやすいという物ではなく、物語に合わせたへんてこりんなメロディーだし(ブリテンさんすまん!)。このB−Sの男の子も歌の上手さや声の綺麗さを堪能できんもねぇ〜。こ男の子Nicholas Kirby-Johnsonも歌上手いのか何だか〜良く分からん!!幽霊役の歌手より、蚊の鳴くような声で歌うこの子達の方が亡霊のようだなぁ〜。まぁ〜そんなこんな設定なのかね。あっ!一箇所分かったぞ!!亡霊に取り憑かれて男の子が高いところから飛び降りようとして“I am a bird”"I am a bird”と連呼してますなぁ〜。鳥になったってかぁ〜。んでぇもって最後男の子死ぬの?何でぇ〜っ?何か〜よ〜く分からんうちに全部終わった。こういった映像の場合〜普通に台詞在ったほうがいいなぁ〜。元々オペラが苦手なのでこりゃぁ〜tadaには無理!駄目じゃこりゃぁ〜! (by tada) 2007/03/16(Friday)up 
CD    Voice Ascending (The Play Room HPS119) recording: 27-2-2003 / directed by Yvette Smith

1.The Lark Sings High In The Cornfield (Linley) 
2.Sure On This Shining Night (Barber) 
3.Art Thou Troubled? (Handel) 
4.Ave Maria (Schubert) 
5.An Die Nachtigall (Brahms) 
6.Exsultate, Jubilate (Alleluia) (Mozart)
7.Where'er You Walk (Handel) 
8.Hear My Prayer - O For The Wings Of A Dove (Mendelssohn)
9.Bist Du Bei Mir (Bach)
10.All Things Bright And Beautiful (Rutter)
11.Walking In The Air (Blake) 
12.The Lark In The Clear Air (Irish Air arr. Phyllis Tate)

 Nicholas君は1990年生まれの英国少年です。同封されていたプロフィールによると、学校はReading Blue CoatでBrkshire Youth Choir & Orchestraに所属して音楽活動をしているそうです。そしてもちろんソリストとしても数々起用されています。それにしてもイギリスという国は、合唱団の中での活動にとどまらずソリストとして活躍している子がとても多いですね。それを支える伝統や環境がしっかりと根付いているということなのでしょうね。多くのトレブルのソロアルバムもありますし裾野の広さを感じます。
 さてこのアルバムですが、私はこの子のことをずっとboy singerだと思っていました。だってジャケットが・・・。ある時、何気なく彼のCDが紹介されているサイトを訪れて試聴をしてみて仰天。ヘンデルのWhere'er You Walkなんぞをバリバリ歌っているんですもの。しかもかなり私好みの声。あやうくジャケに惑わされて除外するところでした。重要なのは中味ではあるけれど、それでもやっぱり聖歌隊服を着て教会の中や大聖堂をバックにキリリとしているジャケが好きだなぁ。
 肝心の声や歌い方に関してはほぼ期待に応えてくれていました。とくに「Art Thou Troubled?」や「Where'er You Walk」、「Bist Du Bei Mir」などのようなゆったりとタメをつくって歌われる曲が好印象。言葉を綺麗に響かせて音の終わりまで丁寧に歌う歌い方に好感が持てます。それに何といっても彼の声のnoteが私好み。すっきりと伸びてゆく高音も良いですが、ちょっと鼻にかかった少年っぽい中音がこれまたツボでした。「All Things Bright And Beautiful」ではその中音をたっぷりと聴くことができ、さらに曲自体も好きなので何度もリピート。1曲目の「The Lark Sings High In The Cornfield」も軽快で楽しげで気に入っています。ただ時々高音がきついかな?と感じられるところがありました。「Alleluia」の一番高い音とか。音域的にはメゾなのかしら??ところで2曲目の「Sure On This Shining Night」ですが、曲の雰囲気がブリテンの「ねじの回転」の「マーロー、マーロー」の歌に似ていて、声質がマイルズにむいてるなぁと思っていたら彼がマイルズを歌ったDVDが発売されていました。
 録音は、スタジオ録音という感じの響きで音がとても近くに聴こえます。伴奏は全曲ピアノです。教会でパイプオルガン伴奏で歌われたならきっともっと正統派的な雰囲気をかもしだし、響きもまろやかになってひと味違ったものになっただろうななどと想像します。またブックレット(というか紙を折り曲げたジャケット)なんですが、いかにも「インクジェットで印刷したでしょ」っていう雰囲気の手作りちっくなものでした。しかも綴じが逆。これは和綴じでは・・・私が日本人だったから??でもアルバムの中味が良いのでよしとします。      (by Wing) 2005/04/08(Friday)up 

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(お返事は出来ないと思います)